世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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大学生になっても(第1回)
noriさんから、待望の新作小説の第1回目が送られてきました。ものすごくこれからの展開への期待の高まる物語が始まっています。

大学生になっても(第1回)(noriさん作)

「たーくん、いつまで寝てるのよ、早く起きなさい。入学式に遅れちゃうわよ。」

俺が目を開けると、すぐ近くにおやじの顔があった。

「なんだよおやじ、俺はまだ寝たい。もう少し寝させて・・・」
「もう、たーくんったら、いつもはツンケンしてるくせに、こういう時だけ甘ったれた声を出して・・・」

なぜ母親ではなくおやじが俺を起こしに来るかというと、ずいぶん前におやじに愛想をつかした母親が別に男を作って逃げ出してしまったからだ。まあおやじ以外ならどんな男でも素晴らしく見えるという気持ちはわからないでもない。
それ以来、俺は、この冗談のようにマッチョな親父と暮らしてきたわけだ。
俺は親父が18歳の時の子供なので、今の俺の年、18に18を足すと36歳ということになる。からだはけっこうマッチョのくせに、顔のほうはなんというかベビーフェイスで、顔だけ見ればけっこう若イケメンに見える。
ただ息子の俺からすると、マッチョなからだに似合わないオネエ言葉をやめてもらいたいのだが・・・
普段は俺たち親子はほとんど会話はない。こんなおネエ言葉の親父と何を話せばいいのかわからないからだ。

俺はとりあえず、進学校をそれなりの成績で卒業し、今日からは推薦で都内の大学に入学することになっていた。
それから、俺の見かけはというと、けっこうイケているらしい。確かに普通よりはかなりイケているとは思うが、騒がれるほどのものではないと自分では思う。
そして高校時代の俺は、生徒会の活動もこなし、勉強もスポーツもできる男と言われていた。
そんな完璧な俺にも弱点はある。
こんな人前に出すのが恥ずかしいようなおやじと、それからもうひとつ・・・

「いくら甘ったれた声を出してもダメよ、もう起きないとホント最初から遅刻しちゃうわよ。」
「わかったよ、起きるから、あっち行けよ。」
「あら、たーくんったら、だんだん目が覚めてくると、かわいくなくなっちゃうんだから、パパ、さみしいわ。」
「俺のこと、いくつだと思ってるんだよ、もうかわいいって年じゃねえからな。」
「あらあら、たーくんったら、怖い顔しちゃって。そんな怖い顔する前に、たーくん、あたしに言わなきゃならないことがあるんじゃないの?」
「ねえよ、だからあっち行ってろよ。」

だんだんと目が覚めてくると、俺は自分のいる状況に焦り始めていた。

「あら、たーくん、どうしちゃったの? そんな困った表情して・・・」
「ううう、ヤベえ、マジヤベえよ・・・」
「どうしちゃったの、たーくん、なんか困ったことがあったら、パパに言いなさい、あたしはいつでもたーくんの味方だから。」
「ちぇっ、このところだいじょうぶだったのになあ、今朝はマジしくじった・・・」
「あら、たーくん、顔があかいわよ、お熱でもあるのかしら・・・」
「熱なんかねえよ、むしろ冷たいというか・・・」
「まあ、あたしも長いことたーくんの父親やってるから、当然わかってるわよ。でも、やっぱりたーくんのお口から聞きたいわよね。」
「やっぱ、言わなきゃなんない?」
「さっきも言ってたけど、たーくんはもう18歳で大人なんでしょ、そんなことあるわけないわよね。」
「ううう、まいったなあ・・・」
「もうたーくんはふつうはぜんぜん手のかからないいい子だど、これだけはかわいいわよね。」
「あのさ、じつはね、なんか、俺の布団が濡れてるとうか・・・」
「あらま、どうしちゃったの、なんかこぼしちゃった?」
「こぼしたというか、なんか出ちゃったというか・・・」
「まあ、たーくんったら、夢精しちゃったの、いちばん元気なころだもんね。」
「まあ、ちょっと夢精に似てるんだけど、もう少し濡れてるというか・・・」
「夢精じゃなかったら、なによ。たーくんは18歳だから、まさかねえ・・・」
「おやじ、ゴメン!」
「なに謝ってるのよ。」
「おやじ、俺、なんていうか、ひょっとするとちょっとオネショ的なことをしてるかもしれない。」
「あら、たーくん、今なんて言ったの?」
「だから、なんつーか、ちょっとオネショしたっていうか・・・」
「あら、たーくんは確か18歳だったわよね、ふつう18歳の男の子はオネショなんかしないと思うけど・・・」
「ゴメン、ホントゴメン、また失敗した・・・」
「もう、たーくんったら、最初からそう言えばいいのに。部屋に入ってきたときから、あたしはわかってたわよ、オシッコの臭いが部屋に充満してたから・・・」
「もう、おやじ、わかってたんだったら、早く言えよ。」
「だって、たーくんの困った顔、かわいいから見たかったし・・・」
「ったく、おやじは性格ワルい。」
「そんな憎まれ口きくまえに、あたしに言わなきゃならないことがあるでしょ、たーくん。」
「ううう・・・ おやじ、俺、オネショした、布団汚してゴメンなさい・・・」
「最初から素直にそう言えばいいのよ。」
「それにしても、大学入学の日の朝にこんな失敗するなんて、俺どうしちゃったんだろう・・・」
「まあ、オネショがたーくん唯一のかわいいところよね。それがなければただ憎たらしいだけだものね。」
「ったく、うるせえ、おやじ・・・」
「そんなこと言っても、たーくんはオネショでお布団をグショグショにしてるんでしょ、凄んでもダメよ。」
「ううう、濡れたところが気持ち悪い・・・」

俺がそう言うと、おやじは俺の掛け布団をめくった。

「あら、たーくんったら、いつもよりすごいオネショしちゃってるわね。」
「ごめん、ションベンがぜんぶ出るまで目が覚めなかった・・・」
「しょうがないわねえ、子供みたいにオネショなんかして。あら、違うわね、子供はこんなに巨大なオネショなんかしないわよね。さすがに18歳のでっかいからだの男の子のオネショだわ、濡れ方が違うわね。」
「濡れたところが冷たくなって気持ち悪いから、シャワー浴びてくる。」
「ほら、ちゃんとシャワーできれいに洗ってくるのよ。大学の入学式でオネショの臭いをさせるわけにはいかないでしょ。」

俺はオネショ布団から起き上がり、バスルームに行って、シャワーを浴び始めた。それにしても俺はけっこう大きなチ♂ポを持っている。ただし残念なことに先っぽはまだきれいな包皮で覆われている。こんな包茎とはいえ大きい立派なモノを持っているのに、どうしてまだときどきオネショをしてしまうのだろうか。
俺は包皮をきちんと剥いて、亀頭をきれいにした。毎日洗ってやらないと、包皮の中がチーズのような臭いになる。まあ、その臭いが好きな奴もいるのだろうけどね。

シャワーを浴びて、リビングに行くと、おやじが俺のオネショ布団をベランダに干していた。おやじと住んでいるマンションはさいわい日当たりがいいし、前にはあまり高い建物がないので、オネショ布団をどうどうと干してもだいじょうぶだった。ただ少し離れたところにあるマンションからは角度によっては、干している布団が見えるかもしれなかったが、それほど近くにあるわけでもないのであまり気にしていなかった。

「おやじ、布団干してくれてありがと・・・」
「いいわよ、完璧なたーくんにも弱点があると思うと、ますますかわいくなるわ。昼間はまったくかわいげのないたーくんの、オネショして困った顔してるのはほんとかわいいわよ。それにたーくんのオネショ布団干してると、なんかたーくんの親なんだなって実感するわ。」
「でも、オネショがこの先治らなかったら、困るかも・・・」
「そうね、結婚とかの時は困るかもね。」
「まあ、俺はおやじの血を受けたせいか、ゲイだから、結婚はしないと思うけど・・・」
「やあだ、あたしはバイよ、男でも女でもいけるんだから。」
「まあそうじゃなきゃ、俺は生まれなかったんだからね。」
「ほら、朝ごはん食べたら、さっさと着替えて出かけなさい。」
「おやじは今日は出かけねえのか?」
「あたしは今日は午後から仕事よ、夜帰るのは遅くなると思うわ。晩御飯は自分で食べといてね。」

おやじはなんでも広告関係のプロデューサー的な仕事をしているので、出かけるのは遅いし、帰るのはもっと遅いことが多い。まあそのほうが俺としては夜だけでも、うっとおしいおやじに邪魔されなくてすむので、好都合ではある。

朝からあれこれと世話を焼きたがるおやじを振り切りながら、俺は入学式用に多少フォーマル感のある服に着替えた。

「あら、たーくん、すてきな服、凛々しいわねえ。」
「おやじ、もう俺にまとわりつくなよ。」
「たーくんったら、またツンツンたーくんに戻ってるわよ。さっきオネショした時はあんなにかわいかったのに・・・」
「ったく、うっせえなあ。オネショ、オネショと何度も言うな。」
「そんなかわいくなくしてたら、大学のお友達ができたら、たーくんのオネショ癖、バラしちゃうわよ。」
「おやじ~、それだけはやめてくれよな、ったく・・・」
「じゃあ、パパに行ってきますのキスをしてくれたら、許してあげる。」
「ったく、めんどくせえおやじだなあ。」

俺はしかたなく親父に目にも留まらぬ早さで瞬間キスをした。そして、もっと長くしなさいよと追いすがるおやじを振りきって、なんとか外に出たのだった。

それにしても、硬派で近寄りがたいイケメンという世間の評価を得ている俺としては、猫っかわいがりしたがるおやじはまったく面倒くさい存在ではある。俺もオネショ癖さえなければ、あんなおやじに好き勝手はさせないのだが・・・

とにかく近寄りがたい表情を俺は作って、外出用の外見を整えた。たーくんから芳賀拓斗に変身して俺は入学式に行くために外に出た。


とりあえず、第1回目を書き上げました。お楽しみいただけましたでしょうか。感想などコメントいただけるとうれしいです。(nori)






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