世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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ヒロちゃんと・・・
3月末にまた利彰くんの家でコンサートがあるので、またピアノ連弾をすることになった。その練習も兼ねて、土曜の午後、ぼくはソウさんのマンションに出かけていった。
そこには、ソウさん親子と、そしてヒロちゃんが来ていた。利彰くんは春休みは海外にいっていたので、利彰くんは除いて4人で相談の結果、ソウさんとジュンちゃんはモーツァルトのヴァイオリンソナタを、そしてヒロちゃんとぼくとで連弾のソナタを弾くことに決まった。
そしてソウさんに夕食をごちそうになってから、ヒロちゃんとぼくはソウさんのマンションを後にした。

ヒロちゃん:直さん、連弾ソナタの練習どうしようか?
直:なるべく早くやっちゃいたいよね。
ヒロちゃん:明日は、俺午前中だったら時間あるんだけど・・・
直:じゃあ、明日とりあえず練習する?
ヒロちゃん:8時くらいから練習始めたら、昼間で4時間はさらえる。
直:8時か、早いなあ・・・
ヒロちゃん:直さん、俺ん家に泊まります?
直:泊まるのはなあ、ちょっと・・・  
ヒロちゃん:枕が変わると眠れないとか・・・
直:それはないけど・・・
ヒロちゃん:じゃあ、いいじゃん、直さん、泊まって、朝からさらおうよ。
直:そうしようか・・・

けっきょくぼくはその夜はヒロちゃんのマンションに泊まることになった。ヒロちゃんがソウさんの相手であることには、すごく気になっていたのだが・・・
ヒロちゃんのマンションは繁華街に近いのにもかかわらず、閑静な場所にあった。

ヒロちゃん:直さん、どうぞ入って・・・
直:なんかいいマンションじゃん・・・
ヒロちゃん:直さんとこだって、いいじゃないっすか・・・
直:やっぱ、完全防音のピアノ室があるんだ・・・
ヒロちゃん:だって、ピアノは俺の商売だもんね。
直:これなら、夜でも弾けるね。
ヒロちゃん:そうなんだけど、深夜は弾かないようにしてるんだ、ピアノの音はけっこう大きいからね。
直:防音はピアノ室だけ?
ヒロちゃん:そうだよ。でもベッドルームのほうでも、声を出したくらいじゃ、部屋から音は漏れないよ。
直:やっぱベッドはダブルなんだ・・・
ヒロちゃん:だって聡一が泊まりに来てもだいじょうぶなように、広いのに替えたんだ・・・
直:ぼくはどこで寝ればいい?
ヒロちゃん:このベッドでいっしょに寝るのはいや? 俺が聡一と寝てるベッドだから?
直:ヒロちゃんといっしょに寝るのがいやなわけないよ。逆にいっしょに寝ると、ガマンできないかも・・・
ヒロちゃん:ということは、直さん、俺に感じてくれてるわけだ・・・
直:ヒロちゃんみたいにイケメンに感じないわけないだろう・・・ でもヒロちゃんはソウさんと・・・
ヒロちゃん:だいじょうぶ、聡一にはぜったいバレないようにするから・・・
直:まあ、ちょっとふたりで気持よくなるだけだからね・・・
ヒロちゃん:そうだよ、ちょっとマッサージをやりあうだけさ・・・
直:どこのマッサージ?
ヒロちゃん:それはベッドで確かめたら?
直:そうだね・・・
ヒロちゃん:直さん、先にシャワー浴びてきなよ。
直:そうだね、からだ洗わなきゃ・・・
ヒロちゃん:着替え、出しといてあげるから、からだ洗ったらそれを着てね。

ぼくはバスルームにいってシャワーを浴びた。全身をていねいに洗って、バスルームから出ると、Tシャツとボクサーパンツが用意されていた。

直:ヒロちゃん、着替え借りたよ。
ヒロちゃん:新品じゃないけど、ちゃんと洗ったものだからね。
直:なんかヒロちゃんの使ってるものを貸してもらえるなんて、うれしいなあ・・・
ヒロちゃん:俺もシャワー軽く浴びてくるから・・・ 直さんはからだが冷えるといけないから、ベッドに入っててよ。
直:うん、じゃあそうする。

ぼくはTシャツとパンツだけだったので、そのままヒロちゃんのベッドに入って、横になった。
しばらくすると、ヒロちゃんがぼくと同じく、Tシャツとパンツでベッドルームに入ってきた。ヒロちゃんは手に缶ビールを持ってきていた。

ヒロちゃん:俺、ノドがかわいたから、ビール飲みたくなっちゃった。直さんの分も持って来たけど?
直:うれしいな、ぼくものどがちょっとノドがかわいてるから、飲みたかったんだ。

ぼくたちはベッドボードに並んでもたれて缶ビールを飲んだ。

ヒロちゃん:プハッ、ビール、うめえ・・・
直:なんかノドがかわいてたから、一気に飲んじゃったね・・・
ヒロちゃん:ビール飲むんだったらまだあるよ。
直:飲みたいけど、飲み過ぎるとなあ・・・
ヒロちゃん:ビール2缶くらいだいじょうぶだよ・・・
直:じゃあ、飲んじゃおうかな・・・
ヒロちゃん:じゃあ、持ってくるね。

けっきょくヒロちゃんは、またビールを2缶取りに行った。ぼくもおいしいのでけっきょく2缶で700ml飲んでしまった。このあと、ヒロちゃんとちょっと疲れるようなことをしたあと、ぐっすり寝てしまうとちょっと危ないかもしれない。どうしようかと思っているうちに、ヒロちゃんは疲れていたのか、クークーと気持ちよさそうな寝息をたてて眠ってしまっていた。まさか叩き起こしてエッチをしようというわけにもいかない。
ぼくは寝る前にトイレに行って、膀胱の中を完全にカラにしてからベッドに戻った。

ヒロちゃんは相変わらず気持ちよさそうに眠っていた。ぼくもヒロちゃんの横に向かい合って寝て、しばらくヒロちゃんのきれいな顔を眺めていた。そしてぼくもだんだんと眠ってしまっていた。

そして朝方、ぼくはヒロちゃんに起こされて目を覚ました。

ヒロちゃん:直、トイレに行ったほうがいいんじゃない?
直:ああ、起こしてくれたんだ。よかった、もう膀胱がパンパンにふくらんでるから、もうちょっとこのまま寝てたら漏らすところだった。
ヒロちゃん:やっぱ直って夜尿症だったんだ。
直:夜尿症ではないけど、たまに寝ションベンはする・・・
ヒロちゃん:それを夜尿症っていうんだよ。
直:夜尿症じゃねえって・・・
ヒロちゃん:直って、昼間はイケメンのエリートリーマンのくせに、夜になると、あかちゃんみたいにオネショするなんて、詐欺だよね。
直:たまにすることはあるけど、それは飲み過ぎたときとかだけだからな・・・
ヒロちゃん:今日も俺が起こさなかったら、オネショしてたくせに・・・
直:まあそうだけど・・・
ヒロちゃん:ほら、いそいでトイレに行ってきなよ。
直:トイレ、どこだっけ?
ヒロちゃん:ったく、直は、しょうがねえなあ、ほら、連れてってやっからさ・・・

ぼくはヒロちゃんに背中を押されてベッドルームを出た。そしてなぜかぼくたちは延々とマンションの廊下を歩いていた。

直:トイレ、こんなに遠かったっけ?
ヒロちゃん:もうすこしだよ、ガマンできる?
直:マジ、もう限界・・・
ヒロちゃん:みたいだね、両手で股間を押さえて、へっぴり腰でやっと歩いてるもんね・・・
直:げっ、ヤベえ、ちょっとチビった・・・
ヒロちゃん:もう直ったら、こんなところで漏らすなよな・・・
直:あっ、あっ、あっ、ヤベえ、ヤベえよ、ションベンが、もっ、もっ、漏れる・・・
ヒロちゃん:うわっ、直、こんなところでオモラシするなよ、ったくしょうがないなあ・・・
直:あっ、ションベンが漏れてる、うわっ、ヒロちゃん、見るな、見ないでくれ・・・

そこでぼくはハッと目を覚ました。チ♂ポの先からは、寝ションベンがどくどくと溢れ出ていた。ぼくはマズい、寝ションベンしているのに気づいて、あわてて必死で括約筋を締めた。チ♂ポの奥で鈍い痛みがしたが、とりあえずは寝ションベンを止めることはできた。
すぐ横ではヒロちゃんが気持ちよさそうに眠り続けていた。
ぼくは一瞬頭が真っ白になった。してはいけないところで、まずいことに寝ションベンをしてしまったからだ。
ぼくはしばらく呆然としてしまい、動くことができなかった。
とにかくどのくらい濡らしたか、調べなければならない。ぼくはおそるおそる手を股間のほうに動かした。
チ♂ポのあたりを触ると、やっぱりグショグショに濡れていた。ぼくは血の気が引く思いだった。
そして次に手を腰の下に差し込んだ。そこはさいわいなことにあまり濡れたような感じではなかった。
寝ションベンの途中で目がさめたので、被害はチ♂ポのあたり、パンツの前のほうだけですんでいるようだった。
ぼくはすこしホッとした。それでもヒロちゃんの新しいベッドで寝ションベンをしたことにはかわりなかった。
ぼくは動くこともできずに、いつヒロが目を覚まして寝ションベンを発見するかとドキドキしながらじっと寝ていた。

そしてしばらくしてヒロちゃんが目を覚ました。

ヒロちゃん:なんだ、直、もう目が覚めてたんだ・・・
直:ちょっと前からね・・・
ヒロちゃん:あれっ、直、どうしたの、なんかヘンだなあ・・・
直:そうかな・・・
ヒロちゃん:もう起きちゃう? それとももうすこし寝る?
直:寝たいけど、寝れないかな・・・
ヒロちゃん:うへっ、俺ってすげえ朝勃ちしてる・・・
直:マジ・・・
ヒロちゃん:直は?
直:今朝はしてな・・・
ヒロちゃん:ああ、直はもうトイレでションベンしてきたんだ?
直:そうでもあり、そうでもない・・・
ヒロちゃん:直、はっきりしないなあ。

直:ちょっとヘンなこと聞いていい?
ヒロちゃん:何、聞きたいの、なんかドキドキする質問?
直:べつにたいしたことじゃないけどさ、ヒロちゃんって子供のころ、オネショってしたことある?
ヒロちゃん:オネショかあ、そりゃあ、もちろんしたことくらいあるけど・・・
直:最後にしたのはいくつくらいのころ?
ヒロちゃん:ええと、けっこう大きくなるまでしてなあ、なんか恥ずかしいな・・・
直:それって何歳のころ?
ヒロちゃん:ええと、最後にしたのは、小学5年のときかなあ・・・
直:なんだ、そんなにひどくないじゃん・・・
ヒロちゃん:直さんはどうなんですか?
直:いちおう、中2のときかな・・・
ヒロちゃん:えっ、マジで・・・ けっこう大きくなるまでしてたんだ・・・
直:そんでそのあとはぜんぜんしてない?
ヒロちゃん:するわけないっしょ・・・
直:まあふつうはそうだよね・・・
ヒロちゃん:ぎゃくに直さんはしたことあるんですか?
直:大人になってから、飲むと寝てるうちに出ちゃったりして・・・
ヒロちゃん:ひええ、直さん、マジでオネショするんだ、信じられない・・・
直:そうなんだ、だから昨夜もビールを2缶一気に飲んじゃったじゃん・・・ 
ヒロちゃん:マジで、マジで、オネショしちゃうんですか? ネタじゃなくて・・・
直:飲みすぎたときはね・・・
ヒロちゃん:シーツまで濡らすくらいのオネショ?
直:ひどいときは、すげえ広範囲がグショグショになることもある・・・
ヒロちゃん:マジのオネショなんだ・・・
直:だから、ヒロちゃんのこの新しいベッドを汚しちゃうとマズいなあと思ってさ・・・
ヒロちゃん:確かに、ベッドはマズいかも・・・
直:あのさあ、ヒロちゃん、じつはね・・・
ヒロちゃん:どうしたの、直ったら、すげえ困った顔して?
直:だからさ、やっちゃたかもしれない・・・
ヒロちゃん:やっちゃったって、なにを?
直:だから、さっき話したこと・・・
ヒロちゃん:なんのこと?
直:ヒロちゃん、ぼくのパンツ、触ってみ・・・
ヒロちゃん:朝のエッチ?
直:まあいいからパンツ触ってごらんよ・・・

そう言うとヒロちゃんは手をぼくの股間のほうに伸ばしてきた。ぼくの寝ションベンで濡れたパンツを探り当てて、ヒロちゃんは一瞬自体が飲み込めないような顔をした。

直:わかった?
ヒロちゃん:これ、濡れてる? 直のパンツ、濡れてる・・・
直:ゴメン、やっちゃった・・・
ヒロちゃん:げっ、まさかオネショやったとか・・・
直:寝ションベンした・・・
ヒロちゃん:マジっすか、直って何歳だっけ?
直:飲み過ぎたわけじゃないのにね・・・
ヒロちゃん:げっ、大人でオネショする人、初めて見た・・・
直:ゴメン、注意してたんだけど、やっちゃった・・・
ヒロちゃん:どれくらいオネショで濡らしたんですか、掛ふとん取りますよ。

そう言ってヒロちゃんは掛ふとんをめくった。寝ションベンで濡れたパンツがあらわになって、鼻をつく臭いが立ち上った。

ヒロちゃん:マジっすか、パンツがオネショでビショビショじゃないですか、しかもめっちゃ臭い。
直:漏らしちゃった・・・ でも寝ションベンの真っ最中に目が覚めて、急いで止めたから、それほど濡れてないと思う・・・
ヒロちゃん:それ、俺も経験ある。ちゃんとトイレでしてるつもりなのに、ハッと目が覚めると、布団の中でオシッコがじゃあじゃあ出てて、あわてて止めようとするんだよね・・・
直:じゃあじゃあ出てるションベンをムリに止めると尿道の奥が痛くなったりするんだよね・・・
ヒロちゃん:でも俺の場合は、それは小学生のときのことですからね・・・
直:大人が漏らしてゴメン・・・
ヒロちゃん:なんか直のその情けなさそうな顔、けっこうかわいい・・・
直:ば~か、年下のくせに生意気なこと言って・・・
ヒロちゃん:直だって、年上のくせに、人のベッドでオネショなんかして・・・
直:ベッドまで染みてるかなあ?
ヒロちゃん:ちょっと待って、調べてみるから・・・

そう言うとヒロちゃんはぼくの腰の下に手を差し入れて、濡れ方を調べていた。

ヒロちゃん:ううん、シーツがちょっとだけ濡れる・・・
直:マジ、ヤベえなあ・・・
ヒロちゃん:ちょっと、直、起き上がってベッドから出て。

ぼくは起き上がってベッドの横に立った。ヒロちゃんはシーツをはずしてベッドのほうの濡れ方を見ていた。

ヒロちゃん:シーツと、ベッドパッドは10センチくらいオネショの染みができてるけど、その下のマットレスまでは染みてないよ。
直:被害が最小限でよかった・・・
ヒロちゃん:それにしても、ギリギリ限界でオネショを止めるなんて、さすがに直は経験豊かな夜尿症リーマンだけのことはあるね。
直:ううう、言い返せない・・・
ヒロちゃん:でも俺は夜尿症の直が好きだけどね・・・
直:そんなんじゃ、好きって言われてもちっともうれしくない・・・
ヒロちゃん:ほら、直、オネショパンツが気持ち悪いだろう、シャワーでも浴びてきれいに洗っておいでよ。
直:ああ、そうするよ、なんかションベンがふとももに垂れてきて気持ち悪い・・・

ぼくはバスルームにいってシャワーを浴びてからだをきれいに洗った。
そしてベッドルームに戻ると、濡れたシーツとベッドパッドは外されていた。リビングのテーブルには朝食が準備されていたので、ぼくたちは朝の光を浴びながら、朝食を食べた。

ヒロちゃん:朝ごはん食べたら、練習するからね。
直:その前にやることは?
ヒロちゃん:オネショする癖に、そっちのほうは大人だね・・・
直:ば~か、寝ションベンとエッチは関係ねえよ・・・
ヒロちゃん:なんかオネショする直は好きだけど、エッチする気はちょっとなくなったかな・・・
直:ううう、ヒロちゃんとエッチしたかったなあ・・・
ヒロちゃん:また次回、直がオネショしなかったら、そのときするよ。
直:ううう、寝ションベンするんじゃなかった・・・
ヒロちゃん:ほら、モーツァルトやろう。
直:ヒロちゃんどっち弾く?
ヒロちゃん:直がプリマやって、おれはセコンド弾くから・・・
直:それにしても、なんかハ長調って難しいんだよね、明るいだけで弾いちゃうとつまんなくなるし・;・
ヒロちゃん:でも直にはすげえ合ってると思うよ、一見能天気に見えて、それだけじゃないとこが直にはあるじゃん・・・
直:それほめてるのか?
ヒロちゃん:もちろんほめてるに決まってるじゃん、直はモーツァルトにすごく合ってると思うよ。
直:まあいいや、じゃあ頭から弾こうか・・・
ヒロちゃん:テンポはどうする?
直:アレグロだろう?
ヒロちゃん:そう、ただのアレグロ。
直:でもマノントロッポでお願い・・・
ヒロちゃん:じゃあそんなに早くなく弾くよ。

ぼくたちは午前中、ピアノの前にくっつくように並んで座って、連弾ソナタの練習をした。ヒロちゃんのすばらしい演奏に引きずられて、ぼくのほうまでうまくなったように感じられた・・・


テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

また出会いが(2)
(前回からのつづき)
とも:・・・なんか布団を濡らして凹んでるのに、さらに情けなさそうな顔をされると、俺なんかいたたまれなくなってきましたね。
直:怒られたほうがダメージ少なかったりして・・・
とも:でも弟は毎日布団を濡らして、あんなふうに凹んでるんだなって思うと、ちょっとかわいそうだった・・・
直:やさしいお兄ちゃんだねえ、でもさ毎朝濡れてると、だんだんと慣れてきちゃうんだよね、まあ毎朝きっちり凹んでたら、心理的にもたないというか、心が折れちゃうからね・・・
とも:ふうん、じゃあ弟が割と平気な顔をしてたのは、平気だったというより、心理的な防御がはたらいてたのか・・・
直:おお、心理学者みたいじゃん。
とも:あっ、直、ガマン汁が短パンにまで滲み出てる・・・
直:げっ、いつのまに・・・
ぼくたちは、楽な格好に着替えて話をしていたのだ。ふたりとも長袖Tシャツに下はパンツの上に短パンを穿いていたのだった。ぼくのガマン汁はパンツの生地を通り越して、上の短パンにまで染みだしてきていた。
とも:シャワーでも浴びようよ・・・
直:そうしようか・・・
とも:俺が直のそのベタベタになった股間を洗ってあげるね。
直:ともはベタベタになってないのか?
とも:直ほどじゃないけど、けっこうきてる・・・
ぼくたちは、バスルームの前で着ているものを脱いだ。ぼくは完全に勃起してしまっていた。
とも:うわあ、直の完全に勃ってるじゃん。
直:友はどうなんだよ?
とも:俺は半分くらい勃ってる・・・
直:半勃起でそれなら、けっこうりっぱじゃん。
とも:直は完全勃起なんだよね、けっこう大きいのに、でも包皮でほとんど被われてて、亀頭の先っぽが見えてるだけだね・・・
直:べつに手で剥けるから問題無いだろ・・・
とも:そうじゃなくて、でっかいくせに包茎っていうのが俺の好みなの。
直:ともは今半分以上亀頭が出てるけど、小さい時はどうなんだよ?
とも:小さいときでも亀頭の半分は常に出てるよ。
直:そうなんだ・・・
とも:直の皮、剥いていい?
直:いいけど・・・
とも:やっぱ包皮で守られてるせいなのか、亀頭がきれいな色だね・・・
直:ああ、すげえ感じる・・・
とも:包茎の人は亀頭が感じやすいんだ・・・
直:ダメだって、それ以上すると出ちゃうよ・・・
とも:俺もどっちかというと早漏のほうだけど、直はさらに早漏みたいだね・・・
直:ともは、タチ?
とも:どっちかというとリバだけどね、直とならタチだな。直は?
直:どっちかというとウケかな・・・
とも:じゃあ利害が一致、よかった・・・
直:でもさ、ともはエッチするときは必ず入れないとダメ?
とも:まあ入れるほうが好きだけど、相手が嫌がってたらむりに入れたりしないから、心配しなくていいよ。
直:じゃあ、なりゆきにまかせることにしよう・・・
とも:でも、なんか年上の直みたいに一見しっかりしるみたいな感じの男が、そんなことを心配そうにしてるなんて、なんか萌える・・・
直:ば~か、いっちょまえのことを言って・・・
とも:まあ俺のほうがタチなんだから、ベッドの中のことは俺に任せといて・・・
直:話ばっかりしてないで、気持ちいいことしよう・・・
とも:じゃあ、早く洗って、ベッドに行こう・・・
ぼくたちはお互いのからだを愛撫するようにやさしく洗いあった。イクといけないのであの部分はさっと洗った。
直:とも、先に出てて・・・
とも:いっしょに出ようよ。
直:バスルームの壁にお湯かけて軽く洗ってから出るから・・・
とも:それなら俺も手伝う・・・
直:それはいいから、先に出てて・・・
とも:わかった、直も早く出てきてね。
やっとともが出ていったので、ぼくはこっそり後ろの穴の中をていねいに洗った。そこを使うかどうかはわからないけれど、使う可能性がある以上、きれいにしておかないわけにはいかない。
洗い終わって出ていくと、ともはリビングのソファにもとの衣類を着て座っていた。
直:寝る前にビール飲む?
とも:シャワーでからだが温まったから、冷たいのを飲みたい。
直:あるよ、今日は金曜だからプレ***にしよう。
とも:これ、うまいよね。
直:いっぱい冷やしてるからね、おかわりあるよ。
とも:なんかクイクイ入っていっちゃうね。
ぼくたちは、何杯かビールを飲んでから、ベッドルームに行った。
直:ちょっとトイレに行ってくるから、先に横になってて。
とも:なんかオネショ癖がある人っぽいなあ・・・
直:まあ寝る直前にちゃんとしても、そのあとするときにはしちゃうけどね・・・
とも:そういえば弟も布団に寝てても、ちょっと眠れないとまたトイレに行ったりしてたな。まあそうしてもオネショしちゃうんだから、ムダといえばムダなんだけど・・・
直:だってそうしないと安心して眠れないからね・・・
とも:じゃあ、直も今ちゃんとオシッコしてもオネショしちゃうかもしれないんだ・・・
直:するときはする。
とも:じゃあ、しっかりオシッコしておいで・・・
ぼくはトイレに行って膀胱が完全に空になるまでションベンを出した。そしてウォシュレットで後ろを念のためにきれいにした。
そして、すっきりとしてベッドルームに戻ってくると、トイレで時間を取りすぎたのか、すでにともはスースーと寝息をたてながら、気持ちよさそうに眠っていた。ともの形のいい鼻を軽くつまんでみたが、起きる気配がない。起こすのもかわいそうだし、やることは明日の朝でもやることにして、ぼくはともの横に寝た。ともに軽くキスをしてから、ぼくはともの体温を心地よく感じていると、まもなく眠ってしまった。

しばらくして気がつくと、ぼくはまたともといっしょにシャワーを浴びていた。熱いお湯がからだを流れ落ちていき気持ち良かった。そのときぼくは急に尿意を感じた。
直:げっ、急にションベンしたくなった・・・
とも:こんなときに直は・・・
直:こんなときだって、急にしたくなることはあるだろう・・・
とも:ちょっとガマンできないの?
直:けっこう出そう・・・
とも:ちょっとはガマンしろよ・・・
直:そうしたいんだけどね、もう出そう・・・
とも:ったく、直は子供みたいだなあ・・・
直:げっ、マズい、漏れる漏れる漏れる・・・
とも:ぎゃっ、直、こんなところで漏らすなよ・・・
直:うわっ、止められない、どんどん出てくるよ・・・
とも:ひでえ、直のオシッコ、まともに俺の下半身にかかってるじゃないか・・・
直:ゴメン、でも止まんない・・・ はあ、気持ちいい・・・
とも:それにしても直のオシッコ、すげえ熱いよ、シャワーのお湯みたいだ・・・
直:ああ、チ♂ポ、蕩けそう・・・

ハッと目が覚めると、ぼくはベッドの上に寝ていた。チ♂ポのあたりがほんわかと暖かくて気持ち良かった。ぼくはしばらくその気持ちよさを楽しんでいた。そうしているとまた眠ってしまったみたいだった。
そして今度は下腹部の違和感で目を覚ました。このちょっと冷たくて濡れたような違和感は、寝ションベンをしたときのものだった。またやったかと思っていると、となりで人が動く気配を感じた。それでともといっしょに寝ていたことを思い出したのだった。マズいなと思って、寝ションベンの濡れ方を調べてみると、いつもよりは少し濡れ方がひどくはなかったけれど、それでも世界地図は腰の下をはみ出して広がっていた。もちろんパンツと短パンはグショグショだった。これだけ濡らしてしまうと、ともの起きる前に隠蔽工作することもできないだろう。どうしようかと濡れたベッドで考えていると、ともが目を覚ました。
直:お、おはよう・・・
とも:ああ、そうだった、直さんのベッドで寝てたんだ・・・
直:よく眠れた?
とも:なんかすげえよく眠れたなあ。あれっ、直、どうしたの、変な顔して・・・
直:いや、まあ、ちょっとね・・・
とも:どうしたのさ、困ったような顔して・・・
直:まあ、困ってないことはないけど・・・
とも:あっ、まさか、直・・・
直:まいったなあ・・・
とも:直、まさか、やっちゃった? オネショ・・・
直:ゴメン、漏らした・・・
とも:マジ、ホントにしたの?
直:触ってみなよ、濡れてるから・・・
ぼくがそう言うと、ともは手をぼくの布団の下に差し込んできた。
とも:げっ、マジ、ホントやっちゃったんだ、グショグショじゃん。掛け布団取って見るよ。
ぼくの掛け布団をともは一気にめくった。寝ションベンの臭いが部屋中に広がっていった。
とも:すっすげえ・・・ 直みたいなイケメンがマジでオネショしちゃうんだ・・・ それにしてもすげえ濡れかた、どんだけ漏らしたんだよ・・・
直:けっこう濡れてるけど、いつもよりはたしょう少ないんだけどね・・・
とも:じゃあ、いつもはどのくらい漏らしてるんだよ、これ以上漏らしたら、ベッドがぜんぶ濡れちゃうじゃん。
直:そんな、ジロジロ見るなよ、恥ずかしくなる・・・
とも:うわっ,今の直、すげえ萌え。年上のイケメンが股間をオネショでグショグショにして恥ずかしがってるなんて、すげえいいよ、興奮する・・・
直:げっ、またションベンしたくなった・・・
とも:ここでやっちゃいなよ、どうせベッドはもう濡れてるから同じでしょ。
直:ここで漏らすの?
とも:俺が見ててやるから、漏らしちゃえよ。
直:そんな、ともの見てるところで漏らすなんて、恥ずかしすぎる・・・
とも:ほら、ごちゃごちゃ言ってないで、漏らしな、溜まってるんだろ。
直:ああ、もうガマンできない、出る出る・・・ ああ、とも、そんなに見るなって、恥ずかしい・・・
とも:ああ、恥ずかしいなあ、直はオネショした上にまた漏らしてるよ、みかけはかっこいいのに、ガキみたいにお漏らしして。
直:ああ、恥ずかしい・・・
とも:とかなんとか言いながら、直、だんだん勃起し始めてない?
直:気持よすぎ・・・
そのとき、ともがぼくのからだの上に乗っかるようにからだを重ねてきた。
直:そんなにくっつくと濡れるぞ。
とも:もう濡れた、なんか直のオモラシ、暖かい・・・
直:げっ、とも、ギンギンになってない?
とも:直が、俺を挑発することばっかするからだ。
直:はあ、やっとションベンが止まった・・・
とも:直、俺、もうガマンできない、いただくぜ。
そう言うとともはぼくの着ていたものを剥ぎ取るように脱がせて全裸にした。そしてあせってぼくの両足を持ち上げて、あらわになったぼくの後ろの穴にいきなり勃起したものを押し込んできた。ふだんならば痛くて入らない状況なのだが、寝起きであり、さらに寝ションベンやオモラシをして気持ちよくなっていたので、からだが幸い弛緩状態だったので、ぼくの後ろはすぐにとものものを受け入れることができた。それでも入れ始めは少し痛かったのだが、まだ完全に覚醒していないこともあって、すぐにとものいきり立ったものを奥まで受け入れていた。
とも:おお、すげえ、直のここ、吸い付くみたいに刺激してくる。ああ、こんなに気持ちいいのは初めてだぜ・・・
直:うっ、そこ、そのへん、すげえ感じる・・・
ぼくがそう言うと、ともはぼくのかんじるところを重点的に攻めてきた。ぼくはだんだんと頭がスパークして、快感しか感じなくなっていた。
とも:すげえ、ちょうどいい締め付けぐあい、いい、マジ感じる。
ぼくたちはわれを忘れて行為に没頭していた。そしてぼくはとうとうドライオルガスムスに到達して、自分でもびっくりするくらいいやらしい喘ぎ声を出していた。ドライオルガスムスはともの刺激で長く続き、そしてともがとうとうぼくの中で激しく律動し始めて、さらにその動きによる刺激でぼくは、もう一つ激しい快感をからだいっぱいに感じていた。そして長かったともの爆発もとうとう収まって、ともはぼくの中からゆっくりと出ていった。
とも:直、ありがと、すげえよかったよ・・・
直:もっと余韻を楽しみたいから・・・
とも:どうすればいい?
直:やさしく抱きしめて、愛撫を続けて・・・
とも:わかった、これでいい?
直:うん・・・
ぼくはからだのなかの熱が少しずつ冷めていくのをともの抱擁のなかで感じていた。ともの手がぼくのからだを滑るように撫でてくれるのを気持ちよく感じながら、ぼくはまた眠っていた。

とも:直、そろそろ起きなよ。
直:ふああぁぁ、何時?
とも:10時だよ。
直:げっ、ベッドが冷てえ・・・
とも:ったく、直はエッチのあと気絶するみたいに濡れた布団の上で寝ちゃうんだから・・・
直:なんか濡れたところがかゆくなってきた・・・
とも:ほら、オシッコでかぶれる前にシャワーで洗っておいでよ。オネショの後始末は俺がしといてやるからさあ。
直:いいよ、ぼくの寝ションベンだから、あとでやるよ。
とも:いいよ、俺にやらせて。ベッドは上に敷いてる布団を干せばいいのかな。そんでその下のマットレスのボックスシーツは?
直:ボックスシーツは防水だから濡れてても拭けばだいじょうぶ。布団はシーツを外して干してくれる・・・
とも:わかった、ちゃんと後始末しておくから、早くからだ洗っておいで。
ぼくはそのままシャワーを浴びにバスルームに行った。そしてきれいに寝ションベンを洗い流して、さらに穴の中のともの白いエキスもなるべく洗い流した。
そして、リビングに行くと、ベランダにはぼくの寝ションベンぶとんが干されて風に揺れていた。
とも:ったく、オネショ直、布団濡れすぎて、一日じゃ乾かないかもしれないよ。
直:でも今日は天気良さそうだから乾くと思うけど・・・
とも:乾かなきゃ、今夜どうするんだよ、俺、完全に乾いてない布団には寝たくない。
直:今夜も泊まってくれるの、うれしいな。
とも:あしたも休みだし、泊まってくよ。でももうオネショすんなよ。
直:飲まなきゃしないって・・・
とも:これから、どうする?
直:デートしよう、デート。
とも:デートっていつの時代だよ、でもまあいいよ、俺もひまだし・・・
そしてその後、ぼくたちは土曜の昼のデートに出かけた・・・

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

また出会いが(1)
夏の旅行から帰ったばかりのころ行ったきりなので結構時間がたってしまったけれど、ぼくは久しぶりに**に出かけることにした。仕事を終えて会社を出るときに、萩原くんにつかまると、いっしょに連れてけとうるさいので、見つからないようにこっそりと会社を出た。
そして地下鉄を降りると、誰かに見られないようにまっすぐに**に向かった。中に入るとまだ時間が早いのに金曜なのでけっこう混んでいた。
ママ:あ~ら、直じゃない、お久しぶり。
直:そこそこ混んでるじゃん・・・
ママ:そうなのよ、でもちょうどよかったわ、まだ一つだけ席が空いたから。
そう言ってママはぼくにカウンター席の空いたところを手で示した。ぼくはちょっと狭いその席に両側の人にすみませんと言って座った。
ママ:直、元気だった?
直:どうしたのさ、ママ、今日はちょっと変・・・
ママ:最近あたしは愛にあふれてるのよ。
直:また男をくわえこんでるのか?
ママ:なんとでもおっしゃい、しあわせなあたしはそんな挑発にはのらないわよ。
直:本人がしあわせだと思ってるんだったらそれでいいけど・・・ で、相手はいい男なのか?
ママ:そりゃあもう、あたしにはもったいないくらい・・・
直:だれだってママにはもったいないんじゃないかな・・・
ママ:うるさいわねえ、そういえば、今度のハニーは翼にちょっと似てるわよ。
直:げっ、マジ?
ママ:ほら、翼ってヒゲはやしたでしょ、その写真がハニーにくりそつなのよ。
直:それにしても、翼ったら、なんでヒゲなんか生やしたのか・・・
ママ:翼もあたしのハニーも、色が白くて顔立ちがはっきりしてるから、ヒゲが似合うのよ・・・
直:まあ似合ってないとは言わないけどね・・・
ママ:あたしのハニーもおヒゲがすごくいろっぽいのよ。
直:またノロケかよ・・・
ママ:やあ~だ~、翼だってなんかどっかの王子様みたいじゃないの・・・
直:ったく、自分の男も王子様みたいだって言いたいんだろ。
ママ:まあ、あんた嫉妬してるのね。
直:アホ、見たこともねえ男に嫉妬するか。
ママ:翼は見かけも中身もどんどん進歩してるのに、それにひきかえ誰かさんは・・・
直:うるせえなあ。
ママ:あら、誰かさんが直だってあたしは言ってないわよ。
直:あいかわらず性格わる~、そんなんじゃ、またすぐに逃げられるぞ。
ママ:今度はだいじょうぶよ。
直:はいはい、しあわせをお祈りしております。
ママ:こんどこそしあわせになってやるわよ・・・
直:今日も少しあっちで撮った写真を持ってきたけど見る?
ママ:あんたの写真じゃ見てもしょうがないけど、翼が写ってるんだったら見るわ。
直:いちいち口のへらねえ女だなあ。
ママ:あ~ら、この翼もかわいいわ。服がなんて素敵なの、さすがは翼はセンスがいいわねえ・・・ この服あたしのハニーにも買ってあげようかしら・・・ 
直:はいはい、お好きなように・・・
ママ:あら~、いいわねえ、こんなところに直は行けて・・・ この写真ももらっていいんでしょう。
直:いいよ、ママ用にプリントしたものだから。
プリントしてきた写真をママと見ていると、となりに座っていた30前くらいの男性が声をかけてきた。となりに座ったときから、あまりにもイケメンなのでぼくはけっこう気になっていたのだ。
男性:ああ、その写真、イスタンブールですよね・・・
ママ:あら、ともさん、行ったことあるの?
男性:俺、近い国に仕事で行ってたから、ときどきイスタンブールにも行ったんですよ。
ママ:ああ、こちらはいつも来てくれるお客さんで直さん、そんで、こちらは今日初めてのともさん。ちょっと直、相手してあげてよ、あたしはちょっとあっちに呼ばれてるから、なんか今夜はイケメンが多くて忙しいわ・・・
直:ったく、もう少し分け隔てなく客には接したほうがいいぞ。ああ、どうも。イスタンブール、詳しいんだ・・・
男性:わりと近いんで、休みに何回か行きました。好きな街なんですよ。
直:近くの国に駐在してたんだ。
男性:そうなんですよ、そんで先月末に日本に帰ってきたんですけどね・・・
直:いい国だった?
男性:基本的にはいい国なんですけどね、やっぱり地域紛争やなんかがあって、外出するのにけっこう注意しなきゃいけないのがちょっとウザかった・・・
直:そうなんだ、たいへんだったんだね。
男性:やっぱ、日本がいいですよ、こういうところもあるし・・・
直:今日はじめて来たんだ・・・
男性:帰国してからけっこう忙しくて、今日やっと来ることができたんですよ。
直:なんか、マジでモテそうだね。
男性:そんなことないですよ、今日もぜんぜん声なんかかけてくれないからさみしかったし・・・ まあここはママがいろいろ気づかってくれるから、いいんですけどね。
直:なんか、イケメンすぎてみんな声をかけられないんじゃないかな・・・
男性:そんなことあるんですか?
直:だってさ、やっぱどうしても相手がすげえイケメンだと緊張しちゃうじゃん、それにそれだけイケメンだとすでに相手がいそうだし・・・
男性:ふうん、そんなもんなんですか・・・
直:ぼくだって、なんか声かけにくかったから・・・
男性:だって、直さんこそ、かっこいい相手がいるじゃないですか・・・
直:そうなんだけどね、遠距離恋愛だから・・・
男性:なんか、俺にもしも相手ができて、その相手になかなか会えないときに、相手が直さんみたいなさみしそうな顔をしてくれると、うれしいですよね。
直;ええっ、そんな顔してた?
男性:意識してないんだ、なんかかわいいッスね。
直:すくなくともぼくのほうが年上だと思うけど。
男性:すみません、でもそう思っちゃったから・・・
直:これからどうするの?
男性:明日は休みだし、予定なしです。
直:ウチに来る?
男性:どうしようかな・・・
直:すこし遠いけどね・・・
男性:そうなんですか、どうしようかなあ、今から行ったら帰れないだろうから泊まることになりそうだし・・・
直:どうした、泊まるのいやなのか・・・
男性:そうじゃないけど・・・
直:まさか寝ションベン癖があるとか・・・
男性:ははは、俺のこといくつだとおもってるんですか。
直:じゃあいいじゃん。
男性:でももう少し直さんと話したいし、行こうかな・・・
直:でものこのこついてきて、泣くようなことになっても知らないぞ。
男性:泣いちゃうのはどっちかというと直さんのほうかも・・・
直:ともさんってけっこう遊び慣れてるのか?
男性:ひでえなあ、直さんて俺のこと遊び人だと思ったんだ・・・
直:だってその顔だもん、モテまくってそうだもん。ああそれから、直さんはやめろよ、直だけでいいよ。
男性:じゃあ、俺のこともともって言ってください。
直:じゃあ、ともはアッチのほうは自信ないのか?
とも:それほど経験あるわけじゃないけど、たぶん直よりはうまいかもね。
直:それなら、気持よくしてもらおうじゃねえか。
とも:いいっすよ。あれっ、なんかうまくハメられた感がしないでもないけど・・・
そのあと店を出て、タクシーで帰ってもよかったのだけれど、金曜の夜の混んだ電車に乗れば、以前ここで会った貴のときみたいにちょっと楽しい思いができるかもしれないと思って、電車で帰ることにした。最初の電車はそれほど混んでいなかったが、乗り換えた電車は思った通りラッシュ並みの混雑だった。ぼくは人に押されるのを利用して、ともに向かい合ってピッタリとくっついて立った。
とも:うへっ、金曜の夜はやっぱ混んでますね。おお、直の顔が近い・・・
直:ともって、こんなにドアップになってもイケてるね。
とも:直だって・・・
直:やべっ、ともにくっついてたら、元気になってきた・・・
とも:直って感度いいんだ、楽しみだな・・・
直:ともがイケてすぎてるのが悪いんだぞ・・・
とも:直ってやっぱかわいい・・・
直:年上をからかうんじゃない・・・
とも:こんなに元気になっちゃって・・・
直:こらこら、触るんじゃないって・・・
とも:なんかスケベおやじの気持ちがちょっとわかった、触られて困ってる顔の直はなんか萌える・・・
直:ば~か、こら、マジやめろって・・・
とも:なんか、直、顔が赤くなってない?
直:るっせ・・・
とも:こんなところで出すなよ。
直:とものせいだろうが・・・
とも:なんか俺も元気になってきちゃった・・・
直:ったく・・・
そのとき、電車が止まってドアが空いた。ぼくたちは押し出されてドアの外に出た。ふたりとも見事に股間をもっこりさせていた。ぼくたちはあわてて持っていたバッグを前に持って行ってモッコリを隠した。そしてまたドアのそばでくっつくようにふたりで向きあって立った。
とも:もう直ったら、ひと駅でイッちゃいそうになるんだもん・・・
直:てめえがわるいんだろうが・・・
とも:あと何駅乗るの?
直:6駅。
とも:まさか直は6回イクつもりだったとか・・・
直:アホ、そんなにできるか・・・
とも:じゃあ、できたらイクつもりなんだ・・・
直:いくらなんでもそんなに出ねえよ・・・
とも:直っておもしろい。
周りの人にきかれないように、ともはぼくの耳のすぐ近くでささやくので、息がかかっただけでもぼくはかんじてしまっていた。とはいえともは最後までやるつもりはないらしく、手の動きをときどき止めるのだが、それがぼくには焦らされているみたいに感じていた。
駅をすぎるごとにほんの少しずつではあったが混まなくなってきていたので、ぼくたちのからだは残念ながらだんだんと離れていった。
駅を降りて、マンションまで静かな道を歩いていった。
直:ともが触るから、パンツがガマン汁でヌレヌレで、スーツにまで染みてこないかヒヤヒヤだったよ・・・
とも:俺もけっこう濡れちゃったから、なんか気持ち悪いというか・・・
直:なんかふたりでオモラシしたみたいだな・・・
とも:なんか夢精して目を覚ましたときのパンツの感じを思い出す・・・
直:夢精、よくしたのか?
とも:中高のころはよくしたなあ、今でも溜まり過ぎるとしちゃうことあるけど・・・ 直は?
直:ぼくも遠恋だから、溜まり過ぎるとしちゃうことあるけどね・・・
とも:ふうん、直も溜まりすぎることあるんだ。だって、いつも俺みたいな男を連れ込んでるんだろう?
直:ば~か、だれでもいいてわけじゃないから、いつでもってわけにはいかない・・・
そんなことを話しているうちにマンションに着いた。暗い部屋に入ると、窓の外には夜景が広がっていた。
とも:うわっ、きれいな夜景っすね・・・
直:部屋が暗いと外の光がたくさん見えるんだよね。
とも:もっと夜景を眺めていたいけど、その前に、直、パンツ貸して・・・
直:そういえば、ガマン汁でパンツが濡れてた・・・
とも:直って、濡れてても平気な人なの?
直:だって寝ションベンしたときに比べたら、このくらいの濡れかたたいしことないじゃん・・・
とも:極端な比較だなあ・・・
直:ともだって寝ションベンくらいしたことあるだろう?
とも:俺って寝ションベンの記憶ってないんですよ・・・
直:マジ? すげえ尻癖よかったんだ・・・
とも:そうなんですよ、でも弟は中学生になってもオネショしてた・・・
直:じゃあ弟さんはぼくと同じだ・・・
とも:へえ、直も中学生になるまでオネショしてたんですか、なんか信じられない・・・
直:ぶっちゃけ、今でも飲み過ぎたり疲れすぎたりするとやっちゃうことあるけどね・・・
とも:げっ、直ってその顔で、現役のベッドウェッターなんだ・・・
直:驚いた?
とも:だって大人で、しかもイケメンなのにオネショする人って初めて見たから・・・
直:今日も飲んでるから、いっしょに寝てると濡れちゃうかもしれないよ・・・
とも:へえ、直がねえ、オネショか、なんか明日の朝が楽しみ・・・
直:ぼくの寝ションベンで、ともの方まで濡れちゃうかもしれないんだぞ・・・
とも:俺、小学生のとき、一度だけ、ワザとオネショしたことあるんですよ・・・
直:なんでそんなことしたんだよ?
とも:そのころ弟は毎朝オネショしてたんですよ、朝起きると、それこそ布団全体が濡れてるぐらいのすごいオネショが続くんですよ。そんであるとき弟にそんなに濡れて気持ち悪くないかって聞いたら、オネショって気持ちいいんだよって意外な返事が帰ってきて驚いたんです。そんでそんなに気持ちいいものなら一度俺も試してみようと思って、休みの日に朝起きたときに、ワザと布団でオシッコしてみたんです。
直:うんうん、それで?
とも:でも慣れない体勢だし、布団の中ってわかってるから、そういうときってオシッコってなかなか出てこないんですよね。しばらくうんうん力んでたら、やっとションベンが出始めて、腹から股の間、それから腰にかけて意外に熱いションベンが垂れていくんですよ。なんかやっちゃいけないことをやってるってすげえやましい気持ちがあるせいなのか、ぜんぜん気持ちよくないんですよね・・・
直:そんで、布団まで濡らしちゃったのか?
とも:出始めると止まらなくて、けっきょくぜんぶ出しちゃったから、もう股間も布団もグショグショで、オネショってこんなに濡れるんだって思った・・・
直:まあ寝ションベンは我慢できなくなってするから量は多いよね。
とも:したのはいいけど、なんか母に発見されるのがこわくて、濡れた布団の中でビクビクしながら、母が起こしに来るのを待ってた。
直:弟さんだけじゃなくて、ともまでオネショしちゃったら、おふくろさん驚いたんじゃないか?
とも:母は弟は朝はオネショしてるのはわかってるから、いきなり弟の布団の後始末をしながら、お兄ちゃんも早く起きなさいとか言ってるんですよ。俺は起きられなくてグズグズしてると、起きなさいっていって俺の掛け布団を母が一気にめくったんです・・・
直:そんで、お母さんは兄貴の布団にも寝ションベンを発見したんだ・・・
とも:俺のグショグショの布団を見て、母はお兄ちゃんまでオネショしてどうしちゃったのよ、ってなんか情けなさそうに言うんですよ。なんか布団を濡らして凹んでるのに、さらに情けなさそうな顔をされると、俺なんかいたたまれなくなってきましたね。

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ママとの会話・・・
引越の片付けもとりあえず日常生活に困らないくらいになったので、金曜の夜会社帰りに久しぶりに引越の報告を兼ねて**に行った。
ママ:直、もう引越終わったの?
直:3月末にしたよ。
ママ:引越手伝えなくてごめんね。
直:ママが来てくれたら、その怪力で重い荷物でもひとりで運んでくれるだろうから期待してたんだけどね。
ママ:ちからだったら自身があるわよ。って、なに言わせんのよ、か弱い乙女に・・・
直:自分で言ったんじゃないか、ったく・・・ それにどこを見てか弱いんだよ・・・
ママ:忙しかったから、ゴメンなさいね。
直:いいよ、引越屋のイケメンのお兄さんが何人も来てくれたから。
ママ:引越屋さんってからだおいしそうよね。
直:ママ、よだれが垂れてるぞ。
ママ:あんた、まさか食っちゃったんじゃないでしょうね。
直:ぼくはママみたいな飢えた熊じゃないし・・・
ママ:うるさいわねえ、いい男がいたらさっさと食っちゃわないと、すぐに逃げられちゃうわよ。
直:経験者は語る、か・・・
ママ:いいわよね、直は。翼が帰ってきたら新婚生活をおくる愛の巣なんでしょ。
直:そうれはそうだけど、ママの言い方、なんかやっかんでない?
ママ:いいわねえ、愛の巣で、愛欲のかぎりをつくすんでしょ。
直:ママ、目が据わってこわい・・・ まあそうだといいけど、翼はけっこうあっちのほう淡白だし・・・
ママ:あんたが淫乱すぎるのよ。
直:ひでえ言われ方・・・
ママ:翼が直はあっちが好きすぎて困るときがあるって言ってたわよ・・・
直:ぼくは普通だと思うけどね、翼のほうが淡白すぎる・・・
ママ:気をつけなさい、性の不一致は別れるもとになるわよ。
直:といっても、むりに翼にさせるわけにもいかないだろう?
ママ:まああんたは一人エッチでもしてるのが、お似合いよ。
直:それも翼がするなって言うんだよね・・・
ママ:あらあら、それで、あんたはときどき飢えた狼になって浮気をしちゃうのね・・・
直:ママ、わかってくれる?
ママ:あんたの生理はわかったけど、そんなことしてると、翼に愛想つかされるわよ。
直:ママ、おどかすなよ・・・
ママ:まあ、あんたが翼に捨てられたら、あたし的にはいい気味なんだけど。
直:性格わる~・・・
ママ:あんたに言われたくないわよ。
直:いっしょに住むようになったら、監視きつくなりそうだし・・・
ママ:今のあんたは糸の切れたタコみたいなもんだから、ちょっとは監視されたほうがいいのよ。それにしても翼はどうしてあんたみたいな、すっとこどっこいがいいのかしらね。翼だったら、あんたよりずっと条件のいい男、選り取り見取りなのにね、謎だわ・・・
直:そりゃあ、ぼくが魅力的だから、なんてね・・・
ママ:あんたのどこを探せば魅力なんてあるのよ、まあ外見は悪くないけど、性格はグダグダだし、年中さかりがついてるし、口は悪いし・・・
直:言いたいこと言いやがって・・・
ママ:愛の鞭よ。
直:いらねえよ、そんなもの。
ママ:悪い子はお尻ぺんぺんよ。
直:ママ、そんな趣味あったのか、知らなかった・・・
ママ:あんたの尻なんか頼まれてもたたいてなんかやんないわよ。
直:誰がママにそんなこと頼むか。
ママ:そういうと、今月から新しい子が入ったのよ。
直:そうみたいだね。
ママ:紹介するわ。
そう言ってママは新人の子を呼んだ。
ママ:4月から来てくれている、けんくん、ぴちぴちの専門学校生よ。そんで、こっちは昔からのお客さんで、直さんよ。
けんくん:けんです、よろしくお願いします。
直:直です、よろしくね。それにしても、ママ、かわいい子が来たじゃん。
ママ:あら、直のタイプだった? でもウチの子に手を出さないでね。
直:出さねえよ、それよりママこそ、へんなことして愛想尽かされないようにね。
ママ:あたしだって、曲がりなりにも経営者なんだから、そこらへんのけじめはちゃんとしてるわよ。
直:そういやあ、飢えたママも、あんまり店の子には手を出してなかったっけ・・・
ママ:この子にすぐやめられたりしたら、経営者として困るでしょ。
けんくん:それに俺はママのタイプじゃないみたいだし・・・
直:それはよかったね、ママに気に入られると大変だからね。
ママ:純粋にヘルプとして来てもらってんだから。
直:ったく、楽しようとして・・・
ママ:いいでしょ、すこしぐらい楽しても。たまにはイケメンのお客さんとゆっくりしゃべったり、能天気なお客をからかったりしたいし・・・
けんくん:直さんって、イケてますもんね。
ママ:直は、からかって楽しむほうよ。
直:ひでえなああ、それが経営者の言うことか?
けんくん:直さんとママって仲いいんですねえ・・・
ママ:こんなの、ぜんぜんタイプじゃないわよ。
直:その言葉そのまま返す。
けんくん:なんかふたりですぐにコントができそう。
ママ:あたしはもうすこし直をからかってるから、けん、あんたはあっちのお客さんの相手してて。
直:いい子みたいじゃない、顔もイケてるし。
ママ:でも、まだまだよね、もうすこしみがかないと、なかなかこういう客商売はたいへんだから・・・
直:おっ、めずらしく経営者みたいな言葉・・・
ママ:うるさいわねえ。そういえば、翼の帰国が延びたんだって?
直:そうなんだ、なんか急にやめちゃった人がいて、その代わりが来ないから、しばらく帰国できないみたいだよ。
ママ:翼は誰かさんと違って、仕事ができるから、いろいろ大変よね。
直:誰かさんて、誰のことだよ?
ママ:さあ誰かしらねえ、直、心当たりがあるみたいじゃない?
直:ぼくだって仕事くらいちゃんとしてるからね。
ママ:あたしだったら、直に仕事頼むくらいだったら、猫にでも頼むわ。
直:ぼくは猫の手以下か!
ママ:あら、よくわかってるじゃない。
直:ったく、言いたい放題だな・・・
ママ:これでも言い過ぎないように気にしてるのよ。
直:どこがだよ、ったく・・・
けっきょくいつものようにママと不毛な会話をしてしまっていたけれど、不思議と気分が軽くなっていた。

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ゆうまさんの頼みごと(続き)
翌朝早く、ぼくは尿意で目を覚ました。となりにはゆうまさんが眠っていたので、ここで漏らすのはまずいと思い、とりあえず急いでトイレに行って、膀胱を完全にからにした。ベッドの戻ってもう一度寝ようとしたが、なぜか眠れなかった。しかたないので起きだして、服を着て別荘の外の空気を吸いに出た。早朝の冷たい高原の空気が爽やかだった。ぼくは林の中を散歩した。しばらくすると、早朝のジョギングをしている玲さんに出会った。
直:お早う、走ってるんだ・・・
玲さん:とりあえず毎朝走ってるから・・・
直:ぼくは散歩するから、走っていいよ。
玲さん:もうけっこう走ったから・・・ クールダウンにいっしょに歩いていい?
直:もちろんいいよ。
玲さん:直さんとゆうまさんって、もう長いんですか?
直:う~ん、それをきくか・・・ 
玲さん:どうしたんですか、なんかけっこういい感じだったんで・・・
直:じつはね、ぼくはゆうまさんの相手じゃないんだよ・・・
玲さん:どういうことですか?
直:なんか今回別荘に招待するのがカップルばっかりだから、ゆうまさんに頼まれて恋人役をしてるんだ。あっ、これは誰にも秘密だよ。
玲さん:なんだ、直さん、俺と同じじゃないですか・・・
直:じゃあ玲さんも頼まれて・・・
玲さん:まあそれに近い感じかな・・・
直:やっぱそうなんだ、なんかアンバランスなカップルだなって思ってたけど・・・
玲さん:俺、ホントは出張ホストなんですよ、このところ克久さんの専属みたいになってるけど・・・ 
直:ふうん、そうなんだ、たいへんだね。
玲さん:直さんもそっち系の仕事?
直:ぼくはそんな仕事ができるほどイケてないよ・・・
玲さん:直さん、イケてますよ、じゅうぶんやっていける・・・
直:ははは、まあウソでもうれしいよ。でもそう言う仕事ってけっこうたいへんだろう?
玲さん:はっきりいって、克久さんは俺のタイプじゃないし、金持ってるくせにけっこうケチだし・・・
直:金を浪費するようじゃ金持ちになれないだろう?
玲さん:あっ、そうか・・・ ゆうまさんはどうなの?
直:そっちのほうはよく知らないけど、けっこうしっかりしてる感じだよ。
玲さん:そうなんだ、でも見かけは克久より数段上だよね。ゆうまさんて決まった相手いる?
直:なんかあんま決まった相手を作らないみたいだよ。
玲さん:そうなんだ、でも乗り換えちゃおうかな・・・
直:本気でゆうまさんの相手になりたいんだったら、多少は協力するけど・・・
玲さん:俺もいい人がいたらそろそろ落ち着くのもいいかなって、こういう仕事って20代後半になるとだんだん売れなくなってくるんだよね、だからその前に・・・
直:でもゆうまさんは色仕掛けじゃ騙せないよ、本気でいかないと・・・
玲さん:ゆうまさんの相手になれたら、俺としては玉の輿なんだけどね・・・
直:じゃあ本気だって言うならガンバってごらんよ。
玲さん:直さんって、不思議な人だね。直さんのことを口説いちゃおうかな・・・
直:ぼくはゆうまさんみたいにリッチじゃないよ、それに決まった相手がいるし・・・
玲さん:そうなんだ、やっぱり相手がいるんだ、直さんってなんか尽くしてあげたいって感じするもんなあ・・・
直:ぼくのことはどうでもいいけど、ゆうまさんを騙すようなことはするなよな。
玲さん:うんわかった、口説くときは本気でいくから・・・
そう言うと、玲さんは急にぼくに近寄ってきて、軽くキスをした。
直:なに、キスなんかして・・・
玲さん:俺なんかとちゃんとまじめに話してくれたから、お礼のキス。
直:キスうまいからドキドキしちゃったよ。
玲さん:直さんもけっこうタラシ?
直:へっ、なんで?
玲さん:まったく自覚がないんだ・・・
直:なんだよ・・・
玲さん:わからないならもういいよ。はいもう一回おまけのキス。
こんどはすこし濃厚なキスを玲さんはしてきた。
玲さん:直さん、感度いいっスね・・・
直:ば~か、玲さんがキスうますぎるんだよ。
玲さん:こんなんでよければ、いつでもお相手しますよ、直さんなら格安で・・・
直:バカヤロウ、こんなところで営業するな・・・
玲さん:ウソウソ、直さんとなら商売抜きでお相手したいな・・・
直:まったく・・・
年下の男にいいようにあしらわれたような気もしたが、玲さんは基本的には感じの悪いやつではなさそうだとぼくは思っていた。
別荘に戻ると、まだゆうまさんは起きていなかった。ぼくはそっとベッドに入って、ゆうまさんの横に寝ようとすると、ゆうまさんがちょうど目を覚ました。
ゆうまさん:なんだ、もう起きてたのか・・・
直:うん、ションベンしたくて、トイレ行ってた。
ゆうまさん:今朝は寝ションベンしなかったんだ・・・
直:しねえよ、だってゆうまさんの大切なお客さんがいるときに、できるわけないじゃんか・・・
ゆうまさん:なんかグッとくることをサラっと言うね、直は・・・
直:どうしたんだよ、ぼくに惚れちゃいそう?
ゆうまさん:マジで惚れそうになった・・・
直:残念でした、ぼくはもう売約済だもんね。
ゆうまさん:ホント残念、直なら俺とうまくやっていけそうな感じがした・・・
直:ゆうまさんならそのうちきっといい相手が見つかるよ。
ゆうまさん:そうだといいけどね・・・
そんな事を話していると、また入口のチャイムが鳴った。
ゆうまさん:もう9時だ、朝食が来たみたいだから、直、ちょっと出られる?
直:今朝はだいじょうぶ、もう朝立ちおさまってるからね。
ゆうまさん:じゃあ頼む、テラスに並べてもらってくれ。
ぼくは入口の扉を開けて朝食を運んできた人を中に入れた。6人分ということで、二人で運んできていた。テラスのテーブルの上にてきぱきとセッティングして、係の人はさっさと帰っていった。ゆうまさんがお客さんたちに朝食の準備ができたのを伝えに行った。
しばらくして、克久さんと玲さんが部屋から出てきた。
ゆうまさん:おはよう、よく眠れたか?
克久さん:気持よく眠れたよ。ミシェルたちは食べないのか?
ゆうまさん:ゆっくり寝たいってさ・・・
克久さん:昨夜頑張りすぎて起きられないってか・・・
ゆうまさん:そうかもな・・・ おまえんとこはどうなんだよ。
克久さん:ウチは清いもんだよ、玲のやつはさっさと向こう向いて寝ちまうしさ・・・
玲さん:夜更かしはお肌の大敵だもん・・・
克久さん:ゆうま、おまえこそどうだったんだよ、がんばったのか?
ゆうまさん:昨日は、直にはピアノの演奏やら料理とかで頑張らせて疲れさせたから、先に寝かせたよ。
克久さん:なんだ、ゆうまのとこもウチといっしょか・・・
玲さん:そうみたいだね・・・
そう言って玲さんはぼくに向かって目で共犯者の合図をしてきた。まあどっちのカップルもニセカップルという点ではいっしょだからだ・・・
朝食の後、昨日の夜の食事でつかった調理器具は食器をゆうまさんが洗うといってキッチンに行った。ぼくもいっしょに洗おうとしてキッチンに行こうとしたのだが、ゆうまさんが来る必要ないと言ったので、サロンにそのままいることになった。ところが玲さんが俺も手伝いますよといってゆうまさんを追ってキッチンに入っていった。どうも玲さんはゆうまさんの攻略を始めるつもりのようだ。サロンで克久さんとふたりきりになったので、克久さんがぼくに話しかけてきた。
克久さん:ゆうまと仲良さそうだね。
直:はあ、まあ・・・
克久さん:もちろんゆうまがタチだよな、まさかあんたがタチってことはないよな・・・
直:はあ、それはご想像にまかせます・・・
克久さん:そんなこと言ったら、俺すげえ想像するぞ、いいのか?
直:どうぞご勝手に・・・
克久さん:どうせあんたもゆうまの金目当てなんだろうけど、言っとくけどあいつはケチだから、恋人にもたいして金は使ってくれないぞ・・・
直:じゅぶん使ってくれてますけど・・・
克久さん:ホントか? ケチなゆうまがなあ・・・
直:失礼しますね、ちょっと部屋に戻りますから・・・
ぼくは克久さんと話すのが嫌になってさっさと立ち上がって部屋に戻った。ゆうまさんの知り合いでなかったら、話している最中に克久さんの顔を平手打ちにしていたかもしれない。それにしても玲さんはいくら商売とはいえ、こんな男の相手をできるなんてさすがだなと思ってしまった。
しばらくすると玲さんが部屋に入ってきた。
直:食器洗い終わったの?
玲さん:そんなにたくさんあるわけじゃないからすぐ終わった。直さんにはいこれ・・・
直:なに?
玲さん:俺のメアド。直さんのも教えて下さいね。
直:いいけど・・・
ぼくはメアドを書いて玲さんに渡した。玲さんそれを受け取るとすぐに部屋を出ていった。玲さんからもらったメモのメアドの下には、メールくれるとうれしいです、と書かれてあった。
昼過ぎにお客さんたちはそれぞれ帰っていった。
午後、ゆうまさんが昼寝をしようと言ったので、ぼくたちはベッドに横になった。
ゆうまさん:直、いろいろありがとうな。
直:べつにたいしたことしてないし・・・
ゆうまさん:なんか今回は直を見なおしたよ。
直:じゃあ今まではどう思ってたんだよ・・・
ゆうまさん:見かけは悪くないけど、いい年してガキっぽくて寝ションベン垂れで・・・
直:ひでえ・・・
ゆうまさん:だから直が意外にしっかりしているのがわかったってこと・・・
直:今ごろわかったんだ・・・
ゆうまさん:バ~カ、寝ションベン垂れのくせに・・・
直:ひでえ、そんなに言われたら、今度はすげえの垂れてやるからな・・・
ゆうまさん:ほら、今回のお礼のキス。
直:キスだけ?
ゆうまさん:直は何がしたのかな・・・
直:気持いいこと・・・
ぼくたちは昼間だったけれど、気持ちのいい行為に熱中していた。ぼくたちはいろんな気持ちのいいことをやりまくった。今までゆうまさんとはそれほどいいエッチが出来なかったのがウソのように、何をすればお互いに気持いいのかなんでもわかっているような気がしていた。ぼくたちは時間を忘れて快楽を貪った。そして二人とももう極限まで気持ちよくなって、そして同時に激しく爆発をした。ぼくたちは大量の精液をぶちまけていた。
ゆうまさん:なんかすげえよかった・・・
直:ぼくも・・・
ゆうまさん:直がこんなに感じやすいなんて・・・
直:ゆうまさんがいろいろしてくれたから・・・
ゆうまさん:なんかよすぎてクセになりそう・・・
直:ゆうまさんって意外にエッチ上手なんだ・・・
ゆうまさん:意外にはないだろう・・・
直:あっそうか・・・
ゆうまさん:バ~カ、まったく直は・・・
ぼくたちはそのまま裸のまま抱き合って昼寝をすることにした。気持ちのいい昼寝だった。
夕方、ぼくたちは車で東京に戻るために高速に乗った。ぼくは助手席で眠ってばかりいた。そしてマンションまで送ってもらって、そのまま帰るゆうまさんと別れたのだった。

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ゆうまさんの頼みごと
平日のある夜、めずらしくゆうまさんから電話がかかってきた。
ゆうまさん:もしもし、直?
直:その声はゆうまさん。
ゆうまさん:そうだよ、直、おまえぜんぜん連絡してこないな。
直:だって用ないもん。
ゆうまさん:まったくすぐそれだ。
直:そんでどうしたの?
ゆうまさん:今度の三連休、直はどうする予定?
直:う~ん、とくに決めてない。
ゆうまさん:ひまなら、また別荘に行かないか?
直:いいけど、わざわざ誘ってくるなんて、どうしたんだよ?
ゆうまさん:実はちょっと直に頼みたいこともあってさ。
直:なに、頼みって?
ゆうまさん:ちょっと今度の三連休、友人を別荘に招待したんだよ。
直:どんな友達?
ゆうまさん:まあいろいろのつながりのだよ。
直:ああ、今どきのセレブとか言われてる人たちのことね。
ゆうまさん:そのなかでもこっち関係の友人・・・
直:そんで、そのこととぼくとどういう関係があるんだよ。
ゆうまさん:直、頼む、別荘にいる間、俺の恋人役やってくれ。
直:いきなりだね。
ゆうまさん:直には悪いんだけど、恋人役頼んでたヤツが急にダメになって、それでもう直しか頼めなくて・・・
直:まったく困ったときだけ連絡してくるんだから・・・
ゆうまさん:友人は二人来るんだけど、それぞれ恋人連れてくるって言うから、俺だけひとりというわけにいかないだろう・・・
直:恋人役って、どんなことをすればいいんだよ。
ゆうまさん:設定としては、もうけっこう長く付き合っている恋人なので、ベタベタするような関係ではなくなってて、でも信頼し合ってるって感じで・・・
直:それってけっこう難しいじゃん・・・
ゆうまさん:まあ、直なら料理もできるし、会話もできるし・・・
直:普通にしてればいいんだね。
ゆうまさん:それから、エレピでミニコンサートもやってくれるといいだけどね・・・
直:まあそのくらいならできないことはないけど・・・
ゆうまさん:直、頼む、今回だけは俺の頼みきいてくれよ・・・
直:しかたないなあ、できるだけ恋人役やるけど、バレたって知らないからな。
ゆうまさん:やっぱ直は頼みがいがあるよね、安心した。
けっきょくゆうまさんに強引に頼まれてしまい、ぼくはしかたなく金曜の12時過ぎという深夜から、ゆうまさんの車で別荘に出かけたのだった。
ゆうまさん:直、こんな時間に悪いな。
直:でも2時すぎには着けるだろう?
ゆうまさん:まあその頃ならだいじょうぶだろう・・・
直:頼まれた食材買っといたよ。
ゆうまさん:悪い、忙しくて買いに行く時間なくて・・・
直:フォアグラは買えたけど、トリュフは買えなかったからね。
ゆうまさん:フォアグラがあればいいよ。
直:まったくフォアグラさえあればいいみたいだね。
ゆうまさん:いいんだよ、どうせたいして味なんかわからない連中だから、高いものさえ食わせてればいいんだよ・・・ ワインは何か買ってきてくれた?
直:ぼくの飲みたかったのを買ってきたよ。
ゆうまさん:なに?
直:赤はラ・ロッシュ、白はモンラッシェ。
ゆうまさん:名前はちょっときたことがあるけど、それいいのか?
直:どちらもロマネ・コンティと同じ最高クラスのワインだからね。
ゆうまさん:グランクリュならいいよ・・・
順調に高速は流れていたので、予定通り2時過ぎにはゆうまさんの別荘に着いた。
ゆうまさん:俺、もう限界、シャワー浴びたらすぐ寝るよ。
直:ぼくもそうするよ。
交代でシャワーを浴びて、ぼくたちはベッドに入った。
ゆうまさん:今夜は別のベッドで寝てもいいんだよ。
直:今夜はゆうまさんといっしょに寝たい。
ゆうまさん:俺は眠いから、すぐに寝るぞ、だから・・・
直:いいよ、となりで寝るだけで・・・
ゆうまさん:ったく、直はそうやってタラしてるんだ・・・
直:だってゆうまさん、今夜はいつもよりやさしいんだもん・・・
ゆうまさん:ほら、寝るぞ。
ぼくたちはからだを寄せ合ってベッドに横になった。ほんとうにゆうまさんは疲れていたのか、すぐに熟睡してしまった。
翌朝、9時にぼくたちは玄関のチャイムで起こされた。
ゆうまさん:もう9時になったんだ・・・
直:だれか来たのかな・・・
ゆうまさん:朝食9時に頼んでたら、それじゃないかな・・・
直:じゃあ、ぼくが出るよ。
ゆうまさん:直、ダメだ・・・
直:なんでだよ・・・
ゆうまさん:おまえ、そんなモッコリで出るつもりか?
直:げっ、朝立ちしてた・・・
ゆうまさん:俺が出るよ、直は寝てな。
しばらくして、朝食の用意ができて、持ってきた人が帰ってから、ゆうまさんがベッドルームに入ってきた。
ゆうまさん:朝メシの準備ができたぞ、直もそろそろ起きな。
直:もう9時過ぎちゃったんだね・・・
ゆうまさん:テラスに用意してもらったから、顔洗ったらおいで。
ぼくは洗面所で歯磨きをして顔を洗った。テラスに行くとテーブルの上に所狭しと朝食が並んでいた。
直:朝からすごいね。
ゆうまさん:食べられるだけ食べて、あとは残していいよ。
直:なんかゆうまさん、やさしいね。
ゆうまさん:まあ恋人同士のふりしなきゃならないからね。
直:まあこれならうまくいきそうだ。
ゆうまさん:とりあえず、頼むな。
直:いいよ、任せておいて。
ゆうまさん:これからどうしようか?
直:お客さん来るのは何時頃?
ゆうまさん:3時頃来てくれって言ってある。
直:じゃあ午前中にピアノの練習しておくよ。
ゆうまさん:悪いな、頼む。俺は買い物に行ってとりあえず必要そうなものを見つくろって買ってくる。
ぼくは楽譜を出してピアノの練習を始めた。初めて聴く人たちだから、暗譜ができててすぐに弾けるレパートリーでいくつもりだった。3時間ほど練習して、なんとか1時間くらいの演奏はだいじょうぶそうだったので、ぼくは練習を終えた。
ゆうまさん:昼過ぎたけど、腹減った?
直:朝食べ過ぎたからぜんぜん減らない。
ゆうまさん:俺も同じ。
直:カフェオレでも飲もうか?
ゆうまさん:そうだね。
直:エスプレッソマシンはどこ?
ゆうまさん:そこを開けると入ってると思う。
カフェオレをゆっくり飲んでから、ぼくたちは足りない野菜とかの買い物に出かけた。帰ってきてから、サラダのドレッシングや、フォアグラ用のソースを作ったりした。3時ちょっと過ぎにゆうまさんの友人の一組がまずやってきた。なんかデザイナーだといういかにもごっついオネエ系のおじさんとその相方のちょっと神経質そうな30過ぎの男性が仲良く入ってきた。
オネエ系:あら、ゆうまちゃん、お招きくださってありがと。
ゆうまさん:こんなところですが、ゆっくりしていってください。ええと、こっちは直、初めてですよね。
オネエ系:あら、いい男ね、ゆうまちゃんも隅に置けないわね。
ゆうまさん:直、こちらがデザイナーのミシェルさん、と言っても純粋の日本人だけどね。こちらがお相手の哲平さん。
直:直です、よろしくお願いします。
ゆうまさん:とりあえず、お茶でもいかがですか?
ミシェルさん:そうね、お紅茶でもいただこうかしら・・・
ゆうまさん:哲平さんは?
哲平:同じでいいです。
直:じゃあ、ちょっと準備してくるよ。
ゆうまさん:悪い、頼む。
お茶を入れて出していると、今度はもう一組が到着した。なんかオタクが年をとったみたいな40歳くらいの小太りの男性のほうは、ブランド物の服を着ているのが、失礼ながら滑稽な雰囲気を醸し出しているという感じだった。ところがそのお相手は20代中ごろくらいの、テレビに出てもおかしくないような顔のスリムなイケメンなのが、ちょっとアンバランスだった。
ブランド服:ちょっと迷って遅くなった。
ゆうまさん:おまえらしいな。ええと紹介するよ、こっちが直。
ブランド服:いつのまにタラしたんだよ。
ゆうまさん:おまえには言われたくないよ。直、俺の仕事仲間の克久、そんでそっちは?
ブランド服:ええとこれが俺の恋人の玲・・・
直:初めまして、直です、よろしくお願いします。
とりあえず新しく来た二人にも同じ紅茶を出して、6人でしばらく話をした。そして4時になったのでぼくはコンサートの準備のために一度部屋に戻った。下に穿いているジーンズはそのままにして、上は襟のあるシャツを着て、その上にやわらかい生地のジャケットを羽織った。そして10分ほど瞑想して気分を落ち着けるようにした。そういていると、ゆうまさんが呼びに来たので、ぼくはみんなの待つサロンに入っていった。
ゆうまさん:これから直がミニコンサートをします。何を弾いてくれるのかは、直本人からどうぞ・・・
直:ええと、今日はミニコンサートということで、1時間ほどのプログラムを用意してきました。とりあえずモーツアルトとフランクを弾きます。
ぼくは最初の曲は、ちょっと弾く前に時間をかけてから、弾き始めた。すこし夕方になりかけた時間に弾くモーツアルトのソナタは、なぜか思ったよりも明るい演奏になった。
弾き終わると一度ぼくは引っ込んで、すこしエネルギーをチャージしてから、またサロンに出た。そして今度はフランクを弾き始めた。これも思いの外うまく弾けて、無事に終了することができた。そしてアンコールにトロイメライを弾いてミニコンサートを終えた。
その後は、まずは食前酒ということで、別荘にあったペルノで乾杯をした。その後ぼくとゆうまさんはキッチンに入って食事の準備をした。前菜としてまずはサラダニソワーズを作った。そしてスープは市販の缶詰を利用して簡単に作り、フォアグラは焼けばいい状態にしておいた。
夕食時になったので、まずは前菜を食べながら、モンラッシェを飲んだ。ワインにうるさいと言うオネエのミッシェルさんもいいワインねととりあえずはほめてくれた。
そしてスープを食べたあと、またぼくとゆうまさんはキッチンに行って、フォアグラの仕上げをした。なんとかうまく焼くことができた。みんなの前に出すと、けっこういい反応があった。
ゆうまさん:今日のメインは、フォアグラのフランボワーズソースがけ、直のオリジナルレシピ。
克久さん:これは凄い、ゆうま、おまえ、すげえ相手を見つけたな、ピアノは弾けるし、料理はシェフ並だ・・・
直:ふだんはこんなものは作ってませんよ。
ミシェルさん:フォアグラのフルーツソースはよくあるけど、フランボワーズはどうかな・・・ まあいいわ、ラ・ロッシュがあるなら・・・
ゆうまさん:まあ、とにかく食ってみてくれよ。
克久さん:うまいよ、ワインも最高だし・・・
ゆうまさん:ワインも直が選んでくれたんだよ。
ミシェルさん:あら、思ったよりおいしいわ、ワインもいいセレクトだし・・・
直:メインがフルーツのソースだから、ワインもちょっとフルーツの香りの入ったものを選んでみました。
玲:これ、すげえウマいですよ。克久はこんなうまいもの食わせてくれないもんなあ・・・
克久さん:なんだよ、いつもフォアグラ食わせてやってるのに・・・
玲:こんなにおいしいの食わせてもらってない。
とりあえずフォアグラが好評だったので、ゆうまさんから頼まれたことはちゃんとできたと安心した。
デザートとコーヒーのあと、フィーヌを飲んででコーヒーを押し出して、夕食会は終った。
ぼくはピアノ演奏と料理、そして夕食時の会話に疲れきっていた。シャワーを浴びてゆうまさんの部屋に戻ると、そのままベッドに崩れ落ちるように横になった。
ゆうまさん:直、今日はいろいろありがとうな・・・
直:とりあえず、頼まれたことはちゃんとやったからね。
ゆうまさん:思った以上にやってくれて、すげえうれしかったよ。
直:ゆうまさんもあんな人達と付き合ってるなんて大変だね。
ゆうまさん:直は彼らがあんまり好きじゃないみたいだね。
直:ミシェルさんはなんか感じよくないし、お相手の哲平さんはちょっと暗いんだよね。それから克久さんはなんかオタクっぽいし、玲さんはきれいだけどなんか克久さんを軽く見てるような感じ・・・
ゆうまさん:直は、ぼーっとしてるようで、意外にちゃんと見てるよな・・・
直:あっそうか、ゴメン、ゆうまさんの友達だった・・・
ゆうまさん:友達ねえ、まあ友達かあ・・・ とにかく直、ありがとう。お礼のキス。
直:なんか初めてゆうまさんが心のこもったキスをしてくれたって感じ・・・
ゆうまさん:そうかな・・・
直:まあいいや、眠いから寝る。
ゆうまさん:はいはい、お疲れさま・・・
ぼくはいつになくやさしい雰囲気のゆうまさんに包まれるように気持ちよく眠ってしまっていた。

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ゆうまさんに誘われて・・・
先週、めずらしくゆうまさんから電話がかかってきた。
ゆうまさん:直、おまえ、ぜんぜん連絡してくれないのな。
直:だって、急ぎの用なかったし・・・
ゆうまさん:しかたねえから、俺のほうからかけてやったんだぞ。
直:でも電話くれて、うれしいけど・・・
ゆうまさん:ホントに喜んでるのか?
直:疑り深いんだから、ゆうまさんは・・・
ゆうまさん:まあいい・・・
直:そんで今日はなんの用なんだよ?
ゆうまさん:直、おまえ、こんどの週末、どうせひまだろう?
直:なんか、すげえムカつく言いかた・・・
ゆうまさん:なんだかんだ言ってもどうせひまなんだろ?
直:まあそうだけど・・・
ゆうまさん:直、とりあえずこんどの金曜の夜、俺んとこに来いよ。
直:いいけど、急にどうしたの?
ゆうまさん:秘密、来たときに驚かせてやる。
直:行ったとたんにゆうまさんに無理やりやられちゃうとか?
ゆうまさん:ば~か、なに想像してんだよ、直はスケベだなあ・・・
直:秘密なんて言うから想像するだろうが、ふつう・・・
ゆうまさん:とにかく直の喜ぶことがあるから、とりあえず金曜においで。
直:思わせぶりで、なんか気になるなあ。
ゆうまさん:疑り深い直もぜったい喜ぶと思うから・・・
直:そんで金曜日、何時ごろ、行けばいいのさ?
ゆうまさん:10時すぎなら、帰ってると思う・・・
直:わかった、**で飲んでから行く。
ゆうまさん:じゃあぜったいに来るんだぞ。

そして金曜の夜、ぼくはまず**に行った。
ママ:あら、直、今夜はひとり? 王子様たちは来ないの?
直:なんかその言い方、ぼくには来てほしくなくて、利彰たちに来て欲しいみたいだけど・・・
ママ:あら、鈍感な直にしてはするどいじゃない?
直:はいはい、おじゃま虫だけが来て、すみませんねえ・・・
ママ:まあ、直ったら、スネちゃって・・・
直:いいから、とりあえずビール!
ママ:それで王子様たちはどうしてるの?
直:ふたりとも夏休みは語学留学でイギリスに行ってるよ。
ママ:そうなの、さみしいわねえ・・・ 
そのときぼくの携帯にゆうまさんから電話がかかってきた。
ゆうまさん:直、今どこ?
直:**にいるよ。
ゆうまさん:仕事がおして、11時くらいになる。
直:べつにいいよ、ママとおしゃべりしてるから。
ゆうまさん:悪いな、じゃああとで・・・
直:じゃあね。
興味津々でぼくたちの会話を聞いていたママが言った。
ママ:直、誰からよ?
直:ゆうまさん、ママ、知ってるだろう?
ママ:あら、あんたたち付き合ってたの?
直:付き合ってなんかねえよ。
ママ:でも、あんた、このあと彼のマンションに行くんでしょう?
直:そうだけど、ゆうまさんに会うの、ほんと久しぶりだし・・・
ママ:でも、直は何回も彼と会ってるんでしょう?
直:ホントときどきだけどね。
ママ:彼って、こんなこと言っていいのかしら、なんか人を信用してないって感じなのよね。
直:確かにそんなところあるけどね・・・
ママ:どうも一回やっちゃうとすぐに捨てちゃうみたいよ・・・ けっこうレベルの高い子でも一回コッキリではいさようなららしいのよ・・・ 
直:ふうん、ゆうまさんってそういう人だったんだ・・・
ママ:あんたから連絡してるの?
直:違うよ、ぼくは連絡しなかったんだけど、ゆうまさんから電話がかかってきて、なんで連絡しないんだって怒られた・・・
ママ:まあ直は人畜無害だから、ゆうまさんも安心なのかもね。
直:なんか今日は驚かせてくれるって言ってたけど・・・
ママ:驚かせるってどういうことかしらね、あんたも変なことされないように注意しなさい。
直:注意ったってゆうまさんのほうも、べつに変態的な趣味があるわけでもなさそうだし・・・
ママ:あんたはホント警戒心ってものがないわよね。
直:べつにユウマさんを警戒する必要ないし・・・
ママ:まあいいわ、でも翼を怒らせるようなことだけはしないでね。
直:しねえよ。
そのあと、顔見知りの常連客と話たりして、時間をつぶし、11時ごろにぼくは店を出て、ゆうまさんのマンションにむかった。
ゆうまさん:直、今来たばかり? 待たなかった?
直:ぼくも今来たばかり。
ゆうまさん:直はけっこう飲んでるな・・・
直:だって、予定より待たされたんだもん。
ゆうまさん:なんか飲むか? 俺も飲みたいし・・・
直:もうお酒はいい・・・ ウーロン茶ある?
ゆうまさん:生茶しかないけどいい?
直:いいよ。
ぼくは生茶で、ゆうまさんはビールでとりあえず乾杯をした。
直:驚かせるって言ってたけど、なに?
ゆうまさん:いいもの買ったんだ・・・ そこにかかってる布をとってみろよ。
リビングのソファーの後ろに、テーブルのようなものに布がかけられてあった。
直:なに、これ?
ゆうまさん:いいから布をめくってごらんよ。
そう言われてぼくはかかっていた布を持ち上げた。下からはなんと電子ピアノが出てきた。
直:これ、ひょっとして電子ピアノ?
ゆうまさん:そうだよ、ふたを開けてごらんよ。
鍵盤のふたを開け、そしてグランドピアノのふたのようにさらに持ち上げると、その下は鮮やかな赤いボディがあらわれた。
直:おお、カッコいい!
ゆうまさん:だろ、最初は赤はどうかなと思ったんだけど、部屋に置いてみると、なんかすげえ引き立つよね。
直:ここは広いから、こういう強い色でもじゃまじゃないし、なんかちょっと無機質のインテリアに生気が出てきた感じがする・・・
ゆうまさん:気に入った?
直:ちょっと弾いてみていい?
ゆうまさん:もちろん、弾いてもらうために直に来てもらったんだから。
ぼくは電子ピアノに向かって、モーツアルトを弾いた。
ゆうまさん:このピアノ、どう?
直:すげえ弾きやすい、音もきれいだし・・・
ゆうまさん:実はこれ、中古なんだよね・・・
直:うそっ、まるで新品じゃん、これ・・・
ゆうまさん:ちょっとつてがあって、安くしてくれるって言うから二台とも買った・・・ ちょっと心配だったんだけど、いいもので良かった・・・
直:安かったって、これもとの値段、けっこうするんじゃないの?
ゆうまさん:こんなにうれしそうに直が弾いてくれから、それだけで買ってよかったよ。
直:そんでもう一台は?
ゆうまさん:車に積んである・・・
直:どっか持ってくの?
ゆうまさん:八ケ岳の別荘に置こうかと思って買ったんだけど、直が気に入ったんだったら、直にあげることにしようかな・・・ もらってくれる?
直:こんな高いものをはいそうですかって、もらえるわけねえだろうが・・・
ゆうまさん:俺としては直がもらってくれるとうれしいんだけどね。
直:いいよ、最初にゆうまさんが考えたとおり、別荘に置きなよ。あそこもこれを置くとすごくよくなると思うよ。
ゆうまさん:まあしかたないか、直にあげるのはあきらめて、別荘に置くよ。そんで、明日別荘に持って行くつもりだけど、直もいっしょに行くだろう?
直:そんで週末あいてるかって聞いたのか・・・ いいよ、高原は気持いいし・・・
ゆうまさん:じゃあ、明日、7時過ぎには出発するぞ。
直:ずいぶん早いね。
ゆうまさん:朝食は石川で食べるつもりだから、起きたらすぐに出ればいい。
直:早いなあ・・・
ゆうまさん:ほら、寝過ごすといけないから、もう寝よう。寝る前にちゃんとトイレ行けよ、明日の朝は起きたらすぐ出発しなきゃならないんだから、寝ションベンなんか垂れるなよな。
直:するか!
ぼくたちはトイレに行ったあと、冷たいくらいに冷やされたベッドに横になった。寒いくらいなのでぼくは自然にユウマさんにくっつくようにして寝ていた。そしてだんだんと眠りに引き込まれていった。

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