世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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夜尿症の原因は・・・(2)
noriさんから小説の続きが送られてきましたので、さっそくアップいたします。


夜尿症の原因は・・・(2) noriさん作


引っ越しをした翌日、昼前に兄が急にマンションにやってきた。

「忘れ物があったから持ってきてやったぞ。」
「わざわざサンキュー」
「あれっ、蒼汰、お前、今朝は2回もオネショしたのか?」
「げっ、兄貴、見ちゃった?」
「蒼汰はいくら現役のネションベン垂れとはいえ、一晩で2回は久しぶりだろう。」
「兄貴、よく見ろよ、もう1枚の布団は俺のじゃねえよ。」
「そう言うと見かけない布団だな?」
「だから、もう1枚は二階のやつの布団、今朝上から落ちてきた。」
「上の部屋のやつもネションベン垂れなのか?」
「そうみたいだね。」
「どんなやつさ?」
「どっちかというとガテン系かな、そういえば五郎丸にちょっと似てる。」
「蒼汰から話を聞くととてもネションベンを垂れそうな感じじゃないのにな。」
「そんで、そいつ、落とした布団をあわてて取りに来たんだけど、そいつ、今日も仕事で急いで出なきゃならないっていうから、預かったままなんだ。」
「ガテン系は土曜も仕事のことが多いみたいだね。」
「兄貴、近いうちにまたおいでよ、例の遊びしたいな。」
「いいぞ、来週末にでも来るよ。」
「わかった、待ってる。」

軽トラを長く外に止められないので、荷物を置くとすぐに浩太朗は帰っていった。

蒼汰は昼を食べがてら、マンションの近所を散歩して、必要な物を売っている店を見つけるといくつか買い込んだ。
午後はSNSで適当な奴がいないか探したりして時間をつぶした。
日が傾いたころ、蒼汰は布団を取り込むために窓から外に出た。
ちょうどマンションの前の畑で大家さんが農作業をしていた。
蒼汰はとりあえず挨拶をした。

「こんにちは。」
「ああ、あんた、新しく入った人だね。」
「水島です。」
「今日はお天道様がよく照ったんで布団も乾いただろう。」
「いや、あの・・・」
「ウチの孫も中学生にもなってしょっちゅうネションベンしているよ。」
「はあ、そうですか・・・」
「まあ、畑には誰も入ってこないから、見られてしまうようなことは気にせず日当たりのいいところに堂々と干したらいい。」
「そうですか・・・」
「あんたは重症だな、一晩で2回もネションベンするなんて。」
「いや、これは・・・」
「恥ずかしがらなくてもいいよ、ウチの孫だってしょっちゅう一晩で2回失敗してるからな。」

なんとか話を切り上げて、蒼汰は二枚の布団を部屋の中に取り込んだ。
乾いたオネショ布団の香ばしいような匂いが部屋を満たした。

7時過ぎに天野が仕事から帰ってきた。
大量の買い物袋を持って、蒼汰の部屋に入ってきた。

「蒼汰、今夜、いっしょに飲まねえ。いろいろ酒買ってきたんだよね。それから晩メシも。」
「いいけど・・・」
「じゃあ、俺、部屋に戻ってシャワー浴びて着替えてくるわ。」
「布団、持ってけよ。」
「それは後にする。もう少し置いといてよ。」
「いいけど・・・」

剛知は買い物袋を玄関に置くと、外の階段をトントンと上っていった。
しばらくすると、剛知は前日と同じ、ぴちぴちのジャージの上下を来て、蒼汰の部屋にやってきた。

「ビールはとりあえず冷蔵庫に入れておいたけど・・・」
「サンキュー、やっぱり最初は冷えたビールを飲みたいな。」

蒼汰たちは、剛知が買ってきたコンビニ弁当を食べながら、ビールを飲み始めた。

「俺、今朝、布団を落とした時、もう引っ越さなきゃいけないかと思った。」
「なんで?」
「だって、子供じゃあるまいし、こんな大きな男が、すみません寝小便布団を落としましたって、取りに行くのはすげえ勇気がいるんだぞ。」
「剛知なら、そのくらい恥ずかしがらないような感じなのにね。」
「だから、蒼汰も寝小便垂れみたいだったんで、俺、すげえホッとしたというか・・・」
「まあ、その気持ちはわかるけどね・・・」
「まあ、ウチで寝小便して布団を濡らすぶんには困ることはないんだけど、すげえ困るのは、泊りのある仕事だよね。」
「仕事で泊まりの時はどうしてるんだよ?」
「まあ出先で泊まりの時は緊張してるのか家にいる時よりは失敗が少ないんだけど、しないわけじゃないから仕方なく紙オムツを持っていく。」
「宿泊先で紙オムツをこっそり穿くのか?」
「穿きたくないけどしょうがないよね、旅館とかの布団を濡らすよりはいいからね。」
「でも、剛知のあんだけ布団を濡らす大量の寝小便だったら、紙オムツじゃ足りないんじゃないの?」
「だから、泊りが個室の時はオネショシーツも持って行って、布団の上に念のために敷いておく。」
「泊りが個室じゃないこともあるのか?」
「個室なんてめったにないよ。」
「紙オムツはトイレでこっそり着けるとして、相部屋だとオネショシーツは敷けねえだろう。」
「しょうがないから、相部屋の時は思い切って同室のやつらに言うことにしてる。」
「勇気あるなあ。」
「俺も知られたくないけど、布団を濡らしてから知られるよりは多少はマシだからね・・・」
「それにしても、俺なんかはオネショのことは他人にはぜったいに知られたくないよね。」
「仕事仲間には俺の寝小便のこと知られちゃったけど、知られたおかげで、俺に可能な時は個室をあてがってくれるし、相部屋の時もからかったりしなくなった・・・」
「でも、週に2回くらいの寝小便じゃ、一泊の仕事だと、だいじょうぶなことが多いんじゃないの?」
「ゴメン、さっきは蒼汰にちょっと少なく言っちゃった・・・」
「じゃあ、ホントは週に何回漏らすんだよ?」
「週に3回くらいかな、もう少し多いかもしれない。」
「ということは週に4回くらい寝小便するんだ。」
「なんでか知らないけど、最近は週に5回以上失敗する時もあるし・・・」
「それじゃほぼ毎日オネショしてることになるじゃん、それなら1泊でもすげえ危ないね。」
「そうなんだよね。ところで蒼汰の寝小便はどのくらいなの?」
「俺は基本、酒を飲み過ぎた時だけだから、飲む頻度にもよるけど、月に2~3回くらいかな・・・」
「月に2~3回かあ、蒼汰は軽症でいいなあ、俺なんかもう一生恋人とか作れないよ。」
「俺がオネショするからって言うわけでもないけど、剛知はカッコいいから、寝小便癖があっても相手が見つかると思うよ。」
「じゃあ、蒼汰、俺のこと嫁にしてくれる?」
「お前も俺は男だぞ。」
「そんなのわかってるよ。」
「ヘンなこと聞くけど、ひょっとして剛知って男もイケる人?」
「うん、俺、どちらかというと男のほうが好きかも・・・」
「マジッ! なら、剛知って、タチ、それともネコ?」
「俺はバリネコ・・・」
「へえ、見かけによらないね、外見からは絶対にタチだと思ってた。」
「そういう蒼汰はどうなんだよ、男に興味があるのかよ?」
「まあまああるよ、特にガタイのいいネコが好きだな。」
「そうなんだ、ということは俺たちの相性ばっちりじゃん。」
「それは試してみないとわからないと思う。」
「はあ、とりあえずエッチしてみて、うまくいったら、俺を蒼汰の嫁にしてもらうということで・・・」
「ばあか、それにしてもごっつい剛知がバリネコとはねえ、人は見かけによらない・・・」

その後、夜遅くなってから蒼汰と剛知はひとつの布団に仲良く入った・・・

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

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