世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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「夜尿症矯正合宿」第15話 tetsuyaさん作

『夜尿症矯正合宿』 第15話 by tetsuya

篠原以外の股間は全員濡れていた。
篠原はオネショを2日ともしてないし今回も最後まで残った。
結局一度もジーンズを濡らしていないのだ。あの余裕の表情が俺には気になった。

「やれやれ・・・もうちょっと我慢してくれると思ってたんですけどねぇ・・・ 
結局鍵をかけてから1時間12分で終了・・・」
塚本が手元のデータを見ながらため息をついた。
「それでは夕食までバスケットのレクリェーションがあります。 これから体育館に移動してください」
全員がぞろぞろと濡れたジーンズのまま体育館に移動する。

そこでは別のサークルか何かがちょうど今まで体育館を使っていたようで、着替えているところだった。
俺たちは入るのをためらった。もちろんこんな姿を見られたくはないからだ。
「どうする?」
中学3年の西本が振り返って言った。
「どうもこうもねーよ。こんな姿見られたらなんて言われるか。 一旦引き返して、彼らが出てから入ろうぜ」
杉本が吐き捨てるように言った。
杉本はさっきあの会議室で転んだせいで、Tシャツも濡れてしまっていた。
とりあえず全員が引き返そうとしたその時、ドアが開いて、バスケの連中が出てきてしまった。
「なんだ?こいつら」
今どきの高校生、木田の様な風貌の男が二人立っていた。
「うえっ!!小便臭せーっ!!」
その声を聞いて、帰ろうとしていた他の面々も集まってくる。
「なんだよ!そのカッコ!小学生みたいじゃん!」

「あれ?木田じゃねーか?」
後ろにいた奴が木田を指差した。
木田はぎくっとした表情でバスケの面々を見た。あきらかに驚いている。
知り合いなのだろうか?
「俺うわさに聞いたんだけどさー オネショを治すための合宿をやってるらしいんだよ。ここで」
「えーじゃあこいつらその合宿中なのか?」
「木田がいるんだもん。そうに違いないぜ~」
ハハハハハハッ!!!!と笑い声が体育館に響いた。
「木田を知っているのか?」
篠原が聞いた。
「知っているも何も、こいつうちの学校のバスケ部員だもん。1ヵ月前まではね。 
でもこいつ合宿で寝小便こいちゃってさー! それで辞めたんだよね。 そうだろ!木田センパイ!!」
「すごかったよね~あの世界地図!」
「隣の布団まで濡れてたもんな~」

木田先輩・・・彼らは木田の部活の後輩なのだ・・・
何も言えずにうなだれる木田。木田も俺と同じように合宿で大失敗していたのだ・・・
そう思うと木田のことを他人事とは思えなかった。

「お前ら、いいかげんにしろよ!」
俺は彼らを睨みつけながら言った。
「なんだよテメエ! 小便臭いくせに偉そうなこと言うんじゃねーよ」
「お前ら人間のクズだ!」
「なんだと!!」
俺につかみかかってきた。杉山が止めに入る。
「おいおい高島!やめとけよ! 触ったらオネショがうつるぜ!」
高島と呼ばれたその高校生は急に掴んだTシャツを離して、
「ははっ!そうだな!!俺オネショはもう卒業したもんな~ おい小便臭いのがうつったら嫌だから早く帰ろうぜ!!」
彼らはその言葉にぞろぞろ体育館から出ていく。
「うわーーくせーー!」
「木田センパイ オネショ治療がんばってね!」
「治療よりオムツした方が早いと思うよ!」
次々に侮辱の言葉を投げつけて、彼らは出ていった。
後に残された俺たちは何も言わず、ただ、突っ立っていた。

バスケの後、夕食を取り、自由時間になった。
バスケは全くといっていいほど盛り上がらなかった。
木田も気分が悪いと言って参加しなかったし。それからも部屋の片隅でふさぎ込んでいる。 
俺はかける言葉すら見つけられなかった。
寺上や野村も木田に話しかけようとはしない。腫物に触るような扱いだった。

今回一番ひどい仕打ちを受けたのは木田ではなかったろうか・・・
全員の前で罵倒され、短小包茎チンポを晒され、バスケ部の後輩に罵られ、オネショで立たされ・・・
俺が木田だったらとてもじゃないがこんな仕打ちに耐えられなかっただろう。
その日の夜になっても、昼に濡らしたジーンズは完全に乾ききらなかった。
篠原を除く全員が、小便臭い濡れたジーンズで就寝しなければならなかった。
でも、朝がくればこの地獄のような合宿から解放される・・・そう思いながら俺は眠りについた。

>>第16話につづく

テーマ:男のオネショ - ジャンル:アダルト

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