世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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修学旅行は楽しくない(その後)1
noriさんから小説「修学旅行は楽しくない」の第二部が送られてきました。第二部はしばらく続くということなので楽しみです。


noriさん作:修学旅行は楽しくない(その後)1

須藤 亮一: 180-60-17
オネショの頻度:週二~三回くらいだが、量はハンパなく多い。

俺、加賀井宙:178-58-1
夢精に悩んでいる、夢精の頻度は週に二回くらい。


修学旅行で同じ班になった須藤と俺はすっかり仲良くなり、旅行後も常につるむようになっていた。
とはいえ、須藤のほうは自分の勉強をするだけでなく、生徒会の仕事、そして習い事まであるのだから、俺に比べるとものすごく忙しい。
それでも、下校時間が同じになった時には、いっしょに帰ることにしていた。

「亮って、マジ忙しい学校生活だよね。」
「宙は、毎日どうしてるんだよ、ヒマそうには見えねえけど。」
「まあ、音楽部に属してるけど、幽霊部員だしね。まあ、放課後は週に二回はピアノのレッスンだし、週一でカテキョも来てるし、それなりに忙しいんだけどね。」
「宙はそれよりスマホゲームで忙しいんじゃないのか。」
「まあ、それなりにね。でも、ゲームする時間より、ピアノの練習時間のほうが長いということは、強調して言っときたい。」
「宙、音大に進んでピアノやるのか?」
「まさか、そこまではやってねえし。」
「じゃあ、大学は普通のところにするのか?」
「ああ、俺はふつうの大学を受験するつもり。」
「じゃあ、宙、俺と同じ大学受けようよ。」
「亮の第一志望はどこ?」
「△橋大学・・・」
「亮はやっぱ優等生だな。俺の成績じゃとてもムリ。」
「まだ2年くらいあるんだから、宙も頑張ればいい。」
「がんばりたくねえし・・・」
「それにしても、宙が勉強してるところを見たことがないなあ、いつもゲームをやってるイメージだよね。」
「上のクラスから落ちない程度には勉強してるよ・・・」
「まああんまり勉強しないで今のクラスを維持しているのは、逆に立派だけど・・・」

その後、時間をつぶしてから予備校に行くという須藤に付き合って、俺たちはマックに行った。

「亮、俺とムダ話してていいのか?」
「宙と話すのはムダじゃねえし…

「ならいいけどさ。」
「亮、お前、家にいる時はずっと勉強してるのか?」
「まあね、寝る時とか食事とか風呂とか以外は。」
「その上、生徒会だ、習い事とかだって、忙しくして・・・」
「それから、ひとつ困ったことがあるんだよね。」
「亮、お前も困ることあるんだ。」
「そりゃあるよ。」
「だから、お前が困ってることってなんだよ?」
「宙、ヘンなこと聞くけど、お前、ラブレターとかもらったことある?」
「まあ、あるけど・・・」
「そんで、もらってどうした?」
「めんどくさいけど、ちゃんと断ってったよ。」
「俺って生徒会とかやってて、交流で他の高校とか行くじゃん、そうするとその後ラブレターとか貰うことあるんだよね。」
「うへっ、モテ男は違うな。」
「だって、もらってもうれしくないんだし、断らなきゃならないんだから、それってチョーウザいだけじゃん。」
「で、ちゃんと断ってるのか。」
「ああ、とりあえずは失礼のないようにていねいに断ってるよ。でもそれってけっこうめんどうなんだよね。」
「じゃあ、決まった相手を作って、それを宣伝しとけば、そういうのも減るんじゃない。」
「だから、その相手を、宙、お前ということにしたいなって思って・・・」
「えっ、それって、俺、コクられたと思っちゃうよ。」
「だって、それとなくお前にコクったんだから・・・」
「それ、マジ! マジだったすげえうれしいんだけど。」
「お前とは修学旅行中にしちゃったから、俺としても責任をとらなきゃならないしね。」
「でも、亮、マジで俺でいいの、旅行中にしたって言っても相互オナニーしただけじゃん。」
「俺は、お前とはそれ以上のことをやってもいいと思ってる。」
「お前、それ、マジ、ホントにマジ。俺、泣きそう。」
「宙のほうも俺のことを受け入れてくれるんだな。」
「だって、亮のことを嫌いになれるやつなんかいないよ・・・」
「お前以外は、俺のホントの姿をしらないからね。俺は優等生の仮面をかぶってるけど、実は、すげえオネショするような欠陥チンコの持ち主だぜ。」
「俺もオネショするように努力するから、亮、俺と付き合って。」
「ばあか、宙まで夜尿症になる必要はないだろう。」

その日は、須藤の予備校の時間が来たので、俺たちはマックで別れたのだった。

一週間ほどしたころ、同じクラスの浜田がまた校内のうわさ話を聞きつけてきた。

「なんだよ、浜田、鼻の穴をおっぴろげて荒い息をして・・・」
「これが落ち着いていられるかよ。俺、すげえうわさ聞いちゃった。」
「なんだよ、すげえうわさって。」
「加賀井、よくそんなにのんびりしてられんな、お前にかかわりあのあるうわさだぞ。」
「俺に? でも浜田のことだから、なんか早合点しただけなんじゃねえの。」
「加賀井、聞いて驚くな、うわさってえのはな、須藤とお前が付き合ってるってんだ。」
「はあ? 浜田、お前、頭湧いてねえ?」
「なんだ、加賀井、驚かねえのかよ。」
「べつに、俺と須藤が付き合ってようが、付き合ってなかろうが、どうでもいい話しじゃん。」
「加賀井、お前なあ、うわさでは須藤がお前と付き合ってるって認めたらしいぞ。」
「須藤は、うわさなんかめんどくさいから、適当に答えただけじゃねえの。」
「だって、須藤と加賀井って、修学旅行以来、つるんでるじゃん。」
「確かに修学旅行で同じ班になったから、仲良くはなったけどね。」
「それに須藤は優等生でイケメン、お前もくやしいけどイケメンで、ビジュアルはお似合いのカップルじゃんか。だから大西なんか、腐男子だから、須藤と加賀井のカップル誕生をすげえうれしがってんぞ。」
「べつにどうだっていいけどさ。」
「じゃあ、加賀井も、須藤と付き合ってることは否定しないんだな。」
「否定したほうがいいんだったら、否定するけど・・・」
「ったく、このうわさを知ったら加賀井はぜってえ焦ると思ったんだけどな。」
「それは残念でした。」
「こんどもっとすげえうわさを仕込んできて、加賀井をぜってえ焦らせてやる。」
「はいはい、ムダながんばりしてくれ。」

俺にとって須藤とどううささされようが、それほど気にはならなかった。
ひとつ浜田の言ったことで気になったのは、須藤が俺との付き合いを認めたらしいというところだった。
放課後、また須藤が予備校までの時間がある時に、俺はマックに須藤と言って、直接確かめたのだった。

「亮、なんか俺たちが付き合ってるってうわさになってるらしいぜ。」
「ああ、そういうつまんないうわさがあるらしいね。」
「亮、お前なあ、うわさではおまえが俺との付き合いを認めたってことになってるんだぞ。」
「ああ、直接俺にうわさの真偽を聞きに来たやつがいるから、俺は加賀井と付き合ってるって言っといたけど。」
「げっ、うわさの出どころはお前だったのか。」
「なんかまずかったか?」
「まあ俺と亮はマジで付き合ってるわけだから、うわさくらいはいいけど・・・」
「おかげで、俺のところにくるラブレターが急に減り始めたよ。」
「それてって、亮、モテなくなったってことじゃねえのか?」
「俺は宙ひとりにモテればじゅうぶんだから。」
「須藤、お前なあ、恥ずかしくなるようなことをテレっと言うなって・・・」
「こんど、ふつうのカップルがするようなことを俺たちもしよう。」
「だな、俺たち相互オナニーしかしてねえもんな、フェラすらしてねえんだから・・・」
「10日後の週末、家族が親類のところに泊まりで行くんだけど、宙、うちに泊まりに来ないか?」
「行く、ぜったいに行く。」
「手ぶらで来ていいから、すべて俺のほうで準備しておくからね。」

とうとう俺たちもカップルとしてやることをやることになった。
俺は10日後に須藤の家に行くのが楽しみだった。

それから学校での俺たちのうわさは収まることがなかった。それどころかさらにうわさはエスカレートしているらしかった。

ある日クラスで弁当を食っていると、また浜田が新しいうわさを聞きつけて、俺に報告に来た。

「加賀井、お前と須藤はやっぱり、マジでカップルなんじゃないか。」
「なんだよ、それ。」
「加賀井、とぼけたってダメだぞ、お前たちが体育館の裏のトイレで抱き合ってたのを見たってやつがいるんだ。」
「へっ、浜田、バッカじゃねえの。」
「加賀井、驚くなよ、それだけじゃねえんだぞ。」
「まだ何があるって言うんだよ。」
「さらに、須藤に抱かれた加賀井が目をつぶると、須藤が加賀井にキスしたって・・・」
「浜田、お前、そんな根も葉もないうわさを信じたのか。」
「だって、お前と須藤ってけっこう似合いのカップルじゃん。」
「はいはい、お前にそんなことを言われるとは思わなかったぜ。」
「それに、加賀井、お前、このところなんかイロっぽい目つきするし・・・」
「ったく、実は浜田、お前がうわさを振りまいてるんじゃねえの。」
「加賀井、俺を疑ってるのか。」
「疑ってはねえけどさ、お前、俺たちのうわさ、楽しんでるだろうが。」
「砂漠のような乾ききった男子校じゃ、男同士のカップルのうわさでも、天からの水のようにおいしいんだよ。」
「浜田、お前も早く相手見つけろ。」
「その余裕、加賀井、やっぱりマジで須藤と付き合ってるな。」

浜田はへらへらしてるように見えて、ときどきものすごい鋭いことを言うことがある。あまりからかっていると、俺もぽろっとマズいことを言ってしまいそうだった。

そしてある日の放課後、俺と須藤は急に生活指導室に呼び出しを食らった。

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

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