世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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「僕の兄貴は夜尿症」第1回
以前このブログにのせました小説「夜尿症矯正合宿」の作者であるtetsuyaさんが、待望の新しい小説を書き始めたということで、その第1回目が送られて来ました。さっそくアップしますのでお楽しみください。さすがにtetsuyaさんの小説だけあって、1回目からチョー興奮ものです。これからの展開が楽しみです。

「僕の兄貴は夜尿症」第1回(tetsuyaさん作)

「…」
僕は隣の部屋の物音で目を覚ました。寝ぼけ眼で枕元にある時計を手に取った。
午前5時45分を指している。
外はもう明るかった。窓の外はもう小鳥の鳴き声が響いていた。
僕はのっそり起き出すと部屋のドアからそっと顔をのぞかせる。
「兄貴…」
僕は声を出さずに呟いた。
そこにはくしゃくしゃに丸めたシーツを両手に抱えて階段を下りていく兄貴の姿があった。
その姿を見届けてから僕はすっと兄貴の部屋に潜り込む。
そこは濃いアンモニアの臭いが充満していた。
6畳の部屋の奥、窓際に置かれたシングルベッド。
シーツが剥がされ剥き出しになった布団に僕は引き寄せられるように近づいていった。
濃いアンモニア臭はそこから発せられていた。そう。小便で濡れているんだ。所謂オネショってやつだ。
「兄貴…今日もやっちゃったんだな…」
今日で3日連続だよなと思いながら僕はベッドの前に跪き、小便で描いた特大の世界地図に顔を近づけた。
アンモニアの臭いがますます濃くなる。
「あぁ…すっげぇ小便クセぇ…」
汚い、っていう感情はなかった。僕が変態だってのはよく分かってる。でも…それでもいいんだ。
僕の唯一の楽しみなんだから。誰にも迷惑かけてないんだから。
そんな言い訳を僕は頭の中で繰り返しながら自然と顔を世界地図に押し付けていた。
ひんやりとした感触が顔の皮膚を通して伝わる。
僕はアンモニアの刺激臭とともにパンパンに膨れてしまった股間を丸出しにして無意識にしごいていた。
果ては案外すぐに訪れた。うっ…と呻きながら左手で精液を受け止める。
はぁはぁ…と荒い息の中でチラッと横目に壁かけ時計を見ると午前6時になろうとしていた。
僕はまだ収まらない息を整えながらすっと兄貴の部屋を出て行く。
自分の部屋に戻ると同時に兄貴が階段を静かに上る音が聞こえてきた。
兄貴が部屋に入ったのを音で確認してから、少しだけ待った後僕はそっと自分の部屋を出た。
静かに階段を下りる。兄貴に気づかれないように。
14段ある階段を一段一段踏みしめてゆっくり下りると僕は脱衣所に向かう。
脱衣所の主のように置かれた洗濯機の横には赤と青の洗濯籠が二つあった。
僕は迷わず青い洗濯籠から中身を取り出す。
グレーのスウェット上下、Tシャツにボクサーブリーフ。全部兄貴がさっきまで着ていたものだ。
スウェットのパンツを広げてみる。それは股間から内股にかけて濡れて黒く変色していた。
裏返しにすると尻の部分は濡れてないところがないくらいに濡れていた。
「今日はまたいつもより派手に漏らしてるなぁ…」
きついアンモニア臭を放っている。僕はやっぱりその臭いを嗅いだ。
うっすら兄貴自身の大人の体臭も混じってる。それが余計に僕の感情を昂ぶらせた。
あぁ…さっき出したばかりなのにもう股間がうずいている。
とはいえ朝から2回も抜くのはちょっと…と思い直してスウエットを洗濯籠に戻した。
続けてボクサーブリーフを広げてみる。
こっちはそんなにアンモニア臭はしなかった。多分シャワーを浴びているときについでに簡単に洗っているのだろう。
スウェットの上やTシャツも確認した。お腹の部分がぐっしょりと濡れていた。
今日の兄貴は相当な大失敗だったことがそこから読み取れた。
「あ…俺やっぱ我慢できないや…」
僕は戻したはずのスウエットの下をもう一度取り出すと、
濃く変色した股間部分を顔に擦り付けながら2回目の放出をした。

<第2回>につづく

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『僕の兄貴は夜尿症』最終回(tetsuyaさん作)
tetsuyaさんから『僕の兄貴は夜尿症』のなんと最終回が送られてきました。でもいい結末ですので、読後はさわやかな感じです。tetsuyaさん、小説を書いてくださってほんとうにありがとうございます。


『僕の兄貴は夜尿症』最終回(tetsuyaさん作)

「子供の頃からずっと寝小便が治らなくてさ…」
杉本はそう言うとひょいと立ち上がり、夢の後始末を始めた。

杉本が夜尿症だった…

俺は頭をガンと殴られたような衝撃でその場に固まっていた。
立ち上がった彼の青のボクブリはぐしょぐしょに濡れ、
アンモニアの臭いが一気に部屋中に充満した。
それはいつもの俺をそのままそっくり再現しているようだった。
「ちょっとシャワー浴びてくる。ごめんな」
杉本はクローゼットからタオルと新しいボクブリを出すと、 濡れた格好のまま部屋を出た。

俺はそっと彼のベッドに近寄った。
アンモニアの臭いがますます濃くなる。 ベッドの上はかなりの大洪水だった。
俺はそっとシーツを剥がしてみた。
布団に幾重にも重なったションベンの輪染み。 その真ん中に今描いたばかりの世界地図が鎮座している。
「俺と同じだ…」
思わず呟いた。自分の布団を見ているのと何ら変わりなかった。
同じ大学内に…しかも同じ学部の中に俺と同類がいるなんて…
最初はただ驚きだったが、 やがて嬉しさの感情がこみあがってきた。
「何まじまじと見てんだよ~」
振り返るとドアのところに杉本がタオルで頭を拭きながら立ってい た。
「あ…ごめん」
俺はめくったシーツを元に戻した。
「戻さなくていいよ。どうせ洗うから。今日曇ってんな…」
杉本はカーテンを開け空を見上げた。
濡れたシーツをくしゃっと丸めてベッドの脇に置くと、 特大の世界地図が描かれた布団をひょいと持ち上げた。
ベランダにそのまま出ると手際よく布団を干していく…
「人に見られないの?」
俺はおずおずと聞いた。
「まぁ、見られるけど…しょうがないじゃん」
杉本は伸びをしながら言った。
「ま、小便のシミが幾重にも重なった布団を見たら、 誰だって寝小便垂れだって思うよな。
 きっとバレバレだけど、 どうせここの住人は知らない人ばかりだし」
「でもさ…」
「そんなこと気にしてたら布団乾かないよ」
「…」
「もしかして後藤も濡れたんじゃない?シャワー浴びる?」
杉本がタオルを差し出した。
「いや、さっきウェットティッシュで拭いたから…」
「そうか。すまなかったな…」
「悩んだりしないの?」
杉本はちょっと目を伏せて
「そりゃ悩むさ…旅行とか行けないし」
「…杉本…」
「ん?」
「実は…俺も…夜尿症なんだ」
俺は思い切って言った。沈黙が二人をしばらく包んだ後、
「知ってる」
と短く杉本は言った。
「え?」
俺は驚いた顔で彼の顔を見る。
「実は知ってた。以前から」
「え?どういうこと?」
「夕方バイトに行く途中、干してる布団をたまたま見たんだよ」
「…」
「幾重にもオネショのシミが重なっててさ。『あ、俺のと同じだ』 と思った」
そう言うと杉本はちょっと笑った。
「小学生かなと思ってちょっと立ち止まってみてたら、 中から学生服姿の人が出てきて取り込もうとしてた。
 まさか高校生!?と思って朝確かめてみようと思ったんだ。 悪いなとは思ったけどね」
高校生…きっと篤が俺の布団を勝手に取り込んでたんだろう。
「何度か朝行ってみたけど、いつも布団が干された後だったんだ。 それである日ちょっと早めに行ってみた。
 そしたら君が濡れた布団を干してたんだよ」
「…」
「俺は驚いたよ。 大学の講義でたまに見かけるヤツだってすぐに分かったから」
「でも…必ずしも自分のを干してるとは限らないじゃん。 もしかしたら弟のを干してるってこともありえない?」
俺は反論してみた。
「だって…あの時小学生にからかわれてたじゃないか…」
杉本は言いにくそうに言った。 俺は自分の顔が火照っていくのを感じた。
そうか。あの時小学生じゃなく杉本にも見られてたのか…
「気に障ったら申し訳ない」
杉本は手を合わせて言った。俺は何も言わなかった。
「俺は何としてでも友達になりたい!そう思った。だから…」
俺ははっとした。 杉本が初めてノートを借りたのは俺が小学生にからかわれた日だっ た。
「 特にテストでもないのに後藤に近づきたい一心でノートを借りたん だ」
「…」
「しょうがなかったんだよ。だっていきなり『 君も寝小便するんだよね?』 って話しかけるわけにもいかないだろ?
 俺はとにかく友達が欲しかった。 だって俺たちって孤独じゃないか」
「…」
「『大人は寝小便なんかしない』って皆常識のように思ってる。 だけどそれは違う。ごくごく少数だけど
 朝が来るのが怖いっていう大人だっている。でもそれは誰にも… 親にさえ分かってもらえない」
「…」
「一応世間じゃ『夜尿症』なんていって病気扱いされてるけど、 病気だからって同情されるか?
 むしろ笑いものにされるだけじゃん。 笑われる病気なんて病気とは言えねーよな」
「…」
「傷の舐めあいなのかもしれない。 でも誰か心から分かって話せる友人が欲しい。それだけなんだ。
 今日ムリヤリ後藤を泊めたのは、 俺の寝小便を見てもらいたかったんだ。 寝小便について話すきっかけが欲しかっただけなんだ」
杉本は最後涙声になっていた。
再び沈黙が降りてくる。どれくらいそうして二人でいただろう。 杉本は俺の言葉を待っているようだった。
「…ありがとう」
俺は小さく口を開いた。
「後藤…」
俺は杉本の言葉を頭で反芻する。そうだ…俺たちって孤独だ。
親にさえ理解されないまま弟に馬鹿にされ、 病院に行けば変態医師に弄られ、小学生にからかわれ…
病気だと世間はレッテルを貼りながらその実ただ劣等感を植え付け られるだけの毎日。
俺の苦しさなんて誰にも分かってもらえないと思っていた。 でも違った。目の前に同じ境遇に苦しむ友人がいる…
俺はいつしか泣いていた。
それを見て杉本は俺の肩に手をやると彼も涙をぬぐった。 俺は今までの辛さを思い出し子供のように泣いた。


「サークルを作らないか?」
杉本は対戦ゲームの手を休めて俺の方を見て言った。
あれから講義が終わった後や、 講義の合間に大学から程近い杉本の部屋でたむろすることが多くな った。
だいたい二人で対戦ゲームしてることが多いけれど。
「ん?サッカーの??」
「違うよ。Nサークル」
杉本がいたずらっぽく笑った。
「N?何のこと??」
「Nは寝小便のN」
俺は怪訝な目で杉本を見た。
「そろそろメンバーが来る。それから説明するよ」
さっぱり意味が分からない。 呆けた顔をしてると玄関のチャイムが鳴った。
杉本が出て行く。俺も後からついて行ってみた。
「こんちは~」
玄関に二人の男、多分俺と同世代の男が立っていた。
一人はすらっとした長身で俺と同じくらいの背があり、 もう一人はごく平均的な中肉中背だった。
杉本の友人なのだろうが、もちろん俺は全く面識がない。
「何?どういうこと?」
俺は杉本に尋ねた。
「これから始まるんだ。まぁ上がれよ。狭いとこだけど」
お邪魔します~ と二人は靴を揃えるとゲーム音が鳴りっぱなしの部屋に入った。
「俺お茶でも入れるから適当に座ってて!」
杉本はそういうと冷蔵庫をあけ忙しなく動き出す。
「意外ときれいだね」
中肉中背が長身に言った。
「そうですね。杉本さんってもっとガサツなイメージが…」
長身が笑うと杉本が盆にお茶を入れたコップを乗せて入ってきた。
「意外って余計だろ!ってか皆に言われるんだよな… 後藤にも最初言われたし」
そう言って俺の方を見るとコップを手渡してきた。
「じゃ自己紹介をしようか」
杉本が3人を見回して言った。俺がそれに口を挟んだ。
「ちょ、ちょっと待ってよ。 何のことかさっぱりわからないんだけど…」
「え?杉ちゃん説明してないの?」
中肉中背が言った。
「あの…僕も中川さんも…夜尿症なんです」
長身が俺に諭すように言った。
「え?」
俺は一言発して固まった。
次に俺の口から出た言葉は「ホントに?」だった。
「僕は中川和也。●●大学の3回生です。 ちなみにオネショは週3回です。」
中肉中背が最後はにかんで言った。●●大学… この辺じゃ一番頭のいい大学だ。
「僕は木田賢太郎といいます。高校2年です。…僕は…… 週5回です。」
長身が恥ずかしそうに頭をぺこりと下げた。
「ほ…ホントなの!?俺騙されてるんじゃ…」
俺が言うと杉本が
「何でこんなことでウソつくんだよ。 そんな意味のないことはしねーよ」
「でも…こんなにオネショするヤツがいるわけが…」
「合宿があったんですよ」
中川が話し始める。
「医者が主催した『夜尿症矯正合宿』ってのがあって、 それにたまたま僕ら3人参加してたんです」
「夜尿症…矯正…」
そんな合宿が… しかも俺と歳の近いヤツが3人も参加してたなんて…
「その合宿でオネショが治った… なんてことは全くなかったんですけど、 3人とも連絡先だけは交換してたんです。
 それで今日サークル結成するからってことで呼ばれたんですよ」
「サークル?」
俺は杉本の方を見た。
「さっきも言っただろ?寝小便サークル、略してNサークル。」
「サークルって…何すんの?」
「まぁ皆でつるんで楽しいことしたいなって思ってる。 今までできなかったことあるだろ?
 時間とか明日のこと気にせずに思いっきり酒を飲むとかさ。あ、ケンタロウは未成年だからダメだけどな」
杉本は木田の方を見て言った。
「それより今考えているのは、修学旅行だ」
「修学旅行!?」
俺だけじゃなく木田や中川も杉本を見た。
「俺は中高と修学旅行行けなかった。いや、行かなかった。 でも今でも後悔するんだよな。
 行けばきっと楽しかっただろうなって。 今も正直夢に見ることだってある」
中川と木田がうんうんとうなずいた。
「だから俺たちだけで修学旅行に行くんだよ。修学旅行の再現だ。 俺たち皆寝小便垂れなんだから気兼ねすることもない。
 寝小便がバレるんじゃないかって気を揉む必要もない」
「それ、いいアイディアですね」
木田が言った。
「そうだな。 そういや俺旅行らしい旅行って殆ど行ってないもんな…」
中川がしみじみ言った。
そうだ。 俺も旅行らしい旅行なんてばあちゃんの家に行くくらいだった。
オムツをもって旅行に行くなんて弟の手前プライドが許さなかった し、 彼女と一緒に旅行なんてそんな危険な橋を渡る勇気などなかった。
「京都に行こうかと思ってる」
杉本が続けた。
「え?もう場所まで決めてんの?」
中川が笑った。
「でも修学旅行といえばやっぱり京都ですよね」
木田が頷いた。
「そういえば君は何て名前なの?」
中川が俺を見た。
「あ、俺は後藤雄介といいます。えっと……週3回です」
言いながら俺は顔を赤らめた。 本当はほぼ週4回だけどちょっと鯖読んでしまった。
「よし!じゃあNサークル結成式だ!!」
杉本は冷蔵庫を開けるとビールを取り出した。
「今日はじゃんじゃん飲もうぜ!あ、ケンタロウは未成年だからノンアルな!」
「じゃんじゃん飲んだら絶対やっちゃうよ?いいの?」
中川が肘で杉本をつついた。
「それは困るんで~!ヤバイ人はオムツ貸すから着けてね! まぁ皆ヤバイんだろうけどさ。
 ウチも皆に布団濡らされたらさすがに乾かないからな」
中川と木田が笑った。俺もそれにつられて笑った。
オネショをネタに笑うなんて初めてのことだった。 こんなに開放された気持ちで飲むのも生まれて初めてかもしれない 。
「それじゃ乾杯しよーぜ!」
「かんぱーい!!!」
4人の掛け声が重なった。


朝8時40分。俺は今日もオネショで濡れた布団を抱え庭に出た。
もう通行人に見られたって構わない。 堂々と玄関先に南米大陸地図を広げた。
そう思えるようになったのは杉本が堂々とオネショ布団を干してい たのを見たからだ。
彼の潔さに俺も若干感化されたのかもしれない。
けれどさすがに小学生にからかわれるのは嫌なので彼らの通学時間 をずらしてはいたが。
「おはようございます」
俺が家に入ろうとしたとき、後ろから声がした。 この前の小学生だった。
「おう。おはよう」
俺は手を挙げて言った。
「今日もやっちゃったんですね」
「あぁ。見ての通りだよ。情けないよな…大学生にもなって…… 君は?」
「僕もやっちゃいました…」
そう言って彼は目を伏せた。
「そっか。これからどんどん寒くなってくるからお互いキツいな」
俺は努めて明るく言った。
「あ、そうだ。よかったらサークルに入らないか?」
「え?サークル?」
「そう。Nサークルって言うんだ。Nは寝小便のN」
俺はちょっとはにかんで言った。
小学生がきょとんとした顔で俺を見る。
朝の目映い光がオネショ布団を照らしてきらきらと輝いていた。
何か楽しいことが始まりそうだ。 そう予感させる初冬の空の青さだった。



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『僕の兄貴は夜尿症』第19回
tetsuya さんから引き続いて『僕の兄貴は夜尿症』第19回が送られてきましたので、さっそくアップ致します。新キャラが登場してドキドキしてしまいました。


『僕の兄貴は夜尿症』第19回(tetsuyaさん作)

「後藤!暇だったら飲みに行かないか?」
『彼』に誘われて俺は居酒屋に来ていた。
『彼』とは先日俺から講義ノートを借りてった彼のことだ。
あれ以来俺と彼はなんとなく話をするようになり、 今では飯食ったりする仲になっていた。
とはいえ居酒屋に彼と来たのは初めてだったが。
彼もサッカーを昔はやってたらしく、 二人はその方面の話で盛り上がることが多かった。
もちろん来年は就職活動だし、 その辺の真面目な話も本音で話せるいい相手だった。
短期間でこんなに打ち解けられたのは、 彼の人懐っこい笑顔にあるのかもしれない。
サークルを辞め、 サークルとの人間関係を断ち切ってしまった俺には現在唯一の友達 といってもよかった。
「え?お前飲まないつもりなの?」
一発目からウーロン茶を注文した俺を見て彼が不満そうな顔をした 。
「あぁ。バイクで来てるんだ」
「俺んち近くだから泊まってけよ」
そうくると思った…俺はきっぱり断った。
「いや、明日も用事あるし」
でも彼も引き下がらない。
「用事ってなんだよ…明日土曜だぜ。まさかデート?」
「いや…そんなんじゃ…」
「じゃいいだろ? 居酒屋に来たのに酒飲まないなんて意味ねぇじゃん!」
しょうがない。そういう返答も俺は想定していた。 今日は電車で帰ることにきめた。
俺も正直酒を飲むのは嫌いじゃなかった。 オネショ癖さえなければ…
この忌々しい癖のために俺は酒嫌いなキャラを演じなくてはならな かった。
飲んでも終電とかこの後の展開とか眠らないようにするだとか
とにかく飲み会の間中気を遣わなければならない。 俺にとって飲み会は単なる苦行だった。
それでも彼に誘われ今日の飲み会に来たのは、 一対一ならなんとかなるだろうと踏んだからだ。
あとでそれが全くの間違いだったことに気づくのだが…
最初の何杯か付き合えば彼も満足するだろう。 俺は最初そう思っていた。
「分かったよ。電車にするよ」
「おーし!じゃ乾杯だ!!」

俺は注意深く自制したつもりだったが、久しぶりの酒のせいか、 幾分酔ってしまっていた。
彼もベロベロって程ではないけれど、かなり顔が真っ赤だ。
「よっしゃ!2次会はウチでやろう!」
唐突に彼が拳をあげ言った。
「いや、さすがにもう帰らないと…」
「いいじゃん!まだ終電まで時間あるだろ?」
「いや…でも明日早いから…」
「つまんねーヤツだな…たまには羽目外すことも覚えろよ。 お前って見た目と違って全然真面目だな」
彼は酒に酔ってるせいかいつもとは違う口調で絡んでくる。
見た目って言われるとそうなのかもしれない。 今までもよく言われてきたことだ。
『君って見た目と違って真面目なんだね』
別に真面目なんじゃない。 オネショが治らないから行動を抑制しなければならないだけだ。
「とにかくもうちょっと付き合えよ~」
彼が俺の肩に手を回してくる。かなり酒臭かった。
結構酔っ払うと厄介なヤツだな… 俺は初めて見た彼の一面に少し戸惑った。
サークルの飲み会なら集団に紛れて適当に姿を消せるが一対一の場 合はそうも行かない。
一対一で飲むことの面倒さを感じた瞬間だった。
しょうがない… あとは酒を飲むフリをして適当に終電まで頑張ろう。
俺はそう決めると、若干ふらついてる彼の身体を支えながら、 居酒屋から程近い彼の部屋に行った。
「意外ときれいにしてるね」
彼の部屋は8畳のワンルームだった。 ベッドが部屋の端で存在感を見せている他は基本的に物の無い部屋 だった。
「意外って余計だっつーの!」
彼は台所で水をごくごくのんだ。
俺も本当は飲みたいがそんなに飲んだら確実に明日の朝は大洪水だ ろう。
「冷蔵庫に酒入ってる。あとは適当に飲んで!」
彼は言うと俺にチューハイを渡し、 自分はベッドに腰掛けて早速ビールを開けた。
彼が眠ったらすぐに帰ろう。
俺はそんなこと考えながらプルタブを引いた。

「おい!トイレ行こうぜ!!」
彼が飲んでたビールをベッド脇に置くと立ち上がり俺の手を引っ張 った。
「え?何??」
「トイレ行きたいんだろ? さっきからなに股間押さえてモジモジしてるんだよ。小学生かよ! 」
「あ、ちょ、ちょっと大丈夫だよ。一人で行くから」
「いや、俺もしたいんだ。一緒にしようぜ」
俺は彼の言葉の意味がよく分からなかった。
しかしそんなことお構いなしに彼は俺の手をぐいぐい引っ張り、 トイレまで連れて行く。
「よし。ここだ!」
彼がトイレのドアを開けると、 一人暮らしの家のトイレとは思えないほど広かった。
「え?何コレ??」
「俺トイレには拘ってるんだ。 って言っても広さだけであとは普通のトイレだよ」
だだっ広い空間の真ん中に歩ツンと置かれた男性用小便器がひとつ …それはシュールな光景だった。
「一緒にしようぜ」
彼は俺の手を引く。俺はそれを振りほどいて、
「い、いいよ。順番で。俺待ってるから…」
「何言ってんだよ。もう今にも漏れそうなんだろ?」
確かにそうだ。もう猶予ないほど膀胱はパンパンだった。 けれどなぜそのことを彼は知っているのか?
「男同士だし恥ずかしがることなんてないさ」
そういうと彼はジーンズのボタンフライを外し、チ● コをポロっと出した。
包茎だが、俺のチ●コよりもずっと大きい。大人のペニスだった。
「後藤も早くしろよ」
俺も仕方なくジーンズからチ●コを出した。
「へぇ~お前って案外ちっちゃいんだな」
彼はそう言うと勢いよく放尿し始めた。 俺も彼の言葉に若干傷つきながらも放尿を始める。
大き目の小便器に流れていく二人の小便。 酒を飲んだせいか臭いがキツい…
そのとき彼が不意にその砲身を俺に向けてきた。 彼の小便がモロに俺の下半身にかかる…
「ちょ!!な…何するんだ!!!」
俺は急な出来事につい怒鳴って言った。
「これ、夢なんだぜ。 夢の中で小便ひっかけられたらどうなると思う?」
「う…ウソだ…」
「ウソじゃねーよ。寝小便大学生、後藤雄介くん!」

はっ!
と俺は飛び起きた。
頭が少し痛い。酒のせいか…
ここはどこだ? 俺は未だ朦朧としている意識をはっきりさせようと首を振った。
『彼』の部屋だ…しかも彼のベッドの上。
外は少し明るくなってきているようだがまだ朝には程遠そうだった 。
ふと隣に目をやると静かな寝息を立てている彼がいた。
彼が寝たら帰るつもりだったのに…寝てしまったのか?
ここに二人でこうやって寝ているということはそうなんだろう。
もしかしたら俺の方が先に寝てしまっていたのかもしれない。
でもそんなことはどうでもいい。 もっと大きな問題が俺を襲っていた。

ケツの辺りがグッショリ濡れている…

自分で脱いだのか俺はボクブリ1枚で彼のベッドに横たわっていた 。
でもそのボクブリのケツがグッショリ濡れているのだ。
絶望だった。
他人の家で。しかもごまかしの効かないほどのオネショ。
かなり広範囲に濡らしてしまったに違いない。
彼は許してくれるだろうか。 怒ってもう家には呼んでくれないかもしれない。
今俺にとって唯一の友人を無くすことになるのか…
それだけならまだしも、 大学で言いふらされたりするかもしれない。
大学にもいられなくなるかもな…
もうこの状況を覆す方法など何も思いつかなかった。仕方ない。 正直に謝るしかない。布団も弁償しよう。
その後のことはもうどうにでもなれだ。 大学辞めるなら辞めてやらぁ。
俺は意を決し彼を起こそうとしてふと気づいた。

トイレに行きたい…

激しい尿意が未だ続いていた。 オネショしたはずなのにこの尿意は何だろう?
俺は自分のボクブリの股間を触ってみた。あれ?濡れてない…
「え?どういうこと??」
俺は思わず声を出し呟いていた。 濡れているのはケツだけっておかしくないか?
俺は布団の濡れた部分を触ってみた。 濡れた部分は隣の方に続いている。
もしかして…まさか…
俺は悪いと思いつつも隣で寝息を立てる彼の腰をあたりを触ってみ た。
そこはぐっしょり濡れていた。
俺じゃない。どうやらこのオネショは彼のものらしい。
もしかしてこっちが夢か?俺は頬をつねってみた。痛い。 こっちが現実だ。
それよりも迫り来る自分の尿意を何とかしないと… 俺は立ち上がるとトイレ目指して歩いた。
夢のトイレとは違い、ごく普通のトイレだった。
ごく普通のトイレだが、俺は念のためもう一度頬をつねった。 痛い。
もう俺にはどっちが夢でどっちが現実なのか分からなくなりそうだ った。
頬が痛いんだ。こっちが現実だと信じよう。
俺はそう決断すると便器に思いっきり放尿した。

状況はあれから変わらない。これは夢なんかじゃない。 紛れもない現実だ。
俺はとりあえず安堵の溜息をついた。
でもこれが現実なら彼の現実は、『彼』 がオネショをしたという現実は…
酒の飲み過ぎで今回たまたまやってしまったのだろうか?
大人でも酒の飲み過ぎでやってしまったっていう話はネットで読ん だりしたことがある。
まぁその線だろうな。俺みたいな夜尿症とは多分違うだろう。
正直仲間なら嬉しいけど、 大学生でオネショ常習犯なんて普通はありえない話だ。
俺はケツだけ濡れたパンツを脱ぐと、 そばにあったウェットティッシュでケツを丁寧に拭いてから、
ノーパンのままでジーンズを穿き、 ベッド横のソファに座り込んだ。
少しずつ明るくなってゆく部屋で気持ちよさそうに寝息を立ててい る彼を俺はただ見つめていた。
今日は彼が先にオネショをしたからこそ俺は大洪水を免れたといえ る。
俺の膀胱もパンパンだったんだ。 いつもだったら確実にオネショしていただろう。
そういう意味では俺は彼に救われたのかもしれない。
今日はもう帰るべきか。 彼も友人にオネショを見られるのは屈辱だろう。
しかし始発までまだ時間がある。 若干酒が残ってるのでバイクにも乗れない。
そのとき彼がうーーーんと伸びをした。
どうしよう…と俺は思った。 身体を動かせないまま彼をじっと見た。
股間の異常事態に気づいたのだろう。彼はがばっと身を起こした。
起きがけではっきりしない頭をしばし時間をかけ元に戻す。
俺はその間蛇に睨まれたカエルのように彼に視線を向けたまま硬直 していた。
徐に彼は首だけ俺の方に向け、寝起きの声で言った。
「情けないだろ? 俺、この歳になっても未だに寝ションベンするんだぜ」
「…杉本…」
意外な言葉に俺は彼の名を呟いた。

最終回>につづく

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『僕の兄貴は夜尿症』第18回
tetsuyaさんが『僕の兄貴は夜尿症』第18回を送ってくださいました。今回も興奮の展開ですが、このあとどうなっていくのかとても楽しみになってきました。

『僕の兄貴は夜尿症』第18回(tetsuyaさん作)

「兄貴…」
オムツ姿でベッドにうつ伏せになり、 肩で息をしながら俺は声の方を振り向くと、
そこには篤が立っていた。
「兄貴…まさか…」
「い…いや…これは…違うんだ」
「何か変な声がするなぁって思って来てみたら… 雄くんがこんな変態だったなんて…」
「違う…」
「オムツオナニーが大好きになっちゃったんだね!雄くん」
「ち…違うんだ」
篤は俺のうろたえぶりを見て嬉しそうにずかずかと部屋に入り込ん できた。
俺はものすごい快感のあとの放出だったせいか立ち上がることもで きなかった。
「雄くん…オムツ換えようね」
「や…やめ…」
篤は俺の身体を仰向けに転がすと、オムツを外し始めた。
「あ…」
思わず小さな声を漏らしてしまう。ポロンと小さくなった俺のチ● コが飛び出す。
それは精液にまみれてヌルヌルになっていた。
「うわ~たくさんオモラシしちゃったね!」
篤は俺のチ● コを右手で摘んだかと思うと次の瞬間パクっと口にくわえた。
また新たな快感が俺を襲う。
「あぁあぁ…」
さっき放出したばかりのチ●コが再び膨張を始める。 篤は器用に口で俺のチ●コの皮を剥くと
一番敏感なカリの部分に舌を這わせた。
「あぁぁぁあぁぁ…」
俺は7歳下の弟にされるままになっている。
俺の精液と我慢汁、 篤の唾液がミックスされてジュポジュポといやらしい音を立てる。
俺の我慢はまたもや3分も持たなかった。
「あ…出…出る…あぁ…」
篤の口の中で俺のチ●コは暴発した。
あぁ…あぁぁ…あぁあぁっぁあぁああぁあっぁぁあ~ん
俺は再度身体をビクつかせながら篤の喉に精液を飛び散らせた。


「あ!」
俺ははっと飛び起きた。
部屋は真っ暗で何も見えない。 手探りで電気をつけると蛍光灯の目映い光が目に飛び込んでくる。
枕元にある目覚まし時計を手に取った。
「2時か…」
俺は真っ裸だった。 連続2回の放出が俺を眠らせてしまったようだ。
その割りに身体は汚れてなかった。 多分篤が拭いてくれたのだろう。
弟に射精の始末をされるなんて… いくら寝てたとはいえ恥ずかしかった。
それよりトイレに行きたいと俺は思った。 いつ漏らしてもおかしくないほど膀胱はパンパンだった。
尿意で目が覚めるなんていつ以来だろう…
いつもこうならいいのに…そう呟きながら部屋を出る。
うちのトイレは1階の奥まった場所にあるため、 2階から行くと結構遠い。
子供の頃はこの距離が怖くてトイレに行けず失敗してしまうことも 多かった。
特に怪談話をテレビ等で見てしまった夜や、真冬の寒い日などは
たとえ夜中に目が覚めても布団の中でぐずぐずしているうちにまた 眠ってしまい、朝起きたら大洪水ということもあった。
まぁでも今は大人だ。 夜中に目覚めさえすれば失敗はしないはずだ。
便器をめがけて勢いよく俺は放尿した。 ジョボジョボとトイレ中に音が響く。
「はぁ…気持ちいい…」
尿意の限界からするションベンは格別だった。


あ!
俺はがばっと跳ねるように飛び起きた。
部屋の電気は付きっぱなしだった。 下半身に目をやり思わず目を見開いた。
大洪水だった。
「な…何で…!?」
さっきのトイレでの小便は夢だったっていうのか??
俺は頬をつねった。痛い。これは紛れもない現実だ。
騙された…
こんな風に夢のトイレで騙されるのは俺の見るオネショの夢として はしょっちゅうだった。
何で…何で夢の中だって気づけないんだろう。
いや、 普通の大人なら夢のトイレで小便したとしても現実には小便してい ないらしい。
そんなことをサークルのヤツが話していたのを以前聞いたことがあ った。
「子供の頃だったら絶対寝ションベンしてたぜ」
って得意げにそいつは話していたっけ。
でも俺は違う。 夢でした小便は現実でも小便したことになってしまう。
「3日連続か…」
最近寒くなってきたせいかオネショの回数が増えているように思う 。
季節の変わり目は特に要注意なのだ。
そしてそれよりもっと重大なことを思い出した。
このままだと『小学生の前でオネショ布団を干す大学生』 になってしまうということだ…
昨日オムツ着けたはずだったがそのままオナニーしてオムツに放出 してしまい、
しかもそれを篤に見られて外され再度放出させられた…
俺は意識を失ってしまった。 オムツはあの時外したままで再び着けられることはなかったのだ。
外されたはずのオムツはどこにもなかった。 篤が処分してしまったのか…?
とにかく今日も布団に世界地図を描いたことには変わりない。
何とかこの窮状を切り抜けなければ…
俺はふと時計を見た。まだ時間は4時過ぎだった。 外は言うまでもなく真っ暗だった。
「今干してしまおう」
要は小学生が登校する時間に俺が干さなければいいだけの話だ。
干す場所もちょっと狭いけど勝手口の隣にしてしまおう。
ここなら垣根に顔を近づけても死角になってオネショ布団は全く見 えないはず。
俺はぐしょぐしょになったシーツを外しアンモニア臭い布団を抱え ると1階に降りて行った。


ふぅ…
俺はタオルで髪を拭きながら溜息をついた。
いくら朝とはいえ、まだ4時だ。 あまり音を立てると家の者はおろか、
近所の人にまで不審者扱いされてしまうおそれがある。
そのため音を立てないよう細心の注意を払いながら布団を干さなけ ればならなかった。
干し終わった時にはうっすら汗さえかいていた。
一仕事終え、 シャワーを浴びて自分の部屋に戻ると時計は既に5時を回っていた 。
「もう一眠りできるかな…」
俺はカウチソファに横になった。 横になったとたん眠気が俺を襲った。


次に目覚めたのは7時半だった。 もうすっかり朝の陽でまわりは明るくなっている。
相変わらず登校する小学生のはしゃぐ声が聞こえる。 が何だか様子が変だ。
いつもより騒々しいなと思いつつ窓から外を見た。
俺の部屋は玄関のちょうど真上にあるため通りに面している。
俺は目に飛び込んできた窓の外の光景を見て言葉を失った。


布団が…オネショ布団が玄関先に干されている…


幾重にも過去の小便シミが重なりあい、 そして今日描いた世界地図の部分がグッショリ濡れている…
そんな俺の布団が通りを通る皆によく見えるように干されている。


「すげぇ…めっちゃ濡れてる…」
「うは~ションベンくせぇ~」
「よくこんなところに干せるよな~」
「お兄さん早く出てきてよ~」
「知ってる?こうゆーのヤニョーショーって言うんだぜ」
「え?何それ??」
「よく分からんけど父さんが言ってた」
「オムツすればいいじゃん」
「うちの弟のムーニーマンでよかったらあげるよ~」
7~8人の小学生が垣根に顔をつけて口々に言っている。
俺は自分の顔から火が出そうなほど赤くなるのを感じた。
甲高い声のせいか彼らの声は2階の俺の耳までよく届く。 俺は泣き出したい気持ちになった。
「おい!オネショマン!!出て来いよ~」
「オ~ネ~ショ!! オ~ネ~ショ!!」
小学生達が手を叩きながら大合唱を始めた。
近所の人にもきっと丸聞こえだろう。 俺は成すすべもなく部屋から動けずにいた。


どれくらいそのまま部屋でじっとしていただろう。
小一時間くらいだろうか。 小学生たちも俺が現れないためあきらめたのか、 やっと家の前を離れた。
通学時間もほぼ終わり、 子供の声がしなくなったのを見計らってから、
俺は自分のオネショ布団を玄関先から移すために表に出た。
もう近所の人には俺のオネショはバレバレだろう。 そう思うともうこの街から出て行きたくなった。
明日からもオネショが治らない限りあの小学生たちは俺を冷やかし に来るに違いない。
憂鬱な気分で小便臭い布団を抱えようとした時、 ふと視線を感じた。
振り返ると視線の先には一人の小学生が立っていた。
俺が睨むと彼は一瞬たじろいだ。そして「すみません…」 と一言言った。
俺は何も言わず布団を抱え、一旦玄関に入り、 玄関先に布団を置いた。
物干し竿の位置をもっと庭の奥側に移すべく、外に出ると、 まだその小学生は立っていた。
もうどうせ俺のオネショは見られているのだ。 今更隠そうなどという気持ちもなかった。
「なんだよ」
俺がぶっきらぼうに言うと、彼はおずおずと口を開いた。
「僕も…治らなくて…」
俺は「え?」と思い彼を再度見た。
「オネショが…」
「何年生?」
俺は思わず聞いていた。
「6年です」
「そっか…毎日?」
「…週3回くらい…」
「修学旅行は?」
「…行きませんでした。」
「俺なんて小6の頃なんて毎日してたよ。 っていうか一晩に2回やっちゃうときもしょっちゅうだったし」
俺は彼を励ますように言った。
「…」
「どう? こんな大人がオネショしてるって知ってちょっとは楽になったんじ ゃない?」
俺はわざと笑ってみせた。
「でも…ずっと治らなかったらどうしよう…」
不安そうな目で俺を見る。
「こればっかりはな…俺も何とも言えないよ。 実際まだ俺は治ってないし… でもオネショで命を落とした人はいないから」
「…うん」
「昔病院の先生が言ってたんだ。だから気にするなと」
「…」
彼は俺の言葉を噛みしめているようだった。
「もう学校始まってるんだろ?早く行けよ」
促すと彼は頷いて少し歩き、首だけ振り返ると
「また寄ってもいいですか?」
と言った。
俺がこくっとうなずくと、 彼はちょっと笑って会釈し歩いていった。
小6にしては大きめな背中にランドセルがちょこっと乗ってる姿は アンバランスだった。
小6…俺から見ればずいぶん年下だが、 世間一般からみればもうオネショはとっくに卒業してなければなら ない歳だ。
彼も一向に治らない自分のオネショに小さい胸を痛めているのだろ う。
「まぁ週3回なんて当時の俺と比べたらずいぶんマシだけどな…」
移動させた物干し竿にオネショ布団をかけながら俺は一人ごちた。

第19回>につづく

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『僕の兄貴は夜尿症』第17回
tetsuyaさんから引き続きまして「僕の兄貴は夜尿症」第17回が送られてきました。またまたすごいことになっているようです。お楽しみください。

『僕の兄貴は夜尿症』第17回(tetsuyaさん作)

俺は再度シャワーを浴び、新たなボクブリを穿き自分の部屋に戻った。
部屋には二重のシミがついた布団が濃いアンモニア臭を放っている 。
一晩に2回の寝小便のショックからまだ立ち直れないまま俺はその 失敗の跡を担ぐと階段を降り、勝手口から庭に出た。
庭に出るときふと足を止めた。 通学する小学生の声が聞こえたからだ。
甲高い声で友達の名を呼びながら駆けていく小学生たち。
困ったことに昔から家の前の道路が近くの小学校の通学路になっていた。
俺の家は玄関の左手側に小さい庭があり、 いつも俺はそこに世界地図を描いた布団を干している。
その庭は道路つまり通学路に面しており、 低いブロック塀の上側は垣根になっていた。
垣根はかなり生い茂っているものの、 本気で覗けば覗けないこともなかったため、
俺は昔から誰かに見られないようにと常に気を配りながら布団を干していた。
小中学生の頃は同級生が家の前を通るため、 とりあえず庭の端の垣根から見えにくい場所に布団を干し、
通学時間が過ぎてから陽に当たる場所に移して欲しいと頼んでいた 。
今でも自分で干す時は最初庭の端に布団を干し、 後で陽のあたる場所に母に移動してもらっている。
うっかり陰干しのままにしてしまうと、 夏はともかくその他の季節だと夜までに布団が乾かないのだ。
こんなことを未だに母に頼むのは正直情けないが、生乾きの小便臭い布団で寝るのは正直耐えられないし、
母も暗黙の了解といった様子で何も言わず俺の布団を移動させてくれていた。
今日も庭の隅の物干し竿に布団をかけたその時だった。
「ねーねーお兄さんおねしょしたの~??」
「あれ絶対オネショだぜ!」
「クッセ~」
複数の子供の声に弾かれるように俺が振り向くと、 垣根越しにこっちを見ている3人の小学生がいた。
小学校2~3年生だろうか。まだまだランドセルが大きく感じる年頃の子供だった。
俺の背中を大量の冷や汗が流れる。
何か言っては彼らの思う壺だと思い、俺は何も言わず彼らを睨んだ。
「お兄さんションベン臭いよ」
「大人なのにハズカシ~」
「僕らだってもうしないのに」
口々にヤジを浴びせる子供に怒りが頂点に達した俺はとうとう怒鳴ってしまった。
「うるさい!!」
叫ぶが子供たちには効かない。
「うわ!オネショマンが怒った!」
「オネショしたくせに怒ってる」
俺は垣根越しに近づきさっきとは違いできるだけ穏やかな声で彼らに言った。
「残念だけどこれは俺のじゃないんだ」
もちろんウソだがこの場をしのぐにはこう言うしかない。近所に言いふらされても困るのだ。
だが彼らの答えは意外なものだった。
「え~?でも昨日のお兄さんが兄貴のオネショって言ってたよ~」
「は?昨日のお兄さん?」
俺は即座に聞き返した。3人の中の一番やんちゃそうな小学生が答えた。
「昨日の夕方学生服着たお兄さんが布団取り込んでた」
俺はすぐ篤を思い浮かべた。
「何て言ってたんだ」
感情を押し殺した声で聞いた。
「あ!オネショのシミだ!!って僕が言ったら『このシミは僕の兄貴のオネショなんだ』って。
だから『うっそだ~』って言ったら『明日の朝早くここに来てみなよ。布団干してる僕の兄貴が見れるよ』って」
「僕もてっちゃんもそんなのウソだって思って早起きしてこっそり覗いてみたらほんとにオネショ布団干してるし~」
「マジで笑えるぅ~」
俺は何も言わず踵を返し家の方に向かった。
小学生がまだ後ろで何かヤジっていたがそんなのどうでもよかった。
篤がこっそり俺の布団を夕方取り込んでいるということは俺もうすうす感づいていた。
俺の幾重にも重なったオネショのシミつき布団を篤に取り込まれてる事実だけでもイヤなのに、
近所の小学生にまで俺のオネショをバラしていたとは…
「篤!!」
俺は玄関先から彼の名を怒鳴ったが、ヤツは既に学校に行ってしまった後だった。


俺は憂鬱な気分で大学に向かっていた。
篤に俺のオネショをバラされてしまってから、しばらく大学に行けない日々が続いたが、
あまり休んでいるわけにもいかなかった。来年からは就職活動も始まるし、今のうちに単位を稼いでおかなければならないからだ。
講義には出るがサークルにはあれ以来一切顔を出していなかった。
このまま除籍となってしまうかもしれないがそれでもよかった。
サークルの面々と顔を合わせても気まずいだけだ。向こうは普通に接してくれるかもしれないが
心の中では俺のことを未だにオネショしてるとかオムツ使ってるとか馬鹿にしてるんじゃないかと思うだけで嫌な気分になった。
家から片道20分、大学の駐輪場に原付を止め、メットを小わきに抱えて講義棟に向かおうとしたとき肩越しに声が聞こえた。
「あの~すいません」
振り向くと男が立っていた。
「何ですか?」
「山中の経済原論取ってますよね?」
これから出ようとしてた講義だ。
「取ってます」
「ほんとに申し訳ないんだけど、ノート貸してもらえないかな…」
拝むように手を合わせて彼は言った。
あぁ…と俺は思った。そういえば講義でたまに見かけるなこの人…と
「俺もところどころちゃんと取れてない箇所ありますよ」
「いや、いいんです。僕が出れてない部分を見せてもらえたらと思ったんで」
真面目な人だな…と思いながら
「いいですよ」と返事した。
「ほんと!めっちゃ助かるよぅ~ じゃ講義の後でコピーさせてね!」
そう言うと彼は俺に軽く手を振って小走りに講義棟に向かっていった。
テスト前ならこんな光景が至る所で見られるが、テストはまだまだ先だ。
「真面目な人だな…」
俺は改めて呟いて講義棟に入った。


夕刻。俺は特に寄り道もせずに帰宅した。
篤の顔を見なきゃならないと思うとできるだけ遅く家に帰りたかったが、
街で時間つぶしてサークルの面子に会うのも嫌だった。
本当にどこか知らない街で一人っきりになりたかった。
誰も俺のことを知らない街ならどんなにオネショをしても後ろ指指されることはない。
今は後ろ指指すヤツが多過ぎる。
そうなってしまったのも全て篤のせいなのだが。
いや、元はといえば俺がオネショするからいけないのだ。
俺がオネショさえしなければ…こんな思いをすることはないのに…
何で俺だけ…何で俺だけこんな目に合わなければならないんだろう。
やりきれない思いをどうすることもできない。全ては俺の夜尿症が治らない限り解決しないのだ。


夕食後リビングでくつろいでいる篤を泣くまで蹴り飛ばしてやろうかとも思ったがそうはしなかった。
とにかくもう彼の顔を見るのも嫌なのだ。
どうせ何か言っても篤は飄々とした顔で答えるに違いない。
「だったらオネショ治せば?」と。
それよりも俺には明日からの方が大問題だった。
どうやってオネショ布団を干すのかということだ。
あの小学生たちはまた明日もウチの前にやってくるだろう。
もしかしたら彼らが言いふらして3人よりも多く来るかもしれない。いや、むしろ来ると思ってた方がいいだろう。
相手は小学生なのだ。こんな美味しいネタを言いふらさないはずがない。
遠慮という言葉を知らない小学生の前で大学生が世界地図を描いた布団を干すなど最大限の屈辱だった。
そしてそんな屈辱にこの先俺が耐えられる自信もなかった。
俺は意を決しクローゼットを開け、衣装ケースの一番下からあるものを取り出した。
蛍光灯の下でまじまじと眺めたそれは紙オムツだった。
これを着けるのは嫌だ。でも着ければとりあえず布団への被害は防ぐことができる。
布団が濡れなければ干す必要もない。
しばらく干さない日が続けば小学生もわざわざ早起きして覗こうとしなくなるのではないか。
オネショが治らない以上、今の俺にできる対処策はこれしかなかった。
俺は風呂から上がって着たばかりのスウエットとボクブリを脱ぎ裸になると、紙オムツを装着した。
一人で着けるのは正直初めてだった。初めてのせいかなかなか上手く着けれず10分以上かかった。
部屋の鏡に映る大学生のオムツ姿。それは滑稽だった。
こんな姿絶対に誰にも見られたくない。とはいえ篤と変態医師にはもう既に見られてしまっているけれど。
見 ら れ て し ま っ て い る け れ ど …
鏡に映る自分のオムツ姿を見ているうちに、俺の中に別の感情が湧き上がってきたのを感じていた。
「あ…」
俺は小さく喘いだ。
あの日…変態医師に媚薬を塗られオムツの中で激しく勃起した。
あのときの興奮がオムツを着けたせいなのかなぜかよみがえってきていた。
「何で…薬はついてないはずなのに…」
戸惑いながらも勃起し膨張する俺のチ●コがオムツのざらざらした面に擦れると快感が波のように襲ってきた。
それは媚薬を塗られた時ほどのものではなかったがそれに匹敵する快感だった。
「あ…あはぁ…ひぃ…」
俺はもう我慢できずオムツの上から盛りのついたサルのように激しく自分のチ●コを扱いた。
「あぁぁあ…あぁぁぁあ…ん」
ダメだ…オムツのざらっとした肌触りがこの上なく気持ちよすぎる…俺は3分も我慢できなかった。
あぁぁあぁあぁぁ…ひぃ…あぁぁぁああぁあっっ
俺はオムツの中に大量に放出した。放出するたびに体がびくんと跳ねた。
「あぁ…俺…」
俺はがくがく震える足をどうにもできずベッドに倒れこんだ。荒い息が続く。背中が上下する。
そのとき…
「兄貴…」
聞き慣れた声にうつろな目をしたまま振り向くと、ドアのところに篤が立っていた。

第18回>につづく

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『僕の兄貴は夜尿症』第16回
tetsuyaさんが『僕の兄貴は夜尿症』の第16回を送ってくださいましたので、さっそくアップいたします。今回も興奮しっぱなしの展開になっています。tetsuyaさん、続きを送ってくださいありがとうございます。

『僕の兄貴は夜尿症』第16回(tetsuyaさん作)

「も…もうダメです…」

俺は剥き出しの股間を押えて彼に許しを請う。
「しょうがないなぁ… 今回は特別にトイレに行ってもいいことにするよ」
「ありがとうございます!」
俺は彼に丁寧なお辞儀をしてトイレに向かった。
なぜ今回に限って許してくれたのかは分らない。
あれから5回も俺は粗相をしてしまい、その度に尻を叩かれた。
ミミズ腫れが幾重にも折り重なるように俺の尻に跡を残し、 出血もしていた。
痛みで椅子に座るどころか下着やジーンズも穿くことはできず、
俺は下半身丸出しのままこの苦行に耐えなければならなかった。
完全に抵抗する気持ちは失せていた。
これが治療ではなく単なるSM趣味であることにも俺は気づいてい た。
でも恐怖心により彼の支配から逃れることがもうできなくなってい たのだ。
俺は今にも溢れ出しそうな股間を右手に抱え左手でトイレのドアを 開ける。
「?」
…トイレじゃない…間違えたのか?
俺はもう一度閉めてドアの周りを見た。 確かにこの洗面台の隣がトイレだったはず…
俺は再度トイレのドアを開ける。普通の部屋だ。
思い切ってその中に入ってみた。
「あれ?」
そこはさっき俺が小便我慢をしていた部屋だ。 椅子に座って本を読んでいた彼が顔を上げた。
「済ませたか?」
「え…いや…まだ…」
「何してんだ。早く行けよ」
「あ…あの…トイレはこの向こうの部屋ですよね?」
俺はさっき向かった方へ指差した。 彼は怪訝そうな顔をして頷いた。
「い…行ってきます」
俺は軽く会釈してその方向へと歩いた。 本当は駆け出したかったが、もう漏れそうなのだ…
「ここだよな」
俺はトイレのドアを開けた。でもドアの向こうは彼のいる部屋だ…
「どうなってるんだ!?」
部屋がループしてる…こんな仕打ち…あるかよ…
俺は気が遠くなりそうだった。 トイレのドアを目の前にして結局俺の股間は決壊した。
あぁぁぁぁぁあぁぁぁぁああぁっぁぁ…
「何してんだ…」
服を着たままその場で放尿を続ける俺を見て彼は一言言った。
「ご…ごめんなさい…」
「お前、もしかしてわざとやってるのか?」
「ち!違いますっっ!!トイレが…トイレが…」
俺は涙目で言った。
「ケツ叩きにはもう慣れてしまったんだろ? こりゃ新たなお仕置きが必要だな」
「そんなことありませんっっ!!どうかお許しください!!」
「君には最大限のお仕置きを与えることにするよ。 さぁこっちへ来るんだ」
彼は俺の腕を引っ張った。
「許してくださいっっっ!!!」

はっ!と俺は飛び起きた。
まだ外は薄暗い。 枕元にある目覚まし時計を見ると午前4時50分を指していた。
「夢か…」
俺はぼうっとした頭がはっきりしてくるにつれ、 一つの現実にぶち当たったことを認識した。
布 団 が 濡 れ て い る…
俺は左手で自分のケツの辺りをまさぐった。 かなり広範囲に濡れているのを感じる。
溜息をつきながら掛け布団を剥ぐとアンモニアの臭いが部屋中に広 がる。
結局…ちっとも変わってない。
医師の家に宿泊して過ごした地獄のような3日間。
その間、小便我慢を幾度となくさせられ、オモラシしては怒られ、 鞭でケツ叩きをされ、
オネショをビデオに録画され、オムツ着用を命じられ… と散々な仕打ちを受けた。
ただケツ叩きだけはあの1回のみだった。 ミミズ腫れから出血して俺の家族に知られるのを
彼は怖れたのかもしれない。
そんな酷い仕打ち(彼は治療と言っていたけれど)を受けても、 俺のオネショは一向によくならなかった。
むしろあれからこの手の夢を見る頻度が多くなった。
俺はオーストラリア大陸に似た世界地図が描かれたシーツを無造作 に剥ぎ取ると、
小便で濡れたスウェットのまま部屋を出た。
階段を降り、 1階の洗面所にある洗濯機の横に置かれた青いカゴに濡れたシーツ を入れ、
ぐしょぐしょに濡れて変色しているスウェットを脱ぎ、 それもカゴに入れた。
青いカゴの横には赤いカゴも置いてある。
青いカゴはオネショで汚れたものを入れる俺専用のカゴだった。
赤いカゴに入った父や篤、お袋の洗濯物を洗った後、 青いカゴに入った俺の汚れ物が洗濯機に放り込まれる。
子供の頃からずっとそうだった。 青いカゴの存在が俺に寝小便垂れという容赦ない現実を突きつける 。
そして決して家族のものとは一緒に洗ってもらえないということも 。
それは朝、 青カゴにオネショの跡を放り込むたびに軽く憶える屈辱だった。
シャワーを浴びる。もう冬が近づいてきているのだろう。 シャワーの湯が心地よく感じた。
ボディーソープをつけ、丁寧に股間を洗う。
洗うのを適当にすると股間が痒くなったりするし、 何しろ人に小便臭いヤツと思われるのは絶対に嫌だった。
中学生の頃、オネショした上にうっかり寝坊してしまい、 簡単にタオルで拭いただけで学校に行ってしまったことがあった。
「何かこの辺小便臭いよな~」
クラスの仲のいい友達が何気なくそう言ったとき俺は背中に嫌な汗 が流れるのを感じた。
自分は臭いに慣れてしまって気づかないだけなのだ。
さすがにその友人もまさか俺が未だにオネショしているとは思いも よらなかったらしく、俺が疑われることはなかったが、
あれ以来オネショした後にシャワーを浴びるのは絶対に欠かさなか った。
俺は股間を洗いながらまじまじと自分のチ●コを見つめる。
確かに俺のこの180cm近い大きな身体から考えれば物足りない 小さなチ●コだった。
『子供のようにオネショしてしまうのは成長しきれなかったチ● コにも原因があるのかもしれないね』
…医者が言ったあの言葉。やっぱり本当なのだろうか。
短小包茎と言われても仕方のない、小学生のようなチ●コ。
身体は大人でもチ● コだけが子供のままだから未だにオネショしてしまうのだろうか。
俺は脱衣所で丁寧に身体を拭き、台所に設置してある浄水器からコップ1杯の水を飲み干すと、
用意していた新しいボクサーブリーフだけ穿いて自分の部屋に戻った。
…精液の臭いがする。
篤だな…すぐにそう思った。また今日も彼は俺の部屋に忍び込んでいたのだろう。
剥き出しにされたままの敷布団に広がる俺の描いた世界地図。そこに誰かが触れたような手の跡があった。
篤もあの医師ときっと同類なんだろう。自分の弟があの変態医師と同じ性癖を持っていることに俺は嫌悪感を覚えた。
たった一人の弟ではあるけれど、もう正直こんな変態な弟と関わりを持ちたいとは思っていなかった。
サークルのヤツに俺の夜尿症をバラす事件があって以来、篤とは一切口をきいていない。
大学を卒業したら家を出てできるだけ遠くに就職したい。それが今の俺の願いだった。
時計を見るとまだ5時15分だ。正直もう一眠りしたい…
俺は放置された世界地図の部分にバスタオルを敷き、布団の濡れてないところを探して再びベッドに横になった。

「雄介!雄介!!」
揺り起こされて開いた目の焦点がだんだんと像を結ぶとそこに母の顔があった。
「いつまで寝てるのよ」
はっ!!と飛び起き目覚まし時計を見るともう朝9時近くになっている。
やられた!遅刻だ…と思うと同時に別の現実に突き当たってしまったことを感じた。
布 団 が 濡 れ て い る…
まさか…ウソだろ!?おい…
俺はそう呟きながら掛け布団をめくった。隠したバスタオルの隣に小さめではあるが新しい世界地図が描かれていた。
アンモニアのきつい臭いが辺りに充満する。
「もしかして…2回しちゃったの?」
布団の現状を見て母が心配そうに言った。
俺はうな垂れたまま何も言わずただただその世界地図を見つめていた。
「とにかく早く食べなさい。片付かないから」
母は俺のオネショに全く触れようともせず部屋から出て行った。それが余計に惨めだった。
一晩に2回もオネショしてしまうなんて…いつ以来だろう。中学生の時か…
確か中2の頃は結構一晩に2回してしまうことが多くてそれであの病院に行ったんじゃなかったか…
「なんだよ…なんでこうなるんだよ…」
俺は情けなさに拳を濡れた布団に突き立てた。小便の冷たさが拳にまとわりつく…
どこに一晩に2回もオネショもする大学生がいるというんだろう。
小学生の寝小便垂れだって1回しかしないヤツがほとんどだろう。
きっとこの世界でそんなの俺だけに違いないと思うともうこの世界から消えてしまいたくなった。

第17回>につづく

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『僕の兄貴は夜尿症』第15回
tetsuyaさんから前回に続きまして「僕の兄貴は夜尿症」第15回が送られてきましたので、さっそくアップいたします。tetsuyaさん、どうもありがとうございます。今回も興奮しっぱなしの展開が続いているようです。

『僕の兄貴は夜尿症』第15回(tetsuyaさん作)

「も…もうダメ…」
21歳のイケメン大学生、後藤雄介はジーンズの股間を両手で押えたまま立ちすくんでいる。
「おいおい…まだ10分しか経ってないぞ」
俺は呆れたような顔で言った。
まぁ前回よりも利尿剤の量を増やしてるんだから我慢できないのも当然なんだけど。
「ダメです…勘弁してください…」
既に彼は涙目になっていた。
「またあのお仕置きを受けたいんだったら我慢せずにどうぞ漏らしなよ。ミミズ腫れのところに
さらに鞭が当たったらどうなるかなぁ…血が出てくるかもしれないなぁ」
俺は薄ら笑いを浮かべた。彼の顔が一瞬で恐怖のためかこわばった。
「い…嫌だ…絶対に嫌だ…」
まだあのお仕置きから2時間しか経過していない。あの痛みがまだリアルに残っている。
更なる痛みをケツの同じ箇所に与えられるのは彼にとって拷問以外の何物でもなかった。
必死に歯を食いしばり耐える彼。しかしタイムリミットはもう間近に来ていた。
「あぁぁ…」
彼は小さく溜息を漏らした。
その瞬間ジョオオォォォォオオオォオオオオオォォォォォという激しい音が彼の股間から響いてきた。
さっき濡らしたばかりのジーンズの小便ジミに重なるように濃いシミが浮かび上がってくる。
さっきと違って一旦止めることもできないようだった。彼は成すすべもなく斜め上を見上げながら涙をこらえている。
小便はまたたくまに床に広がり小便溜まりを作った。アンモニアの臭いが立ちこめてくる。
「あーあ」
俺はわざと威圧するよう大きい声で言った。
その声に弾かれるかのように彼は土下座した。自分の漏らした小便溜まりの上に。
「ごめんなさい!ごめんなさい!!ごめんなさいいっっっ!!!!」
彼は自分の顔が小便で濡れるのも構わず額を床に押し付けた。
「言ったろ。漏らしたらお仕置きだって。」
「ごめんなさい!!もうしませんっっっ!!!!」
「いやいや、我慢してくれなきゃこっちも困るんだよ。人の家を小便まみれにするなよな」
「許してくださいっっっ!!!」
彼はただただ謝り続ける。
「君みたいに大人になっても治らない頑固なオネショを治すにはこのくらい強い刺激を与えないと無理なんだよ。
幼稚園や小学校低学年の子とはワケが違うんだ」
「もうしません!!!許してくださいっっ!!!」
「さ、行こう。もう何発かケツ叩かれたらさすがに身体もオモラシは悪いことだって覚えてくれるさ」
俺は土下座したままの彼の腕を引っ張った。彼はあらんばかりの力で抵抗する。
「ほらほら~抵抗したら1発が2発に、2発が3発になるよ~」
「嫌だぁぁぁぁ!!!」
彼は声を上げて子供のように泣き始めた。顔が小便と涙でくしゃくしゃになっている。
俺はその姿を改めてエロいと思った。普段爽やかな大学生がこんなにも薄汚れた格好でビービー泣いているのだ。
普通ならまずありえない光景に俺は不覚にも勃起してしまった。
「そうか。そこまで言うなら今回は勘弁してやるよ。ほら泣くなっ!」
俺は彼の頭をくしゃくしゃっとした。初めて見せられた俺からの優しさに彼はまた泣き出す。
「あ…ありがとう…ございます…」
ひとしきり泣いた後、彼は言葉を搾り出すように言った。
「まぁでもオモラシしたことには変わりないからな。申し訳ないけどこれを着けてもらうことにするよ」
俺はデスクの引き出しからオムツを取り出して彼の前に広げた。
彼は泣きはらした顔でそれを見ると表情も変えずに「はい」と一言言った。
21歳にしてオムツを着けられるのはかなりの屈辱なはずだが、彼の表情は意外とあっさりしていた。
まぁお仕置きと比べれば全然マシということなのだろうか。それとももしかして普段オムツを使っているのか。
「その前にその汚い格好何とかしろよ。シャワー浴びて来い」
俺は手錠を外すことを少しためらったが、逃げたら逃げたでこっちにも策はあると思い直し、手錠を外してやった。
また暴れだすのではないかと一瞬身構えたが、彼は従順だった。
彼がシャワーを浴びている間に、俺はアンモニアの臭いが充満した部屋を片付け、
脱ぎ捨てられた彼のジーンズと長袖シャツを洗濯機に入れた。


「じゃここに寝てもらおうか」
俺は自分の寝室のベッドを指差した。ベッドの上には紙オムツが敷かれている。
彼は俺のTシャツに下半身はフルチンという格好で佇んでいた。
もう既に俺に見られてしまっているのにそれでも恥ずかしいのか股間を手で隠していた。
彼は特に抵抗もせず黙ってベッドに横になる。ボディソープのいい香りがした。
「じゃオムツ着けようね~雄介くん!」
俺は一時期父の介護をしていたことがあったため、オムツを着けることは手馴れていた。
かなり久しぶりではあったが問題はなかった。違うのは老人と青年の差だ。
しなやかな筋肉に浅黒いすべすべの肌。若干濃いめの陰毛に短小包茎のみずみずしいチ●コ。
それらを真っ白な紙オムツに納めていく作業にエロスを感じた。俺は勃起していた。
こんなカッコいい大学生が俺だけに見せるオムツ姿。そのギャップがたまらない。
俺はオムツを着けながら彼のチ●コに手が当たるふりをしてあの媚薬をこっそり塗った。
「さあ!できまちたよ」
俺はわざと幼児語で言って彼のオムツの股間をポンっと叩いた。
「あ!」
早速媚薬が効いてきたのか彼の表情が一変した。
「あ…あぁぁぁ!!!」
「どうしたんだ?」
俺はわざとらしく言った。
「チ●コが…チ●コが…」
「ん?君のちっちゃいチ●コがどうかしたのか?」
「あぁぁぁぁ!!!!!!」
彼は股間をクイクイっと動かし始めた。
紙オムツの少しざらついた生地にチ●コをこすりつけようと彼は必死になっていた。
彼が射精するには紙オムツだけの刺激で十分だったらしい。ものの2~3分で
「あぁぁっ!!イク!!」
それだけ言うと彼は身体をビクビクッ!!と何度か仰け反らせた。
「ああぁん!! あぁぁぁっぁはぁっんんん!!!」
艶かしい声を出しながら彼はオムツの中に何度も放出した。
「はぁ…はぁ…」
4度放出し、彼は肩で息をしながら放心状態に陥っていた。
しかしそれでもオムツの股間はなお盛り上がったままになっている。
しばらく息をついた後、彼は更なる射精を求めて股間をスコスコと動かし始めた。
「もうそのままオムツの上から扱いたら?」
俺は彼の異常に膨れ上がったオムツの股間をガシッと握った。
「ひ…ひぃぃいいいぃいいぃぃ!!!!!!」
彼には刺激が強すぎたらしい。一層大きな声をあげた。
「ほらっ!全部出しちまえよ!」
俺がそのまま上下に動かすとすぐに次の絶頂が来たようだった。
「ああっ!!!ああああぁああっぁぁぁぁっぁんんんん!!」
オムツの中で彼のチ●コが暴発する。
何度も何度も身体をヒクつかせたあと、彼はなおも荒い息をしながらベッドに沈み込んだ。
「はいはい。たくさん出まちたね~」
俺は彼のオムツをゆっくりと開いた。開いた瞬間鼻を突いてくるザーメンの臭い。
オムツの前面部分には濃い精液がべっとりと付いていた。
俺は濡れタオルで彼の股間を優しく拭いた。チ●コにタオルが当たるとまだ余韻があるのか
身体がビクッと反応した。
股間の至るところに飛び散った精液を俺は丁寧に拭き取り、ベビーパウダーをつけてから
新しいオムツで彼の下半身を再びくるんだ。
着け終えてふと彼の顔を覗きこむと、今までの疲れが出たのかいつの間にか彼はすやすやと眠っている。
「まるで赤ちゃんみたいだな…」
大きな身体をしたアンバランスな赤ちゃんがそこには横たわっていた。

第16回>につづく

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