世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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幼馴染に再会(4)
noriさんから小説「幼馴染に再会(4)が送られてきましたので、さっそくアップいたします。noriさんから「皆さんにお楽しみいただけるとうれしいです」との伝言がありました。

幼馴染に再会(4) (noriさん作)

お盆休みの前の日の夜遅く、夏巳は新宿の高速バス待合所にいた。安い夜行バスを使って、帰省するところだった。
いっしょにバスに乗る予定の崇はまだ現れていなかった。電話をしても、今出られないという機械の声がするだけだった。
発車の時間までには現れるだろうと夏巳は思うことにして、持っていた本を読み始めた。
乗車の案内があってしばらくして、崇が息せき切って現れた。

「ゴメンゴメン、ちょっと準備に手間取っちゃって。」
「いいから、荷物を下に入れてもらえよ。」
「でも、なんとか間に合ってよかった。」
「ったく、どうなるかと心配したよ。」
「なつみ、怒ってる?」
「怒ってねえよ。早く乗ろうぜ。」

ぼくたちはバスの中ほどの席に並んで座った。

「おおっ、男二人だとちょっと狭いな。」
「まあ、崇、一晩だから、ガマンしろよな。」
「なつみが育ちすぎ。」
「崇だってけっこうでっかくなっただろうが・・・」
「まあいいや、でもこんなに大きくなってから、なつみとくっついて寝ることになるとは思わなかった。」
「相手が俺で悪かったな。」
「もう、なつみはすぐにスネるんだから、そういうところは昔と変わらねえ。」
「そうだ、発車までまだちょっと時間あるから、トイレに行ってくる。」
「このバス、トイレないのか?」
「いちばん安いやつにしたからね、トイレないよ。」
「じゃあ、トイレどうするんだよ。」
「二時間おきくらいにサービスエリアに寄ってトイレ休憩するんだよ。」
「ふうん、二時間おきにトイレ休憩するんだったら、なつみもオネショしないですむな。」
「ば~か、しねえよ。」

夏巳がトイレに行って戻ってくると、バスはすぐに発車した。すぐに高速に乗って、夜行バスは闇の中を目的地に向かって走っていった。

そして翌朝、少しだけ渋滞で遅延したけれど、それほど遅くならずに夏巳と崇は夜行バスの目的地に着いた。そこで電車に乗り換えて10分ほどで、夏巳達の街の最寄り駅に着いた。

「うわあ、この街来るの、マジ久しぶり。」
「崇が引っ越したの、中3の時だたから、5年ぶりくらいか?」
「そうなるんだね・・・」
「とりあえず、ウチに帰ろう。」

夏巳と崇は古い町並みを歩いて行った。10分ほどで夏巳の実家が見えてきた。

「なつみん家、変わんねえな。」
「崇の住んでたアパート、この前マンションに建て替えられたよ。」
「そうなんだ、こんな街でも少しずつ変わってるんだ・・・」

夏巳の家は門を入ると、2メートルほどで玄関になる。家と塀の間の通路を通ると勝手口に抜けられるようになっている。

「この奥の物干しに、毎日なつみの寝ションベン布団が干されてたんだよね。」
「なにヘンなこと思い出してんだよ。」
「なんか懐かしいなと思ってさ。」
「崇だって、俺と同じ年くらいまでオネショしてたくせに。」
「へへへ、じつは俺は、高校生になっても、ときどきしてたもんね。」
「ば~か、崇、オネショを自慢するな。」

玄関を入ると、夏巳の母親が出迎えてくれた。

「まあまあ、崇くん、イケメンになってて、見違えちゃったわよ。」
「お久しぶりです、今回はお世話になります。」
「崇くんたら、すっかり大人になったのねえ・・・」
「お母さん、とりあえず中に入るよ。」
「あらまあ、そうだったわ。どうぞ中に入ってね。」

とりあえず夏巳たちは、二階の夏巳の部屋に行って、荷物を置いた。

「なんか、なつみの部屋、すげえ懐かしい。ベッドも昔のままじゃん。」
「ああ、変えてない。」
「じゃあ、布団の下のマットレスには、なつみの寝ションベンのシミが残ってるんだ。」
「マットレスは濡らしてないよ。」
「うそうそ、なつみがすげえ寝ションベンした日は、布団を突き抜けてマットレスまで濡らしてたじゃん。」
「ああ、崇のこっそりオネショのせいで、布団だけじゃ吸収しきれなかったんだろう。」
「俺もしたけど、どうせなつみはいつも寝ションベンしてたんだから、同じことだろう?」
「ったく、崇は自己中なんだから・・・」

夏巳たちは荷物を部屋に置くと、1階のキッチンに降りていった。

「ほらほら、ちょっと遅いけど、あなたたちお腹すいてるでしょう、朝ごはん食べなさい。」
「うわあ、おばさんの料理、久しぶりだなあ。」
「たくさんあるから、いっぱい食べてね。」
「それにしても、崇くん、なつみと同じ大学だったのね。」
「そうなんですよ、学部が違うから、会うことがなかったんですけどね。」
「この前、共通の友達がいて、たまたま学食でたかしに会った。」
「もう、びっくりしましたよ、なつみったら、すげえ育ってるんだもん。」
「でも、崇くん、これからも昔通り、なつみのことをよろしくね。崇くんはなつみと違ってしっかりしてるから、いっしょにいてくれると、私も安心できるわ。」
「なんだよ、俺のほうが崇より今は大きいんだからな。」
「もう、からだばっかり大きくなって、ホントなつみはまだまだ子供なのよ。」
「わかりました、俺がちゃんとなつみの面倒見ますから、おばさんは安心してください。」
「ホント崇くんは昔からしっかりしてるわ。」

遅い朝ごはんの後、なつみと崇は、街を散歩に出かけた。ふたりが通っていた公立大学の付属中学は、歩いて20分ほどの距離だった。

「なんか、懐かしいなあ、まあ俺は二年間しか通えなかったけど。」
「崇は中2の終わりの春休みに急にいなくなったからね。」
「それにしても、なつみはここの高校にそのまま進んだんだろう。それなら大学まで行けたんじゃない?」
「そうなんだけどね、でも東京の大学に行きたかったから。」
「そうなんだ・・・」
「そんで崇は、あの時、何も言わないでどこに引っ越したんだよ。」
「ああ、なんか母親が急に再婚することになって、その相手の住んでる関東の街に引っ越した。」
「おばさん、結婚したんだ。」
「でもさ、いきなり新しく父親ができたっていうのは、思春期の中学生にはちょっと重すぎた。」
「そうなんだ、新しいお父さんって、どんなひとだったんだよ?」
「教師だから、基本的にまじめな人。前の奥さんには死に別れて、そんで俺の母親と結婚することになったんだ。」
「お父さんとうまくいってたの?」
「ビミョー。なんか俺のことを実の息子と思って育てるとか言っちゃってさ、無駄に厳しいんだよね。」
「厳しいって?」
「成績が少しでも落ちると、すげえ怒られた。でもいちばん嫌だったのは、俺、じつは高校生になってもたまにまだ寝ションベンしてたんだよ、そんで高校生にもなって寝ションベンするの精神がたるんでるからだとか言ってさ、すげえ怒るんだよ。」
「へえ、そうだったんだ、オネショは寝てる時にしちゃうわけだから、怒られてもしょうがないのにね。」
「まあ、いくら怒られたって、こっちは高校生にもなって寝ションベンしてる弱みがあるから、怒られるくらいは我慢するけど、あいつは俺が寝ションベンすると、濡れた布団をわざわざ外からよく見えるところに干すんだよ。」
「それって、なんか効果あるの?」
「なんか、そいつの考えでは、寝ションベン布団を人に見られて恥ずかしい思いをして、寝ションベンをしたくない気持ちになるのが大切なんだってさ。」
「そんなことされたら、俺だったら余計オネショ悪化しちゃいそう・・・」
「そうなんだよ、寝ションベンしないようにって思うと、余計しちゃうよね。」
「崇、けっこう苦労したんだ。」
「まあこんなのは苦労したうちには入らないけどね。」
「俺も、オネショ治さなきゃね。」
「なつみはいいよ、むしろ寝ションベンするほうがなつみらしいというか・・・」
「ば~か、親にはオネショのこと、もう治ったって言ってあるから、帰省した時は、実家の布団を濡らさないように、寝る前に紙オムツしてんだよ・・・」
「べつに、おばさんは優しいから、なつみが寝ションベンしたって、怒らないだろう?」
「そうなんだけど、大学生の息子にオネショ癖があるなんてわかったら、余計な心配するじゃん。」
「で、なつみ、今夜はオムツするのか>」
「うん、しょうがないけどするよ、そうだ、紙オムツ買わなきゃ。」
「オムツするのか・・・ なつみのでっかい世界地図見たかったのにな・・・」
「実家じゃしょうがねえよ。」
「じゃあ、オムツ買いに行こうぜ。」

夏巳たちは買い物をするためにドラッグストアに行くことにした。

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

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