世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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ゆうまさんに誘われて・・・
先週、めずらしくゆうまさんから電話がかかってきた。
ゆうまさん:直、おまえ、ぜんぜん連絡してくれないのな。
直:だって、急ぎの用なかったし・・・
ゆうまさん:しかたねえから、俺のほうからかけてやったんだぞ。
直:でも電話くれて、うれしいけど・・・
ゆうまさん:ホントに喜んでるのか?
直:疑り深いんだから、ゆうまさんは・・・
ゆうまさん:まあいい・・・
直:そんで今日はなんの用なんだよ?
ゆうまさん:直、おまえ、こんどの週末、どうせひまだろう?
直:なんか、すげえムカつく言いかた・・・
ゆうまさん:なんだかんだ言ってもどうせひまなんだろ?
直:まあそうだけど・・・
ゆうまさん:直、とりあえずこんどの金曜の夜、俺んとこに来いよ。
直:いいけど、急にどうしたの?
ゆうまさん:秘密、来たときに驚かせてやる。
直:行ったとたんにゆうまさんに無理やりやられちゃうとか?
ゆうまさん:ば~か、なに想像してんだよ、直はスケベだなあ・・・
直:秘密なんて言うから想像するだろうが、ふつう・・・
ゆうまさん:とにかく直の喜ぶことがあるから、とりあえず金曜においで。
直:思わせぶりで、なんか気になるなあ。
ゆうまさん:疑り深い直もぜったい喜ぶと思うから・・・
直:そんで金曜日、何時ごろ、行けばいいのさ?
ゆうまさん:10時すぎなら、帰ってると思う・・・
直:わかった、**で飲んでから行く。
ゆうまさん:じゃあぜったいに来るんだぞ。

そして金曜の夜、ぼくはまず**に行った。
ママ:あら、直、今夜はひとり? 王子様たちは来ないの?
直:なんかその言い方、ぼくには来てほしくなくて、利彰たちに来て欲しいみたいだけど・・・
ママ:あら、鈍感な直にしてはするどいじゃない?
直:はいはい、おじゃま虫だけが来て、すみませんねえ・・・
ママ:まあ、直ったら、スネちゃって・・・
直:いいから、とりあえずビール!
ママ:それで王子様たちはどうしてるの?
直:ふたりとも夏休みは語学留学でイギリスに行ってるよ。
ママ:そうなの、さみしいわねえ・・・ 
そのときぼくの携帯にゆうまさんから電話がかかってきた。
ゆうまさん:直、今どこ?
直:**にいるよ。
ゆうまさん:仕事がおして、11時くらいになる。
直:べつにいいよ、ママとおしゃべりしてるから。
ゆうまさん:悪いな、じゃああとで・・・
直:じゃあね。
興味津々でぼくたちの会話を聞いていたママが言った。
ママ:直、誰からよ?
直:ゆうまさん、ママ、知ってるだろう?
ママ:あら、あんたたち付き合ってたの?
直:付き合ってなんかねえよ。
ママ:でも、あんた、このあと彼のマンションに行くんでしょう?
直:そうだけど、ゆうまさんに会うの、ほんと久しぶりだし・・・
ママ:でも、直は何回も彼と会ってるんでしょう?
直:ホントときどきだけどね。
ママ:彼って、こんなこと言っていいのかしら、なんか人を信用してないって感じなのよね。
直:確かにそんなところあるけどね・・・
ママ:どうも一回やっちゃうとすぐに捨てちゃうみたいよ・・・ けっこうレベルの高い子でも一回コッキリではいさようなららしいのよ・・・ 
直:ふうん、ゆうまさんってそういう人だったんだ・・・
ママ:あんたから連絡してるの?
直:違うよ、ぼくは連絡しなかったんだけど、ゆうまさんから電話がかかってきて、なんで連絡しないんだって怒られた・・・
ママ:まあ直は人畜無害だから、ゆうまさんも安心なのかもね。
直:なんか今日は驚かせてくれるって言ってたけど・・・
ママ:驚かせるってどういうことかしらね、あんたも変なことされないように注意しなさい。
直:注意ったってゆうまさんのほうも、べつに変態的な趣味があるわけでもなさそうだし・・・
ママ:あんたはホント警戒心ってものがないわよね。
直:べつにユウマさんを警戒する必要ないし・・・
ママ:まあいいわ、でも翼を怒らせるようなことだけはしないでね。
直:しねえよ。
そのあと、顔見知りの常連客と話たりして、時間をつぶし、11時ごろにぼくは店を出て、ゆうまさんのマンションにむかった。
ゆうまさん:直、今来たばかり? 待たなかった?
直:ぼくも今来たばかり。
ゆうまさん:直はけっこう飲んでるな・・・
直:だって、予定より待たされたんだもん。
ゆうまさん:なんか飲むか? 俺も飲みたいし・・・
直:もうお酒はいい・・・ ウーロン茶ある?
ゆうまさん:生茶しかないけどいい?
直:いいよ。
ぼくは生茶で、ゆうまさんはビールでとりあえず乾杯をした。
直:驚かせるって言ってたけど、なに?
ゆうまさん:いいもの買ったんだ・・・ そこにかかってる布をとってみろよ。
リビングのソファーの後ろに、テーブルのようなものに布がかけられてあった。
直:なに、これ?
ゆうまさん:いいから布をめくってごらんよ。
そう言われてぼくはかかっていた布を持ち上げた。下からはなんと電子ピアノが出てきた。
直:これ、ひょっとして電子ピアノ?
ゆうまさん:そうだよ、ふたを開けてごらんよ。
鍵盤のふたを開け、そしてグランドピアノのふたのようにさらに持ち上げると、その下は鮮やかな赤いボディがあらわれた。
直:おお、カッコいい!
ゆうまさん:だろ、最初は赤はどうかなと思ったんだけど、部屋に置いてみると、なんかすげえ引き立つよね。
直:ここは広いから、こういう強い色でもじゃまじゃないし、なんかちょっと無機質のインテリアに生気が出てきた感じがする・・・
ゆうまさん:気に入った?
直:ちょっと弾いてみていい?
ゆうまさん:もちろん、弾いてもらうために直に来てもらったんだから。
ぼくは電子ピアノに向かって、モーツアルトを弾いた。
ゆうまさん:このピアノ、どう?
直:すげえ弾きやすい、音もきれいだし・・・
ゆうまさん:実はこれ、中古なんだよね・・・
直:うそっ、まるで新品じゃん、これ・・・
ゆうまさん:ちょっとつてがあって、安くしてくれるって言うから二台とも買った・・・ ちょっと心配だったんだけど、いいもので良かった・・・
直:安かったって、これもとの値段、けっこうするんじゃないの?
ゆうまさん:こんなにうれしそうに直が弾いてくれから、それだけで買ってよかったよ。
直:そんでもう一台は?
ゆうまさん:車に積んである・・・
直:どっか持ってくの?
ゆうまさん:八ケ岳の別荘に置こうかと思って買ったんだけど、直が気に入ったんだったら、直にあげることにしようかな・・・ もらってくれる?
直:こんな高いものをはいそうですかって、もらえるわけねえだろうが・・・
ゆうまさん:俺としては直がもらってくれるとうれしいんだけどね。
直:いいよ、最初にゆうまさんが考えたとおり、別荘に置きなよ。あそこもこれを置くとすごくよくなると思うよ。
ゆうまさん:まあしかたないか、直にあげるのはあきらめて、別荘に置くよ。そんで、明日別荘に持って行くつもりだけど、直もいっしょに行くだろう?
直:そんで週末あいてるかって聞いたのか・・・ いいよ、高原は気持いいし・・・
ゆうまさん:じゃあ、明日、7時過ぎには出発するぞ。
直:ずいぶん早いね。
ゆうまさん:朝食は石川で食べるつもりだから、起きたらすぐに出ればいい。
直:早いなあ・・・
ゆうまさん:ほら、寝過ごすといけないから、もう寝よう。寝る前にちゃんとトイレ行けよ、明日の朝は起きたらすぐ出発しなきゃならないんだから、寝ションベンなんか垂れるなよな。
直:するか!
ぼくたちはトイレに行ったあと、冷たいくらいに冷やされたベッドに横になった。寒いくらいなのでぼくは自然にユウマさんにくっつくようにして寝ていた。そしてだんだんと眠りに引き込まれていった。

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

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