世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
201012<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201102
年末の京都、そして正月
翌朝ぼくは8時前に目が目を覚ました。目を開くと京都の旅館の和風なインテリアが見えてきた。となりには翼がまだ眠っていたけれど、ぼくが動いたのを感じたのか翼も目を覚ました。
翼:あれ、直にしては早いじゃん。
直:ションベンしたくなって。
翼:昨日、けっこう飲んだもんね、早くトイレ行ってきなよ。
直:なんか冬の朝ってけっこうトイレに行くのめんどくさいんだよね。
翼:めんどくさいなんて言ってるからオネショしちゃうんだよ、直は・・・
直:ここでするわけにいかないから、めんどくさいけど行ってくる。
ぼくはノロノロと起き上がってトイレに行った。便器に向かって大量のションベンをぶっぱなした。
部屋に戻ると、翼が日本茶をいれてくれていた。
翼:とりあえずお茶飲みなよ。
直:けっこううまい、朝の日本茶もけっこういいもんだね。
翼:オレもあっちに行ってから日本茶が懐かしくなって、日本にいるときはなるべく日本茶を飲みたい。
直:日本茶飲んでると、なんか腹減ってこない?
翼:そろそろ朝ご飯食べたいよね。
直:ソウさんたち、起きてこないね。
翼:ソウさんたちは前の日が夜行バスだったから疲れてるんだよ。
直:でもせっかく京都に来てるんだし、もう8時半だから、起こしてもいいんじゃないかな。
翼:オレ、朝食の準備を頼んでおくから、直、ソウさんたちを起こしてきてよ。
直:いいよ、じゃあ、ちょっとソウさんの部屋に行ってくる。
そう言ってぼくは着替えをしてソウさんの部屋に行って、扉をたたいた。やっぱり眠っていたのか、少ししてからソウさんが入り口の扉を開けてくれた。
直:そうさん、眠そう、起こさなかったほうがよかった?
ソウさん:ちょっと疲れてたせいか、すっかり寝坊してしまって・・・
扉を開けてくれたそうさんは、まだ寝ていたときのままの前のはだけた寝間着姿で下着が丸見えだった。しかもソウさんのパンツには大きな半乾きのシミが浮き出していた。ソウさんは夢精でもしたのかと思っいると、部屋の中に敷かれた布団はひとつは使われていなくて、ソウさんとジュンちゃんはひとつの布団で寝ていた。ぼくはジュンちゃんを起こすために掛け布団をめくった。ジュンちゃんもTシャツとパンツだけで寝ていて、しかもジュンちゃんのパンツにもソウさんと同じようなシミがはっきりとついていた。
直:あれ、ジュンちゃん、パンツがシミになってる・・・ ソウさんのパンツも同じだし・・・
ジュン:へへへ、直さんに見つかっちゃった、オレたち昨夜とうさんとシコりあったんだ。
直:そうなんだ、いいなあ、親子でそんなことができるなんて、うらやましい・・・ 今度はぼくも一緒にしようよ。
ジュン:オレはいいけど、翼兄ちゃんがきっと怒ると思うよ。
ソウさん:翼くんはそういうことはきっとしないでしょうね・・・
直:とりあえず、シャワーでも浴びてきなよ、あとで一緒に朝ご飯食べようよ。
ソウさん:わかりました、すぐに身支度していきますから、朝食少し待ってくださいね。
そして、そのあとぼくたちは4人でいっしょに朝食を食べた。
そしてまた京都観光に出かけたのだった。
昼になったので京都駅のまえで4人で昼食を食べて、その後高速バスに乗るぼくを三人は送ってくれた。翼はもうすこし京都の寺を見てから東京に帰ると言っていた。ソウさんたちは電車でソウさんの実家に行くらしい。
高速バスは無事にぼくの実家に近いターミナルまで着いた。そこには弟が迎えに来てくれていたので、車で実家に向かった。
直:迎えありがとう。
弟:お母さんが行けってうるさいからね。
直:そうなんだ・・・
弟:今年は翼くんはいっしょじゃないのか?
直:久しぶりに帰国してるから、両親とすごすって言ってた。
弟:いいのかよ、お兄ちゃん、正月に彼氏をほっといて。
直:お、お、おまえ、今なんて言った?
弟:お兄ちゃん、なに焦ってんだよ、翼くんてお兄ちゃんの彼氏なんだろう、だから家に連れてきたんだろう?
直:え、いや、それは・・・
弟:だってお母さんが最初にそう言ってたんだよ、あれは私たちに相手をそれとなく紹介に来たんじゃないかって・・・
直:お父さんは気付いてるのか?
弟:お父さんはそういう事には鈍感だから、お兄ちゃんと翼くんは仲の良い友達だと思ってるんじゃない。
直:そうか、お母さん気づいてたんだ・・・ どんな顔で会えばいいんだろう・・・
弟:俺だって知ってたわけなのに、お兄ちゃんちゃんとしゃべってるじゃないか。
直:びっくりした?
弟:そりゃびっくりしたさ、それにしても女っていうのはすげえよな、お母さんも**(弟の嫁)もけっこう受け入れてるもんな、まあ翼クンがこのあたりの田舎にはいないようなイケメンだったせいもあるけどね。
直:そうか、**さんまで知ってんだ・・・
弟:だから翼クン連れてきてももう平気なんじゃないかな。
直:それだけバレてるんだったら、こんど思い切って連れてこようかな。でもお前は翼のこと嫌いじゃなかったのか?
弟:翼くんて、最初は生意気なヤツって思ったんだけど、ホントはいい人みたいだね。
直:おまえも大人になったね。
弟:いくつになったと思ってんだよ。俺のことをいつも昔のガキみたいに思ってるお兄ちゃんは嫌いだな。
直:ゴメン、ガキのころの印象が強すぎて・・・
弟:俺はもうすでに一家の主なの。お兄ちゃんももっとしっかりしないと翼クンに愛想つかされるぞ。
直:うるせえ・・・
なんとなく弟との距離がすこし近づいたような感じがした。
実家ではいつもと同じような正月を迎えた。母親や弟嫁はいつもどうりだった。
元日の最終便の飛行機でぼくは東京に戻った。
実家を出るときに母親と二人だけになった。
母:今度来る時は、また翼クンも連れてきて、こっちでゆっくりしていきなさい。
直:また連れてきていいの?
母:だってあなたのお友達でしょう、大歓迎よ。
直:翼にそう言っとくよ。
やっぱり母は完全に感づいているみたいだった。とはいえ、ぼくのほうから母親にカミングアウトをする勇気はまだなかった。
夜遅く東京のマンションに戻ると、すでに翼は来ていた。
遅かったけれど、実家から持ってきた餅で雑煮を作って食べた。
翼:すっかり味噌味のお雑煮がくせになっちゃった。
直:翼の家の雑煮の味もうまいと思うよ。
翼:じゃあ明日作ってあげるね。
直:お雑煮食べたら、しよう
翼:なにすんのさ?
直:翼もわかってるくせに・・・ ひ、め、は、じ、め・・・
翼:正月早々、直のバカバカ、ドスケベ。
直:ちぇっ、してくれないなら、もう寝る。
翼:まったくすぐにすねちゃうんだから・・・
直:翼もいっしょに寝ようよ。
翼:寝るだけだよ。あっ、直、寝る前にトイレに行っときなよ。そうじゃないと明日の朝、布団に書初めしちゃうぞ。
直:するか!
相変わらず、翼とはこんなふうに正月を迎えた。今年も翼とはこんな関係が続いていくのだろう。ぼくとしてはもっと甘い恋人同士みたいな感じになりたいのだけれど・・・



テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.