世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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「僕の兄貴は夜尿症」第9回
tetsuyaさんから小説の続きが送られてきましたので、さっそくアップいたします。


「僕の兄貴は夜尿症」第9回(tetsuyaさん作)


土曜日、僕と兄貴は街に繰り出した。
兄貴と二人きりでこうやって歩くのは何年ぶりだろう。まだ僕が小学校低学年だったような気がする。
街中を見渡してみても、颯爽と歩く兄貴はやっぱりカッコよかった。
服装は長Tシャツにジーンズというラフなものだったけどそれでも上品な大人の匂いがする。
兄貴より10cmも背が低い僕は兄貴の方を向くとどうしても見上げる姿勢になってしまう。
でもそれが何だか嬉しかった。僕の自慢の兄貴を皆に見せびらかしているようで。
と同時にそんな自慢の兄貴が今もまだオネショしてしまうという恥ずかしい秘密を持っているという
ギャップに僕の股間は油断すると大きくなってしまいそうだった。
最初映画を見に行き、あとは本屋に寄ったり服屋に寄ったりと男女のデートとさして変わらない
ごく定番のデートコースを二人は歩いた。
最後におしゃれカフェに寄ってスムージーを飲んでると不意に兄貴が
「トイレ行ってくる…」
とちょっと焦った顔をしてトイレに立った。がすぐ戻ってきた。
「掃除中だった」
兄貴は席に座りなおしアイスコーヒーを飲みながらトイレの方をたまにちらちら見やっていた。
掃除が終わりそうな気配はない。兄貴の顔が少しゆがんだ。
「でもさっきトイレ行ってなかった?」
僕は聞いた。
「あぁ…映画のときな」
そう言って兄貴はうつむく。
やっぱり兄貴は昼間もトイレが近いんだ。と僕は思った。
だって僕は今日デート始まってから一度もトイレ行ってないし…
9月とはいえ映画館は冷房を効かせていたし他の店もガンガンにではないが涼しい感じだった。
それが兄貴の膀胱を直撃してしまったのかもしれない。
こんな兄貴のトイレの近さもオネショに繋がってるんだろうなと僕は思った。
「兄貴、外でトイレ探そうか」
僕は提案してみた。
「あ…うん。もうちょっと待ってみるよ」
無理に動くよりここで待った方が賢明だと思ったのかもしれない。
だが掃除は15分経っても終わる気配がなかった。
「ちっ…」
兄貴がイライラしてるのが分かる。貧乏揺すりが酷くなった。
「兄貴。もう出よう」
僕はそう言うと兄貴に立ち上がるよう促した。
兄貴ももう限界だと思ったのかゆっくり立ち上がった。
急いで会計を済ませて外に出る。涼しい風が僕ら二人の身体を吹き抜ける。
兄貴には酷な風だったろう。人目があるにもかかわらず手が股間に伸びそうになっていた。
「近くのデパートならトイレがあるはず」
僕は50メートルほど先に見えるデパートの看板を指差した。
もともと容量が少ない兄貴の膀胱。あれから大した時間は経ってないのにもう限界に近づいているようだ。
これが夢なら漏らしても単なるオネショで済むかもしれないけどこれは現実だ。
さすがにここで漏らすわけにはいかない。、
兄貴は僕の歩く早さにも既について来れないようだった。僕も歩調を遅くした。
「篤…俺…もうヤバい…」
兄貴が泣きそうな顔で言った。
あぁこんなにカッコよくてスタイルもいい大人の男なのに実は今にも小便漏らしてしまいそうだなんて…
僕は不意にやってきたエロな光景に不覚にも勃起してしまった。
「大丈夫。あともうちょっとだから」
男子トイレはデパートの2階と表示されていた。2階とはいえ結構広いし中の様子に詳しいわけでもないので、
すぐに探せるのか不安だった。
僕らはエスカレーターでなく階段を選んだ。ゆっくり上がっていく。僕は兄貴の肩に手をかけて歩調を合わせた。
兄貴はもう一刻の余地もない程苦しそうな顔をしていた。額には脂汗が浮いている。
階段を上がりきったとき男子トイレの絵表示が目に入った。
「兄貴!もうすぐだ」
兄貴はもう何も答えない。その時だった。
「後藤さーん!!」
少し離れたところから手を振る人がいた。誰だあれ?
兄貴がそっちを見やる。その人が近づいてきた。
「や…安田…」
兄貴は目にうっすら涙を浮かべながらそれだけ言うのがやっとだった。
「よく似てるな~って思ったらやっぱ後藤…」
安田という人がそう言いかけたときだった。
ジョオォオォオオォオオオォオオォォオオオ~
という激しい音が股間から響き続いて兄貴のジーンズの股間が黒く濡れ始めた。
「あ!兄貴…」
「ご…後藤さん!!」
「あぁ…あぁ…あああぁ…」
我慢に我慢を重ねた大量の小便が
安田や僕を目の前にして兄貴の股間から次から次へとこぼれ落ちた。
安田は目を丸くしてその史上最大のショーをただ見つめている。
誰もどうすることもできない。小便の水溜りが兄貴の下にでき、それはだんだんと大きくなってゆく…
買い物に来ている親子連れやカップルが足を止めて遠巻きに見ている。
さすがに2階の端のトイレに近いところなのでそうたくさんの客がいたわけではなかったが、
子供が指さしていたり、笑い声もところどころから聞こえてくる。
兄貴はその場に立ち竦んだまま肩を震わせて泣いた。
「あ…お…俺店員さん呼んできます…」
安田はそう言うと踵を返して駆けていった。
粗相の跡は店員さんがモップで拭いてくれ、僕、兄貴、安田の3人は店裏の救護室に通された。
僕はデパートの紳士服売り場でパンツとチノパンを買って兄貴に持っていった。
兄貴は相当なショックを受けたのか救護室で横になって休んでいた。
僕と安田は救護室の外のロビーの長椅子に座って話をした。
「君が弟くんかぁ…確かによく似てる」
「篤といいます。あなたは?」
「あ、僕はフットサルサークルの安田といいます。お兄さんの1年後輩なんですよ」
安田はそういって軽くお辞儀をした。
「体調悪いのかな…と思ったらいきなりああなったんで正直ビックリしたわ…」
「すいません。恥ずかしいところを…」
「いやいや。むしろ声かけなかった方がよかったなって思って…」
「そんなことないです。悪いのは兄貴なんですから…」
「でも相当我慢してたみたいだね」
「いや、元々我慢できないんです。正直今でも兄貴オネショ癖が治らないんで…」
「え?」
安田は驚いた顔で僕を見た。
「そ、そうなの???」
「はい。今でも週3回くらい。たまにオムツとか着けたりしてますよ」
「マジで!?」
安田はさすがに信じられないようだった。
「あぁ…だから後藤さん合宿とか来ないんだ…」
「そうなんですか?」
僕は今初めて知ったっていうような顔をして聞いた。
「先週の合宿も最初の1日だけで帰っちゃったし、飲み会の時も他の先輩は友達や後輩の家に泊まったり
 するけどあの人は絶対に帰っちゃうし…」
「そうなんですか…兄貴気の毒だな…」
「君はもちろんしないんだよ…ね?」
「はい。僕はオネショとかやった記憶すらないです」
「そうなのか…じゃあ後藤さんもほんと居たたまれないだろうなぁ…」
「あの…せめてサークルの人たちが兄貴のオネショのことを理解してくれたら兄貴もオムツとか持って
 泊まりに参加できるんじゃないかなって思うんですけど」
僕は優しい弟であり続けた。もちろんそれは演技だけど…
「そっかぁ。まぁ皆に話しちゃさすがに後藤さんも立つ瀬がないだろうから幹部の先輩とかに相談してみるよ。
 君ってすごくお兄さん思いなんだね」
安田は笑顔で言った。丸っこい顔が笑うとさらに丸くなり結構かわいい。
「兄貴を宜しくお願いします。」
僕は頭を下げた。
「でもあんなにイケメンな後藤さんが今でもオネショしてるってほんと信じられないよ…
 何かの間違いかと思っちゃいそうだけど弟の君が言うんだもんな…」
じゃあ!と言って安田は立ち上がり、
「お兄さんに宜しく。今日のことは気にしないように伝えといてください」
と言うと僕に軽く手を振ってその場を去っていった。

第10回>につづく

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