世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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ゆうまさんの頼みごと(続き)
翌朝早く、ぼくは尿意で目を覚ました。となりにはゆうまさんが眠っていたので、ここで漏らすのはまずいと思い、とりあえず急いでトイレに行って、膀胱を完全にからにした。ベッドの戻ってもう一度寝ようとしたが、なぜか眠れなかった。しかたないので起きだして、服を着て別荘の外の空気を吸いに出た。早朝の冷たい高原の空気が爽やかだった。ぼくは林の中を散歩した。しばらくすると、早朝のジョギングをしている玲さんに出会った。
直:お早う、走ってるんだ・・・
玲さん:とりあえず毎朝走ってるから・・・
直:ぼくは散歩するから、走っていいよ。
玲さん:もうけっこう走ったから・・・ クールダウンにいっしょに歩いていい?
直:もちろんいいよ。
玲さん:直さんとゆうまさんって、もう長いんですか?
直:う~ん、それをきくか・・・ 
玲さん:どうしたんですか、なんかけっこういい感じだったんで・・・
直:じつはね、ぼくはゆうまさんの相手じゃないんだよ・・・
玲さん:どういうことですか?
直:なんか今回別荘に招待するのがカップルばっかりだから、ゆうまさんに頼まれて恋人役をしてるんだ。あっ、これは誰にも秘密だよ。
玲さん:なんだ、直さん、俺と同じじゃないですか・・・
直:じゃあ玲さんも頼まれて・・・
玲さん:まあそれに近い感じかな・・・
直:やっぱそうなんだ、なんかアンバランスなカップルだなって思ってたけど・・・
玲さん:俺、ホントは出張ホストなんですよ、このところ克久さんの専属みたいになってるけど・・・ 
直:ふうん、そうなんだ、たいへんだね。
玲さん:直さんもそっち系の仕事?
直:ぼくはそんな仕事ができるほどイケてないよ・・・
玲さん:直さん、イケてますよ、じゅうぶんやっていける・・・
直:ははは、まあウソでもうれしいよ。でもそう言う仕事ってけっこうたいへんだろう?
玲さん:はっきりいって、克久さんは俺のタイプじゃないし、金持ってるくせにけっこうケチだし・・・
直:金を浪費するようじゃ金持ちになれないだろう?
玲さん:あっ、そうか・・・ ゆうまさんはどうなの?
直:そっちのほうはよく知らないけど、けっこうしっかりしてる感じだよ。
玲さん:そうなんだ、でも見かけは克久より数段上だよね。ゆうまさんて決まった相手いる?
直:なんかあんま決まった相手を作らないみたいだよ。
玲さん:そうなんだ、でも乗り換えちゃおうかな・・・
直:本気でゆうまさんの相手になりたいんだったら、多少は協力するけど・・・
玲さん:俺もいい人がいたらそろそろ落ち着くのもいいかなって、こういう仕事って20代後半になるとだんだん売れなくなってくるんだよね、だからその前に・・・
直:でもゆうまさんは色仕掛けじゃ騙せないよ、本気でいかないと・・・
玲さん:ゆうまさんの相手になれたら、俺としては玉の輿なんだけどね・・・
直:じゃあ本気だって言うならガンバってごらんよ。
玲さん:直さんって、不思議な人だね。直さんのことを口説いちゃおうかな・・・
直:ぼくはゆうまさんみたいにリッチじゃないよ、それに決まった相手がいるし・・・
玲さん:そうなんだ、やっぱり相手がいるんだ、直さんってなんか尽くしてあげたいって感じするもんなあ・・・
直:ぼくのことはどうでもいいけど、ゆうまさんを騙すようなことはするなよな。
玲さん:うんわかった、口説くときは本気でいくから・・・
そう言うと、玲さんは急にぼくに近寄ってきて、軽くキスをした。
直:なに、キスなんかして・・・
玲さん:俺なんかとちゃんとまじめに話してくれたから、お礼のキス。
直:キスうまいからドキドキしちゃったよ。
玲さん:直さんもけっこうタラシ?
直:へっ、なんで?
玲さん:まったく自覚がないんだ・・・
直:なんだよ・・・
玲さん:わからないならもういいよ。はいもう一回おまけのキス。
こんどはすこし濃厚なキスを玲さんはしてきた。
玲さん:直さん、感度いいっスね・・・
直:ば~か、玲さんがキスうますぎるんだよ。
玲さん:こんなんでよければ、いつでもお相手しますよ、直さんなら格安で・・・
直:バカヤロウ、こんなところで営業するな・・・
玲さん:ウソウソ、直さんとなら商売抜きでお相手したいな・・・
直:まったく・・・
年下の男にいいようにあしらわれたような気もしたが、玲さんは基本的には感じの悪いやつではなさそうだとぼくは思っていた。
別荘に戻ると、まだゆうまさんは起きていなかった。ぼくはそっとベッドに入って、ゆうまさんの横に寝ようとすると、ゆうまさんがちょうど目を覚ました。
ゆうまさん:なんだ、もう起きてたのか・・・
直:うん、ションベンしたくて、トイレ行ってた。
ゆうまさん:今朝は寝ションベンしなかったんだ・・・
直:しねえよ、だってゆうまさんの大切なお客さんがいるときに、できるわけないじゃんか・・・
ゆうまさん:なんかグッとくることをサラっと言うね、直は・・・
直:どうしたんだよ、ぼくに惚れちゃいそう?
ゆうまさん:マジで惚れそうになった・・・
直:残念でした、ぼくはもう売約済だもんね。
ゆうまさん:ホント残念、直なら俺とうまくやっていけそうな感じがした・・・
直:ゆうまさんならそのうちきっといい相手が見つかるよ。
ゆうまさん:そうだといいけどね・・・
そんな事を話していると、また入口のチャイムが鳴った。
ゆうまさん:もう9時だ、朝食が来たみたいだから、直、ちょっと出られる?
直:今朝はだいじょうぶ、もう朝立ちおさまってるからね。
ゆうまさん:じゃあ頼む、テラスに並べてもらってくれ。
ぼくは入口の扉を開けて朝食を運んできた人を中に入れた。6人分ということで、二人で運んできていた。テラスのテーブルの上にてきぱきとセッティングして、係の人はさっさと帰っていった。ゆうまさんがお客さんたちに朝食の準備ができたのを伝えに行った。
しばらくして、克久さんと玲さんが部屋から出てきた。
ゆうまさん:おはよう、よく眠れたか?
克久さん:気持よく眠れたよ。ミシェルたちは食べないのか?
ゆうまさん:ゆっくり寝たいってさ・・・
克久さん:昨夜頑張りすぎて起きられないってか・・・
ゆうまさん:そうかもな・・・ おまえんとこはどうなんだよ。
克久さん:ウチは清いもんだよ、玲のやつはさっさと向こう向いて寝ちまうしさ・・・
玲さん:夜更かしはお肌の大敵だもん・・・
克久さん:ゆうま、おまえこそどうだったんだよ、がんばったのか?
ゆうまさん:昨日は、直にはピアノの演奏やら料理とかで頑張らせて疲れさせたから、先に寝かせたよ。
克久さん:なんだ、ゆうまのとこもウチといっしょか・・・
玲さん:そうみたいだね・・・
そう言って玲さんはぼくに向かって目で共犯者の合図をしてきた。まあどっちのカップルもニセカップルという点ではいっしょだからだ・・・
朝食の後、昨日の夜の食事でつかった調理器具は食器をゆうまさんが洗うといってキッチンに行った。ぼくもいっしょに洗おうとしてキッチンに行こうとしたのだが、ゆうまさんが来る必要ないと言ったので、サロンにそのままいることになった。ところが玲さんが俺も手伝いますよといってゆうまさんを追ってキッチンに入っていった。どうも玲さんはゆうまさんの攻略を始めるつもりのようだ。サロンで克久さんとふたりきりになったので、克久さんがぼくに話しかけてきた。
克久さん:ゆうまと仲良さそうだね。
直:はあ、まあ・・・
克久さん:もちろんゆうまがタチだよな、まさかあんたがタチってことはないよな・・・
直:はあ、それはご想像にまかせます・・・
克久さん:そんなこと言ったら、俺すげえ想像するぞ、いいのか?
直:どうぞご勝手に・・・
克久さん:どうせあんたもゆうまの金目当てなんだろうけど、言っとくけどあいつはケチだから、恋人にもたいして金は使ってくれないぞ・・・
直:じゅぶん使ってくれてますけど・・・
克久さん:ホントか? ケチなゆうまがなあ・・・
直:失礼しますね、ちょっと部屋に戻りますから・・・
ぼくは克久さんと話すのが嫌になってさっさと立ち上がって部屋に戻った。ゆうまさんの知り合いでなかったら、話している最中に克久さんの顔を平手打ちにしていたかもしれない。それにしても玲さんはいくら商売とはいえ、こんな男の相手をできるなんてさすがだなと思ってしまった。
しばらくすると玲さんが部屋に入ってきた。
直:食器洗い終わったの?
玲さん:そんなにたくさんあるわけじゃないからすぐ終わった。直さんにはいこれ・・・
直:なに?
玲さん:俺のメアド。直さんのも教えて下さいね。
直:いいけど・・・
ぼくはメアドを書いて玲さんに渡した。玲さんそれを受け取るとすぐに部屋を出ていった。玲さんからもらったメモのメアドの下には、メールくれるとうれしいです、と書かれてあった。
昼過ぎにお客さんたちはそれぞれ帰っていった。
午後、ゆうまさんが昼寝をしようと言ったので、ぼくたちはベッドに横になった。
ゆうまさん:直、いろいろありがとうな。
直:べつにたいしたことしてないし・・・
ゆうまさん:なんか今回は直を見なおしたよ。
直:じゃあ今まではどう思ってたんだよ・・・
ゆうまさん:見かけは悪くないけど、いい年してガキっぽくて寝ションベン垂れで・・・
直:ひでえ・・・
ゆうまさん:だから直が意外にしっかりしているのがわかったってこと・・・
直:今ごろわかったんだ・・・
ゆうまさん:バ~カ、寝ションベン垂れのくせに・・・
直:ひでえ、そんなに言われたら、今度はすげえの垂れてやるからな・・・
ゆうまさん:ほら、今回のお礼のキス。
直:キスだけ?
ゆうまさん:直は何がしたのかな・・・
直:気持いいこと・・・
ぼくたちは昼間だったけれど、気持ちのいい行為に熱中していた。ぼくたちはいろんな気持ちのいいことをやりまくった。今までゆうまさんとはそれほどいいエッチが出来なかったのがウソのように、何をすればお互いに気持いいのかなんでもわかっているような気がしていた。ぼくたちは時間を忘れて快楽を貪った。そして二人とももう極限まで気持ちよくなって、そして同時に激しく爆発をした。ぼくたちは大量の精液をぶちまけていた。
ゆうまさん:なんかすげえよかった・・・
直:ぼくも・・・
ゆうまさん:直がこんなに感じやすいなんて・・・
直:ゆうまさんがいろいろしてくれたから・・・
ゆうまさん:なんかよすぎてクセになりそう・・・
直:ゆうまさんって意外にエッチ上手なんだ・・・
ゆうまさん:意外にはないだろう・・・
直:あっそうか・・・
ゆうまさん:バ~カ、まったく直は・・・
ぼくたちはそのまま裸のまま抱き合って昼寝をすることにした。気持ちのいい昼寝だった。
夕方、ぼくたちは車で東京に戻るために高速に乗った。ぼくは助手席で眠ってばかりいた。そしてマンションまで送ってもらって、そのまま帰るゆうまさんと別れたのだった。

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

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