世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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修学旅行は楽しくない(その後)2
noriさん作:修学旅行は楽しくない(その後)2

そしてある日の放課後、俺と須藤は急に生活指導室に呼び出しを食らった。

俺は須藤といっしょに学校の渡り廊下を通って、生活指導室に向かっていた。

「いきなり、生活指導室に呼出なんて、なんなんだろう・・・」
「たぶん、宙と俺とのうわさに関してじゃないかな。」
「生徒同士の恋愛は禁止とかいう校則あったっけ?」
「今時そんな校則あるわけないよ。」
「まあ、何聞かれるか予想できなけけど、とにかく、生徒指導の奥村先生には俺が説明するから、宙、お前は俺に話を合わせてくれ。」
「奥村先生は、ガタイはいいけど、あんまり頭よくなさそうだし、とにかく先生の相手は基本お前に任すから。」
「ああいう単細胞な先生には、それなりの対応の仕方があるんだ、それを間違わなきゃ、呼出なんてたいしたことじゃない。」

生活指導室に入ると、生活指導の奥村先生の他に、須藤の担任の高橋先生と、俺の担任の石井先生が三人並んで座っていた。
俺たちは三人に向かい合って座った。
まずは須藤の担任の高橋先生が言いにくそうに話し始めた。

「ちょっと、お前たちに確かめたいことがあって、ちょっときてもらったんだが・・・」

高橋先生のことばが終わるとすぐに奥村先生が勢いづいたように話し始めた。

「今日はな、お前たちのうわさに関して、先生から聞きたいことがある。お前たちが付き合ってるといううわさだ。本当に、お前たちは男同士で付き合ってるのか?」
「なんだ、あのうわさのことですか・・・」
「そうだ、お前たちだってうわさのことは知ってるんだろう。だから、本当に付き合ってるのか、先生は聞いてるんだ。」

奥村先生が詰問するように言ったので、見かねたらしい石井先生が話にちょっと割り込んできた。

「まあまあ、高橋先生、そう詰問調で言いうと、生徒たちも答えることも答えられなくなりませんか。」
「石井先生、あなたのその事なかれ主義が生徒たちに道を誤らせるんですよ。」
「高橋先生、事なかれ主義とは聞き捨てならないですね。」
「まあまあ、高橋先生も、石井先生も少し落ち着いて・・・」

生徒を呼び出しておいて、先生同士で言い争いをしている。
須藤はどうかと顔を見たら、してやったりというような不敵な表情をしていた。

「とにかく須藤と加賀井が来てるんだから、奥村先生、とりあえず話を聞きましょうよ。」
「お前たち、付き合ってるということは、アレはやってるのか。アレっていうのは、いわゆる淫行のことだ。」
「奥村先生、いきなり生徒にヘンなことを言わないでください。」
「須藤も加賀井も高校生なんだから、やりたい盛りだろうが、どうなんだ。」

それに対して須藤が小さい声ででもきっぱりと言った。

「それはご想像にお任せします。奥村先生が、俺たちが淫行してると思えば、してるし、思わなければしてないです。」
「あんだと、お前ら、ふたりともネションベン垂れの班だったそうだな。毎日ネションベン垂れてるくせに生意気なこと言うな。」
「奥村先生、ネションベンの話と、今回の話は分けて考えてくださいね。」
「高橋先生、あんたは修学旅行中、このネションベン垂れたちの世話をしてたんだろう、こいつらがマジでネションベンしたのを見てきたんだろうが。」
「確かに修学旅行中は、わたしは須藤と加賀井たちの引率をしてました。でも、そのことと今回のことは別の話ですからね。」
「俺が言いてえのはな、高校生でしかも男同士で淫行する前に、ネションベンを治せって話なんだよ。」

その時、須藤は待ってましたとばかり、口をはさんできた。

「先生方、何か誤解があるようですね。俺たちは、うわさのように、付き合ってるわけじゃありません。ふつうの友達なんです。」
「須藤、言い訳するな、お前はうわさを認めて、加賀井と付き合ってと言ったんだろうが。」
「付き合ってると言ってはいません、まあ否定はしなかっただけですよ。」
「須藤、なんではっきりと否定しなかったんだ?」
「高橋先生、すみません。確かにちゃんと否定しないと、うわさがひとり歩きしちゃいますよね。でも、俺にとっては、俺と加賀井が付き合ってるっていう噂は好都合だったんです。」
「うわさが須藤にとって、好都合? 先生はまだわけがわからないが・・・」
「俺って、女の子たちにけっこうモテるみたいで、他の高校の女子からもけっこう頻繁にコクられるんですよ。」
「確かに須藤は勉強ができる上に、頼りがいもあって、しかもイケメンだからな、まあモテてもおかしくないな。」
「俺、2年になったし、そろそろ本格的に受験の準備をしたいんですよ。それには時間がいくらあっても足りないっていうのは、先生方も知ってますよね。」
「ああ、須藤はいいところを狙うつもりなんだろう。」
「それで、いちいちコクって来た女子たちを傷つけないように断るのって、すげえ時間とエネルギーが必要なんですよ。
それでなんかいい方法はないかと考えたら、俺に付き合っている相手がちゃんといたら、コクって来る女子もすげえ減るんじゃないかと思ったんです。
それを修学旅行の時に加賀井に相談したら、加賀井がカップルっていうことにしていいと言ってくれたんです。」
「そうか、2年から受験の準備を始めるなんて、さすが須藤は優等生だけのことはあるな。それで加賀井が協力することになったというわけなのか。」
「そうなんですよ、だから俺は自分でさりげなくうわさの種をばらまいたりしてきました。そうしたら、俺の思い通りに、加賀井と付き合ってるってうわさが流れました。」
「お前ら、ほんと淫行はしてねえんだな。」
「してませんよ、せっかく加賀井に協力してもらって、受験の準備の時間を作るためにしたことなんです。だからせっかく時間ができたのに加賀井とエッチなんかしてたら、せっかくの時間が台無しになるじゃないですか。」
「そうか、須藤、だいたいの経緯はわかった。お前はあくまで受験のための勉強時間を作りたかったんだな。」
「はい、高橋先生、そのとおりです。」
「本人たちもそう言ってるので、石井先生、加賀井の担任として、何かありますでしょうか?」
「いえ、私は今の話で納得しました。」
「奥村先生も、お分かりいただけましたか?」
「高橋先生と石井先生がふたりそろってそういうのなら、私も仕方ないですが納得しましょう。ただ須藤と加賀井はしばらくの間は、要観察ということにして、ふたりのことに関しては、高橋先生と石井先生にすべての責任をとってもらいますからね。」
「ということだ、まだ無罪放免をしたわけじゃないぞ。要観察ということなんだから、須藤と加賀井はこれからの行動に責任を持つんだぞ。」
「はい、先生、ありがとうございます。」

俺たちは先生たちに深々と礼をして、生徒指導室を出た。
渡り廊下を通て、校舎に入った時に、須藤が言った。

「うまく行っただろう。」
「ああ、須藤、すげえ、先生たち、とりあえずだまされたからね・・・」
「でも、うわさが鎮静化するとダメだし、まあその辺は様子をみながら。」
「じゃあ、学校ではどのくらいまではいいの?」
「物陰で軽くキスするくらいがいいんじゃないかな。」
「よく考えたら、俺たちまだいわゆる淫行はしてないじゃん。」
「ホントだな、まあそれは週末に宙が俺んちに泊まった時に・・・」
「なんか、楽しくなってきた・・・」

そして俺が楽しみにしていた週末が来た。
須藤の家に行く前に、俺たちは昼過ぎにショッピングセンターで待ち合わせをした。
マックに行って、俺たちはセットのハンバーガーを食べた。
そして、ショッピングセンターをブラブラした後、そこから歩いて10分ほどのところにある須藤の家に行った。
須藤の家は、大きなマンションで、中に入るまでには何度もカードキーを使ってドアを自動ドアを開けなければならなかった。
そして須藤の部屋に入ると、窓の下には街並みが広がっていた。

「すげえ眺め。」
「ああ、いちおう高層だからね。」
「ベランダに出ていい?」
「いいけど、干してある布団に触れないようにしろよ。」
「えっ、触っちゃいけないの?」
「濡れたところに触ると、宙の手が汚れるから・・・」
「あっ、亮、今朝オネショしたんだ。」
「二日続けてだよ、まあ今朝は二度寝したのがいけなかった。」
「あっ、ホントだ、布団、すげえ濡れてるね。」
「膀胱の中のオシッコをほぼ出し切ったころにやっと目が覚めたからね、すでに時遅しで、すげえ布団が濡れてた。」
「どんな夢見て漏らしちゃったんだよ?」
「今朝は定番のトイレでする夢。オシッコ漏れそうになってもなかなかトイレが見つからなくて、やっと見つけたトイレは入りたくないくらい汚かった。
でも、もう限界だから、ひびの入ったような汚い便器に向かって、勢いよくオシッコを放ったんだ。すげえ、気持ちよかったよ。
すげえ長い間その汚いトイレでオシッコを出してたら、いきなり目が覚めて、オネショしてたってわけ。」
「そうなんだ、ホント定番のオネショ夢だよね。」
「宙だってオネショくらいしたことあるんだろう?」
「うん、俺だって中三まではオネショしてたし。」
「じゃあ、宙だってついこの前までしてたんじゃん。」
「だから夢のトイレには何度も騙されてきたんだぜ。」
「オネショが治ったってことは、もうトイレの夢は見なくなったんだろう?」
「いや、相変わらずトイレでションベンする夢見るよ。でも、中三まではそれで見事にオネショしてたけど、中三の夏ごろから、夢ではションベンしても、実際は精液が出るようになって、それでオネショが止まったんだよね。」
「ふうん、そうなんだ。俺は夢精しないからなあ・・・」
「亮は夢精しないのか。」
「毎日シコってたら夢精なんかしないよ。」
「じゃあ、俺もシコるようになって夢精しなくなったら、またオネショがぶり返したりして・・・」
「だから宙はなるべくこれからもシコらないようにした方がいいかも。」
「俺は亮と違って、オネショがぶり返したりしたらただの残念な男子高校生になっちゃうもんなあ。その点、亮は長所ばっかりだから、オネショくらいしてもぜんぜんだいじょうぶだよね。」
「俺は宙がもしも夜尿症だったとしても残念とか思わないけどね。

「亮ってホントやさしいね。」
「宙にはなぜかやさしくしたくなる。」

須藤の顔が俺にゆっくりと近寄ってきて、唇が軽く触れた。

「宙、中に入ろう。」
「うん。」

俺は須藤にやさしくベッドに寝かされた。

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

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