世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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木田くんの憂鬱(4)

noriさんから夜尿症矯正合宿外伝の続きが届きましたので、アップします。

木田くんの憂鬱(4)

賢太郎は合宿から家に戻ると、すぐに母親が合宿の様子を聞きたがった。
母:賢ちゃん、合宿はどうだったのよ。
賢太郎:フツー・・・
母:うまくいったの?
賢太郎:ビミョー・・・
母:少しでも良くなってるといいわねえ・・・ お母さん、期待してるわ・・・
賢太郎:・・・
母:高校生にもなる息子がまだおねしょしてるなんて、私が育て方を間違ったって思われるでしょ・・・
賢太郎:うるせえなあ・・・
母:そんな生意気なことは、おねしょ治してから言ってちょうだい!
賢太郎:・・・
母:このまま賢ちゃんのおねしょが治らなかったら、お嫁さんも来てくれないわよ・・・
賢太郎:・・・
母:あんまりウーロン茶飲んじゃだめよ、おねしょがひどくなるといけなから・・・
賢太郎:まだ夕方だろう、だいじょうぶだよ・・・
母:今日くらいはおねしょしないでよね・・・
賢太郎:うるせえなあ・・・
その後、家族四人で夕食を食べているときに、賢太郎の弟が言った。
弟:お兄ちゃん、どうだったの? おねしょの合宿・・・
父:こら、茶化すんじゃない、賢太郎だってしたくてしてるわけじゃないんだから・・・
弟:高校生の兄貴がおねしょしてるなんて、オレはずかしくて・・・
父:この話はもうするな、わかったな。
弟:・・・
母:賢ちゃん、晩ご飯のあとはあんまり水分とっちゃだめよ。
弟:お兄ちゃんはガキみてえ・・・
賢太郎:うるせえ・・・
そんなあんまり会話も弾まない夕食が終わって、賢太郎は自分の部屋に戻った。毎日いると気がつかないが、4日ぶりに帰ってくると、やっぱり少しションベンの臭いがしていた。これじゃあ部屋に友達も呼べないなと賢太郎は思ったのだった。
夜になるといつもなぜかのどが乾いてしまう。いちおう寝る前の水分は制限されているので、家族のいるところでは飲むことができなかった。それでもあまりにものどが乾いてしまった時は、家族はそれぞれの部屋に戻った頃にキッチンに行って、賢太郎は冷蔵庫に入っているウーロン茶や麦茶をコップ一杯だけ飲んだ。飲む量をいっぱいに制限してもどうせ夜になるとおねしょをしてしまうのは同じだったが、それでもたくさん飲めば飲むだけ、朝の世界地図は大きくなるからだ。
賢太郎がウーロン茶を飲んでいると、弟もなにか飲みにキッチンに入ってきた。
弟:お兄ちゃん、寝る前にウーロン茶なんか飲んだら、おねしょするんじゃないの。ああそうか、飲んでも飲まなくてもおねしょはしちゃうんだったっけ、高校生のくせに・・・
賢太郎:なんだと!
弟:いばるんだったらおねしょ治してからにしてね。早く治したほうがいいよ、高校生にもなる兄が夜尿症なんて、オレ恥ずかしくて・・・
賢太郎:覚えてろよ・・・
そう言って賢太郎は逃げるようにキッチンを出た。弟は小学生なのに、夜いくら水分をとってもおねしょはしなかった。同じ兄弟でどうしてこうも違うのだろうかと賢太郎は思ったのだった。
そして賢太郎はトイレに行って、長い時間かけて膀胱の中のションベンを全部搾り出した。いくら力んでも一滴も出ないのを確かめて賢太郎は部屋に戻った。
賢太郎のベッドは、マットレスには防水シーツがかけられて、その上に化繊綿の軽い布団が普通のシーツに包まれて敷いてあった。これならば賢太郎が大量におねしょをしても、シーツをはずして布団だけを干せば、化繊綿の布団は比較的早く乾くので都合が良かった。そのかわりに布団の生地には賢太郎のおねしょの跡が何重にも重なってシミだらけになっていた。
このところ天気のいい日が続いているので、賢太郎の布団も完全に乾燥していた。賢太郎は新しいシーツを掛けて敷き布団の茶色いシミを被った。
賢太郎は寝る前にもう一度トイレに行って膀胱を念のために空にした。
12時すぎに賢太郎はベッドに横になった。目をつぶるとあの夜尿症矯正合宿の悪夢が頭をよぎった。ひどく辛い合宿だったけれど、あの中川さんだけは優しかったなと賢太郎は思った。そうしているうちに賢太郎は眠ってしまっていた。

夜中に賢太郎はめずらしく目が覚めた。ふだんは激しい尿意がしてもぜんぜん目が覚めないのに、今回起きられたのは合宿の効果なのだろうか。とりあえず早くトイレでションベンを出さないともうガマンの限界が近かった。賢太郎は起き上がって部屋を出た。弟の部屋の前を通ろうとすると、急に弟が部屋から出てきた。
弟:お兄ちゃん、めずらしいじゃん、おねしょしないで目がさめたんだ・・・
賢太郎:ああ、早くトイレに行かなきゃ・・・
弟:途中で漏らすなよな、トイレでしろよ・・・
二人で一階のトイレに行った。賢太郎がトイレの扉を開けると、なぜかそこはトイレではなく、外につながっていた。
賢太郎:あれ、ここトイレじゃなかったけ?
弟:なに寝ぼけてるんだよ、いつも夜は外に出て道で立ちションしてるじゃん・・・
賢太郎:そうだっけ、立ちションでもいいからションベンしたい・・・
トイレのはずのドアから健太郎と弟は外に出て、家の前の道に出た。そこは夜なのに街灯で昼のように明るかった。
賢太郎:あれ、いつもこんなところでしてたっけ、なんか明るすぎて立ちションやりにくい・・・
弟:お兄ちゃん、ションベン漏らしそうなんだろう、どこでもいいじゃん。
賢太郎:あのへんがちょっと薄暗いから、あっちでしよう。
弟:どこでもいいけどね・・・
二人はすこし暗くなっているところに行って、塀に向かって立ちションを始めた。弟の方はすぐに勢い良く立ちションベンを始めたが、賢太郎はなぜかションベンがチョロチョロしか出てこなかった。
弟:お兄ちゃん、ションベン溜まってるんだろう、早く出しなよ。
賢太郎:なんかこんなところだとやりにくいんだよなあ・・・
となりでは弟がものすごく気持ちよさそうな表情で立ちションをしていた。賢太郎が勢い良くションベンを出そうと力んでいると、いつのまにか弟はとなりにいなくなっていた。その時、不思議と賢太郎のションベンは勢いを増して、ジャアジャジャと大きな音をたてて塀に当たり始めた。ションベンが出ていくときの快感が身体を駆け抜けていった。賢太郎は全身がホカホカとしているのを感じながら、また眠ってしまっていた。

賢太郎はこんどはほんとうに目を覚ました。夢のなかで感じていた気持よさは完全に消えていて、いまは腰のあたりを中心にずぶ濡れになっている感触が気持ち悪かった。
賢太郎:あっ、またやった・・・ うへっ、布団がグショグショ・・・
目覚まし時計を見るとまだ5時過ぎだった。賢太郎は濡れた布団から起き上がって、パジャマとパンツを脱いで、股間をタオルで拭いて、濡れた布団をベッドから下ろして、防水シーツが被せてあるマットレスに直接寝た。防水シートがゴワゴワしていたが、賢太郎はそのまま二度寝をしてしまっていた。
7時15分前に目覚ましがなって、賢太郎は目を覚ました。早朝にアレだけ布団におねしょを出していても、また尿意がしていた。賢太郎は下半身裸のままトイレに行った。こんどはドアの向こうには便器がちゃんとあった。それでも賢太郎はこれは夢じゃないよねとなんども確認しながらションベンをしたのだった。
階段を登っていると降りてくる弟に会ってしまった。
弟:その格好は、お兄ちゃん、またおねしょしたんだ、毎日毎日良くするよね、高校生のくせに。おねしょの合宿に行く前よりも悪化したんじゃない・・・
賢太郎:・・・
布団を干そうとして天気を確かめると、その日はあいにく久しぶりの雨だった。賢太郎はしかたなくおねしょ布団をベッドに広げたままして、学校に行くために家を出た。


今回で木田くん編はとりあえず終了とします。tetsuyaさんのご好意で夜尿症矯正合宿のキャラを使って書いてみましたが、皆様いかがだったでしょうか? 感想をきかせていただけるととてもうれしいです。もしもこの木田くん編が好評でしたら、また次を書いてみたいと思っています。よろしくお願いいたします。nori

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