世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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「夜尿症矯正合宿」第17話(最終回) tetsuyaさん作

『夜尿症矯正合宿』 第17話 by tetsuya

朝の光の眩しさに、俺は目を開けた。
まだはっきりいていない頭をゆっくり動かすと、
寺上や野村はもう既に起きていて、布団をたたみ始めている。
寺上も野村も、失敗していなかった。
環境の変化とオネショしたら・・・の緊張感に支配されていたのだろう。
俺もセーフだった。一度起きることができれば俺の場合大丈夫だった。

じゃあ・・・今日も木田一人だけが・・・

相変わらずかわいらしい顔をしてくーくー寝息を立てている。
このまま寝かしてやりたいとも思ったが、そういう訳にもいかない。
俺は木田の身体を揺すった。
「おい、起きようぜ!」
何にも反応がなかった。
俺は彼の布団の下半分をめくった。もわっと小便の臭いが鼻を刺す。
大きな世界地図を今日も描いていた。
「やっちゃってますね」
寺上が寄ってきて言った。
「木田さんって見かけによらず結構重症ですよね」
野村も言った。
股間の冷たさを感じたのか、木田がふううーーっと伸びをした。
慌てて布団を元に戻す。
ゆっくり目を開け、俺たちに気付くと、欠伸をしながら、
「おひゃようごやいます・・」
と言った。そしてすぐ下半身の違和感に気付いたのだろう。
あっ!と短く声をあげると、がばっと起き上がった。
「やった・・・」
顔を左手でさすりながら残念そうに言った。

朝食の前に塚本が全員を会議室に集めて言った。
「今日でこの合宿も終わりです。まだ昼まで日程はありますが、とりあえずみなさんお疲れさまでした。 
この合宿は夜尿症の撲滅を目的に行っておりますが、この3日間毎日 失敗し続けたという人が一人だけいます」
それが誰か皆にも分かっていた。
「木田くん、前に出てきてください」
木田は反抗的な目で塚本を見据えながら前に出る。
木田の股間はいつものごとく濡れている。乾く暇がないのだ。
塚本は見下したような目で木田を見ると、
「結局君はずっと問題児のままおわってしまいましたねぇ 何とか矯正されることを願ってましたが残念です。  
木田くんには罰として、これから100叩きの刑を執行します」
誰もが耳を疑った。100叩き??
そう塚本がいったかと思うと木田の手をスタッフは素早く縛り、足も後から来た石田に固定され、
木田は机に上半身うつぶせになり、ケツを皆の前にさらす格好にさせられた。
抵抗する暇が全くなかった。 
一度木田には暴れられたことがあるだけに慎重に策を練っていたのだろう。
「ちくしょう!!!やめ!やめろ!!!」
木田は暴れようとするが吉川、相沢、石田、
そしてメンバーであるはずの篠原にがっちり押さえられては動かせるところなどどこにもなかった。
木田がケツを皆の前に晒している・・・それは型を描くように丸く濡れていた。
プリッとしたケツがとてもいやらしい。
俺は股間が熱くなるのをを押さえることができなかった。
塚本が手を前に回し、ボタンフライを外す。木田は一層暴れた。
すごい力だったが、もう逃げられない。
ジーンズとブリーフが一緒に下ろされた。きれいなケツがあらわになる。
それはプリっとして弾力のありそうな、いい形のケツだった。
塚本は布団叩きを吉川から受け取ると、木田のケツに向かってそれを思いきり振り下ろした。
ヒュッと布団叩きが唸る音がして木田のケツにバチーーンと大きな音が響いた。
それと同時に木田の
「うわーーーーーーっ!!」
という叫び声が聞こえる。相当な痛さだったのだろう。一発で木田のケツが赤くなった。
塚本は容赦なく2発目、3発目と振り下ろしつづける。
木田はただその痛みに耐えている。
塚本はさらに、
「この寝小便小僧!」 バチーーーン!

「この短小包茎!」  バチーーーン!

「このオモラシ野郎!」バチーーーン!

「この幼稚園児!」  バチーーーン!

「この皮かぶり!」  バチーーーン!

ありとあらゆる罵声を浴びせて木田を辱める。
木田はいつしか声をあげて泣いていた。それでも振り下ろされる布団叩きは終わらない。
本当に100叩くつもりなのか?木田のケツは痛々しい程真っ赤になっている。
けれど俺たちはただただ黙って見ていることしかできない。

バチーーーーーン!!

30分以上かけて、ついに最後の100発目が振り下ろされた。

「おい、ケツに冷たいタオルでも当ててやれ」
塚本が指示し、相沢はタオルに水を浸しに行った。
木田は動かない。というより動けなかった。
塚本は俺に目をやって言った。
「本当なら脱走の責任を取って、中川くん。君にも100叩きの刑を 受けてもらうつもりだったんだが、
時間がないし君は失敗回数も少なかったんで 今回は免除することにしよう。 
それでは、皆さん、朝食の準備を始めてください」
そういえば木田が脱走したとき責任をとるように言われていた。とりあえず助かった・・・
でも木田が全部罪を引き受けてくれたようなものだ・・・
木田・・・すまん・・・俺は心の中でつぶやき、木田の真っ赤に腫れたケツを見つめた。

最終日は昼までの日程しかなかった。
今日オネショしたのは木田と、小学6年の水谷、岡崎だった。
3人はあのテラスに布団を干し、
他のメンバーが夜尿症訓練の講義を受けている間じゅうずっと、オネショ布団の前に立たされていた。

講義の後、シャワーを浴び、やっと私服を着ることが許された。
濡れたブリーフとジーンズは洗濯して、次回の合宿に使うらしい。
けれどもう二度と俺はこの合宿に来ることはないだろう。
虐待としか思えない場面もあった。特に木田は心の傷を受けてしまったんじゃないかと心配になった。
私服に着替えた木田に、俺は話しかけた。
「ケツは、大丈夫かい?」
木田は俺にちょっとだけ笑みを返すと、
「まあ、大丈夫です。スタッフに軟膏をもらって塗っときましたから」
「君にとっては大変な合宿だったなぁ」
「それでオネショが治るなら、我慢もできるけど、 多分僕のオネショは、帰ってからも治りそうにもないし」
確かに木田のオネショは重症だと言わざるを得なかった。
「学校に行くのも辛いんじゃないのか?」
「中川さん・・・」
そう言って木田は俺を見ると、不意に俺にすがって泣き出した。
俺は木田の頭をなでた。木田はただ泣き続けた。
周りの寺上や野村も同情の目で木田を見た。寺上はもらい泣きしていた。

最後の一人がマイクロバスに乗り込むと、塚本がチラシを配った。
それは『第11回 夜尿症矯正合宿のおしらせ』だった。
俺は殆ど中味も読まず、スポーツバッグに無造作に入れた。

マイクロバスの隣に座ったのは篠原だった。
俺は思いきって小声で聞いてみた。
「君はオネショの癖なんてほんとはないんだろう?」
俺が常に思っていた疑問だった。篠原は別に驚くこともなく、
「ああ。そうさ。合宿主催者側の者さ」
と言いきった。俺は言葉もなかった。
オネショの癖など、嘘だったのである。
あの『オモラシ・バトルロワイアル』もはじめから篠原が残るようになっていたのだ・・・
「だからどうしたっていうのさ? 俺を告発でもするつもりか? 
べつにいいぜ。その代わり昨日の夜中に君がやっていたことを皆にバラしてもいいんだぜ」
俺は唖然とした。昨日のこと・・・俺の表情がさっと変わったことを感知したのか、篠原は続けた。
「変態ぶりを発揮していたなぁ。中川クン。 じつに丁寧に舐め取っていたもんなぁ・・・木田の精液を。」
一部始終見られていたのだ・・・俺は返す言葉もなかった。
「まあ、お互い様ということで・・・」
そう言うと篠原はガムを取りだし、くっちゃくっちゃ噛み始めた。
バスは山道を抜け、僕らの住む街へと進んでいった。

<完>

テーマ:男のオネショ - ジャンル:アダルト

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