世界地図は夜作られる
男のオネショについて、あんな事こんな事(体験談や思い出等)を語り合いましょう。ゲイ表現が含まれていますのでご注意ください。
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初めて会った子と(1)
ゴールデンウィークが終わったあとの2週間は仕事に追われてあっという間に終わってしまった。金曜日はノー残デーなのでなんとか6時くらいには会社を出て、久しぶりで**に飲みに行った。金曜日でも時間が早いせいかそれほど混んではいなかった。
ママ:あ~ら、直、久しぶりじゃない、生きてたのね。
直:まったくなんて挨拶なんだよ、とても客商売をしてるとは思えない・・・
ママ:あら、直ったら、今夜はつっかかってくるわねえ、生理なの?
直:なんでぼくが生理なんだよ。
ママ:だって、なんかめずらしくイライラしてるわよ。
直:ゴールデンウィーク開けで、チョー忙しかったからね、そのせいかな。
ママ:まあ、直の会社って猫の手も借りたいほど忙しの?
直:なんかひっかかる言い方だなあ・・・
ママ:直にはそのくらい言ったほうがいいのよ、少しは元気が出たでしょ。
直:そんなふうに元気が出ても、うれしくない・・・
ママ:直が元気ないと張り合いがないわねえ、いじめ甲斐がないじゃないの。
直:まったくそんなことばっかり言ってるから男に逃げられるんだぞ。
ママ:まあ失礼ねえ、この前の男はあたしの方からたたき出したのよ。
直:そんで今のママは腹を空かした熊になってるってわけね。
ママ:なんとでも言いなさい、でもホントこのところ男日照りで、最悪直でもいけちゃうくらいなのよ。
直:うへっ、熊の餌食にだけはなりたくない・・・
ママ:まあ直に手を出すようになったら、あたしもおしまいだけどね・・・
直:ふん、こっちだってママにだけは食われたくないもんね。
ママ:ホント、直はかわいくないわねえ・・・
ぼくの座っている席からひとつおいたところに20代後半くらいのリーマンが座っていた。まだなんとなくこの店の雰囲気に慣れていなような感じだった。ちょうどリーマンの前のグラスが空になったので、ママが次のオーダーを取るために話しかけていた。
ママ:同じものでいい?
リーマン:次は水割りお願いします。
ママ:ああそうだわ、あなたたち初めてでしょう?
直:たぶん初めてだと思う。
ママ:こちらはマサさん、それでこっちは直。
直:どうも・・・ あんまこの店では見かけないよね。
マサ:4月から東京に転勤で、だからここは3回目くらいかな。
直:そうなんだ・・・
マサ:なんかいいですね、ママさんと仲良しで・・・
直:けっこう長い付き合いだからね、ここのママとは・・・
ママ:そうなのよ、直はこの店の開店当時から来てくれてるわねえ。
マサ:じゃあ、直さんはすげえ若い頃からここに来てたんだ・・・
直:まあね、となりの席に移ってもいい?
マサ:ああ、どうぞ。
直:転勤でこっちに来たんだ、東京は慣れた?
マサ:まあ、今のところ会社と寮との往復だけみたいな生活だから、たまにこのへんに来るのが楽しみで・・・
直:出会いとかなかったの?
マサ:今日初めてイケてる人に出会ったって感じ・・・
直:うそ、だってその顔だったらいくらでも男が寄ってくるだろう・・・
マサ:別に高望みしてるわけじゃないけど、なんか寄ってくるのはタイプじゃない人たちばっかだった・・・
直:まあ、確かにそういう傾向はあるけどね。
マサ:そうでしょう、やっぱ直さんはわかってくれた。
直:でも、マサさんはどういうタイプがいいの?
マサ:マサさんって変な感じ、直さんだったらマサだけでいいですよ。俺のタイプですか、そうですねえ、いっしょにいて安心できる人がいいなあ。
そんなとりとめのないことを話しながらも、なんとなく話が会うなとお互いに思い始めていた。
直:今日この後予定ある?
マサ:とくにないですけど・・・
直:ぼくんちに来ない?
マサ:行くだけなら・・・
直:じゃあ、決まり。
店もそこそこ混み始めたし、もう二人ともけっこう飲んでいたので、店を出ることにした。
地下鉄に乗って終点まで行き、そこからは飲み過ぎで少し眠くなっていたのでタクシーでうちに戻った。
部屋に入って、のどが乾いていたのでペットボトルのお茶を大量に飲んで、ぼくたちはすぐにベッドに横になった。
直:マサ、眠そうだね。
マサ:直さんだって・・・
直:寝ていいよ。
マサ:そんなこと言われたら、このまま寝ちゃいますよ。
直:いいよ。
マサ:直さん、やりたいんじゃないんですか?
直:すごくしたいんだけど、じつはぼくもけっこう眠い。
マサ:ホント、寝ちゃいますよ。
直:ぼくも寝るから・・・
そのとき、マサくんが少しからだを起こして、ぼくに軽くキスをした。
マサ:おやすみなさい。
直:気持よく眠れそう。
ぼくたちはその後すぐにぐっすりと眠ってしまっていた。

そして今朝起きたとき、ベッドは大変なことになっていた。となりではマサくんがまだ気持よさそうに眠っている。ぼくはマサくんを起こさないように静かにベッドから出て、パソコンに向かってこの記事を書き始めた。ベッドではマサくんがもうすぐ目を覚ますだろう。それにぼくの股間やふとももに貼りつくパンツの感触がけっこうもう冷たくなっていたのだ・・・ (つづく)

テーマ:GAY - ジャンル:アダルト

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