世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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修学旅行は楽しくない?(第五回)
先週に引き続きnoriさんから小説の続きが送られてきましたので、さっそくアップいたします。


noriさん作小説:修学旅行は楽しくない?(第五回)

もう時間は4時を過ぎていたので、寝るわけにもいかず、俺たちは部屋を出て、ロビーで時間をつぶすことになった。

須藤は受験アプリで勉強を、俺と大西はスマホで遊んでいたら、5時過ぎにまた石井先生があるクラスの部屋のほうに急ぎ足で向かっていた。
退屈だった俺と須藤は何となく石井先生の後についていった。

石井先生の入っていったクラスの部屋の外から俺たちは中を覗き込んだ。
クラス全員はすでに起きあがっていた。
ところがひとりだけまだ布団の中で寝ている奴がいた。
石井先生はその布団に近づき、ものすごい勢いで掛布団をめくった。
掛布団の下には、からだを丸めて寝ている篠田の姿があった。
篠田の腰のあたりはくろぐろとシミができていて、敷布団には巨大なオネショの世界地図が広がっていた。

「ったく、篠田、いいかげんにしろ、こんなところでネションベンこきやがって、布団がグショグショに濡れてるだろうが。」
「先公、うっせえ。それにお前ら、何見てんだよ、ぶっ殺すぞ。」
「篠田、お前なあ、ネションベンで布団をぐしょぐしょにした姿で、そんなに凄むと、イタいだけだぞ。」
「うっせえ、うっせえ、うっせえ!」

須藤が俺の耳元で小声で言った。

「特別班の部屋ならみんなには知られなかったのにね、なんでこんなところで寝たんだろう・・・」
「遊んでるあいだに寝落ちしちゃったんじゃないですかね、そんでオネショしちゃったんだろうな。」
「やべえなあ、篠田の寝小便がバレたことで、特別班のホントのことが知られたらやだな。」
「だいじょうぶだよ、俺たちは病気のせいで特別班に入ってるんであって、篠田のネションベンは病気とは関係ないってみんな思ってくれるんじゃねえ。」
「ならいいけどさ・・・」

篠田はぐしょぐしょの股間のまま、さらにみんなに凄んでから、風呂場に姿を消した。
それにしても、篠田のオネショ姿は、何人もの生徒がスマホで記録していたので、どこかに流出してしまう可能性はあった。

部屋にいた生徒たちは口々にいろんなことを言っていた。

「ツッパリで夜尿症なんて、マジイタくねえ?」
「オネショするくらい幼稚な精神だから、ツッパリなんかやってられるんだよ。」
「それにしても、高校生で夜尿症はねえだろう。」
「篠田のチンポだけ、幼稚園児のままだったりして、すげえ短小包茎とか。」
「でも、篠田以外にも夜尿症のやついるんじゃないの。」
「夜尿症だったら、ふつうは修学旅行なんか休むだろうが。」
「スマホでとった、動画、どっかにアップしようかな。すげえウケそうだし。」
「篠田の濡れた股間と布団のアップだったらけっこうインスタ映えするんじゃね。」

朝食の時間が来たので、みんなでぞろぞろと会場に向かった。

その日は朝バスでホテルを出て、そのまま東京に向かい、昼前には泊まるホテルに着いたのだった。

昼飯を食べると、午後は班ごとに自由行動となった。

生徒たちの群れからポツンと離れて篠田が立っていた。
そこに須藤と俺は近寄っていった。

「篠田君、これから班ごとの自由行動だけど、どこか行きたいことある?」
「べつに、どこでもいいよ。」
「じゃあ、俺たちの行きたいところに行っていいんだね。」
「俺はめんどくせえからどこでもいいて言ってんだよ。」
「じゃあ、これから、まずは俺と加賀井の行きたい、渋谷と原宿に行って、その後、大西の希望の池袋に行くことにするけど、いいよね。」

そして大西も合流して、俺たちはまずは電車を乗り継いで渋谷に行った。
センター街や109を見てから、歩いて原宿に行った。
その途中で、ウソかホントかわからないが、俺たちはスカウトの人に声をかけられた。
並外れたイケメンの須藤がいっしょにいるので、そういうこともあるかなと思っていたら、須藤だけではなくて、篠田と俺もついでにスカウトされたのだった。
須藤が適当にあしらってくれて、とりあえずスカウトの人の連絡先だけもらって、俺たちは逃げ出したのだった。
原宿は竹下通りや、裏原を散歩して、俺と須藤は、Tシャツとかおしゃれな下着とか、荷物にならない軽い物を買った。

そして電車で池袋まで行き、下調べをしてきた大西について、池袋駅から少し歩いて行った。
人ごみをかき分けながら進んでいくと、なぜか若い女性が多い通りに入っていった。

「おい、大西、ここはどういうところなんだよ。」
「この辺はオタク向けの店が立ち並んでるらしい。」
「その店なんか、BLのポスターがべたべた貼ってあるじゃん。」
「何言ってるんだよ、須藤君、ここはそういうオタクのための店があるんだよ。」
「そうなんだ、じゃあ、ゲームのパロったやつとかもあるんだな。」
「ああ、加賀井君がこの前してたゲームはけっこうBL版の同人ゲーもあるよ。」
「大西、まじかよ、それ売ってる店に連れてけ。」
「わかったよ、まずは一番大きそうな店に行こう。」

勝手知ったる大西に続いて俺たちはその界隈でいちばん大きな店に入っていった。
入って驚いたのは、中にいる客がほぼ100パー女だったってことだ。
俺たちは異物を見るような目つきで見られながら、中に進んでいった。
大西が入っていったコーナーには幸い二人だが若い男もいたので、俺たちはちょっと安心して入っていった。

「ほら、このあたりに、加賀井君が好きそうな同人ゲーがあるよ。」
「うわあ、すげえ、俺、全部欲しい。」
「そういうわけに行かないから、俺なんかも必死の思いで買えるだけのものを選んでるんだ。」

俺はけっこう時間をかけて、ゲームを選んでいった。結局ひとつにはしぼれず、二つ購入することなってしまった。

「加賀井君たちはどうするの? 俺はもっと他のところも見ていくけど。」
「俺たちはもうここはいいわ。なんか公園があるみたいだから、そこで待ってるよ。」

俺は、須藤と篠田といっしょに店を出て、公園に入っていった。
ベンチが開いたので、俺たちは三人並んで座った。

「加賀井、お前、あんなものに興味があるんだ。」
「篠田は全然興味なさそうだったもんな。」
「俺はけっこうおもしろかったけどね。」
「意外に須藤って、優等生の仮面をかぶった好きもの?」
「篠田はどうしてんだよ、あっち・・・」
「俺は、二次元には興味ねえな。リアルなかわいいおねえちゃんと楽しいことするのが好きだし。」
「篠田はもろスケコマシだもんな。」
「おい、加賀井、言ってくれるじゃんか。まあ、言われてもしょうがないか。」
「でもさ、篠田、スケをコマして、楽しいことするのはいいけど、その後はどうしてんだよ、お前、女といっしょに朝まで寝るわけにいかないだろうが。」
「加賀井、お前なあ、俺のいちばん気にしてることを言いやがって・・・」

そこに三人連れの大学生くらいのけっこうかわいい女性が俺たちに近寄ってきた。

「すみません、君たち、さっき、あの店で買い物してたでしょ。」
「うん、してたけど・・・」
「高校生?」
「そうだよ。」
「そうなんだ、なんかすごくカッコいい三人だから、声かけちゃった。」
「おねえさんたち、じゃあ、腐女子?」
「そうよ、だから、かっこいい君たち三人の関係が気になって、声かけちゃったんだ。」
「へっ、そんなこと考えてたんだ、じゃあおねえさんたちの中では、俺たちはどういう関係なの?」
「そうねえ、君たち、それぞれタイプの違うイケメンだからね。例えば一番右の君は、見るからに勉強ができそうなイケメンだもんね、で、真ん中の君はちょっとモブ度が高そうだけど、よく見ると実はけっこうイケメン、そんで、左の君はちょっとツッパリイケメンでしょ。
だから、たとえば、優等生とツッパリの意外な関係とか萌えるわよね、さらにツッパリウケだといいわよね。」
「あたしだったら、優等生イケメンくんとモブイケメンくんの意外な関係がいいわ。優等生イケメンくんは、実は夜になるとドSで、モブくんはいつもひーひー泣かされてるんだけど、昼間になるモブくんは夜のことを思い出してひとりこうふんしてるとか。」
「そうね、このいかにも優等生くんだ、夜になるとドSで鬼畜だなんて、萌えるわ。それでこのツッパリくんがドМで、優等生くんにもうやめてとか懇願してる。」
「ったく、あんたら、バカだろう。ったく、俺たちで遊ぶんじゃねえ。」
「あら、怒られちゃったわね、じゃあ、おねえさんたちはこれで消えるわ。それから、君たちをモデルにして腐小説を書くかもしれないから、それが書けたら送りたいから、メアドもらえる?」
「あんまり、ひどい書き方しないでくださいね。俺たちは普通の高校生なんだから。」
「優等生くん、わかったわ、でも、あなたたちはカッコよすぎてとても普通の高校生には見えないわよ。ホント、どこの事務所にも所属してないの?」
「してませんって。はい、これが俺のメアド。メールもらってもすぐに返事できないかもしれないけど。」
「ありがとう、ますます創作意欲が湧いてきた、ぜったいあなたたちの小説書くわよ。」
「そんなの書いた、モデル料、請求するからな。」
「ツッパリくん、意外に細かいのね。」
「うっせえ。」
「じゃあ、わたしたちは行くわ。話してくれてありがとう。」

俺たちがあまりのことにあっけにとられていると、しばらくして大西が荷物を持って現れた。

「ゴメンゴメン、待たせちゃったね。今日は収穫あったから、時間がかかってしまった。」
「じゃあ、そろったところで、ホテルに帰るからね。」

俺たちは電車を乗り継いでホテルに戻った。
特別班の部屋はまたちょっと奥まったところにある和室だった。

とりあえず夕食をみんなで食べて、その後しばらくして風呂の時間になった。
このホテルでも特別班は家族風呂を交代で使うことになっていた。
その夜は、まず俺と須藤が風呂に入った。
家族風呂と言ってもそれほど大きくなくて、俺と須藤が入ると、からだをぴったりとくっつけなければならなかった。

「並んで入ると窮屈だから、須藤俺の前に背中をもたれかけて座れよ。」
「それじゃあ、俺が加賀井に抱かれてるみたいじゃん。」
「嫌がらないで、俺のすぐ前においでよ。」

須藤はしぶしぶと俺の広げた両足の間に腰を入れて、背中を俺の前にもたれかけてきた。

「須藤、お前、こんなふうに誰かに抱かれて風呂に入ったことないだろう。」
「そりゃあ、幼児の頃は親にこうやって抱かれて入ってたかもしれないけど、大きくなってからはねえぞ。」
「ったく、でっかく育ちやがって。」
「加賀井だって俺とそれほど背の高さ変わらないだろうが。」
「だけど、お前ほどは筋肉ついてないからな。」
「おい、加賀井、俺のケツになんか固いものが当たり始めてるけど、これって気のせい?」
「お前を抱いてたら、勃起しちゃった。」
「もうしょうがないなあ、加賀井が勃起させるから、俺まで勃起してきちゃったじゃんか。」
「あとで布団でする?」
「今夜はできねえと思う、篠田がたぶん部屋にいると思うから。」
「布団の中でこっそり音をたてないようにすればいいじゃん。」
「なんかそれってドキドキしないか?」
「同室のやつに見つからないようにこそこそやるなんて、ちょっと興奮しそう。」

風呂から出て部屋に戻ると、篠田がひとりで座っていた。

「あれ、大西は?」
「ああ、あいつ、怒って出ていった。」
「篠田、大西を怒らせるようなことしたのか?」
「怒るようなことはしてねえよ、お前らが風呂に入った時に、ちょっとチンコを舐めさせただけ。」
「それは怒るよ。」
「だって、大西って腐男子なんだろ、イケメンの俺のチンコがしゃぶれるなんて、ラッキーなんじゃねえの。」
「それにしても、大西相手にして、篠田、よく勃起できたな。」
「加賀井、それってけっこう問題発言じゃね。じゃあ加賀井が口直しに俺のをしゃぶってくれんのか。でも大西のやつ、フェラはけっこううまかったぜ。」
「大西、呼んでこようか。」
「いや、加賀井、今はそうってしておけって。点呼の時間には戻ってくると思うよ。」

点呼の時間の少し前には大西は部屋に戻ってきていた。
点呼が終わると、篠田と大西はすぐに布団に入って寝てしまった。
俺は須藤といっしょにロビーに行って、須藤は勉強、俺はスマホでゲームを始めた。
11時半ごろ、先生が巡回に来たので、俺たちは大人しく部屋に戻った。
暗い部屋に入ると、大西と篠田の寝息が規則正しく聞こえていた。

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