世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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「夜尿症矯正合宿」第11話 tetsuyaさん作

『夜尿症矯正合宿』 第11話 by tetsuya

もう消灯時間も過ぎ、俺の部屋は木田のいないまま、電気を消していた。
「木田さん、どうしてるんですかね・・・」
野村が心配そうに布団の中でつぶやく。
俺もまさか脱走したなんていえず、じっと黙っていた。

その時廊下に何人かの足音が響いた。
捕まったのか?俺はいてもたってもいられなく、部屋を飛び出した。
ドアを開けた俺の目に飛び込んできたのは、ロープで手を後ろ手に縛られ、
まるで連行されるように塚本はじめスタッフの前を歩いている木田だった。
だめだったんだ・・・俺は木田のうなだれた表情にいたく同情した。
他の部屋からもドアが開き、皆が飛び出してくる。
塚本が全員起こせと指示を出したのか、スタッフは各室長に全員を集めるよう声をかけている。
まだ誰も寝ていなかった。木田が脱走したことはもう皆に知られていた。
部屋からぞろぞろと同じ格好をした木田を除く10人が出てくる。

「もう知っているとは思うが、この合宿から脱走を図ったものがいた」
塚本が喋りはじめた。
「プログラムが始動してしまった限り、途中で抜け出すことは許されません。 
君たちは遊びに来ているのではない。
あくまでも夜尿症を治しにきているのだということを忘れないように!」
そして木田を全員の前に引っぱりだし、
「木田くん。謝りなさい」
木田はメンバーと目を合わそうとせず、一言、「すいませんでした」とボソッと言った。

「脱走は重罪です。さらに反省してもらわなくてはなりません」
そう塚本が言うと、スタッフが木田を建物の柱にぐるぐる巻きにした。
「木田くんには今日はここで寝てもらいます。じっくり反省しなさい。 
ただ立ったままじゃ寝られないだろうから、吉川君、椅子をもってきてやりなさい」
吉川が丸椅子を持ってくると、木田のロープをゆるめ、椅子に座らせ、
背中を柱に付けて、上半身をぐるぐる巻きに縛った。
手は後ろ手にされている。もう逃げようがなかった。
「脱走すると君たちもこういうことになります。以上。」
塚本は解散を促した。皆木田に同情しながらも、特に何をすることもできず、部屋に帰っていった。
俺は木田に近寄り、
「ごめんな。 力になれなくて」と謝った。木田は首を横に振り、
「いや、中川さんのせいじゃないですよ」と、力なく言った。


その夜、俺はオネショをしなかった。
今日はあんな思いをしなくて済むんだと思い、俺はほっとため息をついた。
今日はデカチンの野村が失敗していた。寺上は今日もセーフだった。
野村は夢の中で放尿している途中で目が覚めたらしい。
ジーンズの前だけがぐっしょり濡れ、布団は濡らさずに済んだ。

俺は木田が気になって廊下に出てみた。木田の股間は・・・グッショリ濡れている。
そして椅子の下の床に大きな水溜まりを作っていた。
小便の臭いがたちこめる。
木田はまだ首を前に倒して寝ていた。 
こいつこんなに濡らしてもまだ寝ているなんて結構重症だなぁと俺は思った。

「木田くん・・・起きろよ・・・」
後ろには寺上や他の部屋のメンバーもいた。
木田ははっと目を覚ます。
そして、最初はボーッとした様子だったが、すぐに自分の置かれている状況に気付いたらしい。
下半身が濡れ、椅子から小便のしずくが未だポタッポタッと落ちているが縛られているのでどうにもできない。
「見るな・・・見ないでくれ・・・」
木田がか細い声で言い、うつむいた。見るなと言ってもここは廊下だ。黙っていても皆が通る。
幸いこの合宿以外に泊まっている人は別のフロアーなんでここにくる心配はなかったが。
ロープを外さないと・・・かなりきつく縛られているようで俺にはどうしようもできなかった。
また、勝手に外したりすれば塚本は怒るだろう。
俺は使い終ったタオルを持ちだし、床を拭いた。
それが木田の為にできるせめてもの行為だった。
徐々にメンバーが集まってくる。それを見たのか塚本とスタッフもやってきた。
塚本は木田の失態を見つけて、
「ありゃ。2日続けて失敗ですか。一番オネショを治さないといけないのは 木田くんのようですね」
木田は黙ってうつむいていた。塚本はスタッフに縛り直すよう指示する。
相沢と吉川は木田のロープを少し緩めた。
その時木田が急に暴れはじめた。
相沢と吉川は不意をくらってよろめく。木田は再び逃げようとした。

第12話につづく

テーマ:お漏らし・放尿 - ジャンル:アダルト

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