世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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『僕の兄貴は夜尿症』第17回
tetsuyaさんから引き続きまして「僕の兄貴は夜尿症」第17回が送られてきました。またまたすごいことになっているようです。お楽しみください。

『僕の兄貴は夜尿症』第17回(tetsuyaさん作)

俺は再度シャワーを浴び、新たなボクブリを穿き自分の部屋に戻った。
部屋には二重のシミがついた布団が濃いアンモニア臭を放っている 。
一晩に2回の寝小便のショックからまだ立ち直れないまま俺はその 失敗の跡を担ぐと階段を降り、勝手口から庭に出た。
庭に出るときふと足を止めた。 通学する小学生の声が聞こえたからだ。
甲高い声で友達の名を呼びながら駆けていく小学生たち。
困ったことに昔から家の前の道路が近くの小学校の通学路になっていた。
俺の家は玄関の左手側に小さい庭があり、 いつも俺はそこに世界地図を描いた布団を干している。
その庭は道路つまり通学路に面しており、 低いブロック塀の上側は垣根になっていた。
垣根はかなり生い茂っているものの、 本気で覗けば覗けないこともなかったため、
俺は昔から誰かに見られないようにと常に気を配りながら布団を干していた。
小中学生の頃は同級生が家の前を通るため、 とりあえず庭の端の垣根から見えにくい場所に布団を干し、
通学時間が過ぎてから陽に当たる場所に移して欲しいと頼んでいた 。
今でも自分で干す時は最初庭の端に布団を干し、 後で陽のあたる場所に母に移動してもらっている。
うっかり陰干しのままにしてしまうと、 夏はともかくその他の季節だと夜までに布団が乾かないのだ。
こんなことを未だに母に頼むのは正直情けないが、生乾きの小便臭い布団で寝るのは正直耐えられないし、
母も暗黙の了解といった様子で何も言わず俺の布団を移動させてくれていた。
今日も庭の隅の物干し竿に布団をかけたその時だった。
「ねーねーお兄さんおねしょしたの~??」
「あれ絶対オネショだぜ!」
「クッセ~」
複数の子供の声に弾かれるように俺が振り向くと、 垣根越しにこっちを見ている3人の小学生がいた。
小学校2~3年生だろうか。まだまだランドセルが大きく感じる年頃の子供だった。
俺の背中を大量の冷や汗が流れる。
何か言っては彼らの思う壺だと思い、俺は何も言わず彼らを睨んだ。
「お兄さんションベン臭いよ」
「大人なのにハズカシ~」
「僕らだってもうしないのに」
口々にヤジを浴びせる子供に怒りが頂点に達した俺はとうとう怒鳴ってしまった。
「うるさい!!」
叫ぶが子供たちには効かない。
「うわ!オネショマンが怒った!」
「オネショしたくせに怒ってる」
俺は垣根越しに近づきさっきとは違いできるだけ穏やかな声で彼らに言った。
「残念だけどこれは俺のじゃないんだ」
もちろんウソだがこの場をしのぐにはこう言うしかない。近所に言いふらされても困るのだ。
だが彼らの答えは意外なものだった。
「え~?でも昨日のお兄さんが兄貴のオネショって言ってたよ~」
「は?昨日のお兄さん?」
俺は即座に聞き返した。3人の中の一番やんちゃそうな小学生が答えた。
「昨日の夕方学生服着たお兄さんが布団取り込んでた」
俺はすぐ篤を思い浮かべた。
「何て言ってたんだ」
感情を押し殺した声で聞いた。
「あ!オネショのシミだ!!って僕が言ったら『このシミは僕の兄貴のオネショなんだ』って。
だから『うっそだ~』って言ったら『明日の朝早くここに来てみなよ。布団干してる僕の兄貴が見れるよ』って」
「僕もてっちゃんもそんなのウソだって思って早起きしてこっそり覗いてみたらほんとにオネショ布団干してるし~」
「マジで笑えるぅ~」
俺は何も言わず踵を返し家の方に向かった。
小学生がまだ後ろで何かヤジっていたがそんなのどうでもよかった。
篤がこっそり俺の布団を夕方取り込んでいるということは俺もうすうす感づいていた。
俺の幾重にも重なったオネショのシミつき布団を篤に取り込まれてる事実だけでもイヤなのに、
近所の小学生にまで俺のオネショをバラしていたとは…
「篤!!」
俺は玄関先から彼の名を怒鳴ったが、ヤツは既に学校に行ってしまった後だった。


俺は憂鬱な気分で大学に向かっていた。
篤に俺のオネショをバラされてしまってから、しばらく大学に行けない日々が続いたが、
あまり休んでいるわけにもいかなかった。来年からは就職活動も始まるし、今のうちに単位を稼いでおかなければならないからだ。
講義には出るがサークルにはあれ以来一切顔を出していなかった。
このまま除籍となってしまうかもしれないがそれでもよかった。
サークルの面々と顔を合わせても気まずいだけだ。向こうは普通に接してくれるかもしれないが
心の中では俺のことを未だにオネショしてるとかオムツ使ってるとか馬鹿にしてるんじゃないかと思うだけで嫌な気分になった。
家から片道20分、大学の駐輪場に原付を止め、メットを小わきに抱えて講義棟に向かおうとしたとき肩越しに声が聞こえた。
「あの~すいません」
振り向くと男が立っていた。
「何ですか?」
「山中の経済原論取ってますよね?」
これから出ようとしてた講義だ。
「取ってます」
「ほんとに申し訳ないんだけど、ノート貸してもらえないかな…」
拝むように手を合わせて彼は言った。
あぁ…と俺は思った。そういえば講義でたまに見かけるなこの人…と
「俺もところどころちゃんと取れてない箇所ありますよ」
「いや、いいんです。僕が出れてない部分を見せてもらえたらと思ったんで」
真面目な人だな…と思いながら
「いいですよ」と返事した。
「ほんと!めっちゃ助かるよぅ~ じゃ講義の後でコピーさせてね!」
そう言うと彼は俺に軽く手を振って小走りに講義棟に向かっていった。
テスト前ならこんな光景が至る所で見られるが、テストはまだまだ先だ。
「真面目な人だな…」
俺は改めて呟いて講義棟に入った。


夕刻。俺は特に寄り道もせずに帰宅した。
篤の顔を見なきゃならないと思うとできるだけ遅く家に帰りたかったが、
街で時間つぶしてサークルの面子に会うのも嫌だった。
本当にどこか知らない街で一人っきりになりたかった。
誰も俺のことを知らない街ならどんなにオネショをしても後ろ指指されることはない。
今は後ろ指指すヤツが多過ぎる。
そうなってしまったのも全て篤のせいなのだが。
いや、元はといえば俺がオネショするからいけないのだ。
俺がオネショさえしなければ…こんな思いをすることはないのに…
何で俺だけ…何で俺だけこんな目に合わなければならないんだろう。
やりきれない思いをどうすることもできない。全ては俺の夜尿症が治らない限り解決しないのだ。


夕食後リビングでくつろいでいる篤を泣くまで蹴り飛ばしてやろうかとも思ったがそうはしなかった。
とにかくもう彼の顔を見るのも嫌なのだ。
どうせ何か言っても篤は飄々とした顔で答えるに違いない。
「だったらオネショ治せば?」と。
それよりも俺には明日からの方が大問題だった。
どうやってオネショ布団を干すのかということだ。
あの小学生たちはまた明日もウチの前にやってくるだろう。
もしかしたら彼らが言いふらして3人よりも多く来るかもしれない。いや、むしろ来ると思ってた方がいいだろう。
相手は小学生なのだ。こんな美味しいネタを言いふらさないはずがない。
遠慮という言葉を知らない小学生の前で大学生が世界地図を描いた布団を干すなど最大限の屈辱だった。
そしてそんな屈辱にこの先俺が耐えられる自信もなかった。
俺は意を決しクローゼットを開け、衣装ケースの一番下からあるものを取り出した。
蛍光灯の下でまじまじと眺めたそれは紙オムツだった。
これを着けるのは嫌だ。でも着ければとりあえず布団への被害は防ぐことができる。
布団が濡れなければ干す必要もない。
しばらく干さない日が続けば小学生もわざわざ早起きして覗こうとしなくなるのではないか。
オネショが治らない以上、今の俺にできる対処策はこれしかなかった。
俺は風呂から上がって着たばかりのスウエットとボクブリを脱ぎ裸になると、紙オムツを装着した。
一人で着けるのは正直初めてだった。初めてのせいかなかなか上手く着けれず10分以上かかった。
部屋の鏡に映る大学生のオムツ姿。それは滑稽だった。
こんな姿絶対に誰にも見られたくない。とはいえ篤と変態医師にはもう既に見られてしまっているけれど。
見 ら れ て し ま っ て い る け れ ど …
鏡に映る自分のオムツ姿を見ているうちに、俺の中に別の感情が湧き上がってきたのを感じていた。
「あ…」
俺は小さく喘いだ。
あの日…変態医師に媚薬を塗られオムツの中で激しく勃起した。
あのときの興奮がオムツを着けたせいなのかなぜかよみがえってきていた。
「何で…薬はついてないはずなのに…」
戸惑いながらも勃起し膨張する俺のチ●コがオムツのざらざらした面に擦れると快感が波のように襲ってきた。
それは媚薬を塗られた時ほどのものではなかったがそれに匹敵する快感だった。
「あ…あはぁ…ひぃ…」
俺はもう我慢できずオムツの上から盛りのついたサルのように激しく自分のチ●コを扱いた。
「あぁぁあ…あぁぁぁあ…ん」
ダメだ…オムツのざらっとした肌触りがこの上なく気持ちよすぎる…俺は3分も我慢できなかった。
あぁぁあぁあぁぁ…ひぃ…あぁぁぁああぁあっっ
俺はオムツの中に大量に放出した。放出するたびに体がびくんと跳ねた。
「あぁ…俺…」
俺はがくがく震える足をどうにもできずベッドに倒れこんだ。荒い息が続く。背中が上下する。
そのとき…
「兄貴…」
聞き慣れた声にうつろな目をしたまま振り向くと、ドアのところに篤が立っていた。

第18回>につづく

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

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