世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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翼に会いに(その3)
翌日の朝早く、ぼくは翼にたたき起こされた。
翼:今日は早く出かけるって言っといだろう、早く起きなよ。
直:ふわぁ、なんか眠くて・・・
翼:朝メシ食う時間がなくなっちゃうよ。
直:すぐ起きるよ。
翼:ぐずぐずと起きないなんて、まさか寝ションベンしてねえだろうなあ。
直:するか!
翼:じゃあ調べてみるからね。うわっ、相変わらずすげえ朝立ち・・・
直:朝はみんなそうなってるだろうが・・・
翼:早くトイレ行って、シャワーも浴びてきなよ。
シャワー浴びたらもう出かけなければならない時間になっていた。翼の部屋を出て、近所のロカンタで朝食を食べて、フェリーターミナルに向った。
ぼくたちが乗船するとフェリーはすぐに出航した。フェリーはトプカプやハギアソフィアを眺めながら海峡を南に進んだ。眺めを楽しんでいるうちに、約3時間の航海は終わった。思ったよりも短い感じだった。
バンドゥルマの港ではフェリーを降りるとすぐに前に列車が止まっていた。一度後ろに下がってから、こんどは前に列車は走りだした。三時間とすこしで列車はトルコ第三の大都市、イズミールに着いた。この街はローマ帝国時代にはスミュルナという名前だった。たぶんスミュルナノのトルコよみがイズミールなんだろう。列車を降りると、ぼくたちの名前を書いたボードを持った男性がいた。その日から泊まるホテルの出迎えの人だった。翼がトルコ語をしゃべるとびっくりしたような顔をしていた。ぼくたちのほかにもう一組のヨーロッパ人のカップルを乗せて車は走りだした。高速道路を30分ほど走って、一般道に降りるとセルチュックという街に着いた。ここにはローマ時代の水道橋があるので、それを見たいとヨーロッパ人のカップルが言ったので、ちょっと車を降りて休憩することにした。ローマ時代の石のアーチの連なった水道橋が延々と続いていた。それを見たあと、車はまた30分ほどでクシャダッシュに着いた。ここは高級リゾートホテルの立ち並ぶトルコ有数の保養地である。ぼくたちの泊まるホテルは海岸に面したそれほど大きくないホテルだったが、部屋の内装はものすごく豪華なものだった。
直:これってトルコ風?
翼:トルコの古い宮殿のインテリアを真似てるらしい。
直:おお、窓からはエーゲ海が・・・
翼:そのフランス窓を開けて、テラスに出るともっと景色いいと思うよ。
直:すげえ、エーゲ海の島が見える。あれ、このテラスの階段の降りると海岸に出られるんじゃない?
翼:部屋のテラスから直接ビーチに行けるってパンフレットには書いてあった。
直:なんかすげえいいとこ・・・
翼:直、気に入ってくれた?
直:うん、すげえいいよ。
翼:ならよかった。
直:だんだん海の方に日が傾いてきた・・・
翼:日の入りまで二人で眺めていようか・・・
ぼくたちはテラスのイスにならんで座って、海の風を心地良く感じながら、日の入りをずっと眺めていた。
日が沈んでだんだんとあたりが暗くなり始めた。
翼:夜、メシどうする?
直:なんか外に食べに行くの、面倒になっちゃったね。
翼:じゃあ、ルームサービス頼む?
直:なんか頼んで、このテラスで食べようよ。
翼:じゃあとりあえず、なんかシーフードでも頼むよ。
フロントに翼が電話してルームサービスを頼んだ。けっこう時間がたってからワゴンに乗って料理がやってきた。
直:何頼んだの?
翼:メインはすずきのパイ包み焼き。
直:これすずきが中に入ってるのか・・・
料理を持ってきたホテルの人が料理を取り分けようとするのを翼は断って、翼が皿にすずきを取り分けてくれた。
直:すずきって、あっさりしてるけど、うまいね。
翼:このへんの海で取れるすずきはけっこううまいんだ。
直:でもパイ包み焼きってフランス料理だろう?
翼:ここのレストランはフランスとトルコのハイブリッド料理らしいよ。
直:やっぱフランスの影響なんだ。
翼:トルコはけっこうフランスの影響を受けてるからね。
ぼくたちはテラスでゆっくりと夕食を楽しんだ。そしてビールを飲みながらぼくたちはテラスでエーゲ海の夜景を飽きずに眺めていた。
翼:なんだ、直、あくびしてるじゃん、眠くなった?
直:ちょっとだけね・・・
翼:寝る前に風呂に入ろうよ、俺、ちょっとお湯を張ってくるね。
どうも今日は翼はぼくといっしょに風呂に入ってくれるつもりらしい。
翼:ほら、お風呂、もう入れるよ。
直:いっしょに入ってくれるんだろう?
翼:最愛の妻がわざわざ日本から来てくれたんだから、旦那としては当然・・・
そう言うと翼はぼくをさっと抱くと、バスルームまで連れていった。バスルームの前でぼくを下ろすと、翼はすぐにぼくの服を脱がせてくれた。ぼくは翼に服を脱がされるだけでギンギンに勃起していた。
翼:こら、妻のくせに旦那の俺よりでっかいもの持ってるなよ。
直:だから妻じゃねえって・・・
翼:あとでゆっくりとかわいがってあげるから、今はガマンしてね。
広いバスタブにぼくたちはゆっくりと浸かって疲れを癒した。ぼくが翼のものを手で刺激すると翼のものもギンギンになっていた。
翼:オレはあとでゆっくりベッドで楽しみたいな、だから直、今はここまでにして・・・
ぼくの耳元で翼はいつになくやさしい声で言った。ぼくはそれだけでからだが痺れたような快感に包まれていた。

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

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