世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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「夜尿症矯正合宿」第10話 tetsuyaさん作

『夜尿症矯正合宿』 第10話 by tetsuya

しばらくすると駐車場に一台のマイクロバスが入ってきた。
バスの横には○×テニスサークルの文字が。
多分このスポーツセンター内にあるテニスコートを借りるのだろう。
一ヵ月前、帰りのバスの中から俺のオネショ布団は鮮明に見えた。
多分バス内の人達はこのオネショ布団にもう気付いているだろう。
そう思うと俺は言いようのない恥ずかしさに襲われるのだった。
それは木田や杉本も同じだったらしく、二人ともうつむいて顔を紅潮させている。
そんな二人の姿が、俺には何となくかわいく思えた。

バスは止まり、中から人がぞろぞろと降りてくる。
小さな子供が何やら俺たちの方を指差している。
大人がそれをなだめるように子供の手を引っぱる。
何を喋っているのかは分からないが、笑い声も時折混じって聞こえてくる。
いくら見ず知らずの人とはいえ、他人にオネショ布団を見られるのは苦痛だった。
それは木田や杉本も同じだろう。

木田が不意に口を開いた。
「俺。脱走する」

「脱走ォ~!?」
杉本が木田の方を驚いた顔で見た。
「こんなの俺は耐えられない。こんな惨めな思いをするためにここに来たんじゃない!」
「でも・・・そんな格好で・・・」
俺はそう言って木田の股間を見つめた。まだオネショの跡が鮮明に残っている。
「夜になれば乾くさ」
「ここは山の中だぜ! 逃げるっていっても徒歩で街まで帰るなんて無謀だよ」
「この辺を通る車はいくらでもある。トラックとか、観光バスとか・・・」
木田は決心を固めているようだった。

「君がそこまで決心を固めているのなら俺は止めたりはしない。ただ・・・見つかるなよ!」
俺は木田の肩に手をやった。


9時になり、俺たちはようやくこの罰から解放された。
その後は夜尿症治療の講義、昼からのレクリェーションはテニスと、特にトラブルもなく進んでいった。

夕食が終る頃には俺を含む濡れた3人のジーンズは殆ど乾いていた。
布団も取り込みを終えた。
アンモニア臭とシーツには黄色いシミが残ってはいたが、一応乾いている。
夕食が終り風呂にも入ったが、せっかくさっぱりしてもまた同じ汚れたジーンズに
Tシャツ、ブリーフを着なければならず、何の為に風呂に入ったのか分からなかった。


夕食が済んでから木田の姿が見当たらなかった。
「あれ?木田さんは?」
同室の野村が聞いてきた。俺は何にも知らないといった顔で、
「さあ・・・風呂にでも入っているんじゃないの?」
と言っておいた。
だが、消灯時刻になっても木田の姿が見えないとなると、さすがに知らん顔をするわけにはいかなかった。
野村や寺上も心配するし、 室長としてスタッフに報告せねばならなかった。
俺は木田がうまく逃げていることを祈りながら遅めにスタッフに報告する。
吉川は今朝のこともあり、さすがに驚いているようすだったが、相沢は一言、
「多分脱走したんでしょう。毎年必ず一人二人いるんですよね」
俺は何も言わなかった。余計なことを言ってバレてしまったら意味がない。
「まぁこの辺りはずっと一本道だから逃げるルートって限られているんですよね。 
中川さん。いつ頃からですか?木田さんの姿が見えなくなったのは」
「ん・・・んーと・・・食事が終ったくらいだったかな?」
「ちなみにあなたも室長としての責任がありますからね。 あとから罰があると思います」
俺にも罰が・・・なんということだよ!ちくしょう!!
俺は今さら思ってみてもしょうがないことだった。


木田は暗い山道を、スポーツバッグを抱えて歩いていた。
杉山が持って来ていた懐中電灯を借りたおかげでスムーズに歩けた。
あとは車が通りかかってくれれば・・・
民家に泊まるという手もあったが、オネショ癖の治らない木田が安心して泊まれるわけがなかった。

小一時間歩いた頃だろうか。 
木田の携帯にメールが届いた。メールは中川からのものだった。
「これから来る車シビックはスタッフの車だ! 身を隠せ!」

それから2分ほどすると後ろから車のヘッドライトが近づくのを感じた。
あれだ・・・俺を追ってきたんだ・・・木田はすぐ傍のしげみに身を隠した。
車はゆっくりしたスピードで木田の前を通りすぎて行った。
確かにシビックだった・・・危ないところだった。
一応危険は去ったもののあとどのくらい歩けばこの山道を抜けられるのか・・・
木田は段々と心細くなってきた。時間は10時を過ぎている。
さすがにこの時間にこの辺を走る車もないように思われた.

そのとき・・・前方から車が近づいてきた。
さっきのシビックが帰ってきたんだろうか?そう思いよく目をこらした。
月灯りがほのかに車を照らすが、車の輪郭が明らかに違うことに気付いた。
「シビックじゃない! 軽だ」
木田は我を忘れてその車に懐中電灯のライトを向けた。
車が木田の前で止まる・・・
運転席の窓が開いて、一人の青年が顔を出した。
「どうしたんだ?」
「道に迷ってしまって・・・街に出たいんです」
「こんな時間にまたどうして・・・」
青年は不審そうな目で木田を見た。
「訳は後で話します。とりあえず山を降りたいんです!」
木田は強い口調で言う。青年は「じゃあ乗れよ」と助手席を顎で指して言った。
木田はやっと助かった・・・というように大きく息を吐き、青年にありがとうございますと頭を下げた。
車は発進した。
けれど今来た道を戻ろうとしているではないか!
「あの・・・! 方向反対ですよ!」
「これでいいんだよ。だって君は夜尿症矯正合宿のメンバーだろ!」
「え!何でそれを・・・」
「俺の顔に見覚えあるだろ」
木田は青年の顔をはっきり見た。
ああ・・・この人・・・それは最初にここへ来るときバスを運転していた石田だった。 

第11話に続く

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「夜尿症矯正合宿」第9話 tetsuyaさん作

『夜尿症矯正合宿』 第9話 by tetsuya

食堂に着くともう皆揃っていた。
めいめい好きな席に座って歓談している。
俺と木田も向かい合わせになるように座った。

全員揃ったのを確認するように、塚本が前に出てきた。
「静かに」
表情を変えずに彼は言った。ざわめきが止む。

「おはようございます。今朝の目覚めはどうでしたか? 
さて、いきなり初日からオネショをしてしまった人がいるようです。 
どなたですか? 手を上げてください」

木田と俺。・・・そして最年長杉本が手を上げる。

その他は・・・誰もいなかった!
今日オネショしてしまったのはなんとこの3人だけだったのだ!

「高校3年の木田くんに・・・大学3年の杉本くんと中川くんですか? 
杉本くんに中川くん・・・君たちはこのなかで一番のお兄さんじゃないですかぁ」
塚本が嫌味を言う。うなだれて下を向く俺たちに対し、さらに、
「それじゃ、前に出てきてください」
と言った。
俺は思わず木田と目を会わせた。
木田も「えっ!」というような顔をしている。
「さあ、早く」
塚本が再度促す。
先に立ち上がったのは木田だった。後から俺と杉本ものそっと立ち上がる。
杉本のジーンズも股間部分が大きく濡れ、変色していた。

今朝オネショしたままの姿で俺たちは前に立たされる。
何ともいえない表情で、杉本は空を見つめている。
俺もどこかに消えてしまいたい気分だった。
自分より年下の奴が濡らしてないのに・・・これは相当なコンプレックスだった。
今日一日、オネショした証を皆に見せながら生活しなければならないのだ。

「皆さん、見て分かるようにこの合宿中、着替えはありません。 
オネショしたら、罰としてこのままの格好で過ごしてもらいます。 
大体今の季節であれば、一日で大体乾きます。 布団ももちろん自然乾燥です。
3人には食事が終ったら、布団干しをやってもらいます。 
水はいくら飲んでも構いませんが、責任はちゃんと取ってもらいます」

『責任』とはこのことだったのか・・・俺はこの合宿が始動し始めた印象を受けた。
『最初のうちは厳しく感じるかも・・・』という石田の声が頭を駆け巡る。
その石田は結局俺たちを送迎する役目だけのようで、その後姿は見えなかった。

「それじゃ、3人は席に戻って。 皆さん食事を始めてください」

さっきまでの歓談が嘘のように、皆押し黙って食事を取った。
飯を食いながらも、自分の股間から小便の臭いが漂ってくる。
木田も、俺と言葉を交わすことなく、うつむきがちに黙々と飯を食っている。

しばらくして再び塚本が前に出てきて、
「これから9時まで自由時間です。
その後は夜尿症の治療についての講義があります。
昼からはレクリェーション、夕食は6時からというスケジュールになっています。
木田くん、杉本くん、中川くんは布団干しを始めてください。
決して他の人は手伝ったりしてはいけません」

『自己責任』ってやつなのか?これも・・・・俺は木田の方へ目をやった。
何も聞く気がないといったような顔で口を動かしている。
食べ終えた奴から立ち上がり、次第に食堂の人もまばらになってきた。
俺は木田が食べ終えて立ち上がったのを見計らって席を立った。
何か声をかけておこうと思ったが、ムスッとした表情の彼に何を話していいのか分からない。
木田に近寄ると、小便臭が漂ってくる。
俺はその香ばしい匂いを嗅ぎながら、股間が熱くなってくるのを感じた。

や・・・やばい・・・
木田の後ろで、声もかけられず、俺は自分の欲望と戦っていた。

部屋に戻る。
俺は木田の後から部屋に入った。寺上や野村も部屋に既に帰っていた。
部屋には木田と俺の描いた世界地図布団がそのまま放置されていた。
部屋全体に小便の匂いが充満している。
そりゃ木田も高校生なのだ。小便の臭いも大人と同じできつく、量も多かった。
ましてや俺も豪快に地図を描いている。
大人の寝小便布団がひと部屋に2枚もあるのだ・・・
俺は自分のオーストラリア大陸型の地図を眺めて、木田の布団にも目を遣った。
木田も俺に負けず劣らず結構派手に濡らしている・・・
北米大陸のような形の地図が布団のかなりの面積を占めている、
現役高校生の大きなオネショ・・・
それを木田はひょいっと担ぐと、物干し竿が置いてある2階テラスまで歩いた。
俺も木田の後についていく。
その場所は一ヵ月前、俺のオネショ布団が干された場所である。
一ヵ月後にまたここにオネショ布団を干すことになろうとは思いもよらなかった。
駐車場から丸見えの場所に布団を干さなければならない憂鬱。
今は他の客はいないが、泊まりじゃなくてもテニスコートや、
野球場を借りにくる団体が毎日いくらかあるのだ。
俺が描いた世界地図も、当然誰かに見られたことだろう。
先月はすぐにこの場から去ったので恥ずかしい思いはしなくてすんだけれど。

テラスに上がると、杉本が既に布団を干していた。
「よおっ!」
と杉本が俺たちに手を振る。
杉本の布団はすでに物干し竿にかけられて、朝の光を浴びている。
彼の布団にもかなり大きな世界地図が描かれていた。
歳は一つ上だが、学年では同じ大学3回生の俺と杉本。
大学の同級生と一緒に寝小便布団を干すことになろうとは思いもよらなかった。

3人が干し終る頃、テラスにスタッフの吉川が入ってきた。
「いい天気でよかったですね。これが雨が降ったりするともっと悲惨なんですよ。 
生乾きのオネショ布団で寝ないといけなくなっちゃうから」
吉川の声に誰も反応しなかった。が吉川は続けて、
「それじゃ、9時までこの場で立っててもらいます」
木田の眉がピクッと動いた。
「どういうことですか?」
杉本が聞いた。
「罰ということです」
吉川は淡々と答えた。
3人は寝小便で濡れた布団の前に濡れた股間のまま立たされるのだ・・・
これ以上の辱めはほかにあるだろうか・・・
「嫌です」
木田がきっぱりと言った。
「そういうわけにはいきません。これはルールなんですから。 
そんなに嫌ならオネショしなければいいんですよ」
俺は痛いところを突かれたなと思った。
確かにオネショしなければ、こんな屈辱を味わうこともないのだ。
現にこんな目にあっているのは俺たち3人だけなんだから・・・
木田もそれ以上は何も言わず、
木田の描いた北米大陸地図の前に手を後ろに組み、立った。
俺や杉本もそれに従って同じように立った。
駐車場に面したテラスに干した寝小便布団の前で立たされる高校、大学生・・・
一般客が誰も来ないことを願ったが、それは叶いそうにもなかった。

だって今日は土曜日なのだから・・・

第10話につづく

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「夜尿症矯正合宿」第8話 tetsuyaさん作

『夜尿症矯正合宿』 第8話 by tetsuya

俺はまだ寝息を立てている木田を揺り起こした。
木田はうーーーんと唸り、さらに布団の中にもぐっている。
結構寝起き悪いな・・・
でももうそろそろメシの時間だし・・・
「木田くん・・・そろそろ起きようぜ」
木田はのそっと頭を布団から出した。そして細めた目で俺を見つけると、
「あ・・・・なか・・・がわさん」
「もうそろそろ飯だよ 起きなきゃ」
木田はじっと俺を見つめていたが、ふと何かに弾かれたように、
「あっ!!」と小さく声を上げて上半身を半分起こした。
「木田くん・・・ やっちゃったのか?」
俺は知ってるくせに・・・という自分の頭の中の声を聞きながら言った。
木田は一瞬表情を曇らすと、うつむきかげんに「はい」と言った。
「そうか・・・そのままじゃ気持ち悪いだろう。着替えようよ」
「中川さんは・・・」
「俺? 俺も大失敗。」
俺は首をすくめるようにして言った。木田の表情がちょっとほっとしたように見えた。
木田は意を決したように起き上がる。
ジーンズは全体がぐっしょりと濡れ、変色していた。
布団には特大の世界地図。小便のきつい臭いが辺りに漂う。
俺はその臭いを嗅いで不覚にもボッキしてしまった。
さっき自分ので嗅いだはずの臭いなのに・・・

「着替えなきゃ・・・」と言って俺は詰まった。
そう言えば着替えもこの『制服』なんだろうか?
着替えに関しては特に何にも言っていなかったが。
まあスタッフにでも聞いてみるか。
「ちょっとスタッフに聞いてくるよ」
俺はそう言って濡れたジーンズのまま部屋を出た。
入れ替わりに寺上と野村が帰ってきた。
こんな情けない格好をたとえ仲間とはいえ見られてしまうのは嫌だった。
「あれ、どこへ行くんですか?」
野村が声をかけてきた。俺は二人の肩を両手でつかまえて小声で言った。
「木田くんもやっちゃったんだ」
「えっ! オネショ?」寺上が声を上げたのを俺は制すように指を口に当て、
「しーーーっ! 彼はプライド高いやつだから一人にしといてやってほしいんだ」
「木田さんが・・・そうですか。 分かりました」
野村が答えた。
「はい。分かりました。その辺ぶらぶらしときます」
寺上も言った。二人とも現役オネショくんだけに気持ちはよく分かるのだろう。
俺は二人に目で合図を送ると、スタッフルームに向かって走った。

股間が冷たい。 スタッフルームには相沢だけがいた。
俺はあいさつもそこそこに、用件を切り出した。
相沢も俺の情けない格好を見て、何の用かすぐに分かったのだろう。
彼は俺が全てを言い終る前に一言こういった。

「着替えはありません」

「・・・・・!?」

俺にはその言葉がしばらく飲みこめなかった。

「オネショした人には、罰としてそのままの姿で過ごしてもらいます。 
まだ9月ですから一日あれば十分自然乾燥するでしょう」

そのままの姿・・・じゃあ一日中小便で濡れたジーンズで過ごさなければならないのか!?
相沢の淡々とした答えに俺は非情なものを感じ、怒りがこみあげてきた。
「いくらなんでもそれはないじゃないですか!
ただでさえ恥ずかしい思いをしているのに 着替えを許さないって・・・」
俺は強い口調で言ったが、相沢は淡々と、
「僕も経験者です。そういう道を通ってきたんです。
だから所々シミがついてたでしょう そうやって恥ずかしい目にあって、
初めて克服しようっていう気概が生まれるんです」
「そんな目にあわなくたって克服したい気持ちは同じだよ!」
「ここはそういうやり方なんです。 それで実績を上げてきてるんです。 
どうしても気持ち悪いっていうなら 今日は一日下半身裸で過ごしたらどうですか?」

何言ってもこいつには通じない。
俺はきびすを返すと、走ってきた廊下をとぼとぼと帰っていった。

部屋に戻ると木田が濡れたジーンズやTシャツを脱いで、バスタオルを身体に巻いていた。
「あれ? 着替えは?」
俺は相沢に言われたことをそのまま木田に告げた。

「こういうやり方・・・か・・・・」
木田は壁を拳で殴った。ボンっという鈍い音が部屋に響き渡る。

木田は大きく息を吐きながら立ち上がると、
「中川さん、せめてタオルで下半身を拭きましょう。このままだと太腿とかかゆくなりますよ」
「あ、うん。分かった」
俺と木田はハンドタオルを持ち、洗面所に行った。
固くタオルを絞って素早く部屋に戻る。
木田は巻いてあったバスタオルを取ると、俺の方に背を向けて身体を拭き始めた。
プリっとしたきれいなケツがあらわになる。
色白のきめ細かそうな肌で、俺はちらっちらっと横目で堪能した。
そして布団の側に置いていた、濡れたブリーフとジーンズに足を通す。
木田は気持ち悪さに顔をゆがめながら、それでも思いきって穿いた。
再び木田がおもらししたままの格好になる。
俺は何も声をかけられなかった。彼の胸中を思うと。
でも木田のそんな格好をエロティックに思う自分もいた。
ジーンズから伸びるすらっとした長い足。
ジーンズの上からでも分かるプリッとしたケツ。
適度に鍛えられた胸や腹。 広い肩幅。 

でもおもらしジーンズをはいている・・・

「どうしたんですか?ボーッとして。もう拭いたんですか?」
木田に促されて俺ははっと我に返った。そうだ。俺も拭かなきゃ。
俺も木田に背を向け、ジーンズとブリーフを脱ぎ、木田がやったように下半身を拭く・・・

その時バタッとドアが空いて、寺上と野村が入って来た。
俺はドア側に身体を向けていたので、すっぽんぽんで身体を拭く俺の目と彼らの目が空で混ざりあった。
「あ!! すいません!!!」
二人はすぐに部屋を出た。そしてドアの向こう側から、
「もう飯なんで・・・皆待ってますから・・・」
申し訳なさそうに野村の声がした。
「ああ。分かった。すぐ行くよ!ありがとう!」
俺はぐっしょり濡れたブリーフとジーンズに足を通すと、木田と一緒に部屋を出た。
俺は先を行く木田の濡れたケツを目で追いながら食堂まで歩いた。

第9話につづく

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「夜尿症矯正合宿」第7話 tetsuyaさん作

『夜尿症矯正合宿』 第7話 by tetsuya

「ん・・・・・」
目が覚めると、俺はここが自分の家でないことに気がついた。
「そうだ・・・合宿に来ていたんだっけ・・・」
はっとして周りを見回す。

隣の木田の寝息が聞こえる。
熟睡しているようだ。寺上と野村はいない。

「どこに行ったんだろう・・・」
それよりも俺は小便がしたかった。
珍しくちゃんと目がさめたなぁと思いつつ俺は起き上がり、部屋を出ようとした。

「中川さん・・・」
木田の声がした。俺がごそごそしていたので目を覚ましたのだろうか。
「どこに行くんです?」
「あ、ちょっとトイレに・・」
俺は暗がりに向かって答えると、木田は起き出した。
「じゃあ 僕も」
「今日は珍しく目が覚めたよ」俺が笑って言うと、木田も、
「僕も普段は全然目が覚めないんですけどね」
「ごめん・・・うるさかったかな?」
「いや、目が覚めてよかったですよ。もう膀胱はパンパンですから」
できれば木田のオネショシーンを見てみたいと思ったが、
まあ治療にきているんだからそんなことを考えるのは不謹慎だよなと考え直した。

二人はトイレに行って驚いた。
全員そこにいたのだ。
そしてなぜか便器は一つしかなく、その便器の前にずらーーっと皆並んでいる。
部屋にいなかった寺上や野村も列の真ん中辺りにいた。
俺の後ろに木田がついた。二人は最後尾だった。

それから結構待っているのだが列が動く気配がない。
次第に我慢ができなくなってくる。
そんな俺よりももっと苦悶の表情を浮かべていたのが後ろの木田だった。
両手は股間を押さえ、時折ため息をついている。
その表情は妙にセクシーに感じた。

「まだ・・・なんですかね・・・・」
木田は俺に懇願するように言った。
「もう少しだよ。頑張ろう」
俺は根拠のないことを口走っていた。列は全く動いていなかった。

しばらくして木田は我慢の限界に来てしまったのかとんでもないことを始めたのだった。
「あーーーーっ!!!もう我慢できねえ!! 中川さん・・・許して・・・・」
そう言うと木田はジーンズのボタンを外し、チンポをつまみだした。
そしてこともあろうか俺のケツにむかって小便を放出しはじめたのだ・・・
「あ!!おいっ!!!! 何するんだよ!!!!」
俺は叫んで木田の方を振り返ったがもう遅い。
木田の小便が俺のケツを濡らしてゆく・・・
ケツに温かいものを感じる・・・・

ああ・・・・木田が・・・・俺に・・・・

木田の小便は我慢しすぎたのかとても温かかった。
自分のケツにその温かさを感じつつ俺は崩れ落ち、意識を失ってしまった・・・

次の瞬間、俺は布団の中だった。

朝の光がカーテン越しに差し込んできている。

頭が段々はっきりしてくる。

ここはあの合宿所だ・・・天井の木目が目に入る。

あれ?俺はトイレに行って・・・木田にションベンひっかけられたはず・・・
俺は焦ってケツをまさぐった。 手にぐっしょりとした感覚が襲ってくる。

やってしまった・・・オネショ

俺ははーーっとひとつ深いため息をついた。
頭をゆっくり動かし、周りを見てみる。まだこの部屋の奴らは眠っていた。
かすかな寝息が聞こえる・・・
俺は上半身だけ起こし、布団をめくって見る。
小便の臭いがもわっと立ちこめる。 被害は相当な範囲に及んでいた。 
とてもごまかすことなんてできない。

木田は・・・他の奴らは・・・どうなんだろう・・・
俺は特に木田が気になった。
そういえば今まで他人がオネショしたところなんて見たことなかったな・・・
俺は隣で寝息を立てている木田の布団に悪いと思いつつ手を入れた。

あっ!!!濡れている・・・・かなり広範囲に・・・

俺は仲間がいることを知って、ちょっとほっとした。
イケメン高校生の木田が、幼稚園児みたいに布団に世界地図描いている・・・
おまけに本人はそれに気付かず、くーくーとかわいい寝息を立てている・・・
そんな想像だけで俺のチンポはむくむく起き上がるのだった。
ついでに寺上や野村も調べようとしたが、寺上はすでに起きていたらしく、
「あ、おはようございます・・・」
「あ、おはよう!」俺は一瞬ギクっとしながら言った。
「今日は僕・・・やってないです」
「そうか、よかったじゃないか!!」俺はにこっと寺上に微笑んでやった。
寺上はまんざらでもない顔をして微笑んでいる。
「中川さんは?」
「ん? 俺?・・・残念ながら・・・」
「やっちゃったんですか?」
「ああ。情けないよ全く。小学5年生に負けてるんだからな」
「今日は僕、運が良かっただけですよ」
気を遣って言ってくれたんだろうが、小学生に同情されることが既に惨めだった。

「あ・・・おはようございますう・・・」
目をこすりながら野村も起き出した。
「おはようございます。野村さんは大丈夫でしたか?」
寺上が早速聞く。
野村は最初何のことか?というような表情をしていたがすぐに気付いたのか布団をめくって、
「今日は大丈夫です」
目を半分閉じたような寝ぼけ眼で言った。
野村も失敗していなかった。
とすると、この部屋で失敗したのは年長組の俺と木田・・・

「木田さんはどうなんですかね?」寺上は言った。
俺は結果を知っているのだがまさか調べたなんて言えない。
「うーーーん、まだ寝てるんだし。 顔でも洗ってこいよ」
俺は寺上と野村を促した。二人はゆっくり起き上がると顔を洗いに部屋を出た。

第8話につづく

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「夜尿症矯正合宿」第6話 tetsuyaさん作

『夜尿症矯正合宿』 第6話 by tetsuya

夕食は全体的に水分の少ないものが中心だった。
塚本から注意事項が述べられた。

「ここではとくにお茶等の水分制限はしません。 
普段君たちは水分摂取に気を遣っているはずです。 
君たちの自主性を尊重しますが、責任も同時に伴います」

水分制限しなくてもいいと言われ小学生たちは嬉しそうだった。
『責任も同時に伴う』とはどういう事なのか分からなかったが、
彼らは普段より多めに自由にお茶を飲んでいた。
俺は一人暮らしなので特に水分制限しているわけではないが、
一応この中で2番目に大きいんだし、
皆の前で失敗するのはさすがに恥ずかしいと思い、あまり多くは飲まなかった。

夕食後は自由時間だった。
今日1日は特に何をするでもなく話だけで終った感じだ。
就寝部屋は4人ごとに分かれていた。
俺の部屋は最年少の寺上、
身体は小さいのにモッコリが目立つ中学2年生の野村、
そしてあの木田だった。

俺は一応室長ということになった。
まあこの中では一番お兄さんなんだから当り前か。

俺はちょっと勇気を出して、木田に話しかけて見ることにした。
運よく同じ部屋になったんだ。ずっと話さないで通すってのも勿体ないだろう。
「結構いい体格をしてるけど、なんかスポーツとかしてるの?」
うーーん、なんだかいきなり下心丸出しな質問になってしまった・・・
木田は急に話しかけられて困ったような恥ずかしい様な表情になった後、
「あ、バスケをやってました」
「ふーん、そうか・・・俺、中川っていうんだ。ま、よろしく」
「こちらこそ。 僕は木田といいます」言葉すくなに木田は会釈した。
「この合宿は何で知ったの?」
「病院で担当の医者から勧められたんです」
「病院か・・・俺も高校生のときに行ったことがあるなぁ・・・ 
医者にオネショって告げるのが恥ずかしくて・・・」
「僕もそうでしたよ。医者から何度もオネショ、オネショって言われて。 
看護婦さんにも聞かれるし、穴があったら入りたい気持ちでした」
「俺は結局何の進展もなくて、いつのまにか止めちゃったからな」
「僕は中高生が参加するオネショの合宿があるから行ってみなさいと言われて・・・ 
でもこんな格好をさせられるなんて夢にも思いませんでしたけど」
俺にとっては嬉しい格好なんだけどな~と言いたくなるのをこらえて、
「結構厳しいって聞いてきたんだけど、今日を見る限りじゃ、そんな感じでもないけどな」
「明日から厳しくなるのかもしれませんね」

「僕ら、風呂に入って来ます」
横から口を挟んできたのは野村と寺上だった。
「あ、じゃ皆で行くか?」
木田に同意を求めたら首を縦に振ったので、俺たちは部屋全員で風呂に行くことになった。

風呂で見た野村のチンポは結構なボリュームだった。
完全に剥けきった大人のチンポだった。
「すげーなー 大人顔負けだよ~」
俺が冗談めかしていうと野村は顔を真っ赤にして、
「止めてください・・・」と消え入りそうな声で言った。
あんまり言うとセクハラになるかな・・・と思いつつも、
「いや、はっきりいって羨ましいよ~ もっと自信もっていいと思うよ」
「友達にもからかわれたりして嫌だと思うことがあるんです・・・」
「今だけだよ。皆羨ましいのさ。 そうだよね 木田くん」
俺は木田に話を振った。
木田は「ええ、まあ・・・」と苦笑していた。
木田はがっちりチンポをガードして見えなかった。
ガード固いな・・・とちょっと残念に思った。恥ずかしい年頃だからしょうがないか・・・

就寝は午後10時だった。畳の部屋に布団を並べる。
もちろんオネショシーツなどは用意してなく、こんなまっさらな布団に寝るのは久しぶりだった。
オネショシーツもオムツも、被害を食い止めてくれるものは何もない。
パジャマなどももちろんなく、『制服』で寝なければならなかった。
ちょっとジーンズがごわっとして嫌だったが、
まーこれがずっと続くわけじゃないんだから我慢しようと思いつつ目を閉じた。
皆疲れていたのか、電気を消して10分後にはもう寝息が聞こえはじめた。

第7話につづく

テーマ:お漏らし・放尿 - ジャンル:アダルト

「夜尿症矯正合宿」第5話 tetsuyaさん作

『夜尿症矯正合宿』 第5話 by tetsuya

トイレで俺の息子が治まるのを待ち、しばらくして体育館に戻ると、
全員が『制服』に着替えていた。何だか変な眺めだった。
中高生が全員おそろいのカットオフジーンズにTシャツ一枚という格好なのだから。
しかもジーンズやTシャツには所々黄色いシミがついている。
カットオフはジャストサイズなのでちょっとモッコリが目立つ奴もいる。
特に中学2年生の野村はモッコリが目立っていて、
自分でも恥ずかしいのか手を股間に当ててうつむいていた。
ゲイである俺にとっては結構嬉しい光景だった。
全員がこんな異常な格好をしているということに背徳感を感じ、俺の息子はまた膨張しだした。

やば・・・・い・・・股間に手をやる。
別の事を考えなければ・・・うーんと・・・うーーーんと・・・

塚本は全員が揃ったことを確かめると、再びマイクを手にした。
「それでは全員揃ったようですから始めます。皆さん自己紹介のときのように 
車座になって座ってください」

全員が腰を下ろす。 それを待ってから塚本は続けた。
「それでは誰でもいいです。夜尿症について語り合ってください。
告白でも経験談でも質問でも 構いません。
今まで自分の夜尿症について解放できる場所はなかったと思います。 
ここでは皆が同じ悩みを持った仲間です。
語り合うこと、告白することで自分の中にある もやもやを拭い去ってください」

そう言われてしばらくは沈黙が続いたが、それを破るように最年長の杉本が口を開いた。
「えっと・・・この合宿で最年長の杉本です。今、大学3回生です。 
僕は今でも週3回くらい失敗しています。今は一人暮らしなんで紙オムツを着けて寝ています。 
この病気で一番辛いことと言えば、宿泊できないということじゃないでしょうか。 
僕も結局小中高と修学旅行には参加しませんでした。
失敗してしまったらと思うと、 怖くて参加できませんでした。
ただ、一生に一度しかないことなんで、たとえオムツを着けてでも、
参加するべきだったのかなぁと最近思います」

「僕も迷っているんです」中学3年生の西本が口を開く。
ややぽっちゃりした感じの子だった。目がぱっちりしていて童顔なので、
中学3年よりもっと下に見える。その西本が続ける。
「実は来月修学旅行なんです。友達にばれたらと思い怖いんですけど行きたいっていう気持ちもあるし・・」
「君は週に何回くらい失敗しているの?」
「週1回くらいです」
その答えに杉本はちょっと笑って言った。
「じゃあ僕よりずっと症状軽いじゃないか! 
俺が君くらいの頃は殆ど毎日失敗していたんだよ。
失敗しない確率のほうが大きいんだから参加したほうがいいよ」
浅黒い肌にがっちりした筋肉がのっかった杉本が
夜はオムツ着けて寝ているなんて誰が想像するだろう。
2丁目に行けば絶対声かかるだろうなぁ・・・
でもオネショするからHも難しいんだろうな

俺はそんな想像をしながらまた股間を膨張させていた。
どうも俺にはこの環境はツライ。
というか嬉しくもあるのだがちょっとしたことですぐ股間が元気になってしまう。

「羨ましいよ。週1回だなんて。もうちょっと頑張れば治りそうじゃないか」
高校1年の広瀬が言った。 
彼は俺より少し背が低いが、眼鏡をかけてて、頭良さそうな顔をしていた。
聞けば高校1年で週3~4回オネショしてしまうらしい。しきりに「羨ましい」を連発していた。

「僕、今小5なんですけど、今日はこの合宿に来て驚きました。 
僕よりも大きいお兄さんたちがまさかオネショをしてるなんて考えたことなかったから・・・ 
僕には小2の弟がいるんですけど全然オネショをしないんです。
たまにバカにされたりするから悔しくて・・・」
この合宿最年少の寺上はそこまで言うと目に涙を潤ませた。
「泣くなよ。俺たちを見てまだまだ大丈夫だって思ったろ?」
杉本が言う。
「俺もこんなにオネショ仲間がいるとは思わなかったなぁ」
19歳でフリーターの篠原がはじめて口を開いた。彼は金髪でピアスを付けていた。
バスに乗り込んできたときはスケボースタイルでちょっとチャラチャラした印象だった。
今はアンバランスなジーンズにTシャツという格好だが。
こいつも外見から見てオネショするような奴にはとても見えなかった。
それが俺から見るととってもそそるのだった。

「俺は1年くらい前、彼女の前で寝小便してしまったんだ。
俺は熟睡で彼女に揺り起こされて気付くっていう 最悪のシチュエーションでさー。
それが全ての原因じゃないかもしれないけどあれから2週間で別れたんだ。 
俺も週1~2回くらいしか失敗しないから油断してたんだよね。
できるだけ泊まりにならないようには 気を遣ってたけど」
篠原ははーっとため息を一つついて、
「ホント、彼女も作れないよね。ましてやHなんておちおちできやしない」

Hという言葉に小中学生が敏感に反応する。気になる年頃なんだろうか・・・
俺もそうだった。彼氏を作るなんて夢のまた夢だった。

「中川さんは何かないんですか?」
ずっと黙って話を聞いていた俺に、杉本が振ってきた。

「あ・・・僕ですか? うーん・・ありますよ。つい最近の話が・・・」
俺はつい先月、ここでオネショをしてしまい、サークルのメンバーに見られてしまった話をした。
辛い経験だけに思い出したくないし、ましてや他人に告白するなんて絶対できないと思っていたが、
打ち解けた雰囲気になってきていたので、俺も告白しようと心に決めた。

「うわぁ・・・残酷・・・」
「ひどいなぁ・・・」
「かわいそうに・・・」
口々に感想を漏らす。自分に置き換えて想像しているみたいだ。
やっぱり共感の度合が違うのだろう。だって全員現役のオネショ小僧なんだから。

「木田くんは何かないの? 経験談とか・・・」
篠原が木田に振った。さっきから表情を変えることなく沈黙を守っていた。

「俺?・・・・俺は・・・・ないよ」

木田は迷惑そうに答えた。
さっき塚本に恥をかかされたことを怒っているのだろうか。
俺としては木田の告白を一番聞きたいと思っていたのに・・・少し残念に思った。
それからも告白は続いた。使っているオムツから、通院の話、
親が買ってきた怪しい漢方薬など、こんな話を皆でしたのは初めてだった。
今までオネショとの関わりは大きいのに、
それについて誰かとおおっぴらに喋る機会は全くなかった分、話は弾んだ。
けれどそれからも木田が口を開くことは一度もなかった。
結局夕食まで3時間以上も話し込んだ。終り頃には冗談を言い合うほどに打ち解けてきていた。

ただ一人、木田を除いて・・・

第6話につづく
「夜尿症矯正合宿」第4話 tetsuyaさん作

tetsuyaさんから、連休なのでゆっくり楽しんでくださいということで、第三話に続いて第四話も送っていただきましたので、昨日に引き続いて掲載いたします。


『夜尿症矯正合宿』 第4話 by tetsuya
全員のプロフィールはこんな感じだった。

寺上 力也   10歳 小学5年生 週2回オネショ 158×45
水谷 大地   11歳 小学6年生 週4回オネショ 161×55
岡崎 琢巳   12歳 小学6年生 週1回オネショ 156×50
有田 和彦   12歳 中学1年生 週4回オネショ 154×46
野村 貴之   13歳 中学2年生 週2回オネショ 164×51
西本 健司   15歳 中学3年生 週1回オネショ 166×67
広瀬 徹     16歳 高校1年生 週3回オネショ 165×60
木田 賢太郎 17歳 高校3年生 週5回オネショ 177×65
篠原 和人   19歳 フリーター  週1回オネショ 173×58
杉本 尚之   22歳 大学3回生 週3回オネショ 170×66

さっき俺と目があった高校生は木田だった。
茶髪で背も高い。なかなかのハンサムだった。
こいつがオネショしているなんて言われても信じられないだろう。
人って見かけだけじゃ何も分からないものなんだなと思った。

俺は最年長じゃなかった。ひとつ年上の杉本という大学生がいた。
俺と同じくらいの背で、筋肉質のがっちりした感じだった。
肌も浅黒く、オネショという言葉が全く似合わない、そんな印象を受けた。

一通りの自己紹介が終ると、塚本が再びマイクを持ち言った。

「それではこれから制服に着替えてもらいます」

制服??? 何の事だ??俺は塚本が顔を向けた方を見た。 
テーブルの上に、Tシャツと短くカットしたジーンズ、それにブリーフが人数分揃えられていた。

「この合宿中はこれが制服となりますので、一切これ以外の服を着ることはできません 
事前に身体のサイズを聞いて用意してありますのでそれぞれ自分の物を受け取って下さい」

「何故なんですか?理由を説明してください」
明らかに不満そうな口調で 手を上げたのは茶髪の高校生、木田だった。

「これも夜尿症矯正プログラムの一つです。
どうしても理解できないのならどうぞ帰っていただいて 結構です。でも・・・」

マイクを持った塚本は木田を厳しい目で見つめて声を一段と大きくして言った。

「君は17年間、オネショに苦しんできたはずだ。
このまま治さないでこれからも朝、世界地図を描いた 布団で目覚めることを望むのか、
それともここで治して快適な朝を迎えることを望むのか、どっちなんですか? 
聞けば君、木田君は週に5回も寝小便垂れているそうじゃないですか。
修学旅行、合宿、キャンプ。 
そんな行事に君はビクビクしながら今まで人生を送ってきたはずだ。
高校生で寝小便するのを恥だと 思うのなら黙って私の言うことについてきなさい!!!」

名指しでオネショ、寝小便とマイクで連呼されて、
木田は顔を真っ赤にしてうつむいていた。

「君たちは大きくなっても寝小便の治らない連中だ。
そういう君たちはきっと家族からは腫物を触るような扱いを受けているに違いない。

でもここは違う。はっきりいって厳しいと思う。
今まで甘やかされて来た分 ここでははっきりと君たちに言ってやる。
君たちは寝小便小僧なんだと。
寝小便小僧にはあの制服で十分なんだと。
オネショを根絶するには、それくらいの厳しさがなければ無理なんだ!!」

塚本のよく通る声が体育館中に響き渡った。
『最初のうちは厳しく感じるかもしれないけど・・・』石田の声が俺の頭の中を駆け巡っていた。
結構大変かもしれないな・・・そんな不安が俺の胸をよぎった。

「それではこちらに来てください」スタッフの吉川が俺たちを招いた。
俺たちは名前を言って『制服』を受け取る。
Tシャツ、ジーンズ、ブリーフとも所々黄色いシミがついていた。
「これ、汚れてますけど・・・」俺はスタッフの相沢に言った。
相沢は予想されていた質問が来たな!というような顔で、
「あ、ちゃんと洗ってますからきれいですよ。
これは第1回合宿の時から使い回してるんです。あなたたちの先輩方。
あ、もちろん僕らもです。僕らもその『制服』を身につけてオネショを克服したんです」

Tシャツやブリーフはもちろん大人サイズ。
ジーンズは501の30インチをカットして作ったものだ。
これを着ていたのはもちろん大人だろう。一体どんな奴が着けていたんだろうか・・・

俺はそんな想像をめぐらせながらそのジーンズを眺めた。

「じゃ、ここで着替えてください」吉川が言う。
とたんに小学生からえーーーっ!という声がわき起こった。
「恥ずかしがることはないですよ! 皆男なんですから」
俺は他の奴の裸が見れると思ってちょっと嬉しかったが、
思春期真っ盛りの人達には恥ずかしいだろう。
「しょうがないな、衝立を用意してやれ!」
塚本が吉川に指示を出した。小、中学生は衝立に隠れて着替えていた。
木田は堂々と着ていた服を全部脱ぎ、『制服』にさっさと着替えていた。
均整のとれたスジ筋体型で、何かスポーツをやっている身体つきだった。
ただ股間はがっちりガードしているので、どんなチンポなのかよく分からない。
ま、また見るチャンスもあるだろう。
俺はそんな事を考えているうちに自分のチンポが疼きだしてしまった。
やば・・・あっ・・・
自分の思いとは裏腹にペニスはどんどん膨張して天をついてゆく・・・
俺はブリーフ、ジーンズをさっとはき終えると股間を押さえ、トイレに行きたいふりをしてその場から逃れた。



第5話につづく

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

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