世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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大学生になっても(第六回)
眠っている野坂に俺のオネショを押し付けた日の翌日、大学に行き、授業を受けたのだが、その日は野坂はいつもと違って、俺を避けるように離れた席に座った。
授業が終わった後、逃げるように出ていこうとする野坂を俺は追いかけた。俺の後ろからチャラ男の松橋が追いついてきた。

「おい、芳賀、待てよ。野坂も、なんで逃げんだよ。」
「野坂、ちょっと話そうぜ。」
「おまえたち、痴話げんかしてんのか?」
「んなことするわけねえだろうが。」
「でも、野坂、芳賀から逃げてるじゃん。」
「まあ、いろいろあってな・・・」
「まさか、芳賀が浮気したとか。」
「はあっ、野坂とは付き合ってるわけじゃない、友達だぞ、浮気とかありえねえ。」

ふたりで野坂の両側から野坂を捕まえて、俺たちは野坂を真ん中にしてベンチに並んで座った。

「しゅん、なんで逃げんだよ。」
「たくと、わかってんだろう、俺がお前と顔合わせたくない理由・・・」
「おお、あれなら気にすんな。」
「気にするなって言っても、気にするっつうの。」
「やっぱ、お前ら、痴話げんかか。原因はなんだよ。つうか、おまえら、いつのまに名前で呼び合うようになったんだよ。やっぱデキてるな。」
「なんでもないから、俺と芳賀とのことだから、松橋は黙ってて。」
「なんかへんだな、ふだんはかわいい野坂が、なんかツンケンしてるもん。」
「ところで、松橋、今日はなんだよ?」
「おおっ、そうだ。お前たちもケンカなんかやめて、合コンやろうぜ。」
「松橋、お前ってやつは、まだ合コンとかやるつもりなんか・・・」
「芳賀も野坂もでてくれよ。まあイケてる俺がいたらひとりでもじゅうぶんなんだけど、芳賀とか野坂がいると女の子の食付きがよくなるからさ。」
「合コンて、どこでやんだよ。」
「おお、さすがは芳賀、やっぱ合コン出てえんだろ。居酒屋とかだと、後でお持ち帰りしなきゃなんないし、もうめんどうだから俺のマンションでする。」
「お前んちって、そんなに広かったっけ?」
「俺と芳賀と野坂、それと女の子が3人、これだったら余裕余裕。それにそのまま流れでいいコトできるしさ。」
「お前んち、泊まるのか。」
「なんだよ芳賀、俺んちに泊まりたくねえのか。野坂はどうする。」
「俺はひとんちには泊まりたくないから。」
「どうしたんだよ、野坂、よそに泊まりたくないって、ガキみてえにオネショ癖があるわけじゃねえだろうが。」
「んな、んな、んなことあるわけないだろう、松橋くん、俺のこといくつだと思ってるんだよ・・・」
「冗談だよ、でも野坂、なに顔まっかにしてるんだよ、でもそういう野坂、けっこうかわいいから女の子にはウケるぜ。」
「松橋、今日の合コンは俺たち、パス。ちょっと野坂と話があるから。」
「はいはい、わかりました、ふたりで親密なお話をすればいいだろう。」

松橋は他のやつを誘うと言って、さっさと俺たちから離れていった。

「しゅん、お前なあ、松橋の冗談にまともに反応して、あんなに顔を赤くしちゃったら、オネショ認めてるようなもんだぞ。」
「たくと、俺、どうしちゃったんだろう、2回も続けてお前んちで失敗するなんて・・・」
「やっぱ、しゅん、恥ずかしいのか?」
「そりゃそうだろう、大学生にもなってひとんちで2回もオネショするなんて。やっぱ病院へ言った方がいいのかなあ・・・」
「いやあ、病院だって、大学生の男がオネショ治してくださいって言ってきても、困るんじゃない。」
「だよね・・・」
「でも、しゅん、オネショくらい気にするな。」
「たくとはオネショしたことないから、そんなノンキなことを言えるんだよ・・・」
「んなことはないけどね・・・」
「朝起きたら自分のしたオシッコで布団がグズグズに濡れてるのに気づくんだぜ、この世の終わりくらい落ち込むんだよ。」
「まあわかるけどね・・・」
「ぜったにたくとにはわかんないよ、あの絶望感・・・」

まあ俺の場合は今でもしょっちゅうオネショの朝を迎えているわけで、そのたびに絶望していたら、命がいくつあってもたりないのだが・・・

「でも、おやじはしゅんってかわいいっていってたぞ。オネショなんか気にしないで、また泊まりに来なさいって・・・」
「そんなこと言われても、気にするよ・・・」
「だって、ただ布団にオシッコしただけじゃん・・・」
「ったく、たくとはヘンなの。オネショは恥ずかしいんだよ。」
「そうかな・・・」
「たくとだって、いちどしたらわかるよ。」

そんなことは、俺はもうじゅうぶんすぎるくらい、わかってるんだけどね。
野坂は話を終えると、逃げるように帰っていった。

俺もひとりになってしまったので、途中でちょっと買い物とかを楽しんでから、家に帰った。マンションのドアを開けると、中にはおやじではなくて、仕事仲間の瀬戸さんがにこにこしながら俺を出迎えてくれた。

「あれっ、おやじは?」
「チーフは他の仕事でまだオフィスだよ。」
「そんで瀬戸さんは、ウチで仕事?」
「まあ仕事っちゃ仕事なんだけどね、チーフから頼まれたんだから・・・」
「なんかはっきりしませんね。」
「今日午後に急にちょっと急ぎの仕事が入って、チーフが帰るのは遅くなりそうになるんで、ベランダに干してる布団を取り込むように頼まれた。」
「げっ、おやじのやつ、そんなこと頼んだんだ、それでまさかもう布団、取り込んだ?」
「拓斗くん、何慌ててるんだよ、いまさらもう遅いよ。」
「くそっ、おやじのやつ。」
「いいじゃん、もう俺はたーくんのオネショのことは知ってるんだから。それにしてもたーくん、今朝もすげえオネショしちゃったんだ。」
「うわあ、言うな、言うな。」
「たーくんって、いつも怖い顔してて、カッコよくて近寄りがたいけど、夜になると赤ちゃんになっちゃうんだねえ・・・」
「うっせえ、うっせえ・・・」
「たーくんって、チンチンになんか奇形でもあんのかな、大学生にもなってオネショしちゃうなんて・・・」
「ねえよ、ふつうだよ、いやふつよりもでっかいよ。まあ包茎だけど・・・」
「なんかたーくんが、真夜中にムニュムニュ寝言いいながら、お布団の中でオシッコ漏らしちゃうなんて、昼間とのギャップがかわいい。」
「しょうがねえだろうが、寝てる間に自然にオシッコが出ちゃうんだから・・・」
「確かに子供はそうだけど、たーくんって、たしか大学生じゃなかったっけ、大学生はふつうはオネショなんかしないよ。」
「うっせえ、もう一回オネショっていったらぶっ殺すぞ。」
「うわあ、たーくん、怖い。」
「いい年してキモいから、ぶりっ子すんな。」
「そんなに怖い顔して突っ張ってても、夜になるとオネショするくせに。」
「ぐぐぐ・・・」
「ホント、たーくんくんってかわいいね。チーフが自慢するはずだ。」
「俺はかわいいという言葉とはまったく縁がねえんだよ、ったく。」
「そういう怖い顔、オネショした朝にもできるのかな。」
「ううう・・・」
「その困った顔、マジかわいい。」
「勝手に笑ってろ。」
「ほら、ちゃんとオネショ布団は取り込んでベッドの上に置いてあげたから、安心して今夜もオネショできるよ。」
「ば~か、もうしねえよ。」
「そんでさ、たーくん、俺、オネショ布団取り込んであげたじゃん、だからそのかわりに晩ご飯食べさせて。」
「しょうがねえなあ、じゃあ、ちょっと多めに作るから、食っていきなよ。」
「そういうふうに素直なたーくんもチョ~かわいい。」
「アホ、言ってろ。」

俺はキッチンに言って、晩ご飯を作り始めた。瀬戸さんはソファに座って、膝の上にノートパソコンを広げて、怖い顔をして何かを入力していた。

9時頃おやじが帰ってきたので、俺たちは3人で晩メシを食った。

「瀬戸くん、今日はヘンなこと頼んじゃってゴメンなさい。」
「ははは、いいですよ、こんなことくらい、いくらでもやりますよ。」
「たーくんもオネショさえしなきゃ、完璧なのにねえ。まあ、こればっかりはしょうがないのよね。」
「でも、病院とかで診てもらったことないんですか?」
「一度、たーくんが中学生の時に連れて行ったのよ。そうしたら、医者は、オネショは大きくなったら治ります、それを待ってくださいって言うのよ。その時はそんなもんかと思って病院には行かなくなったんだけど、たーくんのオネショ、いつまでたっても治らないじゃない。ホントあの時の医者にはだまされちゃったわ。」
「おやじ、もうそんなにオネショオネショって言うなよ、ハズい・・・」
「そういやあ、俺もオネショしたことあるけど、なんかいつも夢にだまされてたなあ・・・」
「やあだ、瀬戸くんもオネショしたことあるの・・・」
「そりゃあ、だれだって子供の頃はしたことあるでしょう・・・」
「でも瀬戸くんみたいな整った顔の優等生が、オネショなんて、似合わないわねえ・・・」
「それを言うなら、拓斗くんだって、オネショなんか似合わないでしょう・・・」
「まあ、そのギャップがかわいいのかもしれないわねえ・・・」
「子供の頃って、ときどき夢にトイレが出てくるじゃないですか。学校のトイレとかで、オシッコをしようとするんだけど、なんかヘンな感じがして、ひょっとしてこれって夢かもしれないって思って、ちゃんと確かめるんだけど、なんとなく現実のような気がして、それにすげえオシッコ漏れそうになっているから、もういいやと思ってオシッコし始めるじゃないですか。そうすると俺の出したオシッコがちゃんと便器に飛んでいって、ああやっぱり現実のトイレだって安心してオシッコを全部出したところで、いきなり目がさめるんですよ。最初は寝ぼけてるから、自分がどういう状態なのかはっきりしなくて、もぞもぞしてると、コカンが濡れてるのに気づくんですよね。うわあ、またオネショしたってわかると、もうからだ全体が絶望に包まれて、ものすごく落ち込んで・・・」
「俺だって、夢の中ではちゃんとこれは夢じゃなくて現実だよって確かめてから、オシッコをしてるよ。でも実際は布団の中でしちゃってるんだけどね・・・」
「まあ、たーくんのオネショも、たーくんにお嫁さんが来るまでには直しておいたほうがいいわよ。」
「俺、嫁なんか貰うつもりないし・・・」
「まだまだ、拓斗くんはからだは大きくても子供みたいだね。」

夕食を食べると、瀬戸さんは帰っていった。

「ったく、おやじ、また俺の秘密を知ってる人が増えたじゃんか。」
「ああ、瀬戸くんにたーくんのオネショ布団のことを頼んだこと?」
「ったく、ハズいだろうが、あんなイケメンに俺のオネショのことがバレちゃうと・・・」
「あら、たーくん、顔が赤いわよ、まさかたーくん、瀬戸くんに惚れたんじゃないでしょうね。」
「んなわけねーだろ、ったく、ふつうのおやじは、そんなこと言わねえぞ。」
「あら、いい考えが浮かんだわ。この際、思い切って、瀬戸くんにたーくんのことを、お嫁さんにしてもらったらどうかしら。」
「もしもし、おやじ、あたま、だいじょうぶ? なんで俺が瀬戸さんの嫁になれるんだよ。」
「だって、あんたは、イケメンだし、お料理できるし、頭もけっこういいし、お嫁さん力、高いと思うわよ。」
「んな問題じゃねえだろうが、ったく、おやじはなにを考えてるんだよ・・・」
「でも、お嫁にもらってもらうとしたら、やっぱ、オネショ治さなきゃね。」
「うっせえ、ったく・・・」
「ほら、たーくん、もう遅いから、お風呂に入ってよく温まってから、ちゃんとおトイレに行ってから寝るのよ。」
「わかってるから、いちいち言うんじゃねえって・・・」
「寝る前にちゃんとオシッコしても、オネショするくせに、なに生意気なこと言ってるのよ・・・」
「寝る前にオシッコしなかったら、布団をもっと濡らしちゃうだろうが・・・」

俺はぬるめのお湯にゆっくりと浸かって、からだの中までしっかりと温めた。
そして、おやじのおやすみのキスから逃げるのを失敗して、しっかりとおやじにキスをされてから、部屋の戻ってベッドに横になった。

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