世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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翼に会いに(その3)
翼のアパートを出てタクシーでぼくたちは空港に向かった。これから4泊の予定で旅行に出かけることにしたからだ。翼がゆっくりしたいということなので、一箇所のホテルに4連泊することになっていた。飛行機の出発までに軽く朝食を食べていると、ほどなく搭乗の時間が来た。
飛行機に乗って2時間半で目的地のマルコポーロ空港に着いた。あまり大きな空港ではないのでほどなく外に出ることができた。
翼:ここから空港バスだと20分位で着くらしいけど、そのあとまたヴァポレットに乗らなきゃならないんだって。空港から直接サンマルコ広場に行けるヴァポレットもあるけど、あっちこっち寄っていくから、1時間以上かかるみたいだね。
直:ヴァポレットで行きたいなあ、まだ午前中だし、時間はたっぷりあるだろう?
翼:じゃあ、そうしようか、ほらあそこにヴァポレットの乗り場まで歩いて7分て書いてある。
直:そのくらいなら、行こうよ。
ぼくたちは荷物も少なかったので、ヴァポレットの乗り場へ続く通路を歩いていった。乗り場に行くとちょうどムラーノとリドを経由してサンマルコの先まで行くヴァポレットが出発するところだったので、ぼくたちはそれに乗った。しばらくすると遠くの方にヴェネツィア本島が見え始めた。ムラーノ島に寄って、さらにリド島に寄り、サンマルコをすこし過ぎた船着場に止まった。
ヴァポレットを降りてサンマルコ広場の方に歩いて行く。
直:おっ、このカフェ、ヘミングウェイがよく来てたとこらしいよ。
翼:ヘミングウェイって、あのヘミングウェイ?
直:そう、誰がために鐘はなるとか書いた人。
翼:ヴェネツィアは昔からいろんな人が来てるもんね。
ぼくたちはとりあえずサンマルコ広場に入っていった。
翼:すげえりっぱだね・・・
直:ヴェネツィアに来た人たちを驚かすために、広く見えるようにしたらしい。
翼:サンマルコ教会って、なんかイスタンブールにあってもおかしくない・・・
直:ビザンチン様式を模倣してるからね。
翼:直といっしょにここに来れてよかった・・・
直:翼、お腹減らない?
翼:うっ、脱力、もうせっかくいい雰囲気になってるのに、直はどうしていつもそうなんだよ・・・
直:だってお腹すいたし・・・
翼:はいはい、なんか食べに行こう。
サンマルコ広場を出たところにレストランが並んでいる通りがあったので、人がそこそこ入っているところをにぼくたちは入った。プリフィクスでイカスミのパスタを食られるコースをゆっくりと食べた。
そして腹ごなしにヴェネツィアの路地を遠回りして歩いてホテルに行った。ホテルは小さな運河に沿って立っていた。案内された部屋は意外に広くて、窓の下には運河が見えていた。そしてサンマルコの鐘楼も上のほうが見えてなかなか眺めが良かった。しばらく部屋で景色を眺めてから、ぼくたちはヴェネツィア散歩に出かけた。まずはリアルト橋まで路地を迷いながら歩いて行った。リアルト橋を見て、今度はドイツ商館やら、大運河沿いの建物をすこし見て、さらに歩いて行くとだんだんと観光地からは離れてきて、スーパーマーケットがあったりして、イエズス会の建物の前を通って、今度はサンマルコとは反対側の海側に出た。
翼:あれがサンミケーレ島で、その向こうにさっき通ってきたムラーノ島があると思う。
直:こっちはホント観光客少ないね。
翼:あそこにカフェがあるから、入る?
直:うん、ビールでも飲みたい。
ぼくたちは海辺の通りに椅子とテーブルを並べているカフェに入ってビールを飲んだ。目の前には海とすぐ向こうにサンミケーレ島が見えていて、眺めが良かった。
そしてまたヴェネツィアの来た時とは違う路地をあちこち見ながらサンマルコ広場まで帰ってきた。
翼:晩ご飯どうする?
直:今日はホテルのレストランで食べたいな。
翼:そうだね、けっこう良さそうなレストランだったね。
直:どうせちゃんと食べたら2時間以上かかるから、ホテルで食べたらすぐに部屋に帰って、楽しいことができるし・・・
翼:まったく直は食い気と色気と、それしかないもんなあ・・・
とりあえずホテルのレストランの運河沿いの席に座ってぼくたちはディナーを3時間近くかけて食べた。食べながら最初はビールを飲んでいたけれど、途中からはワインに変えたので、けっこうぼくは酔ってしまっていた。
部屋に戻るとぼくは酔いのせいでベッドに倒れ込むように横になった。
翼:ほら、直、寝るんだったら、着替えなよ。
直:寝ない、ちょっと休んだら、する。
翼:なにをするんだよ。
直:きまってるだろう、アレ・・・
翼:もう半分寝てるくせに。
ぼくは眠かったけれど、とりあえず着ているものは脱いで、パンツだけになった。
直:ほら、翼もこっちにおいで。
翼:まったくしょうがないなあ・・・
直:ほら、ぼくの触って・・・
翼:あれ、あんまり勃ってないじゃん。
直:翼が触ってくれれば、すぐに勃つ・・・
ぼくは翼の手がぼくのパンツの中に入ってきて、静かに刺激し始めたのを感じていた。そしてその後の記憶は途切れてしまっていた。
翌朝、目が覚めると、となりで翼が静かに寝息をたてて眠っていた。ぼくは翼のパンツの中に手を入れてみた。翼のモノは朝立ちでギンギンになっていた。ぼくはそれをゆっくりとこすっていた。
翼:うわっ、もう、直ったら、スケベ。
直:ギンギンになってたから、触ってみた・・・
翼:これは朝立ちだよ・・・
直:ほら、ぼくのも触ってみてよ・・・
翼:直のはスケベ立ち?
直:ば~か、どっちだって同じだよ。
ぼくたちはパンツを脱いで、横向きに向き合って寝て、二本のモノを重ねて刺激した。ぼくたちは我を忘れて快感の渦にのまれていった。どのくらい時間がたったかわからないくらい熱中していたが、とうとう最後の時が来たようだった。ぼくのほうが先に激しく爆発した。そしてぼくの射精が終わらないうちに今度は翼も激しく白いマグマを発射し始めた。ぼくたちはお互いの下腹部のあたりに大量の精液を噴出したのだった。ぼくたちはしばらく快感の余韻にひたっていた。
直:翼、すげえ良かった。
翼:オレもだよ、直、愛してる。
直:ぼくも愛してる。
ぼくたちは長いキスをしてから、後始末をした。
そしてシャワーを浴びてから、レストランで朝食を食べて、またしてもヴェネツィア散歩に出かけたのだった。

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

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