世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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翼の一時帰国
またしても翼が先週末の土曜の昼頃突然ぼくのマンショにやってきた。
翼:相変わらず百年の恋も一瞬にして覚めるような、マヌケ顔で寝てたな。
直:まったくなんで連絡しないで急にくるんだよ。帰国するんだったら連絡くらいしろよ・・・
翼:急にオレが来ると困ることでもあるのか?
直:そうじゃないけど・・・ 
翼:浮気してるんじゃないかと心配してたけど、そのマヌケな寝顔じゃ、浮気相手がいたとしてもすぐに逃げ出すだろうな・・・
直:うるせえ・・・
翼:絶対直は浮気をしてると思ってすげえ心配してきたんだけど、直が一人で寝てたんで安心した。
その前の週末まではマサが泊まりに来ていたのだが、さいわい今週は用があるとかで、ぼくはひとりだった。
直:だから浮気なんかしてねえって・・・
翼:まあ今日のところは追求しないよ。
今年翼は夏休みには日本に帰って来られないということで、いろいろ用もあるらしくてすこし早めに日本に帰ってきたらしい。今回は10日ほど日本にいられるという。翼がぼくを連れていきたいところがあるということでぼくたちは二人で出かけたのだった。
電車に乗って海に近い大きな街の駅で降りた。そこから散歩がてらブラブラと再開発されたきれいな街を歩いて行った。そしていちばん海に近いマンション風の建物の中に翼は入っていった。
直:どうしたの、どこへ行くんだよ?
翼:いいからもう少し黙ってついてきて・・・
エレヴェーターに乗って上にあがり、通路を歩いて行くと、翼はひとつのドアの前に止まって、バッグの中から鍵を出して、ドアを開けた。
翼:ほら、直、入って・・・
直:どうしたんだよ?
翼:いいから、靴は脱いで、そこに使い捨てのスリッパがあるからはいてね。
部屋の中に入っていくと、通路の先にけっこう広い部屋があった。そこを通り抜けてると、広いベランダがあって、その向こうには海があり、その向こうには高層ビルが立ち並んでいるのが見えた。
直:おお、すげえいい景色・・・
翼:気に入った?
直:海好きだし、あっちの方に見える高層ビル群もいい眺めだね。
翼:直は海が見えるところに住みたいって言ってたからね。
直:こんな海の見える景色のところに住みたいなあ・・・
翼:ホントにそう思う?
直:海の景色、すげえ好きだからね。
翼:じゃあ、ここにするよ。
直:ここにするってなにが?
翼:オレ、来年は日本に帰って来れそうだから、住むとこをなんとかしなきゃならないんだ。
直:それで?
翼:兄貴の知り合いが急にこのマンションを売ることになって、オレが買おうかなと思って。
直:でもここ3LDKじゃないのか?
翼:というか、正確には2LDKプラス1になるのかな・・・
直:広すぎないか?
翼:でもふたりで住むんだったらそんなに広くはないよ。
直:えっ、翼、だれと住むんだよ?
翼:直に決まってんじゃん。
直:ぼくは今住んでるとこがあるし・・・
翼:直はオレと住みたくないわけ?
直:そんなわけないじゃん、翼と住めたらいいなとは思ってた。でもぼくが今住んでるマンションで考えてたから・・・
翼:あそこは便利でいいけど、ふたりで住むにはやや狭いんじゃない?
直:まあ、ここに比べたら狭いけどね・・・
翼:それにここはすげえ日当たりがいいから、直がいくらオネショしても濡れた布団干し放題だし・・・
直:そんなにしねえよ。
翼:ここに住んだら、直は毎日オネショしても大丈夫だよ、オレがいつでもベランダに干してあげるからね。ほらベランダにちゃんと布団を干すところがあるだろう・・・
直:毎日ぼくがオネショしたら、布団干すだけじゃなくて、洗濯も大変になるぞ。
翼:直のオネショの後始末だったらいくらでもしてあげるよ。
直:そんなこと言ったら、ほんと毎日オネショするかもしれないぞ・・・
翼:どうぞ、直のオネショだったらオレは大歓迎だよ。
直:どういう基準でマンションを選んでるんだか・・・
翼:ここは日当たりがいいだけじゃなくて、間取りも悪くないし、景色は直も気に入ってくれたし、ここに決めた。
直:でも高いんじゃないのか?
翼:まあそれは心配しないで、オレがちゃんするから。
直:まったく翼一人で決めちゃって・・・
翼:でも直もここ気に入ったんでしょう?
直:まあそうだけど・・・
翼:ええとここはリビングにするとして、となりのベランダに面した部屋はベッドを置いて寝室にしようよ。そこだったら直がオネショしてもベランダに面してるから布団を干しやすいし・・・
直:まあいいけど・・・
翼:それから、寝室の奥の部屋は、オレの部屋にするからね。
直:翼の部屋って?
翼:いちおうパソコンデスクとソファベッドでも入れて、一人で寝たいときは自分の部屋を使う。
直:ええっ、いつもいっしょに寝るんじゃないのか?
翼:オレがとなりに寝てると、直はいつでも発情しそうなんだもん。だからそれから避難したいときは自分の部屋で寝る。
直:新婚生活でそれはないよ・・・
翼:直は毎晩エッチする気だろうが・・・
直:うっ・・・
翼:それから、こっちはいちおうなんかの作業スペースにするための部屋らしい。ここを直の書斎にしてもいいし・・・
直:なんか隠れ家みたいな書斎にできそうだね・・・
翼:でもひとりになるスペースがあるからって、そこにこもってひとりエッチばっかするなよな。
直:ば~か。
翼:あとはトイレとバスルーム、バスタブはわりと大きいから、ここに越してきたら、たまには直といっしょに入ってやってもいいぞ。それから、バスルームの天井には乾燥機もついてるから、雨でオネショ布団が乾かないときはここで干すこともできるからね。
直:オネショしなさいと言わんばかりの設備だね・・・
翼:そうじゃなくても直はオネショするじゃん・・・
直:しないときはしないけどね・・・
翼:まあ毎日オネショしても問題ないから・・・
直:なんか翼、ぼくにオネショさせたがってない?
翼:だってオネショする直ってかわいくて好きだもん。
直:ば~か・・・
翼:じゃあ、オレマジでここに決めるね。
直:なんかすぐに住めそうじゃん。
翼:でも前に住んでた人、タバコ吸ってたそうだから、壁紙とか張り替えることにするよ、やっぱすこしヤニの匂いがしてるから・・・
直:確かにすこしタバコの臭いがするとは思ったけど・・・
翼:これで日本に帰っても住むところができた。
直:来年の何月頃?
翼:いちおうは4月の予定だけど・・・
直:じゃあ、翼が帰ってきたら、ぼくもここに引っ越してくればいいんだ。
翼:先に住んでてくれてもいいけど・・・
直:やっぱ、いっしょに住み始めようよ。
翼:直がそれでいいんだったら、オレもそのほうがうれしい・・・
直:いっしょに住むことになれば、翼といつでもできるね・・・
翼:まったく直はそのことしか考えてないのか?
直:だって、2年以上もおあずけだったんだぞ・・・
翼:ときどきは会ってただろうが・・・
直:あんなの一年に2回くらいじゃん・・・
翼:それであちこちで浮気してたんだな・・・
直:げっ、どうしてそれを・・・
翼:やっぱしてたんだ、まったく直はちょっとカマをかけただけですぐにひっかかるんだから・・・
直:ひでえなあ・・・
翼:それはこっちのセリフだよ、浮気したのは直だろうが・・・
直:ゴメン・・・
翼:まあいいい、浮気はしても、とりあえず俺のことは嫌いになっていないみたいだからね・・・
直:翼のことを嫌いになるわけないだろう・・・
翼:まあその言葉はとりあえず信じてあげるよ・・・
直:翼は相変わらずかわいいね・・・
翼:オレにかわいいと言うのは禁止じゃなかったっけ?
直:ううう・・・
翼:直はいくつになってもかわいいね・・・
直:ば~か・・・
翼:早く日本に戻って、直とここで暮らしたいな・・・
直:来年まであっちで頑張っておいで・・・
翼:うん、そうする・・・
ぼくたちはベランダで軽くキスをした。向かいのビル群は相当離れているので、よほど高性能の双眼鏡で見ない限り、だれがキスをしてるかまでは外からは見えないだろう。
翼:まだ、ここは俺のものじゃないから、早く話をすすめるね。
直:頭金あるのか?
翼:それは心配ないよ、親もだいぶ出してくれるし、オレも海外駐在でそれなりに貯めたから・・・
直:ぼくもすこしなら出せるよ・・・
翼:いいよ、ここはオレがなんとかするから。
そのあとぼくたちはマンションを出て、ブラブラと歩いて繁華街に出て、翼の買い物に付き合ったあと、夕食を食べた。
直:今夜はぼくのところに帰って泊まる?
翼:今日は実家に帰らなきゃ。兄貴にあのマンションの話をすすめてもらうから・・・
直:じゃあ、またぼくのところにおいで・・・
翼:うん、あとで連絡するね。
ぼくたちは大きなターミナル駅で別れた。それにしても来年になるとこの近くに引っ越してくることになりそうだった。

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

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