世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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萩原くんと出張(3)
木曜の夜は、出張最後ということで、最初のときとほぼ同じメンバーで、今度はこちら側が主催しての宴会となった。
その席で、福田君のご両親が住んでいるという、車で二時間くらいかかるところにある北海道らしい風景が広がるところにぼくたちは誘われていた。

福田君:いちど、来てほしいな、べつに俺はそこで育ったわけじゃないけど、行くたびに好きになるような北海道らしい景色のなかにあるんだよね。
直:へえ、そうなんだ、いいな、ぜひ行きたいな。
佐藤氏:誘われたんだったら、明日、飛行機のチケットを変更して、仕事を終えた後、お邪魔したらどうかね。
福田君:佐藤さんもいっしょにいかがですか?
佐藤氏:、いやいや、私は失礼するよ、若い奴らの邪魔はしたくないし、土曜は東京でちょっと用があるからね。君たちはぜひ行ってくるといい。
福田君:ほんといいとこなんですよ、来てくれるとうれしいな。それに馬にも乗れますよ。
萩原君:乗馬できるの? それは行ってみたいなあ。
福田君:それに、どうせ明日はが終わったら、実家に帰る予定だったから、俺の車にお二人も乗せていきますよ。
直:でもなあ、急な話だしなあ・・・
萩原君:センパイ、せっかくだからおジャマしましょう。
福田君:遠慮しないで来てください。ウチの親は来客が基本好きだから。

けっきょく、ぼくたちは福田くんの実家におジャマすることになった。北海道の風景が思い切り楽しめそうではある。

直:とうとう、行くことになっちゃったね。
萩原君:でも、北海道の田舎は景色が違うんでしょう、楽しみだなあ。
直:まあ、東京近郊にはないような雄大な景色が広がってるんだろうね。
萩原君:福田君の両親、雄大な景色の中でスローライフを満喫してるんだって言ってた。
直:へえ、そうなんだ、ご両親に会うの楽しみだね。
萩原君:それに、福田君には2歳年上のお兄さんがいるんだって。それが福田君よりもイケメンらしいですよ。
直:福田君だってすげえイケメンなのに、それ以上とは楽しみ。
萩原君:もう、センパイったら、目がスケベな色に輝いてますよ。
直:なんか新しい出会いがあったりして・・・
萩原君:出会いでも何でもいいですけど、そのチョーイケメンの前でオネショなんかしなでくださいね。
直:ひとんちで、オネショなんかしねえよ。
萩原君:うそうそ、俺んちでセンパイったら、オネショしたくせに・・・
直:ううう。でも、裕太んちでは、パンツだけに被害をとどめて、布団は濡らさなかっただろうが。
萩原君:うちではたまたま被害がパンツまでだったんでしょ、それにセンパイったらこのところオネショが悪化してるって、翼兄も言ってたぞ。
直:うううう・・・
萩原君:いい子にしてないと、そのチョーイケメンに、センパイのオネショ癖、バラしちゃいますからね。
直:それだけはやめてよ、福田君だけじゃなくてならともかく、そのお兄さんにまで知られたくない・・・
萩原君:センパイはおとなしく俺の言うことをきていればいいんです。
直:なんか、裕太、翼みたい・・・
萩原君:だって、翼兄に、センパイの上手な扱い方、いっぱい教わったもんね。
直:翼のヤツ、よけいな事、教えやがって・・・

そうしているうちに、福田君から、車寄せに着いたと電話がかかってきた。
ぼくたちはスーツケースを福田君の車に積み込んで出発した。

福田君:なんか、夕べ酔った勢いで、無理やり実家に招待しちゃったんじゃないかって、ちょっと心配で・・・
萩原君:そんなことないって。さっきセンパイと北海道の自然を見たいって言ってたとこだよ。
直:そうそう、関東とはちがう景色が見られそうだから、楽しみで。
福田君:まあ、自然だけは自慢できるかな、でもホント田舎ですからね、覚悟しておいてください。
萩原君:そんで実家までは車でどのくらいかかるの?
福田君:まっすぐ行って、2時間くらいですね。そのまでに、このあたりで晩御飯食べていきましょう。ジンギスカンでいいですか?
直:いいよ、っていうか、ジンギスカンってうまいよね。
福田君:じゃあ、おいしいところに連れていきますね。

ぼくたちは、地元の人しかしらないような、地味な店構えのジンギスカン店に連れていかれた。
中には、たくさんの人がジンギスカンを食べていた。ぼくたちも、福田君おすすめのメニューを注文して、ぼくと萩原君はビールを頼んだ。

萩原君:福田君、ゴメンね、俺たちだけビール飲んじゃって・・・
福田君:俺はそれほどビールって好きじゃないし、気にしないで飲んでくださいね。
直:じゃあ、お言葉に甘えて、飲んじゃうからね。なんか北海道で飲むビールはひときわうまいね。
萩原君:もう、センパイったら、飲み過ぎ禁止ですよ。今夜はひとんちで泊まるんだから。
福田君:ああ、それなら気にしなくっていいですよ、だから、飲みたいだけ飲んでくださいね。
直:少しくらい飲んだってだいじょうぶだって。
萩原君:もう、俺はしりませんからね、どうなっても・・・
福田君:ウチの両親は、すげえおおらかだから、安心して泊まってください。
萩原君:そういえば、福田君、お兄さんいるんだよね。、

直:おっ、イケメンの福田君よりもさらにイケメンというお兄さんだね。
福田君:俺より2コ上なんですけど、外見は弟の俺から見てもすげえイケメンですね。
萩原君:お兄さんは何してるの?
福田君:今は両親といっしょに実家住みで、いっしょに仕事してます。
直:実家のご両親って、何の仕事?
福田君:ああ、馬を育てたり、後は野菜作りですね。兄は野菜のほうをたまに手伝ってるみたい。イケメンなのにけっこうお百姓さんになってる・・・
直:チョーイケメンのお百姓さんって、チョー萌え。
萩原君:もう、センパイったら、スケベモード全開ですよ。
直:お兄さんって、ずっとご両親のお手伝いをしてたの?
福田君:兄貴も、札幌の大学を卒業した後、就職してたんですけど、すぐにやめて、その後は実家に戻ってますね。
萩原君:へえ、そうなんだ・・・
福田君:兄貴は、今はずっと実家で両親の手伝いをしてます。
萩原君:そうなんだ・・・
福田君:兄貴は子供の頃から、からだが弱くて、しょっちゅう熱を出したりしてましたね。それで、兄貴の健康を考えて、自然の中に引っ越したんです。
直:福田君は元気いっぱいなのにね。
福田君:俺、下の名前、進士っていうんです。そっちでいいですよ。そうなんですよ、田舎に越しても兄貴はいつも部屋で遊んでて、俺のほうは外を駆け回ってましたからね、だから兄貴じゃなくて俺のほうが元気になった。
萩原君:それで、お兄さんは今もからだ弱いの?
福田君:そうですね、今でもときどき寝込んだりしてるみたい・・・
萩原君:お兄さんがそうだと、ご両親も心配だね。
福田君:なんか、むかしから両親は兄貴のことばかりかまってて、俺のことはほったらかしに近かったんです。以前はそれに対してちょっとスネてたけど、この年になると、俺まで兄貴のことを心配してるんですよね・・・
直:やさしい弟さんだね。
福田君:まあ、この後会ってみればわかりますよ。

食事を終えて、暗くなったなかをひたすら2時間ほど車に乗って、福田くんの実家にまで行った。
とにかく夜なので何も見えないけれど、それだけに明日の朝の景色が楽しみである。

牧場らしい柵に沿って車は走っていき、その突き当りにログハウス風の家が見えてきた。

福田君:あれが実家です。
萩原君:けっこう立派そうな家じゃん。
福田君:最初はペンションみたいに宿泊客も想定して建てようとしたらしいんですが、それはちょっとムリということで計画変更したんですが、それでもちょっとペンション風の雰囲気が残ってる。だから、センパイたちが来ても、部屋はだいじょうぶですからね。

玄関の扉を開けて入っていくと、福田君のお母さんらしい女の人が出迎えてくれた。案内されて中に入って行くと、リビングには福田君のお父さんだろう男性がソファから立ち上がった。

福田君のお父さん:どうもこんな遠いところにまでお出掛けくださって、大変でしたでしょう。
直:いえいえ、福田君の運転で、あっという間に着きました。よろしくお願いします。
福田君:ええと、こちらが(世界地図)さん、そんでこちらが萩原さん、ふたりとも本社から出張でこっちに来てるんだ。
福田君のお母さん:まあまあ、進士がいつもお世話になっております。気の利かない子ですけど、本当によろしくお願いしますわね。

その時、入り口とは反対側のドアが開いて、多分進士くんのお兄さんが入ってきた。とにかく相当なイケメンである福田君の更に遥か上をいくようなイケメンである。ただちょっと線の細そうで鬱病っぽい表情が全体から華やかさを失わせている感じだ。

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

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