世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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『僕の兄貴は夜尿症』第16回
tetsuyaさんが『僕の兄貴は夜尿症』の第16回を送ってくださいましたので、さっそくアップいたします。今回も興奮しっぱなしの展開になっています。tetsuyaさん、続きを送ってくださいありがとうございます。

『僕の兄貴は夜尿症』第16回(tetsuyaさん作)

「も…もうダメです…」

俺は剥き出しの股間を押えて彼に許しを請う。
「しょうがないなぁ… 今回は特別にトイレに行ってもいいことにするよ」
「ありがとうございます!」
俺は彼に丁寧なお辞儀をしてトイレに向かった。
なぜ今回に限って許してくれたのかは分らない。
あれから5回も俺は粗相をしてしまい、その度に尻を叩かれた。
ミミズ腫れが幾重にも折り重なるように俺の尻に跡を残し、 出血もしていた。
痛みで椅子に座るどころか下着やジーンズも穿くことはできず、
俺は下半身丸出しのままこの苦行に耐えなければならなかった。
完全に抵抗する気持ちは失せていた。
これが治療ではなく単なるSM趣味であることにも俺は気づいてい た。
でも恐怖心により彼の支配から逃れることがもうできなくなってい たのだ。
俺は今にも溢れ出しそうな股間を右手に抱え左手でトイレのドアを 開ける。
「?」
…トイレじゃない…間違えたのか?
俺はもう一度閉めてドアの周りを見た。 確かにこの洗面台の隣がトイレだったはず…
俺は再度トイレのドアを開ける。普通の部屋だ。
思い切ってその中に入ってみた。
「あれ?」
そこはさっき俺が小便我慢をしていた部屋だ。 椅子に座って本を読んでいた彼が顔を上げた。
「済ませたか?」
「え…いや…まだ…」
「何してんだ。早く行けよ」
「あ…あの…トイレはこの向こうの部屋ですよね?」
俺はさっき向かった方へ指差した。 彼は怪訝そうな顔をして頷いた。
「い…行ってきます」
俺は軽く会釈してその方向へと歩いた。 本当は駆け出したかったが、もう漏れそうなのだ…
「ここだよな」
俺はトイレのドアを開けた。でもドアの向こうは彼のいる部屋だ…
「どうなってるんだ!?」
部屋がループしてる…こんな仕打ち…あるかよ…
俺は気が遠くなりそうだった。 トイレのドアを目の前にして結局俺の股間は決壊した。
あぁぁぁぁぁあぁぁぁぁああぁっぁぁ…
「何してんだ…」
服を着たままその場で放尿を続ける俺を見て彼は一言言った。
「ご…ごめんなさい…」
「お前、もしかしてわざとやってるのか?」
「ち!違いますっっ!!トイレが…トイレが…」
俺は涙目で言った。
「ケツ叩きにはもう慣れてしまったんだろ? こりゃ新たなお仕置きが必要だな」
「そんなことありませんっっ!!どうかお許しください!!」
「君には最大限のお仕置きを与えることにするよ。 さぁこっちへ来るんだ」
彼は俺の腕を引っ張った。
「許してくださいっっっ!!!」

はっ!と俺は飛び起きた。
まだ外は薄暗い。 枕元にある目覚まし時計を見ると午前4時50分を指していた。
「夢か…」
俺はぼうっとした頭がはっきりしてくるにつれ、 一つの現実にぶち当たったことを認識した。
布 団 が 濡 れ て い る…
俺は左手で自分のケツの辺りをまさぐった。 かなり広範囲に濡れているのを感じる。
溜息をつきながら掛け布団を剥ぐとアンモニアの臭いが部屋中に広 がる。
結局…ちっとも変わってない。
医師の家に宿泊して過ごした地獄のような3日間。
その間、小便我慢を幾度となくさせられ、オモラシしては怒られ、 鞭でケツ叩きをされ、
オネショをビデオに録画され、オムツ着用を命じられ… と散々な仕打ちを受けた。
ただケツ叩きだけはあの1回のみだった。 ミミズ腫れから出血して俺の家族に知られるのを
彼は怖れたのかもしれない。
そんな酷い仕打ち(彼は治療と言っていたけれど)を受けても、 俺のオネショは一向によくならなかった。
むしろあれからこの手の夢を見る頻度が多くなった。
俺はオーストラリア大陸に似た世界地図が描かれたシーツを無造作 に剥ぎ取ると、
小便で濡れたスウェットのまま部屋を出た。
階段を降り、 1階の洗面所にある洗濯機の横に置かれた青いカゴに濡れたシーツ を入れ、
ぐしょぐしょに濡れて変色しているスウェットを脱ぎ、 それもカゴに入れた。
青いカゴの横には赤いカゴも置いてある。
青いカゴはオネショで汚れたものを入れる俺専用のカゴだった。
赤いカゴに入った父や篤、お袋の洗濯物を洗った後、 青いカゴに入った俺の汚れ物が洗濯機に放り込まれる。
子供の頃からずっとそうだった。 青いカゴの存在が俺に寝小便垂れという容赦ない現実を突きつける 。
そして決して家族のものとは一緒に洗ってもらえないということも 。
それは朝、 青カゴにオネショの跡を放り込むたびに軽く憶える屈辱だった。
シャワーを浴びる。もう冬が近づいてきているのだろう。 シャワーの湯が心地よく感じた。
ボディーソープをつけ、丁寧に股間を洗う。
洗うのを適当にすると股間が痒くなったりするし、 何しろ人に小便臭いヤツと思われるのは絶対に嫌だった。
中学生の頃、オネショした上にうっかり寝坊してしまい、 簡単にタオルで拭いただけで学校に行ってしまったことがあった。
「何かこの辺小便臭いよな~」
クラスの仲のいい友達が何気なくそう言ったとき俺は背中に嫌な汗 が流れるのを感じた。
自分は臭いに慣れてしまって気づかないだけなのだ。
さすがにその友人もまさか俺が未だにオネショしているとは思いも よらなかったらしく、俺が疑われることはなかったが、
あれ以来オネショした後にシャワーを浴びるのは絶対に欠かさなか った。
俺は股間を洗いながらまじまじと自分のチ●コを見つめる。
確かに俺のこの180cm近い大きな身体から考えれば物足りない 小さなチ●コだった。
『子供のようにオネショしてしまうのは成長しきれなかったチ● コにも原因があるのかもしれないね』
…医者が言ったあの言葉。やっぱり本当なのだろうか。
短小包茎と言われても仕方のない、小学生のようなチ●コ。
身体は大人でもチ● コだけが子供のままだから未だにオネショしてしまうのだろうか。
俺は脱衣所で丁寧に身体を拭き、台所に設置してある浄水器からコップ1杯の水を飲み干すと、
用意していた新しいボクサーブリーフだけ穿いて自分の部屋に戻った。
…精液の臭いがする。
篤だな…すぐにそう思った。また今日も彼は俺の部屋に忍び込んでいたのだろう。
剥き出しにされたままの敷布団に広がる俺の描いた世界地図。そこに誰かが触れたような手の跡があった。
篤もあの医師ときっと同類なんだろう。自分の弟があの変態医師と同じ性癖を持っていることに俺は嫌悪感を覚えた。
たった一人の弟ではあるけれど、もう正直こんな変態な弟と関わりを持ちたいとは思っていなかった。
サークルのヤツに俺の夜尿症をバラす事件があって以来、篤とは一切口をきいていない。
大学を卒業したら家を出てできるだけ遠くに就職したい。それが今の俺の願いだった。
時計を見るとまだ5時15分だ。正直もう一眠りしたい…
俺は放置された世界地図の部分にバスタオルを敷き、布団の濡れてないところを探して再びベッドに横になった。

「雄介!雄介!!」
揺り起こされて開いた目の焦点がだんだんと像を結ぶとそこに母の顔があった。
「いつまで寝てるのよ」
はっ!!と飛び起き目覚まし時計を見るともう朝9時近くになっている。
やられた!遅刻だ…と思うと同時に別の現実に突き当たってしまったことを感じた。
布 団 が 濡 れ て い る…
まさか…ウソだろ!?おい…
俺はそう呟きながら掛け布団をめくった。隠したバスタオルの隣に小さめではあるが新しい世界地図が描かれていた。
アンモニアのきつい臭いが辺りに充満する。
「もしかして…2回しちゃったの?」
布団の現状を見て母が心配そうに言った。
俺はうな垂れたまま何も言わずただただその世界地図を見つめていた。
「とにかく早く食べなさい。片付かないから」
母は俺のオネショに全く触れようともせず部屋から出て行った。それが余計に惨めだった。
一晩に2回もオネショしてしまうなんて…いつ以来だろう。中学生の時か…
確か中2の頃は結構一晩に2回してしまうことが多くてそれであの病院に行ったんじゃなかったか…
「なんだよ…なんでこうなるんだよ…」
俺は情けなさに拳を濡れた布団に突き立てた。小便の冷たさが拳にまとわりつく…
どこに一晩に2回もオネショもする大学生がいるというんだろう。
小学生の寝小便垂れだって1回しかしないヤツがほとんどだろう。
きっとこの世界でそんなの俺だけに違いないと思うともうこの世界から消えてしまいたくなった。

第17回>につづく

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

コメント
この記事へのコメント
やばいです。
興奮しっぱなしです。
どうしてこんなに素晴らしい展開が思いつくんでしょうか。
僕の少ない語彙からは、うまく表現できませんが、
ここまでオネショを展開させてくれるなんて、
部屋の暑さが増しそうですよ。
2013/08/04(日) 18:37:54 | URL | 鯖味噌缶詰 #-[ 編集]
コメントありがとうございます!
そこまで喜んでもらえると、書き手としてもとても嬉しいです。
だいたいラストまでの展開は見えてきてるんで、サボらないよう頑張りたいと思いますw
どうぞよろしくm(__)m
2013/08/05(月) 01:56:16 | URL | tetsuya #Tipl/IsA[ 編集]
興奮モノ
鯖味噌缶詰さま

やっぱ今回の話は興奮しますよね。いつもながらtetsuyaさんの小説はすごいと思います。
2013/08/05(月) 23:01:47 | URL | ♂世界地図♂ #-[ 編集]
いつもありがとうございます
tetsuyaさま

今回もすごい興奮モノの小説を書いてくださってありがとうございます。
いろいろと忙しいでしょうが、小説の続きを書いてもらえるとうれしいです。
2013/08/05(月) 23:05:27 | URL | ♂世界地図♂ #-[ 編集]
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