世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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翼の赴任前に(1)
金曜の夜、ぼくは二丁目の**に、仕事を終えると出かけていった。
比較的早めの時間に行ったので、見せはまだそれほど混んでいなかった。

ママ::いらっしゃい、直l、今日はひとりなの?
直:ちげえよ、もうすぐ翼が来る。
ママ:あら、翼はまだ出発してなかったの?
直:明日の午前の便だからね、とりあえず日本で最後に飲んでおきたいんだってさ。
ママ:ああ、翼ったら、出発前で忙しいんだろうに、わざわざあたしに会いに来てくれるのね、うれしいわ。
直:出発の準備はもう終わってみたいだよ、だから単に暇だっただけじゃない、何も日本最後にママの顔を見たくなるなんて、翼もそれほど物好きじゃないと思うよ。
ママ:うるさいわねえ、あたしも翼にはぜひ会いたいわよ。
直:ああ、それから、ひょっとしたら利彰も飲みたいから来るみたいだよ。
ママ:やあだあ、利彰くんまであたしのために来てくれるのね。翼と利彰くん、タイプは違うけど、今夜は両手に花だわ。
直:うっとりとするな、キモい。
ママ:しょうがないでしょ、チョーイケメンがふたりそろってあたしに会いに来てくれるんだから。あら、ちょっとお化粧直ししなきゃいけないわ。
直:それ以上塗りたくってもムダムダ。

本当に化粧直しをするつもりらしく、ママは奥に引っ込んでしまった。
とりあえずひとりでビールを飲んでいると、しばらくするとママがさらに厚塗りをして店に戻ってきた。

直:ママ、すげえ、その腕だと、左官職人の仕事もちゃんとできるんじゃないの?
ママ:うるさいわねえ、できるわけないでしょ、それにあたしはどっちかと言うとこの業界では薄化粧なんだからね。
直:恐ろしい業界だな。
ママ:早く翼、来ないかしら、直と話してるとホントイライラするわ。
直:ママ、イライラするって、発情期なのか?
ママ:違うわよ、あたしはちゃんとラブラブの相手がいるんだからね、満ち足りてるわよ。
直:今回の相手、予想外に健闘して、長続きしてるじゃん、すげえ我慢強い男なんだろうな。
ママ:うるさいわねえ、長続きしてるのは、あたしたちの相性がバグツンにいいからに決まってるでしょ。
直:当然ママがウケなんだろ?
ママ:あたしは女なんだから、入れられるほうではあるけどね・・・
直:相手の男、偉いね、ママを相手に勃起できるんだから・・・
ママ:なによ、いくら直でも言っていいことと悪いことがあるわよ。
直:とにかく相手の男の勃起したもので、ママは貫かれてるってわけだ。
ママ:そうよ、硬くて大きなモノであたしを天国に連れてってくれるの・・・
直:相手、でっかいのか?
ママ:そうよ、短小包茎の直といっしょにしないで。
直:うっ、包茎はあってるけど、短小じゃないわい。
ママ:どうせ真性包茎のドりチンなんでしょ、直は。
直:真性じゃねえよ、仮性だからな。
ママ:どっちにしろ、直には似合ってるわ、包茎。
直:うっせえ。

しばらくママと話しているうちに、翼が仕事を終えて店にやってきた。

翼:ママ、出発する前に会いに来たよ。
ママ:いらっしゃい、翼、来てくれてうれしいわ。翼は外見もすごくいいけど、内面もイケメンよね。直もちょっとは見習いなさい。
翼:そんなこと言ってくれるのは、ママだけだよ、ありがと。
ママ:翼、海外赴任て、どのくらいになる予定なの?
翼:一応は3年くらいなんだけど、実際は状況次第でどうなるかわかんないんだよね。
ママ:あらそうなの、商社勤めもたいへんね。
翼:まあ、あっちでは仕事が忙しいから、あっという間に時間は過ぎると思うよ。それにお金は少しは貯まるし。
ママ:まあ、翼がしっかりしてるから、ひとりでもだいじょうぶだけど、このヘタレ男は、ひとりになると悪さばっかりするじゃないの。
翼:それなんだよね、直になに言っても浮気は治らないから、まま、あんまりひどい浮気しないようね、見張っててくれる?
ママ:いいわよ、翼の頼みなら、何でも聞いてあげる。でも、躾けて良くなる犬と、躾けてもどうしようもないダメ犬がいるのよねえ・・・
翼:ダメ犬でもぜんぜん躾けないよりは少しでも躾けたほうがいいから・・・
ママ:翼も苦労するわねえ、こんなしょうもない性欲だけみたいな男といっしょになってしまって・・・
翼:まあ、男だったら溜まるとムラムラしてくるのはしょうがないんだけどね・・・
ママ:そうみたいね、あたしは女だから、わからないんだけど・・・
直:ママだって、昔はニキビだらけの男子だったんだろ?
ママ:うるさいわねえ、昔のことは忘れたわ。でも、翼はあんまり性欲強くなさそうだから、ムラムラとかしないでしょう?
翼:確かに、向こうでひとりで暮らしてると、たまに夢精とかしちゃったりすることあるよね。
ママ:やあだあ、翼が夢精なんて、似合わないわ。どんな夢見て夢精しちゃうのよ?
翼:だいたいは、直となんかしてる夢かな。
ママ:やあだあ、翼ったら、一途ねえ。あたしだったら、こんなヤツの夢なんか見たら、勃起してても萎えちゃうわよ。
直:ママだって、中学生くらいの時は男子だったんだから、夢精くらいしたことあるだろうが。
ママ:やあだ、あたしはそんな寝てる間にお漏らしみたいなことしたことないわよ。
直:でも、夢精って気持ちいいんだけどね。
翼:オレもたまに夢精すると、からだは疲れるけど、頭はすっきりするよね。まあパンツが汚れるのはちょっと困るけど、気持ちいいからオレは好きだな。
ママ:翼は夢精パンツはどうしてるのよ?
翼:朝起きたら、シャワー浴びるついでに軽く洗って精液を落として、洗濯機に入れておく。
ママ:やあだあ、翼が朝起きて、夢精で汚したパンツ洗ってるなんて、想像できないわ。
翼:ホント、わびしい単身赴任のひとり暮らしだよね。
ママ:でも、翼、がんばって仕事してきてね。
翼:ママも、ぜひ相方さんといっしょに遊びに来てね。
ママ:行くわ、ちょうどあたしたちも新婚旅行の真似事をしたいって話してたところだから。

店がけっこう混み始めたころ、利彰くんがやってきた。

ママ:ぎゃあああああああ、いらっしゃい、ホントお見限りね。
利彰くん:なんかこのところ忙しくて、失礼しました。
ママ:あ~ら、ホント熟れてきていい感じになったわねえ。ホントおいしそうだわ・・・
直:こらこれ、舌なめずりするな。
ママ:しょうがないでしょ、おいしそうなんだから。
直:でも、残念でした、利彰はもうすぐ結婚するんだよ。
ママ:やああああだああ、俊顕くん、結婚するのね、相手はどんな女よ。
利彰くん:幼馴染の子で、ずっと前から婚約してました。
ママ:でも、利彰くん、女相手に興奮するの?
利彰くん:俺は性向としては100パーゲイですね。でも、がんばれば女の人ともできないことはないと思います。とりあえず跡継ぎを作るまでは、何としてでも頑張らないと・・・
ママ:お金持ちの家は、どうしても家を引き継ぐ跡継ぎがいるのねえ・・・
利彰くん:それに俺はマジで子供はほしいです、特に男の子が・・・
ママ:俊顕くんの遺伝子を引き継げば、優秀でチョーかわいい子供ができそうね。
直:ていうか、利彰、結婚式は来週の日曜じゃねえか。こんなところでのんびり飲んでていいのか?
利彰くん:結婚式って、新郎はあんまり何もしなくてもいいんですよ。新婦のほうが喜んでいろいろやってくれてるから。
翼:相手って幼馴染なんだろう? ゲイバレしてないの?
俊顕くん:それはだいじょうぶみたい、比較的そういうことには鋭くないみたいだから。
直:でも、そうは言っても女の人は変なところで鋭いことがあるからね。
利彰くん:まあ、俺がゲイって言うことはトップシークレットだから、どうしても隠したいでしょ。だからそれを隠すために、俺の二番目の秘密をカミングアウトして、ゲイのほうをうまくカムフラージュすることにしたんだ。
直:二番目の秘密ってまさか・・・
利彰くん:この前、婚約者に重大なことを告白するって言ったんだよね。相手は俺が何をカミングアウトするんだろうかとマジで心配してたみたい。
翼:そんでゲイを隠して、何をカミングアウトしたんだよ?
俊顕くん:夜尿症・・・
翼:えっ、声が小さくて聞こえなかった。
利彰くん:だから夜尿症だって・・・
直:とうとうそのことをカミングアウトしたか・・・
ママ:えっ、利彰くんって、夜尿症なの、やあだあ、あたしのことからかってるんでしょ。
利彰くん:ママさんをからかったりしませんって・・・
ママ:マジで、マジで、利彰くんって夜尿症なの?
俊顕くん:はい・・・
ママ:や~だ、モデルみたいな利彰くんが夜尿症なんて信じられないわ、あたしの王子様、あたしの夢をこわさないで。
利彰くん:でも事実今朝もオネショしてたし・・・
ママ:や~だ、チョーウケるんですけど。それにしても利彰くんとオネショなんてギャップあり過ぎだわ・・・
利彰くん:ママさん、このことは誰にも秘密ですからね、ぜったいに言わないでくださいね。
直:そんで、婚約者に夜尿症のカミングアウトして、引かれたりしなかったの?
利彰くん:俺が大きくなってもオネショが治ってなかったことは何となく知ってたみたい、だからそれほどショックを受けてはなかったけどね。
直:でも、新婚初夜にオネショしたら、大変なんじゃない?
翼:そんで、利彰のオネショの後始末は、新婦さんがするの?
利彰くん:まさか、俺の臭いオネショの後始末を、結婚相手にさせるわけにいかないから、俺の世話をずっとしてくれてる女の人が、お手伝いさんとして新居でも働いてくれるから、オネショの後始末はその人がしてくれる予定。
直:それにしても、結婚したら、もうすぐお父さんから社長の席を譲り受けるんだろう? 社長が夜尿症じゃ、立場ないんじゃないの?
利彰くん:夜尿症はプライベートのことだから、社長の仕事とは関係ないよ。
直:でもさ、社長なら出張とか多いんじゃないの、そういう時はどうすんのさ?
利彰くん:泊りの時はしょうがないからオムツとかするしかないよね。
翼:でもそれだと、秘書の人とかに社長の秘密が漏れちゃうじゃん。
利彰くん:だから、俺が社長になったら、ジュンに俺の秘書になってもらうつもり。ジュンなら俺の夜尿症のことも知ってるし。
直:それはいいね、ジュンちゃんだったら本人も子供の頃は夜尿症だったから、オネショに理解があるよね。
ママ:ホントに俊顕くんって夜尿症なんだ・・・
利彰くん:引いた?
ママ:むしろ、かわいく感じられてきたわ。
直:ママだって子供の頃はオネショくらいしたことあるだろう。
ママ:女の子は男の子とちがってあんまりオネショなんかしないのよ。
直:チ♂ポ持ってるくせに。
ママ:うるさいはねえ、あたしは内面が完全に女なのよ。
直:はいはい、ママの言う通りでございます。

あまり遅くならないうちに帰ろうということで、タクシーを呼んで、三人で乗ってマンションまで帰った。

直:とりあえず、もう少しビールでも飲む?
利彰くん:はい、飲みたいです・・・
翼:利彰くん、いつもより元気ないね。
直:わかった、ジュンちゃんが結婚しちゃったから、利彰は大失恋中なんだよね。
翼:利彰くんだってもうすぐ結婚するじゃん。
直:とはいえ、俊顕はジュンちゃんに懸想しっぱなしだったもんな。
利彰くん:ジュンは基本ゲイじゃないし、しかたないんだけどね・・・
直:ノンケに惚れると、確実に傷つくよね。
翼:ジュンちゃんはノンケにしては、ゲイに対してもハードル低いじゃん。
利彰くん:だから、期待しちゃって、けっきょくは俺が凹むんですけどね・・・
直:よしよし、俊顕、今夜は泣いてもいいぞ。
利彰くん:そんなこと言ったら、マジで泣いちゃいそうじゃないですか・・・
直:大失恋したんだから、泣いていいよ。
翼:そう言えば、ジュンちゃんの披露宴の時、ソウさんが無表情のまま、滂沱の涙を流して泣いてたじゃん。
利彰くん:聡一さんもジュンに失恋したみたいなもんだもんな、聡一さんがあんなにあられもなく泣いちゃったから、俺のほうは泣けなかった・・・
直:ソウさんはジュンちゃんを親として好きだったし、恋愛感情ももってたと思うんだよね、やっぱ泣いちゃうのは仕方ないよね。
利彰くん:今頃になって悲しくなってきた。
直:よしよし、いくらでも泣きなさい。

利彰君はぼくの胸に顔をあてて、号泣し始めた。

直:よしよし・・・
翼:利彰くんはふだんは怖いものなしみたいな突っ張り方してるけど、こうなるとけっこう弱い面もあるんだね・・・
直:運命の相手が結婚したんだからね、しかもそれを笑顔で祝福して。ノンケを好きになると、必ず傷つくことになる・・・
翼:直も経験ありそうじゃん。
直:でももうだいじょうぶ、翼と出会ったからね。
翼:俺が海外赴任したら、浮気ばっかりするんじゃないよ。

利彰くんはずっとぼくの胸の中で泣き続けた。

翼:もう寝かせたほうがいいんじゃない?
直:ガマンしてた感情が全部出ちゃって、疲れたかもね。

ぼくと翼は、泣き続ける利彰くんを両側から支えて、ベッドにまで連れていった。

直:ほら、利彰、もう寝なさい。
利彰くん:寝るけど、まだオシ♂コしてない。
直:しないと眠れないくらいなのか?
利彰くん:したいわけじゃないけど、寝る前の習慣・・・
直:じゃあ、そのまま寝られるね。
利彰くん:でもオシ♂コしておかないと、オネショするから・・・
翼:オネショくらい、してもだいじょうぶだよ、したら後始末はオレがしてやるから・・・
直:そうだよ、ここはオネショしてもいいベッドなんだからね。
利彰くん:寝るまでここにいてくれる?
直:いいよ、利彰が眠るまでいてあげる。

しばらくすると利彰くんは規則的な寝息をたて始めた。

翼:すぐに寝ちゃったね。
直:いろいろと心労が重なってたんだろう。
翼:寝るとちょっとやさしい顔になってるね。
直:こっちがホントの利彰なんだろうな、昼間は変に肩ひじ張って、カッコつけてるからね。
翼:その無理が、ひょっとすると夜尿症の原因なのかもね。
直:まあね、大人の夜尿症はなんか深刻な原因があるんだよ。
翼:じゃあ、直の夜尿症はどうしてなんだよ、深刻な原因なんか極楽とんぼの直には皆無じゃん。
直:うっせえ・・・
翼:まあ、オネショする直も好きだけどね。
直:うっせえ、うっせえ・・・
翼:ほら、怒ってないで、もう寝ようよ。
直:いっしょに寝るってことは、わかってるんだろうな・・・
翼:もう、直ったら、目がらんらんと輝いてるよ。
直:下もちょっと硬くなり始めてる・・・
翼:ったく、もう、直は・・・

そしてぼくたちは久しぶりにいっしょに風呂に入って、お互いのからだを愛撫するように洗いあった。
そしていっしょにベッドに入ったのだった。

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