世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
201304<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201306
波の音が聞こえる(その1)
ゴールデンウィークの旅行中に、noriさんが新作の小説を送ってくれていました。noriさんから「まだ書き始めたばかりで、この先どう展開していこうかと考えている最中です。とりあえずプロローグを書いてみましたので、お楽しみください。皆さんの感想もきかせていただけるとうれしいです。」との伝言がありました。

波の音が聞こえる(その1) noriさん作

それにしても遠くまで来たものだと思う。昨日の夜、夜行バスに乗って東京を出て翌朝には西日本のある街に着いていた。そこからはローカル線の各駅停車を乗りついで終点の寂しい駅まで来てしまっていた。それにしても線路がホームの端でぷっつりと切れて、ここから先は行けませんよとばかり、高架も途切れていた。
ホームから階段を下りていくと、小さな駅舎があり中には売店もあった。駅にいたおばさんに海岸への行き方を尋ねると、駅前から出るバスに乗れば行けると言う。
駅前に止まっていた古びたバスに乗ると、すぐにバスは発車した。バスは町の中を回ってから海沿いに出た。どこまでも続く砂浜に沿ってバスは進んでいく。浜辺の町にバスが止まったので、航平は思い切って降りてみた。
バスを降りて、航平は砂浜に出た。右も左も見渡す限り砂浜が続いていた。サーフィンの名所ということは航平も知っていた。真冬なのに何人もの人がサーフィンをしていた。航平はサーフィンをする人たちを飽きずに眺めていた。だんだんと日が傾いて寒くなってきたので、サーファーたちも次々に海から上がっていた。
その中の一人の地元サーファーらしい若い男が航平のところに近寄ってきた。

サーファー:やあ、見慣れない人だね。
航平:ちょっと前に着いたばっかりだから・・・
サーファー:学生?
航平:4年だけどね・・・
サーファー:今日どこに泊まるの?
航平:まだ決めてないんだ。このへんに泊まるところあるかな?
サーファー:俺んち、民宿だけど・・・
航平:泊まれる?
サーファー:冬は正月以外はお客さんすくないから、部屋はあいてるから、泊まってくれるとうれしい・・・
航平:じゃあ、泊まる。
サーファー:でもちっちゃい民宿だからね。

サーファーがすたすたと歩き始めたので、航平はあわてて後を着いていった。5分ほど歩くと、民宿に着いた。サーファーがお客さん連れてきたよと大きな声で家の中に声を掛けていた。するとなかならエプロン姿の女の人が出てきた。

女の人:まあまあよくいらっしゃいました。
サーファー:学生みたいだから、安くしてあげて。
女の人:隆太のお客さんだったら、いいわよ。そのかわり食事はあんまりいい物は出せないわよ。
サーファー:学生なんだからそれでイイんじゃない。それから俺、隆太。
航平:俺は航平。
サーファー:そんで、こっちが俺の母。
航平は、隆太のお母さんに案内されて、奥の部屋に入った。部屋は和室で、窓のところが縁側になっていて、椅子とテーブルが置かれていた。部屋にあるものはそれ以外は何もなかった。
縁側の椅子に座って外を見ていると、隆太が服に着替えて入ってきた。隆太はこんな田舎にどうしてと思うほどのイケメンだった。

隆太:どうした、俺の顔に見とれて・・・
航平:ゴメン、どうしてこんなところに、すげえイケメンがいるんだろうなって・・・
隆太:俺の顔に惚れちゃった?
航平:ジロジロ見ちゃってゴメン。
隆太:航平だって、かわいい顔してるくせに・・・
航平:俺、22歳なんだけど・・・
隆太:じゃあタメじゃん。
航平:お母さんと民宿やってんだ・・・
隆太:まあな。年末年始まではけっこうヒマだから、サーフィンばっかやてるけどね。
航平:俺、サーフィンやったことないんだ・・・
隆太:マジ!サーフィン、面白いぜ。
航平:やりたいけどさ、なにも持ってないし・・・
隆太:ボードは俺のを貸してやるよ。スーツは航平とよく似た体型のやつがおいていったものがあるからそれを使えばいい。
航平:それを借りて、ためしにやってみていい?
隆太:いいよ、明日からやろう。そのまえにスーツ持ってくるから着れるか試してみなよ。

しばらくして隆太はウエットスーツを持って部屋に入ってきた。

隆太:ちゃんと洗ってあるけど、新品じゃないから多少は臭うかもしれない・・・
航平:ホントだ、ちょっとビミョーな臭いがする・・・
隆太:海に出てると、寒いときはションベンしたくなるんだよね、でもウエットスーツは脱ぐのが面倒だから、そのまましちゃう奴もいるし・・・
航平:これってオシッコの臭いなんだ、べつにこのくらいだったら平気だよ。
隆太:じゃあ、着てみなよ。

航平はシャツとパンツだけになってから、ウエットスーツを着てみた。

隆太:おお、これならだいじょうぶだよ。
航平:じゃあ、明日からやろうかな。このへんに教えてくれるスクールある?
隆太:俺がおしえてやるよ。
航平:いいの? 
隆太:もう友達だろ・・・
航平:うれしい、ありがとう・・・
隆太:そろそろメシの時間だから、それ脱げよ。今日はお客は航平だけだから、ウチの家族といっしょに食べてくれよな。
隆太:ひとりで食べるより、いっしょのほうがいいよ。

隆太の家族は、さっき会ったお母さんと、漁協で働きながら農業もしているというお父さん、それに隆太を幼くしたような顔の高校生の弟だった。民宿の奥の家族用の部屋で、5人で夕食をとった。新鮮な海の幸のおいしい夕食だった。

そしてその後隆太の部屋に行って、テレビを見ながらとりとめのない話をふたりでした。そして寝る時間になると、航平の部屋に隆太が布団を敷いてくれた。

隆太:いちおう暖房してるけど、寒かったら、この布団をもう一枚掛けて寝て。
航平:わかった、ありがとう。
隆太:じゃあ、明日な。
航平:おやすみ・・・

隆太はそのまま部屋を出て行った。航平は電気を消して布団の中に入った。長い移動で疲れていたのか、航平はすぐに熟睡していた。

しばらく寝て、ふと気がつくととなりでなぜか隆太が航平にくっつくように横になっていた。

航平:あれっ、隆太、どうしたの?
隆太:なんか今夜は寒いから、いっしょに寝ようかなと思って・・・
航平:そうだったんだ、確かにちょっと寒いね・・・
隆太:あっ、航平、勃起してねえ?
航平:こら、触るなって・・・
隆太:俺がちょっと触っただけで、こんなに反応してるのに・・・
航平:なんだ、隆太だってビンビンになってるじゃん・・・
隆太:けっこう、俺、溜まってんだ。航平、していい?
航平:なにをすんだよ・・・
隆太:わかてるくせに・・・
航平:ちょっと、パンツ脱がせるなって・・・
隆太:脱がせなきゃ、できないじゃん・・・
航平:げっ、隆太のって、すげえでっけえ・・・
隆太:航平だって、可愛い顔してけっこうご立派で・・・
航平:ひっ、そんなエロい触りかたすんなよ・・・
隆太:ほら、航平、むこう向いてケツだせ。
航平:なっ、なにすんだよ・・・
隆太:ほら、気持よくしてやっから、おとなしくしろ・・・
航平:げっ、マジ、そんなでっかいもの入らないって・・・
隆太:大丈夫だって、ぜったい気持ちよくなるから・・・

そして隆太は航平の後ろにのしかかるようにして、勃起したものを航平の後ろにあてがうと、腰を一気に前に動かした。そしてなんの抵抗もなく航平の後ろに隆太のモノが侵入してきた。

隆太:ほら、大丈夫だろうが。
航平:なんか変な感じ・・・
隆太:気持よくしてやるから。
航平:うっ、なにこの感じ・・・
隆太:この辺りが感じるみたいだな・・・

隆太のものが突き刺さって、痛くないどころか、ものすごい快感がその辺りから湧き上がり始めていた。隆太は腰を前後にリズミカルに動かしながら、両手を航平の前に持って行って、航平のいきり立ったものを扱いた。航平は前後から爆発するような快感におそわれて、からだ全体が蕩けそうになっていた。そしてそれがピークに達した時、航平は今まで感じたことのないような目眩くような激しい快感につつまれながら、チン○が激しく爆発した・・・

その時、航平はいきなり目を覚ました。全身を激しい快感に包まれたまま、航平は暖かい布団の中で、パンツの中に激しく射精を繰り返していた。射精は一度始まると、本人の意志で止めることはできない。航平は呆然としながら、パンツの中がどろどろになっていくのを感じていた。

航平は隆太の夢を見て夢精してしまったようだった。現実は、航平はベッドにひとりで寝ていて、パンツだけが冷たくなっていた。それでも夢の中の快感を思い出して、航平は隆太のことが好きになりかけているのを感じていた・・・

しばらくすると隆太が航平を起こしには部屋に入ってきた。

隆太:航平、起きなよ、朝だよ。
航平:まだすげえ早いじゃん・・・
隆太:オレなんかちょっと波に乗ってきたぞ。
航平:そうなんだ・・・ げっ、マズい・・・
隆太:どうした、航平、恥ずかしそうな顔して、まさか寝ションベンしたとか?
航平:するか、でも近い・・・
隆太:わかってるよ、航平、夢精したんだろう?
航平:なんでわかるんだよ・・・
隆太:だって入ってくると部屋の中に栗の花の臭いがしてた・・・
航平:旅行の時とかに限ってやっちゃうんだよね・・・
隆太:べつに布団は汚してないだろう、なら問題ない。
航平:パンツだけ濡れた・・・
隆太:じゃあ、パンツ着替えなよ、濡れたパンツは洗濯物といっしょに洗ってやるから・・・

航平は濡れたパンツを脱いで、バッグから出したパンツに穿き替えた。

隆太:シーツと枕カバーも洗うからね。

隆太は慣れた手つきでシーツと枕カバーを外し、航平の濡れたパンツを包んで持っていった。
外を見ると天気はものすごく良かった。航平はサーフィンをしなさいと天気に言われているような気がしていた。

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.