世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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萩原くんと飲みに
会社の行事で飲み会があり、一次会はしかたなく出席したけど、二次会の方はノリについていけないので相変わらずパスして、一人で**に行ってゆっくり飲もうと思って、最寄り駅に向かっていると、また萩原くんといっしょになってしまった。
直:なんだ、また二次会パスか? 付き合い悪いって言われるぞ。
萩原:それはセンパイも同じじゃないですか。これからどこに行くんですか?
直:ちょっとあるところでひとり酒。
萩原:うへっ、渋いこと言っちゃって、センパイには似合わないなあ。
直:うるせえ、ぼくだってひとり酒したいときはあるの。
萩原:そんなこと言って、飲み屋にはきれいな女の人がいるんでしょう、どうせ。
直:女のいる飲み屋は嫌いなんだって。
萩原:そうだった、センパイは男の子にも感じるんだった。じゃあオレみたいなイケてる男子のいる飲み屋とか。
直:バ~カ、確かに萩原がイケてるのは認めるけど、自分で言うな。
萩原:ねえねえ、オレも連れてってくださいよ。
直:しかたねえなあ、そのかわりショックを受けても知らないからな。
萩原:なんかすごいとこみたいですね、楽しみ。
いちど**ママを萩原くんに見せれば、ショックを受けて二度といっしょに連れてってくれなんて言わなくかもしれない。ぼくは萩原くんを連れて**のドアを開けた。いつものようにママがカウンター越しに声をかけてきた。
ママ:いらっしゃいませ。あ~ら、ナオじゃない。
厚化粧のママを見て、萩原くんはぽかんと口を開けて固まってしまっていた。
ママ:あら、いやだ、直ったら、連れがいるんだったら早く言ってよ。
直:ええと、会社の後輩で萩原くん、で、こっちがここのママ。
ママ:あ~ら、かわいいわねえ、ほんと食べごろって感じ
直:いきなりママそれはないだろう、萩原くんが怯えてるよ。萩原、大丈夫だって、ママは熊みたいだけど、人を食べたりしないから。
ママ:まったく直は一言多いんだから困るわ。
萩原くん:ママって、女の人なんですか?
ママ:あらストレートな質問だこと。どこからどう見ても女でしょ。まあかわいいから許すわ。
直:相変わらずママはイケメンにはお優しいんだから・・・
ママ:あらいやだ、直ったらあたしが他の子に優しくするもんだから、妬いてるんでしょう。
直:まさか、ママがだれとイチャイチャしようが、ぼくはぜんぜん嫉妬なんかしないけどね・・・
ママ:まったく直はかわいくないんだから。浮気したら翼に言いつけるわよ。
直:だって、萩原くんはノンケだから、そういう心配はないの。
ママ:あ~ら、あなたノンケなの、もったいないわねえ・・・ こんどあたしが優しく男の良さを教えてあ
萩原くん:だってママさんは女なんでしょう?
直:おっ、するどいツッコミ。
ママ:直はだまってなさい。あたしはね、女よりもずっと女っぽいのよ、試してみる?
萩原くん:すみません、遠慮しておきます。
直:どうしたんだよ、ママ、画家の彼氏とはうまくいってないのか?
ママ:ああ、あいつだったらもう追い出しちゃったわよ。
直:ママ、けっこう気に入ってたじゃん。
ママ:やっぱり、ノンケはだめよね・・・
直:女作って逃げ出したとか?
ママ:逃げ出したんじゃなくて、あいつに女ができたからあたしの方からたたき出したのよ。
直:そんで今は飢えた熊になってるわけね。
ママ:なによ、傷ついた女にやさしいことばもかけられないの、直は・・・
萩原くん:センパイ、やさしくないですよ、ママさんをなぐさめてあげなきゃ。
ママ:まああなたって優しいのね、直と違って・・・
直:萩原、ぜったいおもしろがってるだろう。
萩原くん:だっておもしろいんだもん。
そんなことを話しているうちに店は立錐の余地もないくらい混みはじめていた。その中を萩原くんがトイレに行った。
直:オシッコ、ちゃんとできた?
萩原くん:うん。でもチビリそうになった。
直:どうしたの?
萩原くん:トイレに行こうとして、人をかきわけて進んでると、いきなりケツをわしづかみにされた。
直:まあ萩原は今日ここにいる中でいちばんイケメンだからね、狙ってるヤツもいるかもしれない・・・
萩原くん:いきなりそんなことされたら驚きますって。そんで、こんどはトイレから出てこっちに歩いているときにも触られちゃったから、先輩の方を指さして、彼氏に怒られるからそんなことしないでくださいってその人に言ったんだ。
直:そうしたら?
萩原くん:その人先輩の方を見て、負けたって思ったんじゃないですか、あきらめてくれました。
直:ぼくのほうが恨まれそうだね。
萩原くん:オレみたいにかわいい子を連れてるからですか?
直:自分で言うな、自分で・・・
萩原くん:心配しなくても男はセンパイだけですから。
直:バ~カ・・・
萩原くん:センパイ、あのカップル、そっと見てみてください。なんかいい感じでしょう? オレたちもあんなふうに見えるのかなあ・・・
直:あのカップルはもう出来てるから、あんなふうに親密なんだよ。
萩原くん:ふ~ん、そうなんだ、センパイよくわかりますね。
直:だから萩原とぼくは、見る人が見たら仲はいいけどできてないと思うんじゃない。
萩原くん:それじゃあ、センパイ、いちどやってみます、オレと?
直:ぶっ!
萩原くん:もうセンパイったら汚いなあ、お酒吹き出さないでくださいよ。
直:あのなあ、なにやるのかわかってんの?
萩原くん:別に男同士でもそれほど変わらないでしょう? たぶんオレのときどき大きくなるおもちゃをセンパイの穴に入れる・・・
直:早漏のくせに・・・
萩原くん:ひでえ、コンドームを二枚着ければ大丈夫だもんね。
直:はいはい、わかったからそのうちやろうね。
萩原くん:そのうちじゃなくて今夜センパイの部屋に行って・・・
直:まったくしょうがないなあ・・・
萩原くん:そんなこと言いながら、センパイの目、潤んできてますよ、やりたいんでしょう? あっちまで潤んでたりして・・・
直:バ~カ、わかったよ、これ飲み終えたら帰ろう。
ぼくたちはママに送られて店を出た。そしてあまりしゃべらないまま電車でぼくのマンションに帰ったのだった。

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

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