世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
201609<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201611
「夜尿症矯正合宿」第9話 tetsuyaさん作

『夜尿症矯正合宿』 第9話 by tetsuya

食堂に着くともう皆揃っていた。
めいめい好きな席に座って歓談している。
俺と木田も向かい合わせになるように座った。

全員揃ったのを確認するように、塚本が前に出てきた。
「静かに」
表情を変えずに彼は言った。ざわめきが止む。

「おはようございます。今朝の目覚めはどうでしたか? 
さて、いきなり初日からオネショをしてしまった人がいるようです。 
どなたですか? 手を上げてください」

木田と俺。・・・そして最年長杉本が手を上げる。

その他は・・・誰もいなかった!
今日オネショしてしまったのはなんとこの3人だけだったのだ!

「高校3年の木田くんに・・・大学3年の杉本くんと中川くんですか? 
杉本くんに中川くん・・・君たちはこのなかで一番のお兄さんじゃないですかぁ」
塚本が嫌味を言う。うなだれて下を向く俺たちに対し、さらに、
「それじゃ、前に出てきてください」
と言った。
俺は思わず木田と目を会わせた。
木田も「えっ!」というような顔をしている。
「さあ、早く」
塚本が再度促す。
先に立ち上がったのは木田だった。後から俺と杉本ものそっと立ち上がる。
杉本のジーンズも股間部分が大きく濡れ、変色していた。

今朝オネショしたままの姿で俺たちは前に立たされる。
何ともいえない表情で、杉本は空を見つめている。
俺もどこかに消えてしまいたい気分だった。
自分より年下の奴が濡らしてないのに・・・これは相当なコンプレックスだった。
今日一日、オネショした証を皆に見せながら生活しなければならないのだ。

「皆さん、見て分かるようにこの合宿中、着替えはありません。 
オネショしたら、罰としてこのままの格好で過ごしてもらいます。 
大体今の季節であれば、一日で大体乾きます。 布団ももちろん自然乾燥です。
3人には食事が終ったら、布団干しをやってもらいます。 
水はいくら飲んでも構いませんが、責任はちゃんと取ってもらいます」

『責任』とはこのことだったのか・・・俺はこの合宿が始動し始めた印象を受けた。
『最初のうちは厳しく感じるかも・・・』という石田の声が頭を駆け巡る。
その石田は結局俺たちを送迎する役目だけのようで、その後姿は見えなかった。

「それじゃ、3人は席に戻って。 皆さん食事を始めてください」

さっきまでの歓談が嘘のように、皆押し黙って食事を取った。
飯を食いながらも、自分の股間から小便の臭いが漂ってくる。
木田も、俺と言葉を交わすことなく、うつむきがちに黙々と飯を食っている。

しばらくして再び塚本が前に出てきて、
「これから9時まで自由時間です。
その後は夜尿症の治療についての講義があります。
昼からはレクリェーション、夕食は6時からというスケジュールになっています。
木田くん、杉本くん、中川くんは布団干しを始めてください。
決して他の人は手伝ったりしてはいけません」

『自己責任』ってやつなのか?これも・・・・俺は木田の方へ目をやった。
何も聞く気がないといったような顔で口を動かしている。
食べ終えた奴から立ち上がり、次第に食堂の人もまばらになってきた。
俺は木田が食べ終えて立ち上がったのを見計らって席を立った。
何か声をかけておこうと思ったが、ムスッとした表情の彼に何を話していいのか分からない。
木田に近寄ると、小便臭が漂ってくる。
俺はその香ばしい匂いを嗅ぎながら、股間が熱くなってくるのを感じた。

や・・・やばい・・・
木田の後ろで、声もかけられず、俺は自分の欲望と戦っていた。

部屋に戻る。
俺は木田の後から部屋に入った。寺上や野村も部屋に既に帰っていた。
部屋には木田と俺の描いた世界地図布団がそのまま放置されていた。
部屋全体に小便の匂いが充満している。
そりゃ木田も高校生なのだ。小便の臭いも大人と同じできつく、量も多かった。
ましてや俺も豪快に地図を描いている。
大人の寝小便布団がひと部屋に2枚もあるのだ・・・
俺は自分のオーストラリア大陸型の地図を眺めて、木田の布団にも目を遣った。
木田も俺に負けず劣らず結構派手に濡らしている・・・
北米大陸のような形の地図が布団のかなりの面積を占めている、
現役高校生の大きなオネショ・・・
それを木田はひょいっと担ぐと、物干し竿が置いてある2階テラスまで歩いた。
俺も木田の後についていく。
その場所は一ヵ月前、俺のオネショ布団が干された場所である。
一ヵ月後にまたここにオネショ布団を干すことになろうとは思いもよらなかった。
駐車場から丸見えの場所に布団を干さなければならない憂鬱。
今は他の客はいないが、泊まりじゃなくてもテニスコートや、
野球場を借りにくる団体が毎日いくらかあるのだ。
俺が描いた世界地図も、当然誰かに見られたことだろう。
先月はすぐにこの場から去ったので恥ずかしい思いはしなくてすんだけれど。

テラスに上がると、杉本が既に布団を干していた。
「よおっ!」
と杉本が俺たちに手を振る。
杉本の布団はすでに物干し竿にかけられて、朝の光を浴びている。
彼の布団にもかなり大きな世界地図が描かれていた。
歳は一つ上だが、学年では同じ大学3回生の俺と杉本。
大学の同級生と一緒に寝小便布団を干すことになろうとは思いもよらなかった。

3人が干し終る頃、テラスにスタッフの吉川が入ってきた。
「いい天気でよかったですね。これが雨が降ったりするともっと悲惨なんですよ。 
生乾きのオネショ布団で寝ないといけなくなっちゃうから」
吉川の声に誰も反応しなかった。が吉川は続けて、
「それじゃ、9時までこの場で立っててもらいます」
木田の眉がピクッと動いた。
「どういうことですか?」
杉本が聞いた。
「罰ということです」
吉川は淡々と答えた。
3人は寝小便で濡れた布団の前に濡れた股間のまま立たされるのだ・・・
これ以上の辱めはほかにあるだろうか・・・
「嫌です」
木田がきっぱりと言った。
「そういうわけにはいきません。これはルールなんですから。 
そんなに嫌ならオネショしなければいいんですよ」
俺は痛いところを突かれたなと思った。
確かにオネショしなければ、こんな屈辱を味わうこともないのだ。
現にこんな目にあっているのは俺たち3人だけなんだから・・・
木田もそれ以上は何も言わず、
木田の描いた北米大陸地図の前に手を後ろに組み、立った。
俺や杉本もそれに従って同じように立った。
駐車場に面したテラスに干した寝小便布団の前で立たされる高校、大学生・・・
一般客が誰も来ないことを願ったが、それは叶いそうにもなかった。

だって今日は土曜日なのだから・・・

第10話につづく

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.